2008/10/18 - 2008/10/18
276位(同エリア609件中)
シベックさん
新井崎で朝日を見たあと伊根湾先端を目指しましたが、険しい岬に阻まれ道は行き止まりでした。宿に帰り朝食のあと1時間ほど舟屋集落を散策。遊覧船にも乗り海からも舟屋の姿を眺めることができました。厳しい自然条件を克服し建てられた舟屋の姿に、先人たちの工夫と努力と歴史を感じとることができました。
海から見た舟屋の集落。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船 自家用車 徒歩
-
宿の部屋から
舟屋の柱は太く造りは頑丈そのもの。
広縁の外にはベランダがあり、
室内から釣りもできそうな構造。
釣り人にはたまらない造りの舟屋です。
熱いお茶と昨日買ったおにぎりで
簡単に朝食を済ませ、
立石・耳鼻(にび)・亀山集落を歩いてみました。 -
ベランダからみる伊根集落
舟屋群の密集風景・・。
水面に空と集落が映りこみ
波にゆらゆらと綺麗です。 -
船揚げ場から・・
漁具やゴム手袋がぶら下がる
舟屋からみた亀山地区。
朝日が射しこみ海の色も
エメラルドグリーンに変わってきました。 -
密集する舟屋
舟屋は海面すれすれに建てられ、
1階には船揚場、物置、作業場があり、
出漁の準備、漁具の手入れ、
魚干物の乾場や農産物の置き場などに使われ、
道路側は店舗や車庫になっている
舟屋もありました。
2階は居室、民宿といった生活の場。
母屋は道路を挟んで建てられています。 -
集落の船溜り
海側は岸壁があり、船揚場があり、
桟橋がある舟屋の佇まい。
丸い編み籠のいけすも軒からぶら下がります。 -
漁船と集落
昔の舟屋は藁葺きの平屋で、周囲には縄やむしろを吊り下げただけの粗末な舟小屋で、その中に「ともぶと」と呼ばれる小舟を引き揚げていたそうです。
それがやがて発展し、今の舟屋になったそうです。
以前は「ともぶと」と言われる小型木造舟が入っていた舟屋。今入る舟はFRPの小型船です。
漁船は入りきらず舟屋の桟橋にもやってありました。 -
軒にテルテル坊主?
通りかかったお年寄りにお聞きしたら、
道が狭く軒先を車に引っかけられることが
あるそうで、
そのため目立つ物をぶら下げているとか・・。
他の家でもCDや玩具など
光ったり鮮やかな色の物体がぶら下がっていました。
なるほど・・納得! -
朝日を受け漁船が数隻
むかしの伊根湾(江戸時代-享保2年ごろ)では、
「ともぶと」と言われる和船280隻ほどで湾内に
鯨を追い込む捕鯨が行われていたそうです。
(伊根舟屋の歴史から)
散策地図にも「ともぶと」の舟小屋が記載されていました。見学もできるようです。 -
六部供養塚
六部というのは六十六部のことで、
死後の冥福を祈って鉦を叩き
鈴を振り厨子を負って家ごとに施しを乞い
歩いた巡礼者のことだそうです。
その巡礼を供養する塚だとか・・。
子供のころは見かけたものですが、
今は見かけなくなりました。 -
立派な土蔵
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集落と柿の木
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亀山集落と青島・青島の見える風景
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沈下した舟屋の修復
海側の基礎が沈み傾いた舟屋も何棟か見かけました。
ジャッキで持ち上げ大がかりな工事の最中。
舟屋の骨組は、土台や柱は椎の木、梁は松の原木が使われているそうです。
舟屋の間口は二隻引や三隻引などと呼ばれ様々ですが、切妻屋根・妻入で海側に小窓がある様式が特徴。
舟屋はもともと1階に舟を引き揚げ、2階は縄や綱などの漁具を置く物置場で、多雨多雪の土地柄でもあるため網の干場でもあったそうです。そのため2階の床板は張りつめず、階下から網や縄を引き上げやすいように、歩み板(厚さ6cm×幅30cm)を渡し、通風や水切りに留意していたそうです。 -
井戸と地蔵さん
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土蔵と花畑
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舟屋を使った工房
陶芸の店・伊根工房、舟屋の見学もできるそうです。 -
街の生活道路
どこかに出かけるお孫さんと、見送るお爺さん。
朝の街並み風景・・。
海側には舟屋、道を隔てて母屋が建ちます。
それが基本的な伊根集落の形だとか・・。
道は、生活の広場だったりします。
車はゆっくり、静かに・・。 -
一夜干し?
