2008/09/30 - 2008/09/30
15位(同エリア57件中)
のうりかさん
9月某日、僕が事務局を担当する某部会役員会にて。
部会長曰く「事務局へお願いします。今回の懇親会は1泊で予定してください。」
の一言がどれだけ憂鬱な、奈落のズン底に突き落とされる気分にさせられたことか。
さて、どこ行くか?だ。
そう言えば、9月上旬に山形市の某研究施設へ仕事で行ったのだが、関東から太平洋岸は雨だったのに、
奥羽山脈を越えたら快晴の残暑厳しい山形盆地だった。
時間的に余裕もなくどこへも寄らずに帰ってきたのが、少し心残り。
「山形はどうでしょう?」と提案したところ、「いいね!」と役員一同異議なく。旅程は事務局に一任で会議終了。
今さらカミングアウトしても誰も驚かないだろうが、
「僕は団体旅行が嫌いだ。」
じゃ、今までどうしていたの?
と当然、社交辞令でもあなたは質問されますよね。
そう。
「団体旅行は極力参加しない。」
が僕の今までもこれからも普遍の原理、信条。
しかし・・・。
事務局はどうしたって「逃げられまへん。」
では、ボランティアのファイヤー・マン
http://www.nissho.or.jp/index.htmlの現役時代は毎年、研修と称して全国へ旅のかき恥をさらしてきたのではないか?
とツッ込むあなたは諸事情に通じているか、あるいは旅先でかなりの迷惑を消防団御一行様から受け、
不愉快な気分にさせられた方ですね。
参加しましたよ。
地区隊300名の代表として、分団では団員65名の長として。
しかし、「私はあなたとは違うんです。」の捨て台詞で官邸を去った福田君と同様。
少なくとも僕の分団はカッコ悪くなかった。
つまり、酔っ払いオヤジや、色ボケオヤジの集団でなかったことだけは今もここできっぱりと言える。
僕自身が団体でツアーに参加させられるとき、乾杯の後は人格にスイッチが入る。
それは、明らかにさっきの自分ではないと解るほどに。
どうなるか、「毒を食らわば皿まで!」と言わんばかりにガンガン他の参加者に飲ませて、大いに盛り上げ、
場が最高潮になったところで、姿を消す。いや、倒れる。
翌日は、起き上がるのも、息をして立っているのも困難という立派な二日酔いとなり、宿を後にすれば、
Do not Disturbの看板を掲げひたすら体力の回復をはかる様は、
まさに、手負いの猫が人目にけっして姿を現わさず、じっと回復まで我慢するのと相通じるものがある。
つまり、「ただの大酒のみのバカでしょ!」と言われると返す言葉はない。
でも物壊したり、人殴ったり、女性にからんだりしませんよ。当たり前か。
たぶん礼儀正しい酔っ払い。
まったく、気分が乗らないと絶対に書けないし、アップもできないトラヴェラーこと、ネコオヤジが最も不本意とする
(死ぬほど大嫌いな!心底憎悪の対象でしかない)
団体ツアーの旅行記を、謹んでここにリリースさせていただきます。
それでは、ご一緒に「ちはやふる・ルバイヤートへの返書Vol.1~山形路パラレルワールドを行く」へ参りましょう。
あなたを当パーティーの18人目のメンバーとして歓迎いたします。
※旅行記文中、山形について、または山形全般について、その言葉、人、特定の場所を揶揄
する表現に不快感を示す読者の方に、予めお詫びのしようも、申し開きようもございません。
なぜなら、「好きになったの!山形だな!」ですので。
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 観光バス
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-
この写真の車輌で出発したのでは、けっしてありません。
(念のため)
写真は、何回目の休憩だあ?
福島県の国見サービスエリアで出会った陸上自衛隊の某特殊連隊車輌群。
宮城県の王城寺演習場に向かう途中とのこと。なんでもない車両に見えるが、後部には小型ロケット弾の発射装置が搭載されている。
出発当日の朝、集合時間に10分遅れる役員あり。
前部会長で顧問役。参加人数が目標より少ないので、ホントは行ってほしくないけど、無理に拝み倒して参加させた手前、おいて行くわけにもいかず。
「すまん、すまん」と現れたオヤジに笑顔で「お忙しいのにすみませんね」と迎えるネコオヤジ。
今日は仕事か観光か?
研修箇所がないのだから観光だよな。
添乗員はいない。バスのガイドさんは役員会の席上、つけろというので、つけさせてもらった。
今回の手配は個人では絶対お世話にならない、某大手旅行会社。でもいつも担当してくれるNさんは優秀な女性で、僕が2日目のコースを「つまらないな」と言ったところ、目の前であっという間に変更手配した。
実は旅程表を綿密にチェックしていない。
クーポン入りのカバーをドン!と渡されたとき、彼女が「お気をつけて行ってらっしゃいませ!」と笑顔で送ってくれたから。
これが、いつも命取りになるのに、学習しないネコオヤジは、仕事が忙しいことを理由に泥船に乗ったつもりのカチカチ山状態。
まず、バスの「サロンはやめろ!」と言ったのに後部がサロン。
なんでダメかというと、サロンが宴会場になれば必ず煙草を吸いだす役員が出てくるから。
「僕は他人の煙が嫌いだから」
と言うと皆さんから袋叩きに会うな。きっと。
ガイドさんは間違いなく僕と同じ年代と推定される女性、Eさん。
率直に申し上げるが、彼女は久しぶりに出会った「お金を払っても惜しくない」ガイドさん。
つまり大変に有能な方だった。 -
写真はウィキ・メディアからコピー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Type_93_Surface-to-air_missile01.jpg
バスの一番前は事務局だから僕が座る。
通路を挟んで隣の席に道中長いので、飲み物(ビールやらチューハイやら、日本酒やら缶カクテルやら、ちょっとウソだけど数万円分)を箱で重ねていたところ、バスに弱いと申し出る役員あり。
自分で箱を僕の方に移動させて、さっさと座ってしまった。
道中、長いのでお大事に。
当然、僕の席はトラックの荷台状態。これから山形まで引っ越しでんねん。
バスは東北道を北へ。
関東は雨、北に向かうと雨は降っていないが、曇天。
マイクを出して僕と部会長が挨拶している間に、さっき隣にきた役員が勝手に冷蔵庫のビールとおつまみ袋を配っている。
乾杯はまだ早いんですけどお!
