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スペインからとの戦いに勝利し、聖母マリアにその勝利を感謝して建てた修道院が、バターリャ修道院(Mosteiro da Batalha)<br />ポルトガル語で バターリャ(Batalha)とは「戦い」という意味だ。この戦いはスペインからの独立がかかった 非常に意味のある戦いだったのだ。<br /><br />ファティマから 車で30分ほど、小さな街に入ったな、と思ったら いきなり 視界に巨大な修道院が見えてきた!世界遺産にも登録されている、ゴシック・マヌエル式のこの建物は 見る人を圧倒する。近づいてみると その巨大さに再び気づく。朝まだ早いせいか、あまり人がいない。<br /><br />教会の入り口には 人の彫刻がたくさん。これは歴代の王様のものだと、ネルソン(旦那)のお母さんが教えてくれた。中に入ってみると すごく天井が高い。でも、少し薄暗く、シンプルなつくり。創設者の礼拝堂(Capela do Fundador)には 英雄ジョアン1世のお墓や、エンリケ航海王子の棺が置かれていた。ヨーロッパでよく見かける、その土地の王様や ヒーローの棺は 芸術的に優れたものが 多いけど、棺かと思えば なんだか ちょっと 怖い。ネルソンが ポンポン、って不用意に触るので 思わず「やめときなよ!」って言ってしまった。<br /><br />教会から奥は 王の回廊(Claustro Real)になっている。有料だったけど、興味があったので ネルソンと二人で入ってみることに。(お母さんはカフェでも入るわ、と言って 来なかった)ゴシック様式の簡素な造りだが、それが また 修道院によくマッチしていると思った。<br /><br />参事会室(Sala do Capitulo)には無名戦士のお墓があって、女性の兵隊さんが 見張っていたよ。ここのステンドグラスは、キリストの苦難が描かれているんだけど、すごく色鮮やかで 綺麗だった。<br /><br />回廊の他の部屋は いろいろな展示物があったし、修復している途中のものなんかもあった。いつものことながら、中央部のお庭はよく手入れされていた。2階からのぞいで見ると 計算された四角の植木がきれいに見下ろせる。<br /><br />いったん、外に出て 未完の礼拝堂(Capelas Imperfeitas)に入ってみる。ツアー客が やってくるのが 見えたので、団体客にまぎれる前に 見物しようと、駆けこんだ。でも、そこは 回廊に入るのと同じチケットを 見せないと入れないエリアだったらしく、ネルソンは 係りのお姉さんに呼び止められる。(あたしがチケットを持っていたので。)あたしも呼びとめられたらしいが、急いでいたのと、ポルトガル語だったので 気づかなかった(苦笑)ネルソンは あたしがチケットを持っていることを説明し、入れてもらったらしい。<br />ともあれ、未完の礼拝堂は オープンエアー(天井が未完なだけだけど)で気持ちいい。これはこれで すごくいいな、と思った。<br /><br />この小さな街は、修道院ぐらいしか観光するところはないけれど、ポルトガルの歴史に残る戦い「バターリャ」、勝利のシンボル、修道院を訪れてみるのもいい。

「バターリャ」での勝利、ポルトガル独立の象徴

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2008/09/23 - 2008/09/23

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Mika

Mikaさん

スペインからとの戦いに勝利し、聖母マリアにその勝利を感謝して建てた修道院が、バターリャ修道院(Mosteiro da Batalha)
ポルトガル語で バターリャ(Batalha)とは「戦い」という意味だ。この戦いはスペインからの独立がかかった 非常に意味のある戦いだったのだ。

ファティマから 車で30分ほど、小さな街に入ったな、と思ったら いきなり 視界に巨大な修道院が見えてきた!世界遺産にも登録されている、ゴシック・マヌエル式のこの建物は 見る人を圧倒する。近づいてみると その巨大さに再び気づく。朝まだ早いせいか、あまり人がいない。

教会の入り口には 人の彫刻がたくさん。これは歴代の王様のものだと、ネルソン(旦那)のお母さんが教えてくれた。中に入ってみると すごく天井が高い。でも、少し薄暗く、シンプルなつくり。創設者の礼拝堂(Capela do Fundador)には 英雄ジョアン1世のお墓や、エンリケ航海王子の棺が置かれていた。ヨーロッパでよく見かける、その土地の王様や ヒーローの棺は 芸術的に優れたものが 多いけど、棺かと思えば なんだか ちょっと 怖い。ネルソンが ポンポン、って不用意に触るので 思わず「やめときなよ!」って言ってしまった。