朝日が差し込む陽だまりに、
美味しそうな小鯛や秋イカが干してありました。
近くには猫もカラスも見当たらず・・。 -
対岸は高梨地区
ここ耳鼻(にび)からは3kmほどの距離。
伊根の舟屋の歴史は古く、
日出、高梨、平田村は、宮津市の日吉神社に残る
棟札の天文18年(1549)以前から集落が
あったようです。
やがて高梨から対岸の立石に分家移住し、
人口の増加とともに子孫が耳鼻、亀山に
分家していった伝えられているそうです。
(伊根舟屋の歴史から) -
舟屋の側面
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伊根・耳鼻(にび)の町並み
耳鼻集落は平成5年に戸田菜穂さん主演・NHK朝の
連続ドラマ「ええにょぼ」の舞台にもなった雰囲気のある舟屋の集落です。
また伊根集落は、」映画「釣りバカ日誌」の舞台としても登場しました。
(我が家全員釣りバカのファン ^^;; ) -
桟橋のある風景
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釣り筏
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軒先の玉ねぎ
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ピーマン・小豆・鞘入りの豆
来年播く種でしょうか?
ぶらぶらしている間に時間はドンドン過ぎ・・
遊覧船は9:00に第1便が出港します。
時間も迫り、急いで宿へ・・。
チェックアウトをしに民宿の母屋に出向きました。
宿帳に必要事項を記載し・・
費用は・・4,000円でした。ありがたや! -
日出地区の遊覧船のりば
お碗を伏せたような半島。
黄色い船が遊覧船です。
30分間隔の運行で、2人集まれば出港するそうです。
シベックの乗った9:00発の一番船は、
長野からバス2台で来られた団体さんと一緒でした。 -
沖からみた遊覧船桟橋
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青島と波静かな内海・伊根湾めぐり遊覧船
伊根湾めぐり遊覧船 乗り物
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カモメと遊ぶ
鴎の餌は、100円のエビせんべい。
船内で販売。 -
亀崎の赤灯台
亀に似た岩があり、その岩に立つ灯台。
この岬の奥は切り立つ断崖の海岸線で道路は行き止ま
りでした。 -
伊根の舟屋集落
伊根の舟屋 名所・史跡
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海面すれすれに建つ舟屋・郵便局のある立石地区
-
道の駅
伊根漁港と丘に建つ道の駅・舟屋の里公園。
道の駅の展望台からは、
俯瞰で伊根湾が一望できます。
天気の良い日、道の駅の場内いっぱいに、
吹き流しを思わせる天日乾しのイカなどが
干されるとか・・。 -
海に迫る急傾斜の海岸線と連なる舟屋
伊根湾は、鷲崎や鋤崎、亀山からなる半島で
東側が遮断され、湾口は南に向いています。
湾口には青島があるため
波静かな天然の良港となっています。
伊根湾を取り囲む山々は、急傾斜で海岸まで迫り、
そのまま海底まで続き
水深も急激に深くなっているそうです。
海水の潮位差は小さく年平均は50cm程度だそうです。 -
半島と伊根の集落
さざ波と甍(いらか)の波が心地よく
リズムをきざんで・・。
暮らしがやさしく寄りそう伊根・舟屋の里。 -
舟屋の里・高梨地区
切り妻屋根が並ぶ舟屋のすがたは、
さながら将棋のコマを並べたようにも見えます。 -
高梨地区の舟屋
船があり、洗濯物が干され、
日々の生活がある伊根のひなびた漁村。 -
伊根の湾奥
左の西平田地区と東平田地区。
右奥に見える大きな建物は伊根小学校。 -
いけす筏で休む海鳥たち
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カモメとハマチや鯛などのいけす