部会長よろしいですか?と確認し、
「それでは、乾杯のご発声は本日遅刻されたHさんにお願い致します。」とご指名。
H氏の乾杯で、あとは車中大宴会モードがスタート。 -
東北道を降りて、作並方面へ。
途中、JR仙山線の車輌とチェイス。
今夜の宿は作並温泉ではない。
僕らの向かった先は「ニッカウヰスキー仙台工場」
宮城峡蒸留所
http://www.nikka.com/reason/introduction/miyagikyo/index.html
ニッカがアサヒの資本傘下に入ったことはまだ記憶に新しいと思ったら9年も前のことだった。
いまやカゴメが植物乳酸菌とかアサヒと提携してトマーテなるアルコール飲料を売る時代。
そう考えるとこの赤レンガの建物は時代に取り残された遺跡のようにも思える。 -
ジャパニーズ・ウィスキーの定義は次の通り。以下、酒税法第3条より抜粋
イ. 発芽させた穀類および水を原料として糖化させて、発酵せたアルコール類含有物を蒸留したもの(当該アルコール含有物の蒸留の際の留出時のアルコール分が95%未満のものに限る)
・・・ロ、ハ略。
見学受付で、団体写真を撮られてはいかがですか?と勧められたが、丁重にお断り申し上げる。
だって、あの丸い看板の前でみんな並んで、シャッターの前にカメラマンが言うんだ。
「ハーイ!それでは皆さん、ウィスキー!」
間違いない。
韓国人の「キムチー!」や「キウイ!」とかでも同じだけどさ。
ときどき「はい、バター!」とか意味不明なカメラマンもいるな。 -
見学受付のホールでニッカウヰスキーの概略をビデオ観賞した後、案内のお嬢さんに連れられて外へ。小旗を持ってスピーカー背負って、毎日明るくヴィジターを案内しているらしい。偉いね。
ニッカの創業者「竹鶴政孝」を寿屋(サントリー)創業者「鳥居信治郎」がウィスキーを作るにあたり、山崎の工場長として雇った話は興味深い。
結局、竹鶴は自分のウィスキー作りを求め、余市へ向かうのだが。 -
順路はまず「キルン塔」
ビートを燃やして麦芽を乾燥させる。
なぜ、ビートか?
それは日本のウィスキーがスコッチと同じ製法をとっているから。 -
半分に切った樽の中、ブロック状態のものがビート。
物によっては乳牛の飼料にもなる。
ビートは産地によって香りの個性が異なる。
ヒース、ヨシ、スゲなどの潅木や草が腐蝕して堆積し、100年もの長い歳月を経て炭化したもので、燃やすと草木を燻したような香りの煙がたつ。
この煙が大麦にしみこんで、スコッチの独特の香りを生み出す。
次は仕込み棟。
糖化釜でつくられた麦汁に酵母を加え発酵させて、アルコールに変える。現在はコンピュータ管理。 -
蒸留棟。
バルジ型ポットスチル。
同じニッカの工場でも有名な北海道の余市工場のものとは異なるらしい。
余市のはストレート型。http://www.nikka.com/reason/introduction/yoichi/index.html -
宮城峡のポットスチルは首の付け根が円く膨らんでいるのが特徴なのだそうだ。
この部分の働きで重めの香り成分を含んだ蒸気の一部が釜に戻るため、すっきりとしたソフトな原酒に仕上がる。
と、案内のお嬢さんが説明している。
うーん、僕にはなんのことかさっぱりわかりません。
ここのポットスチルのしめ縄は、ニッカウヰスキーの祖、竹鶴政孝の実家が造り酒屋だったので、その習慣が残ったものだそう。
良い酒をつくる職人の願いがこのしめ縄に込められている。 -
工場の奥からUターンして、貯蔵庫へ。
シェリー樽の前で足を止め、樽に鼻を近づけると、確かにシェリーの香り。
この貯蔵庫は、自然の力を借りて熟成の時間が流れる空間。 -
ウィスキーにとって、時間が父ならば、樽は母。
揺りかごのように、10年、20年先の夢を天使の分け前とともに過ごしている。 -
最後は、ゲストホールで試飲。
迷わず「鶴17年」を一口だけなめる。
味は・・・。すばらしい。
このブレンドの妙に、それ以外の言葉はない。 -
さて、案内のお嬢さんが力説していたウィスキーの美味しい飲み方。
・水割り編
「おしいしい水割りは1・2・3が基本です」
1.タンブラーにウィスキーを適宜入れる。
2.ウィスキーの量の2倍の冷水を入れる。
3.氷を3個入れてマドラーでかきまぜる。
このマドラーで混ぜるのが重要。
3回転半でジャンプ!じゃなくて、ピタっと止めろ、逆回しは厳禁です。と主張するお嬢さん。
でも、美味しく飲むのはその人の嗜好だからね。
消費がどんどん落ちているウィスキーは、各メーカーが高級ブランドの製造に向かったことで、失地回復を試みているいるが、どうか?
僕はバーボンを飲まない。
贅沢だと言われそうだが、紅茶好きの人が「私、アールグレイだけはいただきませんのよ」と言うのと同じだと思っている。
好きなのはシングルモルトの「ザ・マッカラン。」
http://www.suntory.co.jp/whisky/museum/enter/mstory/
実はこのスコッチ、半分の水(常温)で割ると美味しい。いつもはウォーターフォードのグラスに丸い氷を一つ入れて飲む。
日本でのリテールはサントリーだが、毎年、スコットランドはスペイサイドからクリスマスカードが僕に送られてくるんだ。
シェリー樽の番をする猫の絵も添えられてね。 -
スコッチを好きになったのは、なんでなのか僕にもわからない。
実は紅茶もブレンドが重要だというけど、最近知った驚愕の事実。
スコットランドの紅茶はロンドンの紅茶とブレンドが違うのだそうだ。なぜなら、水が違うから。
つまり、スコットランドは軟水で、イングランドは硬水だから。
ってえことは、なにかい?八っさん。
そう、そういうこってす。
M−koku1さん
http://4travel.jp/traveler/tamkoku1/
も、こういう大事なことは早く教えてくださらないと。
フォートナム・メイスンやハロッズで有難くお土産にした紅茶は硬水で淹れることによって、その味わいを遺憾なく引き出すことができるということですね。
つまりそんなことも知らんと王室御用達の気分んー!だけで飲んでたわけのネコオヤジ。
遺憾です。
日本のウィスキーがスコッチに倣った所以も案外そのあたりなのかもしれないな。
と考えながら、お土産コーナーを物色するも、やっぱり、ウィスキーは高額な飲み物だったのですよ。
Nakamasananiwaさん! -
昔懐かしいアップルワインを1本と「香り愉しむグラス」を買って、なんとなく突き当りのスペースへ。
「どうぞ、こちらへ!」とネコオヤジと目が合って、手招きする社員は龍造寺さん。
ここの牢名主のようなオヤジである。
ネコオヤジに「ぜひ試してもらいたいウィスキーがある」と、小さなこれまた、10ccも入らないグラスに注がれたのは、
「シングル・カスク10年」アルコール度数62度。
こんな辺境の地で肝試しをするつもりはないが、一緒に水が添えられ、水を飲んでから少しずつ飲めと言う。
香りは、強い。
口に含むとなんとも豊潤な味わい。
まろやかで、これが62度とは感じさせない。
しかし、龍造寺オヤジ曰く、
「好きな音楽でも聞きながら少しだけ飲むのが最高ですよ」
ここでの好きな音楽とは、バグパイプの音色か?スコットランド民謡か?それともクラシックか?
