コンベンション絡みで開かれる名古屋での宴会に参加すべく旅行計画を立案。<br />東京から名古屋まで飛行機で行くのは正気の沙汰ではありませんが、行けるものなら飛行機がよいこのわたくし、行きは中部、帰りは伊丹から帰ることにしました。<br /><br />復路はJALなら中部から夜の便があるのですが、ANAは朝便しかないので伊丹便の選択になりました。伊丹からならついでに滋賀の友人のところに寄っちゃえということで滋賀県草津を第二の目的地とし、どうせならへんてこな経路で移動しちゃえということで、いつも通り一人旅ならではのエクストリームな旅程となりました。<br /><br />家→馬喰横山/東日本橋→羽田空港→中部国際空港→金山→栄→名古屋→亀山→柘植→草津→京都→伊丹空港→羽田空港→三田→神保町→家<br /><br />へんてこ旅程の所々にグルメを織り交ぜたこの旅、どうなったでしょうか。<br /><br />前編は自宅から名古屋までです。

ANA旅作利用　愛知・滋賀周遊1泊2日、ややグルメの旅　前編

6いいね！

2016/09/03 - 2016/09/04

4145位(同エリア5889件中)

#飛行機・ヘリ

エリア

名古屋(愛知)

旅行の満足度: 5.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 3万円 - 5万円

交通手段: 高速・路線バス ANAグループ JRローカル

旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

利用旅行会社: ANAセールス

鉄道利用の場合、京王線沿線から羽田空港へは品川から京急、もしくは浜松町からモノレールが一般的ですが、今回は時間に多少余裕があるので新経路の開拓をします。

都営新宿線の馬喰横山で下車し、連絡通路を歩き都営浅草線東日本橋駅を目指します。写真にあるようにその距離は120メートルだそうですからそれほど遠くはありません。

新宿や品川など大混雑のターミナル駅を避けられるのは大きなメリットです。
10分ほど待ち時間がありますが羽田空港行き直通電車に乗れそうです。
駅構内。

この乗り換えのデメリットとしてはエスカレーターのない階段を上り下りする箇所があることでしょうか。エスカレーター利用は遠回りしなければならないようです。

駅名表示の下には「問屋街」の文字が。
電車が来ました。

都営浅草線区間内でも何駅かとばしての運行ですので快適です。
羽田空港に着きました。

品川の次がもう国際線ターミナル駅、そしてその次が終点の国内線ターミナルです。

先ほど挙げた以外のメリットは車内が比較的空いていてずっと座れたこと、乗り換えが1回のみと少なく楽なことが挙げられます。
デメリットは山手線経由より20分ほど余計に時間がかかることでしょうか。京王、京急区間は速いのですが、やはり地下鉄区間は遅いです。

土曜夕方の羽田空港第二ターミナル。

こちらはターミナル北半分。
こちらは南半分。

先日第二ターミナルの南の部分を国際線ターミナルに改修する計画が発表されましたが、このエリアは国際線のチェックインエリアになるんでしょうか。

スターアライアンス各社が現在の国際線ターミナルから移転してくるのでしょうかね。現在のターミナル間バス移動は不便と聞きますから移転開業後は大変便利になることでしょう。
保安検査後すぐ前にあるうどん屋で温泉卵うどんをいただきます。

以前はトッピングの具などを自分で取って選ぶスタイルでしたが、現在は普通に注文する方式です。配膳・食器の返却はセルフですが。
南館ANAラウンジ。

奥の方のエリアは空いています。
基本的に土日しか来ませんが、平日に来るとここも混雑するんでしょうか。
ビールをいただきます。

搭乗時間が近づいてきたのでラウンジを出てもう一度搭乗ゲートを確認します。

ガルーダとのコードシェア便だそうです。
搭乗機のANAのB737-800。
搭乗ゲートまで来ました。
9/3 NH85 HND 1730 - NGO 1800

今回はANAのダイナミックパッケージ「旅作」で予約。宿泊ホテルは東京第一ホテル錦で帰りは伊丹から。旅行代金は25000円ほどでした。予約時点ではバラで予約するより5000円ほどお得でした。

キャンセル料も3週間前までかからないという点と、前日まで予約できるという点で事前購入の割引航空券「旅割」より使い勝手は勝ります。

楽天のダイナミックパッケージ「ANA楽パック」も似たような価格・購入条件ですが、旅作はホテルのチョイスが少ないのが難点ですかね。

保安検査場で発行されるこの搭乗案内書ですが、前はもっと横幅が狭く、内容もあっさりしていてまさにレシートという感じのものでしたが、多少体裁がしっかりとしたものになりました。
乗り込みます。

搭乗率は9割くらい。
路線の性格上、乗り継いでの利用が方が多いと思うのですが、私みたいにこの区間だけ乗る人は果たしてどれくらいいらっしゃるんでしょうか。

C滑走路の南端まで来ました。

左前方にJALのERJが離陸の順番を待っています。
離陸します。

離陸後すぐに右旋回。
TDRが見えます。

左にTDLの駐車場が見えますがTDL本体に匹敵するくらいの広さですね。
右のTDSの駐車場は立体駐車場です。これもかなり巨大。
雲の上に出ます。

水平飛行は10分ちょっとくらいでしたでしょうか。もっと高い空域を飛行する場合は水平飛行はより短くなります。

こんなに短い区間の定期便路線はあまりないんじゃないかと思って、過去に利用したことのある短そうな路線の区間距離を調べてみました。

サンディエゴ/ロサンゼルス　109マイル
ハジャイ/プーケット　164マイル
千歳/女満別　146マイル
鹿児島/長崎　90マイル
伊丹/高松　90マイル

羽田/中部　175マイル

今はもう廃止された路線もいくつかありますが、羽田/中部間はそれでもまだ距離がある方のようです。両都市間には新幹線という例外的に速い鉄道があるのですごく近いものと錯覚してしまいます。
高度を下げ名古屋の市街地を左に見ながら南下していきます。

