2008/09/20 - 2008/09/25
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azianokazeさん
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万里の長城の金山嶺から司馬台を歩きます。
いささか大げさタイトルをつけましたが、そのくらい気持ちがいいハイキングでした。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 航空会社
- 大韓航空
-
北京3日目は今旅行のメイン、長城トレッキングです。
ゲストハウス「北京の家“白塔園”」で車をチャーターして先ず金山嶺に向かいます。
万里の長城というと八達嶺が観光ポイントとして有名ですが、今回は訪れる人があまり多くなくゆっくり歩ける金山嶺から司馬台のコースを選びました。
市内から車で2時間20分ぐらいでしょうか。
高速を途中まで使えますので距離の割には早くつきます。
今日も運転はゲストハウスのオーナーのキンさんにお願いしました。
金山嶺まで送ってもらった後、キンさんには司馬台側で待っていてもらいます。
日本語が話せますのでとても助かります。
チャーター費用は800元 約13500円ですが、川底下村のときにも書いたように、日本語が使えて、なにかと面倒を見てもらえることを考えると格安です。
(現地旅行社のツアーもあるようです。所定の時間で歩ける自信があれば、はるかに格安で行けます) -
距離的には10km程度だと思いますが、尾根つたいのアップダウンが続きます。
(標高自体は600mから800mぐらいです。)
二十数年前に訪れた八達嶺も傾斜は尋常でない箇所がありましたが、こちらはそれ以上だとか。
自分で選んだコースですが、正直なところ体力に自信がありません。
一昨日の川底下村の丘でも足がきつかったし、昨日の故宮でも相当くたびれました。
そんな話をキンさんにして「もし、ダメそうだったら金山嶺に引き返すので、しばらく金山嶺で待機してもらえなか」と頼むと、キンさんも「やっぱり私も一緒に行きましょうか・・・」と非常に不安げ。
長城から携帯が使えない場合も考えて、結局キンさんが2時間近く金山嶺側で待機するという話になりました。
金山嶺のチケットが50元 約850円 -
なるべく楽するためにロープウェイで尾根まで上がります。
片道で30元ぐらいだったでしょうか。
かなり遅いロープウェイで、止まっているんじゃないかと不安になるぐらいでした。
15分以上かかります。
次第に尾根が近づくにつれ、尾根に這うよう延びる長城が視界に入ってきます。
気持ちも次第に高揚してきます。 -
ロープウェイを降りていよいよ歩き始めます。
天気はそこそこの青空も見えており、かつ、太陽には雲がかかって日は差さないという絶好のコンディションです。
一昨日、昨日をパスしてこの日に持ってきたスケジュール調整もぴったり決まりました。
一応ウインドブレーカー代わりのレインウェアも羽織っていましたが、すぐに脱いで、短パンにTシャツで歩きます。快適な気温です。 -
これから向かう司馬台とは反対方向の眺め。
イメージどおりの長城がうねうねと続きます。
見ているだけでワクワクしてくる絶景です。 -
これも反対方向の西域楼方面の眺め
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こちらはこれから進む司馬台方向
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反対方向。ロープウェイを使わないと、この写真の奥あたりに上がってくるのではないでしょうか。
ロープウェイのおかげで、高低差だけでなく距離も相当にカットしています。 -
長城の上に出て、司馬台目指して歩きます。
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ただの山の連なりのように見えますが、拡大してもらうと、一本の糸のように尾根の上を延々と這う“万里の長城”が確認できます。
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尾根の地形どおりにアップダウンしますので、長城という龍は身をくねらせることになります。
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この付近の長城はきれいに整備・修復されています。
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前後左右、どちらにカメラを向けても絵になる風景ですので、写真撮影にしばしば足を止めながらゆっくり歩きます。
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こうした楼が数百mおきにありますので、「とりあえずあそこまで・・・」という歩く目標がたてやすいコースです。
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長城の上でも携帯が使えました。
30分ほど歩いたところで、キンさんに、「司馬台直前の登りがきつそうだけど、少なくともそこまではなんとか歩けそうなので、待機を止めてOK。司馬台で会いましょう。」と連絡します。
本当に会えるかな? -
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中国の明日を担う青少年の一団が、なにやら団体訓練をやっていました。
こうした団体以外は外国人観光客が主です。 -
こちらにも青少年の一団がいましたが、長城を歩く観光客はパラリバラリといった感じで、多すぎず、少なすぎずというところです。
(あんまりひと気がないのも不安になりますので) -
何のために長城をつくったのか?ということがよく言われますが、あまり実際的な意味はなかったのではないでしょうか。
庭の周りを塀や垣根で囲うのが普通なように、国・領土の境には“縄張り”を示す壁を作るのが当然・・・その程度の感覚では?