少なくともこれから向かう山形の花笠音頭ではないことは確かだな。
もちろん、このシングル・カスク(12千円也)は買うわけもなく。
ごちそうさま。龍造寺オヤジさま。
40分の滞在予定なのに売店を出て、バスに乗込んだときには1時間が経過していた。
ガイドのEさんに言わせると、余裕のある旅程なので問題ないらしい。
実はガイドのEさんのおかげで今回はとても楽している。つまり、人員の確認をEさんがやってくれるから。
もちろん、全員揃ってないときには誰がいないか僕がわかるので、その方を迎えに行くのは当然なのですが。 -
バスは国道48号線を西へ。
作並温泉郷を通過。
Eさんの説明によれば、宮城県の奥座敷として有名なのは、秋保温泉と作並。しかしながら秋保へは鉄道を利用できない。
作並は仙山線を利用すると、山形の立石寺(山寺)まで足を運ぶことができるらしい。
このバスのガイドさんの素晴らしいところは、点や線だけでなく大きな面と面をリンクさせて話をすすめていること。
ベテランになるとこうした話ができるのは落語も学校の先生も同じ。
関山峠を越えて、天童へ。
すると、思ったとおりの晴天が広がる。
山形県はパラレル・ワールドだよ。
昼食は天童タワー。
http://www.shogimura.com/
なぜ、タワーなのかと申しますと、屋根に巨大な将棋の駒がそびえているから。
写真には収めてませんが、そういうことです。 -
昼食にビールを飲みたいか?と3回ほど念をおして確認するも、皆さん「いらない!」とのこと。午前中でそうとうに回ってしまったらしい。
この重箱弁当は1,260円なり。
蕎麦はつかないのか?と一部の役員から指摘あり、付かないが食べるのか?と聞けば、お腹がいっぱいだらしい。 -
次の目的地まで時間調整。
外では、ここの従業員オヤジがお見送りに音楽なしの花笠音頭を踊りだした。
気づいたバスの乗客が次々と窓を開けて、手拍子をとり、お囃子を入れる。
花笠オヤジは絶好調。
このオヤジの偉いところは、テレている部分を微塵も感じさせないところか。
たぶん踊りの手当てがついているんだな。
給料明細に特殊業務手当8,000円。
僕が経営者なら倍は払うが。 -
バスは国道13号線を北上し、村山市へ入る。
次の目的地は「最上川舟下り」
まだまだ先だから、ビールでも配るか?と皆さんに言ったところ、ガイドのEさんが、「もうすぐ舟に乗りますから」
???
旅行会社のNさんが手配した舟下りは確かに最上川なのだが、戸沢村のではなく村山市にある舟下りだった。
これはNさんに「やられた!」わい。
はたしてバスは田んぼの真ん中を西へ最上川に架かる橋を渡り、対岸へ。 -
「最上川三難所舟下り」
http://www.yamagatakanko.com/yodf/05/12/5487.html
しょぼい、スーパーハウスの事務所と、堤防土手を下って岸辺に見える舟三艘。
「どうなってんのかね?ネコオヤジ君」
はあ・・・。
確かに、期待を裏切るシィチュエイションではある。
「皆さん乗ったことないんだから、これもまたいい体験になりますよ」
まさに臨機横転(応変?)のネコオヤジ。ホントはドボーン!と最上川の深みにハマった気分。
釈然としないがチケットを配り、舟に乗込む。
当パーティーの17人の外に20代のカップルが1組。
かわいそうに、偶然乗り合わせた不運にまだ気づいていないな。 -
碁点と呼ばれる第一の難所をスタート。
「難所」ってどういうこと?の問いには、船頭さんから最初に説明がある。
最上川は交通輸送の重要なルートであったが、中流域川底の断崖と急流がしばしば船舶事故と多くの犠牲者を出した。らしい。
松尾芭蕉は「奥の細道」のなかで、
「最上川はみちのくより出でて、山形を水上とす。碁点(ごてん)・隼(はやぶさ)などいふおそろしき難所あり」と記した。
船頭さんは、60歳代のオヤジ一人。
相方が早退したので、昼飯もロクにとれないで船を出している。
「同情してけろ」と言うが、実のところ稲刈り最盛期を迎えて人手不足とみた。
船頭オヤジの話は期待以上に漫談の様相を呈し、山形の村山弁はわかんないけど、とにかくシニカルなギャグが多く。乗り合わせた一同の拍手を得る。
でも、戸沢から乗る船頭、加藤ジジイには負けるな。 -
第二の難所、三ケ瀬を過ぎ、第三の難所、隼で終点。
終点に着くまで最後はお約束の「最上川船歌」を朗々と謡う船頭オヤジ。
圧巻のカデンツッアというか、フェルマータというか。
とにかく「プロはだし」であった。
一同、立ち上がっちゃダメ!と言われながらも、満場の拍手と賛辞を船頭オヤジに贈る。
しかし、全然村山弁が理解できず・・・。
歌詞の最後のフレーズ「あの娘(へな)居なけりゃ、小鵜飼い乗りなど、すねがったちゃ」も「ヘナ」を知らないと・・・。
昭和の大作曲家、中山晋平(東京音頭、波浮の港、ショジョジのニハハー♪等)をして、ロシアの「ボルガの舟歌」より優れていると言わしめた名曲。
戸沢村「最上峡芭蕉観光ライン」
http://www.blf.co.jp/
から乗る舟下りでは、English Versionと韓国語バージョンも運が良ければ、(船頭をオダテれば)聞けます。 -
下船のとき気になったのは、船頭オヤジに「これからどこさ泊まんのかね?」と聞かれたこと。
一同「銀山!」と答えれば、
船頭オヤジ曰く、「なんで、遠くからわざわざ山形さまできて、銀山あたりさ泊まりて、と思うのかね。おらあわかんない。山形の人間は行きたいと思わね温泉だな」
そうですかい・・・?
最上川を上がって、大石田方面へ。
一面の穀倉地帯は黄金色に広がっている。
さて、今夜の宿は「銀山温泉」
http://www.ginzanonsen.jp/
旅行会社のNさんも、よく手配したと思う。
なぜ、ここなのか?
第一に、団体が泊まれる宿があるのか?そんな鄙びて古ぼけた、さっきの船頭オヤジもコキ下ろすような温泉に!
