原チャでゴー第４３弾−海越え山越え谷越えて　大塚国際美術館Vol.２−

2008/11/02 - 2008/11/02

いきなりシスティーナ礼拝堂で脳天一発超弩級のハンマーパンチを喰らい，かつて味わったことの無いカルチャーショックにメロメロ…。

無知とは恐ろしいものである，が，その反面，斯様な感動を享受できるのは無知ならでは特権では無いだろうか…ははは，無知は世界を制す！世界は俺のものだー！（こらこら，何でそんな展開になるのよ…？）

未だ大塚国際美術館の入口を潜ったばかり，これから何が俺を待っているのか，俺は何を目の当たりにするのか…。

ではでは，先に進むことにしよう…。

エリア 鳴門(徳島)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: バイク

エル・グレコ…倉敷の美観地区にある有名な喫茶店にちなんで名付けられました…こら！逆だろが！

と言うことで、エル・グレコの部屋…彼を代表する作品の数々が…らしい…飾られています、おー、何気にゴージャス…。

「受胎告知」

大天使ガブリエルから、神の子であるキリストの受胎を告げられる聖母マリア…。

「あー、おめでとうございます、ミス・マリア、妊娠３ヶ月ですね…。」…すいません、不謹慎でした…。

現存しているものにあくまでも忠実に、欠けたところがあれば、埋めることなく、ボケてるところは、ボケたまま…何だか俺のこと言われてるようで甚だ遺憾だが…。

フランス・ノアン=ビィック村の「聖マルタン聖堂壁画」

良く言えば風光明媚な、言い換えればど田舎と言うロワール地方の村に現存する壁画、ここで見なくして何処で見る…そりゃ、ノアン=ビィック村でしょ…って、普通フランス旅行する人は数多おれども、この壁画を見る為にど田舎に足を運ぶ酔狂な人が何人いるのだろうか…？

…ああ、何て素朴…。

さすがフランス…ど田舎にも掘り出し物があるのね…。

これでフランス人が高慢ちきな訳が分かると言うもの、って、自慢じゃないけど我が生涯に於いてフランス人と親しく話をしたこともなければ…

ん…？そう言えば、今年の６月に行ったマブール島で一つ屋根の下で寝起きを共にした（何だか…変な誤解を受けそうな文面だ）「パトリック」…フランス人じゃん…でも、全然会話が成立してねーじゃん…。

法王（…おいおい、本当かい？）とそのしもべ達…かな？

と言う訳で、この旅行記甚だ信憑性が希薄である、どの位希薄かと言えば、ファンタに含有される果汁位であろう…。（ファンタを愛飲されてる方々、気を悪くされぬよう頂きたい…。）

で、何故に斯様な事態に至ったかと言えば、偏に俺が解説を一顧だにせず、ただ無意味に、本人の好みだけに従って彷徨った結果にある…ああ、何と無責任極まる旅行記なのであろう、かつてこのようないい加減な旅行記が存在したのであろうか？否！天が許したとしても俺が許さぬ！…って、俺のことかー？ははは、今回は大目に見てやろう…。

あー、何で俺だけ床に転がされてるのよ…毎日毎日来る日も来る日も、数え切れない人達が踏みつけてゆくのよ、これってどーよ？エ？

孤独な王の憂鬱…（また勝手に命名して…良いのか？お前に良心というものは持ち得ていないのかー？）

あー、俺、裸の王様…あ、勘違いしないでね、ちゃんと裸って自覚してるからさ、何処かの馬鹿王と一緒にしないでね…で、暑いのよアテネって無茶苦茶、だからは・だ・か…なのにねー、誰も無関心なのよねー、俺の裸って魅力無いのかねー、たはは…俺って孤独…。

双頭の犬…相当に怖そ…今度は駄洒落かい？

おたくな２人

あー、俺さー、昨日アキバでさ出物見つけちゃったんだよねー、ジャーン！このフィギュアなかなかでしょ、エヘヘ…。

おー、何で俺誘ってくれなかったのよ？俺、おめーのその冷てーとこ、スゲー、むかつくんだけど…。

おいら〜は船乗り〜♪何で〜か知らね〜けど〜♪ブドウがふ〜さふさ〜の船に乗り〜♪七つの海を〜旅するのさ〜♪

…って，マジで食料はブドウだけかい？勘弁してくれよー！

古代系統展示コーナーにて、突如ほんわか和む絵画に遭遇…確かに縦横無尽にひび入りまくりで、歴史を感じずにはおれないのだが…これって、古代ですかい？

あー、何だかなー、癒されますわ…。

芸術の秋…なのに人疎ら…お陰でゆっくり観賞できる…でも、原チャなので帰りの時間を考えて駆け足での観賞…って、俺は何を言ってんだよ？

あー、しっかり解説を読みながらの観賞、これぞ芸術を鑑賞するにあって、あるべき姿なのでは…何処ぞのお馬鹿のように、闇雲に駆けずり回って何が芸術鑑賞と言えるのだろうか？否、否、彼には死をもってこの罪を贖ってもらうべきだ…エー？いきなり死ねってかい？