“その程度”で労役に駆り出される人々はたまったものではありませんが。 -
段々と長城も荒れたままの箇所が多くなり、急なのぼりも。
日本人的な感覚では、多少荒れたままのほうが趣があります。 -
のぼったら、必ず下ります。
これはすべてに共通するルールです。
そんなことはともかく、カメラをしまって両手をフリーにして慎重におります。 -
拡大すると写真右半分側に、のぼりに使ったロープウェイがかすかに見えます。
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12時になったので、来る途中の古北口付近の“超市”(スーパー)で買ったお菓子とソーセージで簡単な昼食。
(ちなみに“便利店”がコンビニ、日本字でもわかります。)
なお、長城のあそこそこで地元の人が飲み物などを売っており、声をかけてきます。
まあ、これも“誘導係”と考えればいいかと思います。 -
ここも急な下りです。
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珍しく中国人の若い観光客がいた・・・・と思ったのですが、台湾や香港から来たカップルかも。
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一汗かきそうなのぼりです。
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昔は兵士が常駐していたのでしょうか?
もしそうだと、普段は何もすることがなく退屈で仕方がなかったのではないでしょうか?
それとも、長城の修復・建設作業などやっていたのでしょうか。 -
長い時間で足場の石はでこぼこに、壁は大きく崩れています。
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途中に、金山嶺のチケットをチェックするポイント、更に行くと司馬台のチケットを買うポイントがあります。
司馬台のチケットは40元と、金山嶺より10元安くなっていますが、最後のつり橋のところで5元とられるので結局45元です。金山嶺との差額5元は司馬台が北京市内なのに対し、金山嶺は河北省に入っているためだそうです。
ともかく、このコースを歩くためには合計95元 1600円ほどが必要です。 -
これまで歩いてきた道を振り返ります。
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下界ではなにか工事をやっています。
道路でしょうか。現代版“万里の長城”でもつくるのでしょうか。 -
一部崩壊がきつい長城をはずれて脇道を歩く箇所もありますが、物売りのおばちゃんがいて、道を間違うと教えてくれます。
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進行方向の眺め
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反対方向の眺め
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写真左奥が司馬台への上り坂です。
最初これを上るのはえらい大変そうに思えたのですが、実際はこの上り坂をずっと登る訳ではなく、上りはじめて少しのところが一応ゴールで、そこからロープウェイ等で駐車場に降ります。
司馬台のその先のコースは見てわかるように相当の健脚コースですが、コースの整備がされておらず立ち入り禁止になっています。 -
一旦、どんどん下ります。
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足場のよくない箇所もあります。
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ゴールの司馬台が近づくと、天空散歩が名残惜しくも思えます。
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一気の下り坂。
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向かいが司馬台。
眼下に見える湖面を渡るつり橋まで更に下ります。 -
吊り橋を渡ったところで5元のチケットを買わされます。
橋はしっかりしたつくりですが、揺らせば揺れます。
前を行くお馬鹿なドイツ人グループが盛んに揺らしていました。 -
橋を渡り終えて、今度は上ります。
写真はこれまで歩いてきた道。
幾分上ったところがゴールになりますが、かなりの急坂で足が悲鳴をあげます。
最後のひと頑張りです。 -
駐車場への下りは通常のロープウェイもあったようですが、今回使ったのがこれ。
湖面の上をロープにつかまって滑空します。
真ん中のゴミみたいなのがすべり降りている人です。 -
腰と足をベルトで固定してロープにつかまり一気に下ります。
最初はレンジャー隊員のように文字通りすべり降りますが、途中からはゆっくりとロープ自体が牽引されて動いていたような気がします。
ロープを牽引する機械もありましたので。
安全性に疑問もありましたが、いくら中国でも営業しているということは事故はないということだろう・・・と解釈して、使ってみることにしました。
高い所は苦手ですが、湖面に向かって滑り降りるのは気分爽快です。
湖畔に下りたあとのボート代まで含めて40元 680円ぐらいだったように思います。
なお、65歳以上の方は使えないそうです。 -
湖畔に下りるとボートに乗り換えて反対岸に向かいます。
ボートを降りてほどなく駐車場です。
キンさんと携帯で場所を確認しながら無事再会。
確かにアップダウンのきつい箇所もありますが、ベトナム・ハノイの香寺の山登りでおばあちゃんにおいていかれるような体力の私でもなんとか歩けるコースです。
どんな観光スポットも“自分は好きだけど、人によってはどうだろうか?”と思うのですが、この長城トレッキング・天空散歩は、天気さえ良ければ自信を持ってお勧めできる数少ないコースです。 -
北京と言えばやはり北京ダックを食べないと・・・というベタな発想で、夕食は北京ダックのお店へ。
ただ、ガイドブックに載っているような有名店ではなく、ゲストハウスのすぐそばのレストランです。
ダックは比較的一般的なメニューですから、そこそこの店なら食べられます。
半羽食べられるかキンさんに訊いてもらったところ、1羽でないとダメとのこと。
ひとりで1羽なんて食べられませんので、私の払いで、急遽キンさんも一緒に食事してもらうことにしました。
たまたま、その店の曜日ごとの格安メニューがダックに当たっており、1羽が38元 650円ほどでした。
これなら私でも負担できます。
有名店だとこの2〜3倍の値段になるかと思います。
ちゃんと目の前で切り分けてくれます。 -
やはりうまい!