という疑問に、先週Nさんは平然と「あれ!ネコオヤジさんがここを取れっていったでしょ?」と返してきている。
しかし、Nさん、いくら僕の「どこでもいいから!」発言の裏を読んだつもりだろうが、快適にステイできないとダメなんだよ!ネコだから。 -
この地方の言葉には語尾に「な」がつく表現が多い。
「○○してけろな」とか「○○だべな」の「ナ」は「ですね」、「でしょうね」に当たると理解したのだが、どうでっしゃろ?
というより、長年思っているのは、
「山形県の人々は山形が世界の中心だと信じているのではないか?」
という疑問。
そうでなければ、あの強烈な言葉づかいは生き残りえなかったと思うのだ。
前日、仕事で案内してくれた某研究施設のT研究員をして「んだば・・・。」と言わせるほどに、まずもって「ん」から始まる日本語はあり得ないと思う。日本語を多少なりともマスターした山形を訪れる外国人は「だまされた!」と思うに違いない。
などと、柳田國男か金田一京助の気分で山深い風景が迫ってきたぞと、車窓を眺める。
ガイドのEさんが「そそそろ銀山温泉に近づいてきました」とアナウンス。
このあたりは尾花沢地方と呼ばれる。
知る人ぞ知る「日本三大豪雪地帯」の一つ。
今や、地球高温化の影響でなかなか豪雪もその猛威を発揮できないらしいが。
銀山温泉は銀山川渓谷の両側に旅館が並ぶ。
渓谷なので、山を下るのだが、自動車は温泉街へ侵入できない。そのため、土日や行楽シーズンになると大渋滞になるらしい。
坂の途中に各旅館の駐車場あって、旅館のオヤジと従業員が迎えに出ていた。
バスを降りて、宿へ向かう。 -
予約は、旅館「古山閣」
http://www.kozankaku.com/html/onsen.html
・客室10室
・宿泊人員50名
・露天風呂あり
ファサードが言いようもなく「古色蒼然」とした佇まい。
なんというか、ここにこうしてこんな木造の構築物が建っていること自体が不可思議な事実。 -
ロビー?は、こういう旅館でもロビーと表現していいものかどうか迷うが、玄関で靴を脱ぎスリッパで入る。
大正レトロが極まった、ここだけ時が止まってしまっている空間。
しかし、それも一瞬感じただけのこと。
クーポンを女将に差し出し、ロビーを騒がしくしている当パーティーの皆さんに、本日の部屋割りを発表する。不満を申し出る方もなし。 -
皆それぞれに、従業員に案内され2階へ。
この階段がまた木造の狭く急なつくり。 -
2階の踊り場正面に、陣羽織のショウケース。
-
吹き抜けにはレトロなシェイドのランプが吊るされている。
嫌いじゃないな・・・。この雰囲気は。 -
しかしだ!僕の部屋は3階。
「添乗員さんの部屋です」(僕は添乗員じゃない!けど)と従業員が案内した部屋は、窓が小さい畳の6畳分。2か所の窓は障子を開けると階段の吹き抜けで、ガラス窓を開ければ隣の旅館の壁が迫る。
他の部屋との最大の違いは、「バス・トイレなし」。
小さな冷蔵庫が「よくきたな!」と言わんばかりに、ウィンウィン音をたてている。
ためしに、「ここに何人泊まれるのか?」
と聞けば従業員は事もなげに、「3人は泊まれます」と言い切った。
僕は絶対イヤだから!この部屋。
でも、部会の費用で来ている身なので我慢する。事務局に贅沢は必要ないのだ。
考えてみると、自分のお金で温泉の旅館に泊まったことはあったのだろうか?・・・いままで。
どうも、ないような気がしてきた。
脳内が少しジャムったまま、階下の各部屋を回り「宴会は6時なので、風呂と散策を楽しんでね!」と飲み物の差し入れをする。(この差入れに、1本1,000円也を持ち込み料として課したこの旅館の根性は素晴らしい) -
いちばん眺めの良い部屋からは、銀山川と対岸の旅館が見える。
部屋の床の間に掛った軸の書は漢詩。
少年易老学難成
一寸光陰不可軽
未覚池塘春草夢
階前梧葉已秋声
朱子(朱熹:宋代儒学者)
なんだか、こんなところでこんな軸に出会うとは。
確かに人生の半分は過ぎた。
秋は稔り。黄金色の。
浴衣に着替えてタオルを持って。
では、館内を探検しましょう。 -
まずは、1階の男湯。
大浴場であるはずもないが、納得の広さ。
お湯はですな・・・。
「へぬるい」のですよ。
変だなあ、ガイドのEさんは「東京の銭湯より熱いですよ!」と言ってたのだけど。
効能は、皮膚に顕著なのだとか。
江戸時代に銀山で労働に従事する人たちが、鉱山の物質によるアレルギーで皮膚に疾患を発症し、この温泉で治療したところ効能が確認できたのが銀山温泉のはじまり。 -
汗もかかない風呂を出て、温泉街を散策へ。
すると、いたいた。足湯に浸かる人たち。
写真に収まっているのは、当パーティの役員オヤジ。
若いお姉さんとコンタクト。
いいねえ。さすがに大金持ちは心の余裕が違うな。 -
銀鉱山採掘の最盛期は1631年(寛永8年)とされる。徳川家光が江戸幕府をより強固なものに仕上げていた時代。
その後、幕府直営の御公儀山となり、銀山に代官所置かるようにまでなったが、1689年(元禄2年)には全山廃山となった。
その後明治時代は知る人だけが湯治として足を運ぶ忘れ去られた「秘湯」となったが、各旅館は細々と営業を続けた。
大正2年(1913年)の大洪水で温泉街は壊滅的な被害を受ける。アメリカ合衆国では合衆国憲法修正第17条が批准された年。
昭和に入って源泉のボーリングにより多量の湯が湧出し、各旅館は一斉に洋風の3層以上の木造構造に建て替え、昭和61年に「銀山温泉家並保存条例」が制定された。
レトロな風情の旅館が生きながらえる理由は補助金の交付だったということらしい。 -
左側、昭和館の先は「御宿なだ屋」。
右側は「藤屋」、共同浴場の「大湯」、
奥にトンガリ頭の「能登屋」。 -
この「能登屋」http://www.notoyaryokan.com/
というのが、ひと際目を惹く。
手前に大きく掲げられた看板に「木戸佐左エ門」とある。
向かいのお土産店「江戸屋」の方に聞くと、「能登屋の創業当時の主の名まえだな」とのこと。
「能登屋」の由来は、その昔、銀山がにぎわっていた頃に北陸地方出身の方が多かったことから屋号として「能登」の名前を使ったのだという。 -
ところで、このお土産屋の店先に出ている看板、「くじら餅」http://www.pref.yamagata.jp/ou/somu/020020/naradeha_main/200004pin.html
ってなんですか?