教会から奥は 王の回廊(Claustro Real)になっている。有料だったけど、興味があったので ネルソンと二人で入ってみることに。(お母さんはカフェでも入るわ、と言って 来なかった)ゴシック様式の簡素な造りだが、それが また 修道院によくマッチしていると思った。

参事会室(Sala do Capitulo)には無名戦士のお墓があって、女性の兵隊さんが 見張っていたよ。ここのステンドグラスは、キリストの苦難が描かれているんだけど、すごく色鮮やかで 綺麗だった。

回廊の他の部屋は いろいろな展示物があったし、修復している途中のものなんかもあった。いつものことながら、中央部のお庭はよく手入れされていた。2階からのぞいで見ると 計算された四角の植木がきれいに見下ろせる。

いったん、外に出て 未完の礼拝堂(Capelas Imperfeitas)に入ってみる。ツアー客が やってくるのが 見えたので、団体客にまぎれる前に 見物しようと、駆けこんだ。でも、そこは 回廊に入るのと同じチケットを 見せないと入れないエリアだったらしく、ネルソンは 係りのお姉さんに呼び止められる。(あたしがチケットを持っていたので。)あたしも呼びとめられたらしいが、急いでいたのと、ポルトガル語だったので 気づかなかった(苦笑)ネルソンは あたしがチケットを持っていることを説明し、入れてもらったらしい。
ともあれ、未完の礼拝堂は オープンエアー(天井が未完なだけだけど)で気持ちいい。これはこれで すごくいいな、と思った。

この小さな街は、修道院ぐらいしか観光するところはないけれど、ポルトガルの歴史に残る戦い「バターリャ」、勝利のシンボル、修道院を訪れてみるのもいい。

同行者
家族旅行
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
レンタカー
  • ファティマ(Fatima)から 車で30分ほどの道のり。<br /><br />削り取られた山の段差。

    ファティマ(Fatima)から 車で30分ほどの道のり。

    削り取られた山の段差。

  • 小さな街だなぁーと思っていたら いきなり視界に入った 立派な修道院。<br /><br />

    小さな街だなぁーと思っていたら いきなり視界に入った 立派な修道院。

  • バターリャ修道院(Mosteiro da Batalha)<br /><br />正式名称は 勝利の聖母マリア修道院(Mosteirode Santa Maria da Vitoria)<br /><br />ジョアン1世は アルジュバロータの戦い(Batalha de Aljubarrota)で スペインのカスティーリャ軍を打ち破った。聖母マリアにその勝利を感謝して建てた。<br /><br />世界遺産にも登録されていて、ポルトガル独立の象徴の修道院で、1388年の建設着工から 代々王に引き継がれた。

    バターリャ修道院(Mosteiro da Batalha)

    正式名称は 勝利の聖母マリア修道院(Mosteirode Santa Maria da Vitoria)

    ジョアン1世は アルジュバロータの戦い(Batalha de Aljubarrota)で スペインのカスティーリャ軍を打ち破った。聖母マリアにその勝利を感謝して建てた。

    世界遺産にも登録されていて、ポルトガル独立の象徴の修道院で、1388年の建設着工から 代々王に引き継がれた。

  • アルジュバロータの戦いで ジョアン1世を助けた騎士の像 

    アルジュバロータの戦いで ジョアン1世を助けた騎士の像 

  • 切妻屋根が特徴的。

    切妻屋根が特徴的。

  • 修道院入り口。<br /><br />ん?左だけが大きくてなんだか アンバランスな感じがする?<br /><br />ここには入りきれてないけれど、横には まだ 建物が続きます。<br /><br />小さく写っているネルソンと、ネルソンのお母さんを見れば 巨大さがよく分かる。<br />

    修道院入り口。

    ん?左だけが大きくてなんだか アンバランスな感じがする?