写真のひと盛りが一人分。(これでも少し食べた後です)
皮に巻いて食べていたのではとても半羽分も食べられないので、皮なしで食べます。 -
ダックを食べながらのキンさんとの話に夢中になって、慌ててタクシーで雑技見物に朝陽劇場に向かいましたが、交通渋滞に巻き込まれ1時間(通常なら30分程度)かかってしまいました。
結局、30弱ほどの遅刻になりましたが、雑技は上海でも観たことがありますので慌てることもありません。
演技中は撮影禁止ですので写真はありません。(写真は休憩時間の場内)
とにかく人間というのは鍛えるとここまで出来るものか・・・と感心します。
オリンピックよりも凄いなんて思ったりします。(見せるためのショーですから)
でも中には失敗して舞台のそでに引っ込む少女もいたりします。
「親方に折檻されて、食事抜きなんてならないだろうか・・・」と心配にもなります。
昔、桂林で観た雑技はローカルな素朴なものでした。
数年前の上海の雑技にも驚きましたが、ますます大掛かりにショーアップされています。
最後は例によって、1台の自転車に女性が11〜12人ほど乗っかるという演目です。お見事。
チケットは前から3列目で180元(ゲストハウスで頼んで1割ほどの割引があります。)
長城を天空散歩し、北京ダックを食べ、雑技を鑑賞する・・・頭から尻尾の先まであんこが詰まったタイ焼きのような1日でした。
これで旅行も終了ですが、今回の旅行では珍しく予定してことがほぼ完璧に楽しめました。
これもゲストハウス「北京の家“白塔園”」のキンさん夫妻のおかげです。
ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (3)
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- SUR SHANGHAIさん 2008/12/20 11:42:21
- おお、行ってきましたか!
- 金山嶺〜司馬台のトレッキング、行ってらっしゃったんですね。
いや〜、さすがの景観!
そしてそのアップダウン!
これらの峰々に長城を造っていた時代に思いを馳せながら歩くのは爽快ですね。
そのうちにと思っているうちに、昔の捻挫の影響で脚に故障が出るようになってしまいました。様子を見て、私も歩いてみたいと思います。
メリークリスマス!!
そしてちょっと早いですが、よい年末年始をお迎えください。
- azianokazeさん からの返信 2008/12/21 19:52:48
- RE: おお、行ってきましたか!
- はい、行ってきました。
脚は大丈夫ですか?
やはり自分の足で歩くと爽快さも違います。
早くコンディションが整うといいですね。
年末・正月はタイのスコータイを予定しています。
スコータイでは4泊ですが、遺跡しかないところですから、「ひまだね・・・、遺跡は飽きたしどこ行こうか?」って感じでしょう。
バンコクの騒動は今はおさまっていますが、いつ再発するか・・・。
予定を組んだ頃はまだ空港にまでは及んでいませんでしたから、“往き帰りのバンコクで、占拠されている首相府付近でものぞいてみようか・・・”なんて、のんきなことを考えていましたが。
一方、帰国したらすぐに、仕事の都合で宮崎の山奥(阿蘇の近く)に引越し予定です。
暖かくなれば阿蘇や久住、更に湯布院や別府の温泉、神話の里の高千穂・・・と楽しみもありますますが、スキー場もあるような山奥の町ですので、島の気候に慣れてしまった体には少し冬の寒さはこたえそうです。
そんな慌しい年明けですから、帰国してもしばらくはタイの旅行記どころではないかも。
空港閉鎖で“帰国できない”なんてなったらもう目もあてられません。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2008/12/21 20:14:58
- RE: おお、行ってきましたか!
- 年明けには宮崎にお引越しですか。
九州の多彩な歴史、風土が楽しめそうな予感ですね。(*^^*)
もちろん落ち着くまでにはお時間もかかることでしょうから、タイ旅行記やその後の旅行記はボツボツということでお願いしま〜す。
実は11月末にバンコク経由でヨーロッパ往復の予定だったんですが、バンコクへの出発当日に空港が閉鎖されてしまいました。
急遽その日の出発は取りやめて翌日の別の会社の直行便で行ってきましたよ。
チケットがあってよかった…。
一日早くバンコクに行っていたら、次の日のドイツ行きは乗れずじまいどころか数日閉じ込められたんじゃないかと冷や汗をかきました。
今回のバンコクと言い、ムンバイと言い、最近は突発的な事件が多いですね。
お気を付けていってらっしゃ〜い。
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