知らない旅行者にあきれたように教えてくれるオババさま(お母さんと言うと、私は貴方の母ではないと言われそうなので)曰く。
「鯨の形しとるからの」
これは冗談。
「漢字で書くと久しく持ちの良い餅だの」
昔の保存食。戦乱はもとより、新庄・戸沢藩の時代には干ばつや洪水でしましば農産物の不作が続き、多くの犠牲者を出した。生き抜くための知恵として「くじら餅」は今も懐かしく山形のソウルフード(韓国?いえ、綴りが違った)として伝承されているらしい。 -
顰蹙を買って当然だが、僕は世界各地でソウルフードとか言われると、まず、拒否反応を示す。
勢い、「銀山温泉はNHKの朝の連続ドラマ『おしん』の舞台となったロケ地として有名です」と言われたところで、ちょうど学校に通っていたころ放送されていた「おしん」を見ていない自分にその感激はない。
「おしんドローム」の流行語も久しいが、今や「世界で最もヒットした日本のテレビドラマ」になってしまっているらしい。
「おしん」の第1話を見てみたい方はコチラ。
http://channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=active60&prgid=32211959&categid=all&page=1
(意外にも晩年のおしんオババさまが家出する話から始まるのでした)
少女時代の小林綾子さんを見たい人は第5話
http://channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=active60&prgid=32211959&categid=all&page=1
から。 -
折り返して対岸から古山閣へ戻る。
宿のご主人が持ち上げているのは、カート。
まるで、ヴェニスのポーターみたいだ。
あれで、登りの坂を押すのは無理だろう。
古三閣のファサードに見える錦絵のようなもの。わかりますか?
「鏝絵(こてえ)」と呼ばれている左官彫刻。 -
顔料を混ぜた漆喰を使い、高度な技術で描かれた鏝絵は、百年以上もの風雪に耐えられるらしい。
イタリアならフレスコ画。
これほど、まとまった鏝絵を見ることができる点で銀山温泉は希少だという。 -
到着したときに気になっていた年代物の「電話機のようなもの」
今でも現役らしい。
古山閣オヤジが「調理場とつながってるんです」と説明してくれた。
繋がってるって、糸で・・・? -
さて、宴会の時間が近づいてきた。
到着時は、従業員によって通せんぼされた、2階奥の宴会場をチェック。
お膳が並ぶ。
コの字型にできないのか?と要求するも、無理だという。
僕ならできるけど。(理解できないなら紙に図を描こうか?)なんて失礼なことは言わない。
穏やかに「なるほど、結構ですよ」と諦めて、飲み物のオーダーを再確認。
そもそも、こんな団体ご一行様が来てはいけない旅館で、ましてや、宴会などやってはいけないのだ。と思う。本当に。
僕が経営者なら、予約時に「満室です」と断るよ。 -
でー、宴会の写真ですが、カメラ部屋から持ってくるの忘れたので、一枚も記録していません。
何事も完璧はありえないのだ。
乾杯の後は、予想以上に大宴会になってしまいました。古山閣の宿泊客の皆さん、ごめんなさい。
苦情も訴えず耐えて下さって感謝申し上げます。
まあ、障子や襖、置き物を破壊したわけでもないのですが・・・。
大騒音だったことは確かです。
申し訳程度に、夕食のお膳を紹介しましょう。
お品書
一、小 鉢 豆腐天
一、前 菜 深山育ち
一、造 り 岩魚の姿造り
一、高 台 尾花沢牛しゃぶしゃぶ
一、煮 物 山形名物 牛肉芋煮
一、中 鉢 秋の味覚
一、蓋 物 そばまんじゅう
一、焼き物 鰻の白焼き
一、お 椀
一、水菓子 果物
一、香の物
以上、古山閣、本日のお献立でした。 -
相当にへべれけ状態で、部会長が二次会を手配しろと言う。
従業員のオバさんに聞くと、坂を登ってすぐ「伊豆の華」がお勧めだと言う。
http://www.izuno-hana.com/
がある。
「予約してやっからの!」とはりきっている。
(というか、店らしきものはそこ1軒しかないらしい)
確かに、こんなうるさい酔っ払いどもは、いつまでも宴会場に留まるべきではない。
中締めをして、皆さん外へ繰り出した。
部屋で休んだ2人を除く、15名が「伊豆の華」へ。ここで初めて記述するが、当パーティーの女性(まあ、僕の母親と同じ歳なんだけど)3名も楽しそうに店へ入る。
狭い店内は当パーティーのおかげでテンテコ舞いとなった。
ごめんよ!伊豆の華のオヤジ。今夜はそういう日だったんだよ。
再び生ビールで乾杯!
飲みながら、店のオヤジ(ご主人)と女将と異様な盛り上がりをみせ、オヤジが自慢するラーメンを、全員注文するも一度に4つしかできないため、酒盛りは延々と続く。 -
それでも、三々五々(では16名か?)宿へ戻り、僕が最後に支払いをして、部会長を引きずって帰ったのだが、何時に帰ったか不明。
盛りの良すぎるラーメンが重すぎて、風呂に入った後、運動がてら夜景を撮りに外へ出たのは覚えている。 -
手前、右に「藤屋」の白い外観が写る。
この新しく建替えた旅館について、「景観美を著しく阻害している」と指摘する観光客が多数いることも事実。
日産のティアナのCMでロケ地となった。
http://www2.nissan.co.jp/TEANA/J32/SWF/SPECIAL/adgallery.html
豊悦がキモノ着ているCM。
CMの中でビル・エヴァンスの「Waltz for Debby」が女性歌手の声で流れてるんだけど、ビル・エヴァンスに歌詞をつけるのはいかがなものか。
数年前、機内で見た映画「大停電の夜に」の中で、豊川悦司はジャズを流すバーのオヤジを演じていたが、このとき最後に弾く曲もビル・エヴァンスの「My Foolish Heart」。
それよりも、「藤屋」と言えば藤・ジニー女将。
http://www.hitachi-system.co.jp/samurai/feature/30/index.html
なんと、今年の3月に故郷へ2人の子供を連れて帰ってしまっているらしい。
つまり、「女将のいない藤屋」は、片方が点かないガス灯のライトアップに、いくぶん寂しそうなたたずまいを見せていた。 -
古山閣で会った、掛け軸の七言絶句(朱熹)は絶妙のタイミングで現れたと言ってよい。
「どうして、こんなところに僕は立っているのだろう?」
酔っ払っているから?