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堤防の釣り師たち
-
伊根湾口にポッカリ浮かぶ青島
なんとなく宮崎の青島にも似ています。
伊根湾は三方が緑の山にかこまれた入江。
椎の古木でおおわれた周囲約1.5kmの
青島が湾口に横たわり、
天然の防波堤の役目を果たしています。 -
弁天島と日出集落
遊覧船は、ゆっくりと伊根湾をめぐり、
そろそろ終点・・。
小島に松の木が茂る弁天島。 -
日出地区の舟屋集落
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日出の船着き場
約30分間の海からの伊根湾遊覧でした。 -
西平田地区の舟屋
急傾斜の海辺を削って道があり、海側には舟屋が山側には母屋が並びます。 -
舟屋
伊根舟屋群は、平成17年に国の
重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
漁村では全国初で、海がその区域に含まれるのも
初めてのことだそうです。 -
平田・七面山物揚場からみた青島
-
七面山物揚場から
海産物の荷揚げやイベントなどに使われる多目的広場・七面山物揚場に戻り、対岸の舟屋をじっくり見学・・。
広場の北には民宿・与謝荘がありました。
おじさん、おばさんの3人連れが、シベック車のナンバープレートを見ていたく驚いておられました。宇宙から来たわけでもないのですが・・。
堤防下の海には5cmほどのメバルや他の稚魚が沢山泳いでいました。時間は10:00。まったりした穏やかな時間が流れます。 -
伊根の舟屋
西平田地区の舟屋。
海の色は濃く急深のようです。
切り立つ海岸に軒を並べて建つ集落。
スクラムを組んで頑張っているかのようでした。
こちらを最後に丹波の山里を目指し、
アクセルを踏み込みました。
〜おわり〜伊根の舟屋 名所・史跡
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この旅行記へのコメント (6)
-
- なつ0905さん 2009/04/04 16:44:08
- 伊根は素敵なところでした。
- シベックさま
こんにちは。正式にははじめまして。になるのではないでしょうか?いつも足跡だけで本当にごめんなさい。でした。
先日私も伊根を訪ねる機会がありました。素朴で素敵なところだったので、間人のカニより感動して帰ってきたのですが、戻ってきてシベックさんの旅行記を見てまたまた感動してしまいました。あのおだやかで素朴な感じと生活感を素敵に切り撮られていらっしゃいますね!!
伊根のまちはいつまでもいつまでもこのままでいてもらいたいと痛感しました。私は、間人へ向かう急ぎ足で訪ねただけでしたが、いつか是非シベックさんのように伊根のまちをじっくりそぞろ歩いてみたいものだと思いました。素敵な旅行記をありがとうございました!!これからもどうぞよろしくお願い致します。
- シベックさん からの返信 2009/04/04 23:32:36
- RE: 伊根は素敵なところでした。
- なつ0905さん、こんばんは!
はじめまして・・・。
ご訪問、メッセージそしてお気遣いうれしいです。
丹後半島の伊根や蟹の間人に行かれたそうで・・。
間人での松葉ガニは、美味しかったことでしょうね。羨ましいです!
千葉から真夜中に車での出発だったそうですが、大変でしたね!
先ほど伺ったら、ちょうど間人への旅行記のアップを開始されたようで・・。
また、後ほどゆっくり伺います。
愛知でお育ちになり、今は千葉にお住まいだそうで・・。
私も今は愛知に住んでいますが、その前は千葉県の我孫子に住んでいました。
川を渡ると茨城県という千葉県の最北でしたが、懐かしい千葉県です。
>先日私も伊根を訪ねる機会がありました。素朴で素敵なところだったので、間人のカニより感動して帰ってきたのですが、戻ってきてシベックさんの旅行記を見てまたまた感動してしまいました。あのおだやかで素朴な感じと生活感を素敵に切り撮られていらっしゃいますね!!
