北京オリンピックサッカー日本応援〈大連その3）

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2008/08/07 - 2008/08/16

884位(同エリア1051件中)

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trippowerさん

１０日目
　昼過ぎの飛行機なので、ゆっくりしようと思ったが、やることが無いので、チェックアウトして、ホテルの前に止まっているタクシーを呼んだ。女性のドライバーだ。「Airport」といっても、その女性は、分かってくれない。しょうがないので、両手を広げて、飛行機のまねをした。分かってくれたようだ。
　飛行場に着くと、まだ、出発の２時間半くらい前だ。チェックインもやっていない。
　早めに行って、ＡＮＡのラウンジで一杯飲もうと思ったが、しょうがないので、ロビーの手すりに寄りかかって待った。
　やっと、チェックインが始まったので、ゴールドカードのデスクに行った。エコノミーのデスクは、チェックインする人が並んでいたが、さすがに、ゴールドの方には、私一人である。
　パスポートを係りの女性に渡すと、その女性が、ニコニコと、「本日は、エコノミー席が満席なので、ビジネスクラスにアップグレードしたいがいいですか？」といってきた。私は、無料航空券なので、ありえないと思ったが、すぐ、「是非お願いします」と返した。ラッキーである。
　最近は、厳しくて、仕事の出張でヨーロッパやアメリカに行っても、エコノミー席なので、ビジネス席は、久しぶりである。
　気分良く、チケットを貰い、パスポートチェックを終え、ラウンジに入った。
　まだ昼間だったが、ビールやワインなどを飲んで、くつろいでいると、ふと、お土産の荷物が無いことに気が付いた。手荷物検査のときに、レントゲンを通して、鞄だけとって、お土産の袋を、取り忘れたらしい。
　早速、手荷物検査のところに行くと、端っこに、私の荷物が、置いてあった。検査の係員に、「その荷物は、私のです」といったが、通じていなさそうだが、パスポートを見せると、渡してくれた。昨日の、封筒といい、今日のお土産といい、気が緩んでいるらしい。
　荷物もそろい、もう一杯飲むかと、ラウンジのソファーにゆったりしていたら、今度は、中国人の男が、私の名前を呼んでいる。時計を見ると、なんと出発時間になっている。
あわててその男と一緒に搭乗口まで、行き、飛行機に乗り込んだ。私が、最後の乗客であった。
ビジネスクラスは、前の方なので、後方座席の人には、見られなかったが、みっともないまねをしてしまった。
後半は、失敗続きであったが、怪我もせず無事に帰れたから、良しとするか。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（完）