そうじゃない。
ふと、先日のこと、仕事で別々の人から同じ言葉をぶつけられたことを思い出した。
「なんでこんなところで遊んでいるのか?」
不惑のネコオヤジに対して失礼な物言いだ。
それもそのはず、一人は僕が10年前に監査役の補助者として4年間ご一緒させていただいた役員から。
もう一人は全国を行脚する監査グループの監査主任者から。
久しぶりに会った人が僕の仕事を見て思った率直な苦言として有難く受け止めてみた。
僕は「遊んで」はいない。
「昔はすごかったんだけどね」と言われるのではなく、今を頑張っている人でいたい。それだけ。
孤高の存在でありたいとは思わないが、常に飼われていない猫でありたいと思う。
個性も自分に責任がないとただのわがままでしかないのだから。 -
つらつらと、目の前でガス灯に浮かび上がる町並みを眺めていたら、なぜか、オマル・ハイヤームの四行詩が記憶の彼方から蘇る。
それは、閉架式の図書館で係員から差し出された書物のように。
ないものにも掌の中の風があり、
あるものには崩壊と不足しかない。
ないかと思えば、すべてのものがあり、
あるかと見れば、すべてのものがない。
(ルバイアート:小川亮作訳)
「ワルツ・フォー・デビー」を口笛で真似ながら、転ばないようにシャドウ・ダンス。
若いときに脈絡もなく読んだ本も、陽の目をみるときがあるのだな。とニヤニヤ。
冷え込む前に、宿へ戻り就寝。
布団の中の人となる。
夜中、食べ過ぎてうなされながら、予想以上の寒さに目が覚めるが、布団を剥いでいたんじゃ当然だわな。
布団に包まりなおし朝まで泥のように眠る。
「ちはやふる・ルバイヤートへの返書 Vol.2」
〜こばえて、ほんに酒田はええ湊じゃおまへんか?
へ続く。
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この旅行記へのコメント (26)
-
- ちょびれさん 2010/04/29 09:58:28
- ぶはは〜!
- のうりかさん
お久しぶりです、ゴールデンウイーク初日の朝に宴会部長旅行記にお邪魔して
みました〜
のうりかさんのイメージと180度かけ離れたお役目の感じがして、思わず
一気読みしました!
いやあ・・・ご苦労様でした。
こういう団体旅行はとっても珍しくて・・・うちは社内旅行もなにもないので
なんだか懐かしい感じがしましたが、それにしても行きのバスの中に漂う
渋い男性のかほり(!)にアルコールのかほりが渾然一体になったところを
想像しただけで酔いそうです(爆)
この渋いかたがたはきっとまだ理性がしっかりされたかたがただったのでしょうね、公序良俗に反する行いはなかった・・・?かなー。
この古式ゆかしきレトロな旅館で繰り広げられたであろう宴会で、建物が
ゆれたのではないかと。
旅館の方が良い方でよかったですね♪
二次会から何人を背負って帰られたのでしょうか・・・
ほーーーーーんとにご苦労様でした、コーヒーが鼻から吹き出そうでした!
ちょびれ
- のうりかさん からの返信 2010/04/29 13:06:56
- RE: ぶはは〜!
- ちょびれさん、こんにちは!
ごぶさたしておりました。
ご訪問ありがとうございます。
この旅行記が僕の4traでの最高作品だと思われます。
とくに「白い華」さんがそうおしゃっておられますので。
実は5月2日から女房こと飼主を連れて(連れられてじゃないよ)台北、
クアラルンプール、香港を4日間という弾丸ツアーで行ってきます。
今年の1月に一人でシンガポールまで行ったものの、今ひとつ中華圏の
文化の消化ができず、さらにまたもや初めてのKLを目的地に選択して
、なにぶん知識もなくマダムちょびれのWebページにアクセスを試みた
次第です。
KLは5月3日にマンダリン・オリエンタルへ夕方チェックインします。
目的が中国文化の理解ですからチャイナタウンへ行きたいのですが、
マダムちょびれのお勧めするお店など、お聞かせいただければ幸せです。
なかなか旅行記をUPできないエクスキュ−ズを仕事に、しばらくは
4traのみなさんに不義理を続けるのうりかです。
マダムまりあさんへもよろしく。
のうりか。
- ちょびれさん からの返信 2010/04/29 13:33:44
- RE: RE: ぶはは〜!
- あはは!
マダムは良かったな〜問屋巡りでは弾けましたが・・・
さて、マンダリンにお泊りとか!KLCCど真ん中で便利がいいのとツインタワー
真上ですからきっと夜景を楽しまれるのではないかなー。
羨ましい〜トランクに空きはありませんか???
チャイナタウンですが、どのお店・・・っていうのがまったく無知です、
すみません。
でも、北京語話す娘によりますと、てきとーに入った店の麺はなかなか
美味しかったと言ってました。親切なお店のおじちゃんや近所のおじちゃんが
(これ入れるともっとおいしいよ〜)とか
(こうやって食べなくちゃ!)
とか教えてくれたそうです・・・
そんなに大きい場所ではなく、あっというまに終わっちゃうかもですが、
雰囲気は感じられるかも?
アメリカやシンガポールのチャイナタウンを想像するとちょっと違うとは
思います。
チョウキッドやマスジットジャメでイスラム圏の雰囲気を味わうのがいいか
なあ〜なんて・・・
のうりかさんご夫婦のセンスで!楽しいご旅行を♪
ちょびれ
- のうりかさん からの返信 2010/04/29 14:41:17
- RE: RE: RE: ぶはは〜!
- マダムちょびれさま
貴重なアドバイスをありがとうございました。
旅程を組んだのが4月上旬だったので、KLに1泊しかできないのは
致命的です。
中国語を話せないのもかなり終わってますが。
> チョウキッドやマスジットジャメでイスラム圏の雰囲気を味わう・・・
僕も興味あります。
なんと言ってもマレーシアのイメージは女性が被っているあのあれ、
チャドル?スカーフ?ベール?だかのようなもの。
ですから。
あ、そうそう。
山形に行ったメンバーの方々は元気でまだまだしぶとく現役
でご活躍なのですが、僕は昨年異動したために事務局の担当も外れました。
「今をがんばっている人だと言われたい」と思う気持ちは変わらないつもり
ですが、実態は部下のスケジュールと実績を管理し、書類の検証で印鑑を
すり減らし、会議が続けば土日も厭わず出勤したりといった毎日です。
それでも、はたから見れば遊んでいると思われるのだから困ったもんだ。
だから、たとえ4日間でも直行便がみつからなくても、旅に出ようと思った
のですよ。
そして書けない旅行記たちがいまも宙を泳いでいるのでした。
のうりか
- ちょびれさん からの返信 2010/04/29 17:36:37
- RE: RE: RE: RE: ぶはは〜!
