水すだれ探訪 #16～京都府(1)～虚空蔵の滝（京田辺市）

2008/10/04 - 2008/10/04

新興住宅街の裏山にある滝。
裏山といっても「山」と言うほどでは無く、丘陵と行った方がいいくらいだ。
しかしそんな山奥にひっそりとある隠れ滝。
落差は５ｍ位。
水量は多くないが、夏でも枯れないとか。
周りの苔が美しい滝だった。

場所はここ↓
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=34.82243188&lon=135.73696028&sc=3&mode=map&pointer=on

エリア 京田辺(京都)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

松井山手の住宅街を貫く山手幹線を東に行くと右手に「コープ」がある。
その裏手から「竜王こどもの王国」を目指す。
コープ裏から２〜３分走ると右手に幼稚園があり、車をそのあたりに止めて、「虚空蔵さん」の案内板のところから下っていく。

幼稚園を過ぎると、静かな山道となり、しばらくすると「虚空蔵堂」が現れる。
元は「法輪寺葛井寺」と言われたらしく、嵐山の法輪寺とつながりがあるようだ。嵐山の虚空蔵菩薩はかつてここにあった虚空蔵菩薩が元像だと伝えられているらしい。

お堂からさらに下り、小さな沢の河原に出る。
周りに滝があるような雰囲気ではなく、耳を澄ましても、滝の音は聞こえない。
道を間違ったか？と不安になったが、とりあえず川を遡ってみることにする。

沢は水量も少なく、足を濡らすこともなく遡れる。
２〜３分遡ると、かすかに水が滴り落ちる音が聞こえてきた。自然と足が速くなってくる。

谷も狭まって来た頃、正面に「虚空蔵の滝」が姿を現した。

落差５ｍほど。
滝の前に立てば聞こえるのは、風が木の葉を揺らす音と、水が滴り落ちる音のみ。
すぐ側に住宅街が広がっているとは、信じられない位だ。