    ここには入りきれてないけれど、横には まだ 建物が続きます。

    小さく写っているネルソンと、ネルソンのお母さんを見れば 巨大さがよく分かる。

  • 入り口 (Portal)<br /><br />ここだけ見れば 左右対称。<br /><br />この石灰岩でできた修道院の外装は 時が経つにつれて 黄土色に変色したらしい。<br /><br />

    入り口 (Portal)

    ここだけ見れば 左右対称。

    この石灰岩でできた修道院の外装は 時が経つにつれて 黄土色に変色したらしい。

  • 聖堂の入り口によく見かけるけど、この修道院も アーチ・ヴォルト形の入り口には 聖像が飾られている。<br /><br />旧約聖書に出てくる、王様、天使、預言者、聖人だそうだ。<br />中央には キリストの戴冠の様子。

    聖堂の入り口によく見かけるけど、この修道院も アーチ・ヴォルト形の入り口には 聖像が飾られている。

    旧約聖書に出てくる、王様、天使、預言者、聖人だそうだ。
    中央には キリストの戴冠の様子。

  • 身廊<br /><br />高さは32m、幅は22m。<br /><br />天井がすごく高い!<br /><br />外観とは違って、シンプル。厳かな印象を与える。<br /><br />光は 10枚あるステンドグラスからだけなので すごく薄暗い。<br /><br />バターリャ修道院は、ポルトガルで初めてステンドグラスを使った教会なんだって。

    身廊

    高さは32m、幅は22m。

    天井がすごく高い!

    外観とは違って、シンプル。厳かな印象を与える。

    光は 10枚あるステンドグラスからだけなので すごく薄暗い。

    バターリャ修道院は、ポルトガルで初めてステンドグラスを使った教会なんだって。

  • マテウス・フェルナンデス(Mateus Fernandes)のお墓<br /><br />入ってすぐにあるので ロープで囲われてなかったら 身廊を見上げたまま 踏みつけてしまいそう・・・。<br /><br />埋め込まれているのかしら?

    マテウス・フェルナンデス(Mateus Fernandes)のお墓

    入ってすぐにあるので ロープで囲われてなかったら 身廊を見上げたまま 踏みつけてしまいそう・・・。

    埋め込まれているのかしら?

  • 創設者の礼拝堂<br />(Capela do Fundador)<br /><br />控え壁が特徴的な八角形の空間

    創設者の礼拝堂
    (Capela do Fundador)

    控え壁が特徴的な八角形の空間

  • ステンドグラスが すごく綺麗。<br /><br />教会とは違って、わりとこまかなデザイン。

    ステンドグラスが すごく綺麗。

    教会とは違って、わりとこまかなデザイン。

  • エンリケ航海王子のお墓 <br />(Infante Dom Henrique)<br /><br />薄暗い空間に お棺がおいてある。<br />お棺は すごく芸術作品だと思うけど、手を合わせているし、なんだか 1人では この部屋に入りたくないかも。<br /><br />他にもジョアン1世のお棺もここにある。

    エンリケ航海王子のお墓 
    (Infante Dom Henrique)

    薄暗い空間に お棺がおいてある。
    お棺は すごく芸術作品だと思うけど、手を合わせているし、なんだか 1人では この部屋に入りたくないかも。

    他にもジョアン1世のお棺もここにある。

  • こんなに 細長いステンドグラスを見たのは 初めて。

    こんなに 細長いステンドグラスを見たのは 初めて。

  • 身廊正面<br /><br />すごく簡素な感じがする。<br /><br />人が少ないな、と思っていたら フランス人観光客の団体が 入ってきた。観光客は お年寄りが多い気がする。

    身廊正面

    すごく簡素な感じがする。

    人が少ないな、と思っていたら フランス人観光客の団体が 入ってきた。観光客は お年寄りが多い気がする。

  • 王の回廊(Claustro Real)<br />(Galeria do claustro)<br /><br />*入場料:5ユーロ<br /><br />マヌエル様式とゴシック様式の融合された建築。<br /><br />修道院は こういう 回廊がよくあるよね。

    王の回廊(Claustro Real)
    (Galeria do claustro)

    *入場料:5ユーロ

    マヌエル様式とゴシック様式の融合された建築。

    修道院は こういう 回廊がよくあるよね。

  • 参事会室<br />(Sala do Capitulo)<br /><br />第一次世界大戦で亡くなった二人の無名戦士のお墓<br /><br />記念撮影で パチリ。<br />女性の兵隊さんが 表情一つ変えず、見張っている。<br /><br /><br />ちなみに、この部屋には 柱が1本も無い。建設された時は 天井が落ちないか心配されたらしい。(あたしなんて ガイドブックの説明を読むまで、柱がないことには 気づかなかったのに。)

