龍の背中はなお遠し

2008/07/19 - 2008/07/20

　昨年のリベンジのつもりでふたたびＫくんと五龍−鹿島槍の縦走に挑む。ところが、そうそう龍はやさしくない。

エリア 五竜(長野)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円

　早朝はきれいに白馬三山が見えていたが、
登山開始の時間帯になると雲が出てきて
しまった。杓子岳(中央)は全体が見えるが
白馬岳(右)は少し霞んでしまい、白馬鑓ヶ岳
(左)はほとんど見えなくなってしまっている。

　ニッコウキスゲの咲く斜面から望むも、
鹿島槍ヶ岳(左)、五龍岳は雲の中…。

　タテヤマウツボグサ。

　ニッコウキスゲはちょうどいい時期、かな？

　ワタスゲの穂が揺れている。

　この花は名前がわからない…。

　昨年はまったく見えなかった不帰ノ嶮が
少しずつ見えてきた。

　やっと白馬三山がきれいに望めた。
きれいだなぁ。
　左から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳。

　不帰ノ嶮もすっかり晴れ渡った。

　八方池に映る逆さ不帰ノ嶮。完全に雲が
取れてはいないけれど、去年に比べれば上々。
見えるだけ御の字だ。

　イブキジャコウソウ。踏んで匂いを出して
みたいけど、踏むわけにはいきません。

　イワイチョウ。秋にはきれいに葉が染まるだろうか。

　ようやっと鹿島槍ヶ岳の２つのネコ耳、
ボリュームたっぷりの五龍岳が見えてきた。
期待、大。

　花と山を組み合わせたかったけど、なかなか
うまくいかないものだ。

　他の山でもおなじみ、チングルマに

　コイワカガミ。

　ようやく五龍岳の全景が見えた。やっぱり
迫力がちがう。

　こちらもおなじみ、アオノツガザクラ。

　花の盛り合わせです。

　ミヤマリンドウ？　タテヤマリンドウ？

　白馬鑓の雪渓。滑りたい。って、そこまで
自分の技量があるとは思えないけど(汗)。

　そして不帰ノ嶮の大雪渓。滑った記録も
いくつかあり、不可能な場所ではないけど、
自分じゃまだ無理。いろんな技術を身に
つけていかないと。でも、滑りたいよなぁ。

　不帰II峰とIII峰。ここを歩いたのは
ずいぶん前のことになる。

　天狗の大下りで、Ｋくんはかなり苦しんでたっけ。
今ではそんなことがうそのようだけど。

　白馬三山も少しずつ雲に覆われてきた
なんとかもってほしい。

　雪渓の下で休憩。ハクサンイチゲとシナノ
キンバイが咲き乱れる。

　ようやく唐松山荘に到着。剱岳が
きれいに望めて、うれしさもひとしお。

　唐松岳のハイマツと雪渓の縞模様はちょっと
早くなくなってしまったかな…。

　剱岳と大日岳の稜線。

　こちらはなんだろう…。

　ここから岩場の稜線歩きが始まるが、中高年の
団体が入り大混雑。鎖場ではかなり長い待ち時間を
強いられた。

　待ち時間を和ませてくれるコマクサ。

　まだまだ五龍は遠いなぁ…。

　やっぱりイワギキョウはいい。

　体調を崩し、息切れがする。何度も立ち止まり、
そのうち団体にも抜かれてしまう。やっとの思いで
五龍山荘に到着して休む。夕食も食べられないほど
だった。
（後で検査をしたら、体調云々の前に、根本的な
病気が発覚した）
　夕方まで休息を取って、外に出てみる。染まるかな。

　あちらは毛勝山の方だろうか。

　残念ながら劇的に染まってはくれなかった。

　翌日は五龍岳山頂までは行ったものの、ガスと
雨がひどくなり、岩場歩きは危険なので昨年に
続いて断念。残念無念。とはいえ、この体調で
歩くのも危ないので、Ｋくんには迷惑をかけて
申し訳なかったが、事故につながる前に撤退
したのは結果としては正解だったのだろうと思う。
　団体さんはこの雨の中を先へ歩いていった。
大丈夫なのか。楽しいのか。大きなお世話か。

この旅行記へのコメント （2）

• Noririnさん 2008/11/12 12:28:11

  体調が崩れると大変ですね･･･

  めもるさん　こんにちは。
  
  今年は叶わなかったハイキング。
  トレッキングシューズが泣いてますわ･･･
  どの景色もステキですね。
  晴れ渡った空に見えた富士山。
  あの感動をまた味わいたくなりました。
  
  夕日の写真は幻想的ですね。
  こんな景色を見てみたいです。
  Noririn

  めもるさん からの返信 2008/11/13 00:34:15

  まさか、でした

  こんばんは、いつもありがとうございます。
  昨日もめいっぱい休みを使っていただいたようで、
  誠にありがとうございますです(笑)。
  
  　これまで富士山をはじめ、何度も3,000ｍを
  超えたところに行っても一度も高山病などに
  なったことはなかったので、自分でもどうして
  こうなったのかわかりませんでした。
  　そんでもって診察したらオフ会で話した病が
  わかり、ビールを止められたわけです。
  （ビールそのものは病の原因ではないですが）
  
  　そろそろ山のシーズンは終わりになって
  しまいますが、またあったかくなったら
  清々しい空気を求めて登ってみてください。
  で、山頂ビールです(笑)。山小屋に泊まると
  あんな景色に逢える、かもしれません。
  
  めもる