ANA旅作利用　愛知・滋賀周遊1泊2日、ややグルメの旅　後編

2016/09/03 - 2016/09/04

コンベンション絡みで開かれる名古屋での宴会に参加すべく旅行計画を立案。
東京から名古屋まで飛行機で行くのは正気の沙汰ではありませんが、行けるものなら飛行機がよいこのわたくし、行きは中部、帰りは伊丹から帰ることにしました。

復路はJALなら中部から夜の便があるのですが、ANAは朝便しかないので伊丹便の選択になりました。伊丹からならついでに滋賀の友人のところに寄っちゃえということで滋賀県草津を第二の目的地とし、どうせならへんてこな経路で移動しちゃえということで、いつも通り一人旅ならではのエクストリームな旅程となりました。

家→馬喰横山/東日本橋→羽田空港→中部国際空港→金山→栄→名古屋→亀山→柘植→草津→京都→伊丹空港→羽田空港→三田→神保町→家

へんてこ旅程の所々にグルメを織り交ぜたこの旅、どうなったでしょうか。

後編は名古屋から自宅までです。

エリア 名古屋(愛知)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ JRローカル
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: ANAセールス

この日の移動はまず名古屋から滋賀県草津まで。

関西本線で三重県亀山までの電車に乗ります。

電車が到着しました。

ワンマン運転の二両編成。
桑名、四日市、亀山以外の駅では車内で運転手さんと料金や乗車券のやり取りをする路線バスと似たシステム。

乗車券。

名古屋から草津まで特急や新幹線を使わず移動する場合は東海道線経由で、大垣、米原を通って行くのが主流だと思いますが、今回は関西本線と草津線経由で参ります。

東海道線経由と比べると300円ほど運賃が安い代わりに、運行本数が少ない、1時間ほど余計に時間がかかるなどのデメリットもあります。

東海道線経由は昔青春18きっぷなどで何度もお世話になりましたので、新経路開拓と新しい刺激を求めての選択です。

草津の方がおっしゃるには柘植経由で誰かが来るなんて聞いたことがないそうです。それだけへんてこな経路だということですが、景色も楽しめるし風情もあるので、たまにならいい選択だと思います。