- マ、マダムはやめてくださいな(汗)
スカーフは降り立ったその時から!税関から!遭遇ですから♪
慣れれば気にならなくなりますけど、最初はかなりカルチャーショック受けました〜
スカーフを被るか被らないかは一家の長であるパパ次第、ムスリムの家でも
敬虔な家庭ではそれこそ年中長袖に長ズボンです、割とゆるい家庭では
被ってない娘さんも中にはいますよ。
でも、プールに行くとまるでウエットスーツのような水着を着てしかも
夕暮れ以降に女子が泳ぐのを初めて見たときには・・・・
宗教って凄いなあと実感しました。
千差万別、アラブ系の方は目すら見せない真っ黒なマントを地面ひきずりながら
歩いていたり、でもその奥には驚くほど美人の姿!
勿体無い〜
ご主人が以外の男性には目にふれさせてはならないそうです。
家庭内では脱いで大丈夫だけど、誰か来たらもちろん被りなおしですねー。
でも、マレーシアはそれぞれの宗教が保護され尊重されており、他民族
でありながら(時々小競り合いはあれど)平和に暮らしている不思議で
奥のふかーい国だと思います。
地元マレーの人ははにかみやで人懐っこい、100万ドルの笑顔がまぶしい
です。素朴なんで、サービスとかいう概念にちょいとかけるときが
多々あるやもです。そこは見逃してあげてくださーい。
お仕事大変ですね・・・
我が家の大黒柱もドイツで足止め9日間で帰国した翌日から出張で、やっと
今夜帰宅です・・・
酷いときには1ヶ月休みゼロ!とか平気でありますよ〜
体力だけが勝負!ってもう50すぎてるのにねー。
なので、夏にむりやり休み取って貰いました!先手必勝、そうでないと
永遠に休めないよ〜
ちょびれ
- ちょびれさん からの返信 2010/04/29 17:39:15
- RE: RE: RE: RE: RE: ぶはは〜!
- 他民族・・・でなく多民族でした、すみませーん。
- のうりかさん からの返信 2010/04/29 18:55:22
- ありがとうございました。
- マレーシアを愛するちょびれさんに、いつか今度の旅行記を読んでもらおう
という目標をもちました。
では、また明日も明後日もたぶん出勤です。
しかし、ご主人が例の噴火で9日間も足止めだったとは!
たいへんでしたね。
-
- アナナスさん 2008/10/28 08:34:09
- もりだくさんですねー。
- すごいもりだくさんじゃないですか(☆▽☆)。。
いいですねぇ、こういう団体旅行だったら〜。
私もスコッチ大好き(一昨日もバーでスコッチ飲んできました。うまかったー)で、「ニッカウヰスキー仙台工場」行きたいって思ってたんですよー。工場好きだし・・・。
「ある」というのは結構有名なんですが、私の周囲であまり行ったことのある人がいなくて、貴重な旅行記拝見できて楽しかったです。。。
- のうりかさん からの返信 2008/10/28 22:22:31
- RE: もりだくさんですねー。
- アナナスさん、こんばんわ。
スコッチお好きとのこと。同志です!
わざわざ個人でニッカの宮城峡に行くか?と自問すれば、微妙な
ところかもしれません。
それにしても、今回の旅行記なのですが、山形に在住している方から
感想を聞いてみたいという思いが、日に日に増しております。
その前に暗殺の危機もあるやもしれませんが。
でも、山形を好きになったのですよ。信じられないことに。
冬に向かっていくと、やはり鍋と日本酒がおいしいと思うのですが、
どうでしょう?
ニッカの龍造寺さんが言ってました。
「お酒は美味しいものを少しだけのむのが最高です」と。
では、またのご訪問を楽しみにしております。
のうりか。
-
- nakamasananiwaさん 2008/10/20 13:10:05
- そおですか
- おいらマラッカ行ってきたけど
先週も今週もベイヴューホテル前から向かいの病院のあたり自転車に花さして曲芸っぽく走り回ってその辺歩いてる人たちから拍手されてまた風のように走り去っていったマレー系のおとっちゃんと同じ?
のうりかさん
もっと観たいけどタイムアップ
ゆっくり楽しませていただきます
それでは
- のうりかさん からの返信 2008/10/20 22:11:38
- RE: そおですか
- nakaさん、本業が大事なんですから、
時間のある時に、ゆっくり読んでください。
そして、nakaさんのコメントで僕を唸らせて
もらえれば、それで幸せです。
では、今日も商売繁盛をご祈念申し上げます!
パン!パン!
のうりか。
-
- nakamasananiwaさん 2008/10/20 13:02:05
- なっなんでー?
- なんでおいらがでてくるの?
シンガポールもっとたっかいよー
- のうりかさん からの返信 2008/10/20 22:07:36
- RE: なっなんでー?
- 勝手に使わせてもらいました。
たぶん、これからも断りなく使わせてもらいますさかい。
あんじょう、かんにんしとくれやす。
(こういう言い方ありますか?)
-
- nakamasananiwaさん 2008/10/20 12:59:12
- わぁ そんなことできるんですか?すごーい
- おいらも好きです♪
ほんもんのウイスキー好きのお父さんがよう愛飲してはります、おいら知ってるのはみなさん、倒れるまで飲む人ばっかり、なんで?
おいらバーボンも好きです
安っぽい、わかりやすい味、香りが好きです♪
ケンタッキーシャンパーニュとかいってる、赤い封蝋のもあるけど
- のうりかさん からの返信 2008/10/20 22:05:24
- RE: わぁ そんなことできるんですか?すごーい
- バーボンはたぶん「飲まず嫌い」です。
バーボンはジャック・ダニエルズのイメージが強くて
敬遠していたのですが、神戸編に登場するTオヤジは
IWハーパーの大ファンです。
ビーフ・ジャーキーがあれば最高なのだとか。
ほんとに酒は個人の嗜好ですね。
- nakamasananiwaさん からの返信 2008/10/21 02:15:17
- RE: わぁ そんなことできるんですか?すごーい
- >のうりかさん
JDはバーボンやってゆうとおこられまっせ
あれはテネシーウイスキーでチャコールフィルターつことるから
マイルドでケンタッキーみたいな田舎のんとちゃうそうです
ハーパーはなつかしいなー
70’sおわりから80’sごろのディスコやカフェバー?でいっちゃん売れてたんとちゃいます?これとフォアローゼス
おいらはあのころバーボンならオールドグランダッドかケンタッキージェントルマン、テンハイ(すごく安っぽい味で酔えます!それにレーベルがみんなおもしろい)お金がある時はやっぱりワイルドターキー♪ターキーは度数高くてええ感じやったな
あのころラムの最高峰ロンリコ飲みすぎてバイト代全部つかっちゃったりとか
すんません、はずかしいけど若い頃はやっぱり飲みすぎたらあばれたり、やってたみたい?あきませんねー、今反省してます
赤い蝋で封印されたメーカーズマークはなぜかにがてでしたっけ
- のうりかさん からの返信 2008/10/21 21:08:46
- 知ったかしてごめんなさい。
- nakaさん。
JDは確かにバーボンと製造工程が違うので、その分類はされて
いないのですね。
はじめて知りました。
赤い蝋で封印された・・・。
http://www.makersmark.com/Lpa.aspx
これ!ですよね?