日本一裕福な自治体として知られる飛島村が眼下に。
中部国際空港の唯一の滑走路を南に方向に着陸します。

定時より5分ほど早い到着でした。
エティハドのA330が見えます。

中部線は北京経由の運用でしたかね。
降り際にシートを一枚。
降機待ち。
遅参する宴会に一刻も早く着くために先を急ぎます。

初めての中部国際空港。
本当は出発時に利用してじっくり空港を楽しみたいところでしたが。

関東在住の人間にとってはなかなか利用の機会がない縁遠い空港の一つであります。
国内線の荷物カルーセル。
4台が一つのエリアに並びます。
名鉄の中部国際空港駅に向かいます。
乗車券と指定券。

乗車券は買わずに持っているICOCA利用でも大丈夫なのですが、発車の時間が迫る中、買い方をどうしたらいいかなどあたふたしているうちに購入してしまう形に。

飛行機の定刻が18時30分着なので18時47分のミュースカイに乗れればいいかなと思っていましたが、やや早く着いたので一本前のミュースカイに乗れました。

全席指定ですが、車内検札の際に清算している方も何人かいらっしゃいました。指定券を買わずに飛び乗っても何とかなるようです。
乗り込みましょう。

ミュースカイの車内。
出発します。もう大分暗いです。
乗り換え駅の金山駅に到着しました。
地下鉄駅に向かいましょう。
改札を出て、
地下へ。

改札はICOCAで通過。もちろんSUICAもPASMOも使えます。
地下鉄名城線右回りに乗り栄に向かいます。
名城線のシンボルカラーは紫ということでしょうか。
名古屋の地理は全然よくわからないもので、地下鉄がこのように環状線になっていることを初めて知りました。
栄に着きました。

サンシャインサカエの観覧車。

でかくないですね。でかくない。
宿泊予定のホテルの前を通過し、
いかがわしいお店が連なるエリアを抜けて本日の宴会会場のこのお店に入ります。
宴会開始から30分ほど経っていますがまだ先付くらいしか卓上にはありません。よかった。

皆さんにやっぱり飛行機で来たのかと笑われます。
私以外の皆さんは当然行きも帰りも新幹線です。
先付。
とりわさ。

出てくる鶏は卵も含めてすべて名古屋コーチンです。
からあげ。

脂身が少なくさっぱりおいしい。
鍋の具材。
小ぶりな鉄製の鍋。ぶ厚く、手に取るととても重いです。

女将さんによると85年も現役で使用されているとのこと。
不働態皮膜をまとったような重厚なテクスチャーです。
メインの八丁味噌鶏鍋です。

6年前に名古屋に来た時に食べてそれはもう感激するほどのおいしさでした。今回はこの味を求めて5人で再訪です。今回も期待を裏切らずおいしくいただきました。
最後にご飯に生卵をのせその上から鍋の汁をかけていただきます。これがまたおいしい。

東京第一ホテル錦。

10時過ぎホテルに戻ってきました。
客室にはユニットバスを備えるなど設備は基本的にビジネスホテルですが、阪急系列のホテルですのでその中にもそこはかとない高級感があります。

立地も駅近く、繁華街の中にあり、隣はコンビニと言うことなしです。
客室概観。
シングルベッド。

設備がビジネスホテル準拠ですから仕方ないのかもしれませんが、あと一つ枕が欲しいところです。
ユニットバス。
室内にはワンポイントでこのような絵が。

Wi-Fiはパスワードなしでつながります。
フロントでANA系列の空港売店「ANA FESTA」で使える1000円分の利用券を受け取りました。

旅作でこの券が付いても付かなくても同じ値段だったので券付を選びました。
帰りの伊丹空港で使うこととしましょう。
ちょっと飲み足らないのでこういうものを一人で飲みます。

なんかさみしい出張者みたいですが。
翌朝。

窓から見える景色は景色と言っていいものやら。
立地の良さとのトレードオフです。
チェックアウトして外に出ます。

町並みは夜の喧騒とは違った様相。
路地はちょっと汚れた感じ。

明け方の繁華街は往々にしてこんな感じかもしれませんが。

大津通り。
地下鉄に乗るために地下に入ります。

サカエチカの看板。
地下鉄東山線に乗って名古屋駅まで向かいます。
名古屋駅までは二駅。
電車が来ました。
名古屋駅前。
時刻は午前10時前。

高島屋の開店待ちの人々も相まって結構なにぎわいです。
この日は滋賀県の草津まで移動します。

TOICAエリアとICOCAエリアにまたがる旅程でICカード使用不可のため窓口で乗車券を購入します。
列車の出発まで時間がありますので軽くそばでも食べようと名古屋駅の地下街エスカをうろついていたら味噌煮込みうどんのお店を発見。せっかくなので入店します。

後で調べたら有名なお店のようです。
10時の開店直後だというの入店するお客さんで席がどんどん埋まっていきます。
お約束、朝でもとりまビール。

お新香は味噌煮込みうどんにお代わり無料でついてきます。

味噌煮込みうどん。1200円。

少々高いですが値段に見合う濃厚なおいしさ。
生卵入りですが、注文時に生卵が入りますがよろしいでしょうかと尋ねられますので、生卵抜きも注文できるようです。
ほかにも鶏肉入りなどいろいろバリエーションはあるようです。

腹を満たしたところで鉄道での移動開始です。

次の旅行記に続きます。