名古屋の市街地を抜けると田んぼが広がる地域を走ります。

木曽川を越えます。

並行して近鉄名古屋線と国道1号線が走ります。

関西本線が単線2両編成なのに比べて、近鉄は複線でもっと長い編成の車両を使っていますから三重方面へは近鉄の方が圧倒的な輸送力を持っています。

桑名駅。

桑名駅は近鉄の駅と一体ですからそこそこ栄えています。

車内の様子。

富田駅。

四日市駅。

四日市は近鉄の駅と離れていますのでさみしい雰囲気。

井田川駅。

列車の終点亀山駅に到着しました。

途中駅でお客さんの運賃清算などに時間がかかり数分遅延した関係で乗り換え時間があまりありません。急ぎましょう。

今度は同じく関西本線の加茂行きに乗り換え柘植まで向かいます。

車内の様子。

ディーゼル2両編成ワンマン運転です。
時折勾配がきついのかエンジンがうなりをあげます。

途中の駅は大概無人駅。

亀山から柘植までは鈴鹿山脈をぶち抜く形のルートですから、終始山の中を走っているような感じです。

柘植駅に着きました。

乗ってきた車両。

柘植駅は趣のある田舎の駅という感じ。

これから乗る草津線。

4両編成、電車です。

ここまで乗ってきた車両が加茂に向けて出発していきます。

さすが山の中で雲も近いなと思っていましたが、後で調べてみたら標高は243メートルとそんなに高くありません。

車内の様子。

出発します。

柘植を出ると草津まで割と平坦なとところを通ります。

草津線のほぼ中間地点となる貴生川駅に到着しました。

柘植からこの駅までは一時間に1本くらいしか運行されていませんが、ここから草津まではある程度の本数は出ているようです。

草津の駅が近づきます。

草津駅に到着。

改札を出て友人と落ち合います。

友人おすすめのステーキハウスで近江牛ステーキをいただきます。

程よい脂身がしつこくなく大変おいしいです。

飛行機のことは饒舌に語るくせに食べ物のことに関してはボキャブラリーが貧弱で申し訳ありません・・・。

案内を受け町を歩きます。

草津は東海道と中山道が合流するかつての宿場町で、現在も街道沿いの一部ではその趣が残されています。

現存する草津宿の本陣に来ました。

宿場の宿のうち大名や旗本が泊まる施設をを本陣といいます。

入場料を払って内部に入ります。

江戸時代の人々の身長仕様で鴨居がとても低いです。

風呂場。

さてこれからは伊丹空港まで移動です。

草津から大阪駅もしくは新大阪駅経由で行くなら格安切符があるよと紹介していただいて連れてきてもらったところがここ。

京阪や阪急に対抗するためなんでしょうかね。
どういう仕組みで安くなってどういうルートで販売しているのでしょうか。

今回は京都まで出て、そこからバスを使うことにしたので利用しませんでした。

草津駅構内。

滋賀県の草津は市で人口は約14万人。対して群馬県の草津は町で人口は6千人余り。しかしながら知名度は自治体の規模とは真逆です。

京都までなら先に来る普通列車の方が後から来る新快速より早い到着です。

列車が来ました。

草津と大津の中間くらいに位置する瀬田駅。

昔友人が住んでいたころに何度か来ました。懐かしい。

車内から前方を臨んだところ。

京都駅に着きました。

ここから空港行きのバスに乗り換えます。

京都駅はいつ来てもすごい混雑。

混雑をさばくために、エスカレーターは左右二列とも歩かなくていいので使ってくださいと必死の案内。

八条口の伊丹空港行バス乗り場に来ました。

乗り場は以前より西に移動していました。

各種ICカードが使用可能です。

同じFeliCa規格のICカードでも、私鉄系のICカードは他地域の私鉄・バスで使えない場合もあるので注意が必要です。

京都南インターから名神に入ります。

45分程で伊丹空港に到着。

このITMゆるキャラはいつ登場したんでしょうか。空港内あちこちにいました。

南ターミナルへ。

展望デッキ。

南北ターミナル間にある二つのスポットが工事中です。
何の工事をしているんでしょうか。
成田行きはいつもここを使っていたイメージです。

保安検査を受けラウンジに入ります。

スーパードライとサントリーローヤルをいただきました。

20時20分発は伊丹からの最終の飛行機です。

その昔スカイメイト空席待ちでこの伊丹からの最終便に乗れずに、急いで新大阪まで向かい新幹線で東京まで帰った思い出があります。

搭乗口。

案内表示がソラリー式と呼ばれるパタパタなのがいいですね。

9/4　NH40 ITM 2020 - HND 2135

ユナイテッドのマイルの失効を防ぐためにカウンターでマイルをユナイテッドに付けるよう変更してもらいました。
そのためこの搭乗券が発行されました。「搭乗券」なのでカードなどとは違い保安検査場でこれをかざしても搭乗案内書は発行されません。

ユナイテッドでは平会員なのでラウンジ入室の際にエラーが出るためAMCのカードの提示が必要です。

後日ユナイテッドのマイルが加算されているか確認したらこの画面が。

私がユナイテッドのマイレージプラスに加入してから今年で20年だそうです。初めて一人での海外旅行にリオデジャネイロに行く際に加入しました。
あくまでも飛行機好きであって、それほどマイル自体には熱心ではありませんが、マイル人生がもう20年にもなるのかと、年を取ったもんだと思い返すわけであります。

さて搭乗機はB777-200。

B777-200はぼちぼち引退を始めたようで、この機体の機齢も19年と引退も近いのではないでしょうか。

隣のスポットにANAの777が到着しました。

明日の朝一の羽田便に充てられるのでしょう。

出発の準備中に滑走路が通常とは逆の14運用であることに気づき、初めての経験にワクワクしていましたが、搭乗機が離陸する頃には通常の運用に戻っていました。

プッシュバック終了後5分くらい同じ場所にとどまっていましたが、きっとランウェイチェンジの調整をしていたのでしょう。

離陸します。

機内の様子。

満席とのアナウンスがありました。

着陸間隔調整のための大きな迂回もなく時間通りに到着するようです。

深夜早朝晴天時の東京湾上を縫うように飛ぶ着陸パターン。

34L着陸。

ピッタリ定刻にスポットイン。

伊丹羽田便は両空港ともいい駐機スポットがあてがわれるので空港内の移動が楽です。

私の到着の30分ほど前に千歳から羽田に着いた友人と待ち合わせて食事をすることにしました。
国内線ターミナルの飲食店は軒並みラストオーダーが終了していますので、二人とも帰宅に便利な神保町で食べることにします。

都営浅草線直通の京急に乗り、三田で都営三田線に乗り換え神保町で下車。

日曜午後10時半過ぎの神保町。お店もほとんど閉まっています。
11時でラストオーダーの中華料理屋に滑り込みとりあえず乾杯。

私は麻婆丼をいただきます。結構なボリューム。
友人はすでに食事は済ませたとのことで餃子のみ。
二人とも翌日は仕事ですので30分で食べて解散。

行く先々で友人知人に会ったこの一人旅。ごちそうになったり色々お気遣い下さった皆様方、ありがとうございました。

飛行機ブログからの脱却を図ったものの、なんやかんやで乗り物ブログになってしまいましたね・・・。
鉄道・バスは全然詳しくありませんが乗り物はやはりいいものです。

次回の旅行も国内旅行になる予定です。