2008/09/30 - 2008/10/02
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ZISAMAさん
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'05年 7月にカムチャッカへ行き、’07年 9月に本州最北端の下北へ行ったが、そのド真ん中の北海道へは今まで1度も行ったことがなかった。
そして今回、生まれてン十年にして ”今宵こそ君を抱きしめんと” 知床へ、そして啄木が ”しらしらと氷かがやき千鳥なく釧路の海の冬の月かな” と詠ったその釧路へ行くことにした。
目的は、知床で長年連れ添っている妻殿を改めて抱きしめるわけでもなく、ましてや釧路で啄木級の作詩をすることでもなく、相変わらず野生動物を追ってのヒグマとタンチョウを撮ることだった。
ルートは、女満別空港に入ってレンタカーにて知床へ行き、先ずは「お上りさん」的に知床五湖の散策や船に乗って海から半島見物などで2泊。
ただ、知床でヒグマを撮ると言ってもサファリカーで回る訳でもなく、実際どのように撮ることが出来るのか分からなかった。
野生動物に興味があるので、生意気なようだが少しは知識があるつもりだ。
何といっても相手は危険な野生動物であり、第一にフラ〜と行った観光客がそう簡単にして安全に遭遇出来ないし、逆に出没したとすれば周辺は立ち入り禁止となるからだ。
可能性があるのは、船で半島観光をする折にヒグマが海岸でエサ探しをしている時だが、果たしてそんなラッキーな場面に遭遇するのか。
次に、知床から釧路に向かいタンチョウの生息地である鶴居村に入って2泊。
ツルはそう危険ではないにしても、季節によって生息地が異なるので何処で撮れるのか分からない。
しかし、泊まるホテルのオーナーがプロカメラマンでありガイドのライセンスを持つ人なので、先ずは大船に乗った気持ちで臨むことが出来そうだ。
(知床は小舟で、釧路では大船?)
ここでは阿寒湖などへは行かず、まる2日間タンチョウを追い続けることにした。
さて、実際に行ってみたこの時期の道東は、日中の温度が18〜9度あり早朝もさほど冷え込まなかった。
連日好天に恵まれ、知床での大波に翻弄されるクルーザーで ”旅の情けか酔うほどにさまよい” の気分にさせられた以外はエンジョイした旅だった。
妻殿の友人ご夫妻との4人旅。楽しい旅が出来たのもご夫妻のお陰であり、この場を借りて御礼を申し上げる次第。
尚、タイトルとした「イランカラプテ」はアイヌ語で「今日は」の意味だそうだ。
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先ずは、知床五湖へ向かう途中の334号線沿いにあるオシンコシンの滝。
アイヌの美しい娘オシンと、対立する村の青年コシンは互いに愛し合っていたが、道ならぬ恋のために2人は来世を誓ってこの滝に身を投じた。
、、、と思っていたのだが、アイヌ語で「川尻にエゾ松が群生するところ」という無粋な意味だそうで、拙者は少しロマンティスト過ぎた。 -
知床五湖に着き、その第一湖。
拙者は気持ち半分、駐車場は「クマ出没により閉鎖」を期待していたのだが、、、。
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雪を少しかぶる羅臼岳。
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紅葉が始まった感じの第四湖。
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第五湖で撮った鳥。
ネットで調べると「アカウソ」らしい。 -
これは「アオゲラ」。
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日向へ出てくると羽が美しいのだが、彼はシャイなのか顔を見せてくれなかった。
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知床は世界遺産になってから狩猟が禁止され、天敵(人間)がいなくなったため鹿も慣れたもの。
ここでも、人間と自然と野生動物のバランス問題がある。 -
では、展望台からオホーツク海に沈む夕日を撮りましょう。
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しかし、意気込みに反して冴えない写真となった。
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今日は観光船にて半島見物。
ホテル9階の部屋から撮った、観光船が出るウトロ港。
右中央に観光船「オーロラ号」が小さく写っているが、実は波が高くて欠航となってしまった。 -
それではと、クルーザーに乗って半島見物とする。
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見た目はさほどでもないのだが、10人乗り程度のクルーザーは木の葉のように揺れる。
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「何とかの岩」らしいのだが、、、。
船長は「気分の悪い人は遠くの山を見ていて下さい」と言い、今度は「クマがいるかもしれませんから海岸を見ていて下さい」と言う。
船長殿!、どちらを見ていればいいのでしょうか!。 -
これも「何とかの滝」。
一向にクマは現れず、段々と ”酔うほどにさまよい” の気分になっていく。
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お!、船長の言う通り遥か彼方にクマが、、。
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左右に揺れ動く船からだが、これでも一応はヒグマを撮ることが出来たわけである。
写真には写っていないが、右方向にTVの取材車が停まっていてクマは山に逃げて行ったしまったのだ。 -
知床半島の先端。向こうに北方領土が霞んで見える。
船酔いの頭だが、日本への返還が早く実現するように祈った。 -
オプションで海中に潜り、「氷の妖精」といわれるクリオネを観る。
実は、ホテルにあったマイナス温度の水槽に泳いでいたものでした。 -
夕刻、ホテル近くの「夕陽の丘」で日没を撮影。
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明日は釧路へ向かう。
”別れの日が来たラウスの村にも、、” と言ったところ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- naniwa ladyさん 2008/10/16 09:33:40
- お帰りなさーーーーい。8(*^o^*)8naniwa
- 知床五湖、見せていただきました。
オシンコシンの滝も知床五湖も懐かしく見せていただきました。同じところを撮影したのに、全然違いますね。やはり私の写真などよりずーーと綺麗で、すねますね。しょうがないかーー
女満別空港で近所の人とばったり会ったりして、私が行った知床の旅を思いださせてもらいました。
でもやはり写真の綺麗さにうっとりするとともに、ねっとりして、一眼を買おうなどと猫に小判、豚に真珠的な発想がまたもや頭をもたげておりまする。
”奥様を抱く”、うーーんいい!!!と一瞬思ったのに、”こともなく”、うーーーんがっかり・・・
いつもながらの楽しいコメントと美しい写真の旅行記を楽しませていただきました。
- ZISAMAさん からの返信 2008/10/18 16:44:45
- RE: 今日はナニレディさん(お帰りなさーーーーい。8(*^o^*)8naniwa)
ナニレディさん
Zisamaも、遅まきながら北海道へ行ってきました。
しかし、オシンコシンの意味にはガッカリしました(笑)。
ところで、来年3月はアフリカ4〜5ヶ国周遊か、又はケニアかタンザニアだけの旅かはお決まりになりましたでしょうか。
どちらにしても、アフリカの大地に沈む真っ赤な夕陽を観ながら、ご主人をシッカリと抱きしめてあげて下さい。
それと、アフリカの景観は一眼でなくコンデジでも十分に満足させてくれます。
こんなことを書いていると、又もや行きたくなってきました。
ナニレディさんは是非、いや必ず行ってきて下さい。
今から「浪速の貴婦人アフリカを行く」の旅行記を楽しみにしております。
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