    参事会室
    (Sala do Capitulo)

    第一次世界大戦で亡くなった二人の無名戦士のお墓

    記念撮影で パチリ。
    女性の兵隊さんが 表情一つ変えず、見張っている。


    ちなみに、この部屋には 柱が1本も無い。建設された時は 天井が落ちないか心配されたらしい。(あたしなんて ガイドブックの説明を読むまで、柱がないことには 気づかなかったのに。)

  • 参事会室の中に唯一、彩を与える ステンドグラス<br /><br />16世紀のもので キリストの苦難を描いているらしい。<br />

    参事会室の中に唯一、彩を与える ステンドグラス

    16世紀のもので キリストの苦難を描いているらしい。

  • ネルソン、回廊の中の庭にて。

    ネルソン、回廊の中の庭にて。

  • 洗盤<br /><br />マテウス・フェルナンデスの作品<br /><br />ここだけ 光をたくさん浴びていて、光の洗盤みたいだった。

    洗盤

    マテウス・フェルナンデスの作品

    ここだけ 光をたくさん浴びていて、光の洗盤みたいだった。

  • 回廊の他の部屋には 展示品がたくさんあったんだけど、その中でも1番 ウケたのが、これ!<br /><br />口の部分が 水はけになる部分。<br /><br />人間の口をモチーフにするなんてすごい発想!

    回廊の他の部屋には 展示品がたくさんあったんだけど、その中でも1番 ウケたのが、これ!

    口の部分が 水はけになる部分。

    人間の口をモチーフにするなんてすごい発想!

  • このステンドグラス、ポルトガル国旗模様

    このステンドグラス、ポルトガル国旗模様

  • アフォンソ5世の回廊の庭にて<br />(Claustro de D. Afonso V)

    アフォンソ5世の回廊の庭にて
    (Claustro de D. Afonso V)

  • アフォンソ5世の回廊は 王の回廊より 少し小さいが、2階に登れるようになっていて、上から見下ろすと よく手入れされた 回廊の中の庭が見える。

    アフォンソ5世の回廊は 王の回廊より 少し小さいが、2階に登れるようになっていて、上から見下ろすと よく手入れされた 回廊の中の庭が見える。

  • アフォンソ5世の回廊は ゴシック様式の回廊。<br /><br />

    アフォンソ5世の回廊は ゴシック様式の回廊。

  • いったん外に出て、未完の礼拝堂の入り口を探す。<br /><br />回廊から出てすぐそばに 入り口が あったのに、気付かず、礼拝堂の後ろをグルグル歩く・・・。

    いったん外に出て、未完の礼拝堂の入り口を探す。

    回廊から出てすぐそばに 入り口が あったのに、気付かず、礼拝堂の後ろをグルグル歩く・・・。

  • 未完の礼拝堂(Capelas Imperfeitas)<br /><br />ジョアン1世の息子の ドゥアルテ1世によって 建築が始まる。100年ほど 建築が続けられたが 未完成に終わる。<br /><br />ゴシック、マヌエル、ルネッサンスと、時代によって建築様式が 変わっているのが おもしろい。<br />

    未完の礼拝堂(Capelas Imperfeitas)

    ジョアン1世の息子の ドゥアルテ1世によって 建築が始まる。100年ほど 建築が続けられたが 未完成に終わる。

    ゴシック、マヌエル、ルネッサンスと、時代によって建築様式が 変わっているのが おもしろい。

  • 下から 眺めてみる。<br /><br />天井がなくて すっぽり空が見える。

    下から 眺めてみる。

    天井がなくて すっぽり空が見える。

  • 修道院のすぐ外には こんな銅像が。<br /><br />何度も戦いが 繰り返されていたのね。

    修道院のすぐ外には こんな銅像が。

    何度も戦いが 繰り返されていたのね。

  • 近くに教会もあった。<br /><br />中をのぞいてみたかったけど、閉まっていた。残念。

    近くに教会もあった。

    中をのぞいてみたかったけど、閉まっていた。残念。

  • 最後に 後ろからの バターリャ修道院<br /><br />このアングルも 個人的には けっこう好き。

    最後に 後ろからの バターリャ修道院

    このアングルも 個人的には けっこう好き。

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