アレキサンダー大王

紀元前１００年頃の作品らしい、どおりでいたる所剥げちょろぴんで、肝心の大王様の影がすごーく薄い…可哀想な大王様、まさか後世に斯様な惨めな姿を晒すとは思ってもみなかったであろう…。

おいおい、俺が主役じゃねーのかよ、何で敵方の方が目立ってるのよ…あー、やってられねーよ。

エリアによって人気の度合いが著しく異なるようで…ここ古代系統展示エリアは閑散として何処からともなく秋風が吹いています、ああ、ものの哀れを感じちゃいますね…いと哀し。

あれー、ご無体なー、助けておくんなまし…。

広い…無茶苦茶広い…ついでに各部屋が複雑に入り組み、まさに巨大な迷宮の様相を呈している…お陰で毎年数多の人が忽然と姿を消し…彼らの多くはホームレスとして建物の奥深くに生息しているらしい…。

美術館と言うものは、なかなか謎めいていて魅力的だ…。

秘儀の間

ベスビオ火山の大噴火により一夜にして埋もれてしまった、彼の有名なポンペイの遺跡より出土した壁画…カタストロフィ…自然の猛威って怖いっすね…俺の嫁さん並みの破壊力か？裏庭に埋められないよう十分注意しておこう…。

…で、２０００年の歳月を経てなお鮮やかな、ポンペイ・レッド

この旅行記へのコメント （4）

• ツーリスト今中さん 2008/11/16 11:41:38

  毎度ぉ！ども！

  いつもご訪問ありがとうございます(*^^)v
  
  大塚美術館、大変ですよね。周るの。
  私も行きましたが時間と体力（母の）関係で
  途中でリタイアしました。
  あそこの凄い？ところは
  展示作品の写真を撮っても良いって言う事。
  （これ、「まがい物」だからかな）
  
  3,150円は高くはないのは確かですよね。
  全部と言わないまでも充分に見て周れればですけれど。
  コストパフォーマンスをよくするには
  充分な時間と体力が必要！
  
  23,24日の京都の紅葉は時間が勝負？
  人が疎らか人の隙間が疎らかは
  時間勝負では？
  原チャでgo！
  早出で頑張ってくださいね。
  
  ではでは〜！
  

  pianoさん からの返信 2008/11/18 15:04:39

  こんちはー

  ほほほほ、せっかく貰ったガイドブックを開きもしなかったので、「モナリザ」以下かなりの大作を見逃し、まさにムンク状態でした…。（気が付いたのは、帰りのフェリーの中、汽笛と共に叫び声が響きましたよ…嘘。）
  
  ２３，２４日の京へはバスで行きます…「歳三さん」に伺いをたてたのですが、近所で不逞浪士が何やら不穏な動きをしているので、それどころではない、と、にべもなく断られました…歳さん…京の治安はどうよ？
  
  では、良い旅を。
  

• MechaGodzillaⅢ&703さん 2008/11/12 09:28:09

  きれいな絵、有難うございました。

  　pianoさんおはようございます。Godzilla.T&Nです。
  
  　ご無沙汰しております。きれいな色の絵です。
  
  　楽しい旅行記いつも拝見させていただいております。旅の中でのpianoさんの独特の感性（感想？）での言い回しはホント楽しく、毎回じっくりと読ませて頂いております。
  
  　特に、中国・四国地方の観光地のお便り、わたくしにとって、学ぶことが多いのも事実です。
  
  　画像がきれいになり、ますますpianoさん流旅行記に磨きがかかりましたね。
  
  　これからも旅行記楽しみにしております。　Godzilla.T&N

  pianoさん からの返信 2008/11/13 10:26:30

  こんちはー

  遅ればせながら、お誕生日おめでとうございます…。
  
  何時もながらご贔屓頂き感謝感激、感涙の涙に暮れる日々でございます。
  
  私の主たる移動手段が愛車、原チャの「歳三さん」なので、自ずと守備範囲が岡山市を中心とした半径○十キロが限界、究極のローカル旅行記の連発でトホホ状態です…。
  
  では、良い旅を。