ありがとうございます。
伊根は以前から行きたいと願っていた漁村でしたが、願いが叶いやっと行くことができました。
たまたま泊った民宿が舟屋でしたので、伊根の生活の一部が体験でき貴重な旅になりました。
>伊根のまちはいつまでもいつまでもこのままでいてもらいたいと痛感しました。私は、間人へ向かう急ぎ足で訪ねただけでしたが、いつか是非シベックさんのように伊根のまちをじっくりそぞろ歩いてみたいものだと思いました。素敵な旅行記をありがとうございました!!これからもどうぞよろしくお願い致します。
同感です。いつまでも残っていてほしい舟屋集落ですね。
私もまたいつか、再訪したい伊根の漁村です。
是非、次回は海辺の宿で泊まられて、そぞろ歩きをお楽しみください。
白浜の海舟さんとは、また違った素朴な風景が癒してくれるかと思います。
今日はありがとうございました。
こちらこそ、よろしくお願いします。
シベック
-
- いっちゃんさん 2008/11/03 21:07:32
- 船屋
- 船屋集落 見せていただきました。
船屋がこんなに集落になっているとは思いませんでした
初めて見る船屋集落の佇まい
素晴らしい漁村の風物詩・・・。
相変わらずのシビックさんの素晴らしいガイドに
船屋集落を堪能できました。
関東では見られない風景に、旅に、解りやすい解説に
一票です。
いっちゃん
- シベックさん からの返信 2008/11/03 22:43:44
- RE: 船屋
- いっちゃんさん、こんばんは!
伊根の舟屋見ていただき、お気遣いもありがとうございます。
>船屋がこんなに集落になっているとは思いませんでした
初めて見る船屋集落の佇まい
素晴らしい漁村の風物詩・・・。
かねてから見てみたいと思っていた舟屋集落でした。
釣り人には知られた土地ですが、最近ドラマの舞台や映画のロケ地にもなり、
観光客が沢山来られるようになったようです。
こんな急峻な山地が直接海に落ち込む場所に、よくも沢山の舟屋ができたものです。
半島や小島が波を遮り、干満差の少ない伊根湾の自然条件が
舟屋集落や港として好都合だったからなのでしょうね。
>相変わらずのシビックさんの素晴らしいガイドに
船屋集落を堪能できました。
ありがとうございます。お恥ずかしいです!
いつものように、苦し紛れのにわか勉強です。
舟屋の集落群は、写真集などを見て素晴らしいと思っていましたが、
現地で実際に目にし、知らないことばかりでした。
でも、にわか勉強でいろいろと知ることができました。
シベック
-
- みにくまさん 2008/11/02 17:15:36
- こんにちは〜
- みにくまです。
これすごいですね〜。
家の一番下が船の格納庫(?)になってるんだ〜。
同じような家が集まって集落になっているんですね〜。
こういうところ、とても好きです。
私も行ってみたいな〜。
- シベックさん からの返信 2008/11/02 19:42:03
- RE: こんにちは〜
- みにくまさん、こんばんは!
伊根の舟屋をみてくださり、コメントありがとうございます。
>これすごいですね〜。
家の一番下が船の格納庫(?)になってるんだ〜。
そうなんです!
最近の大きな船は入りませんが、小舟は今でも格納されていました。
この伊根湾は、年間を通じて満干潮の差が平均50cmほどだそうで、
こんな舟屋が建てられるようになったそうです。
>同じような家が集まって集落になっているんですね〜。
こういうところ、とても好きです。
私も行ってみたいな〜。
昔ながらの舟屋なので快適とは言えませんが、
舟屋での宿泊や町散策は、楽しいものでした。
シベックの田舎、志摩の英虞湾のようなところでした。
チャンスがあったら、是非一度訪れてみてください。
シベック
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