飲んだこともないのですが、どんな味がするのですか?
バーテンダーでも居酒屋おやじ風でもよいので、
このバーボン初級者にご教授いただきたいのです。
(でも、やっぱし飲まないな)
のうりか。
- nakamasananiwaさん からの返信 2008/10/22 02:19:11
- RE: ごめんなさい、いらんこといっちゃいました
- のうりかさん
たぶん、日本の80−90%の酒飲みはJDがケンタッキーバーボンやと思ってると
しゃーないのです
バーボン全盛期にテネシーウイスキーやって売り出してもむりやし
でもかえって、バーボンとまざって、個性がみんなに好まれたっちゅう事です
四角いボトルでJWみたいにグリーンとブラックがあるのも(まだあるんかな?)そうやし、ちょっとバーボンより高いめ
みんなバーボンのちょっとええやつやとおもて飲んでました、くせないし
せやのにある日突然差別化だしてきはったんです
びっくり
たぶん、バーボンの流行、ブームがすぎたからやろねー
ある意味ずるいよね
せやから?おいら、すすんでは飲みません
まぁでてきたら飲むけど好きじゃないです、すんません
-
- nakamasananiwaさん 2008/10/20 12:51:12
- 勉強になります
- そおですか
知らんかった、ボーゼンです
香りは樽のんがつくんやと思ってた
おおきにです
- のうりかさん からの返信 2008/10/20 22:02:09
- RE: 勉強になります
- もちろん、樽からも香りはつきますよね。
マッカランはシェリー樽をヘレスから調達してるらしいです。
-
- nakamasananiwaさん 2008/10/20 12:45:17
- いよっ待ってました♪
- こっこれの後部にサロンが?
途中まで読んですごいなーって
ちがったのね
- のうりかさん からの返信 2008/10/20 22:00:27
- RE: いよっ待ってました♪
- 自衛隊も無駄にカッコつけて、
こんな車輌をそろえているわけではないらいのですよ。
たぶん。
-
- M-koku1さん 2008/10/20 00:03:43
- 山形生まれの上司
- のうりかさん
ただ今です。
夕方に飛行機が到着。
天気が悪くて、もう薄暗い東京に、ちょっと驚き。
そういえば、アメリカでは結構快晴が続いていました。
山形の旅行記ついに完成ですね。
上司が山形生まれの人なので、
言葉の特徴、わかる感じがします。
ミセス藤さんアメリカに帰っちゃったんですか〜?
一時帰国なんでしょうか、永久帰国なんでしょうか?
なかなかの商売上手みたいでしたが・・・
さてさて紅茶の一件ですが、
スコットランドと、イングランドでブレンドが違うのなんて
さっぱり知りませんでした。(無知なものですみません m(__)m )
硬水と軟水の違いは住んでいると嫌でもわかりますが、
今度スコットランド事情は
エジンバラに留学していた娘に聞いてみましょう。
イギリスの紅茶を日本に持ってきて普通に入れるとおいしさは半減。
また緑茶を懐かしくロンドンで飲もうとすると、これまた不味くて
がっかりします。
紅茶はイギリスで飲むもの、緑茶は日本で飲むものとかんがえています。
(そういえば、飛行機の中の緑茶はどうしてあんなに不味いんでしょう。)
明日から会社なので、これで寝ます。
素敵な銀山温泉(に写真では見えます)、いい旅行記でした。
M
- のうりかさん からの返信 2008/10/20 21:35:09
- 国税局調査官の方もいます。
- Mさん。こんばんわ!
おかえりなさい。おつかれさまでした。
そうとうな無理をおして、銀山旅行記を読破していただいて、
ありがとうございました。
僕のここ数年来出会った山形出身の方で、印象深いのは税務署の
特別調査官です。
それはもう、一発で「山形ですよね?」と言ってしまったほど。
でも本当にMさんの上司もそうだと期待しますが、楽しい人が
多いですよね。
でも本人はあまり笑わなくて。こっちがいつまでも笑っていると
不思議そうな困惑した表情をうかべているという。
紅茶のブレンドの件、ぜひお嬢さまに確認して、できればご報告
いただけると幸せです。
紅茶の件では、けっこう反省しているのですよ。
ウェッジ・ウッドやロイヤル・ドルトンの器で飲んだところで、
何もわかってなかったのだと。
そうですね。飛行機のなかで飲む日本茶は変な味です。
コーヒーもですが、沸点まで到達しないお湯で淹れるからでしょうか?
銀山温泉。どうも微妙です。
vol.2でその理由を語ってはいませんが。
とにかく、一行だけではなかったけど、本文でMさんを紹介したのは
ごく自然でした。ご迷惑でなければ次回もまた次回もご登場いただく
やもしれませんので。あしからず。
僕って本当に失礼なネコオヤジですね。
では、おやすみなさい。
のうりか。
-
- sweetbasilさん 2008/10/18 17:10:21
- はじめまして!
- 拙旅行記にお越しいただき恐縮です♪
尾花沢〜旅行記拝見しました。
写真もすごいですが・・・文が最高です♪
あー私も頑張らなくっちゃ・・・
読みごたえ有りました!
酒蔵なんて、見てるうちに飲みたくなっちゃって(笑)
また、いろいろ拝見しますね!
これからもよろしくです♪
- のうりかさん からの返信 2008/10/18 20:34:17
- こんばんわ!
- sweetbasilさん。こんばんわ。
投票と書き込みまでしていただいてありがとうございました。
それよりもなにより、vol.1を読破されたとのこと。
感激です。
思うに、芸でも趣味でも、酒でもそうですが、身銭を切らない
ものは自分の糧にならないと。今回の銀山でそう思ったのです。
つまり、温泉を全然理解していない自分がそこにいました。
(家族はいまだに温泉に連れていってもらってません)
sweetbasilさんの旅行記は、なかなか見る人の琴線に触れるものですよ。
少なくとも僕はそう思います。
今日は邪魔が入って、vol.2をUPし終えることができませんでした。
sweetbasilさんのようにちゃんと最後まで読んで下さるトラヴェラー
の方にまた読んでいただけるよう、vol.2を明日なんとか完成させます。
また、ご訪問ください。できればコメントなど頂戴できればとても
幸せです。
では、ごきげんよう。
のうりか。
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