2008/09/20 - 2008/09/25
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azianokazeさん
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2日目は故宮を中心に北京市内を散策の予定。
二十数年前、ツアーで故宮を“通り抜けた”ことはありますが、今回は思い通りに動ける一人旅。
“じっくりと時間をかけて・・・”と思ったのですが。
先ずは前門から。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 航空会社
- 大韓航空
-
地下鉄を「前門」で降りて地上に出ると目にするのが箭楼(せんろう)と正陽門(前門)。
今回は前門から天安門、故宮を回って景山と、ローラーをかけるようにもれなく歩き回るつもり。
律儀に、前門を背にして、箭楼をくぐってスタート地点の前門大街へ向かいます。 -
箭楼は正陽門の南に位置する北京城の防御門。
射撃用の「箭窓」がたくさん空いています。高さ38メートル。
箭窓がいっせいに開いて矢が射掛けられる・・・そういった大昔の映画「北京の55日」を思い出します。 -
広場から南に向かって前門大街が伸びています。
さすがに、中国各地からの観光客で溢れています。
“歩き方”によると、通りは古い街並みが復元されているとか。
そう言えばレトロな電車が置かれていましたが、あれは実際に走るのでしょうか?
今回は方向が逆なのでパスしました。
もっとも、中国では“復元”と言うと真新しい派手なものを作ってしまいますので、情緒はあまり期待できないかも。 -
前門大街の門の向こうに箭楼・・・記念撮影ポイントです。
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再び箭楼をくぐって、前門(正陽門)へ向かいます。
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正陽門、通称“前門”
1420年、明の永楽帝の頃の建築、高さ42m。 -
道路を挟んで前門側に立ち、前門と箭楼を振り返ります。
実際は、箭楼と前門の間の大きな道路をどこから渡るのかわからず、トロトロしていました。
左手の地下鉄通路を使って・・・と思ったら出口がありませんでした。
反対の右手の地下鉄通路に行くと、ここは道路反対側の前門の方へ出られそう。
でも通路を通り抜けようとすると、地下鉄の係員の女性に呼び止められ、注意されます。
最初なんのことかわからなかったのですが、どうもバッグのX線チェックを受けろと言っているようです。
地下鉄に乗るつもりはなかったので「向こう側に通り抜けるだけ・・・」と指差しますが、だめみたい。
ただの通路通り抜けでも荷物チェックが必要なようです。
この厳しいセキュリティチェックは国慶節まで続くとも聞きました。 -
故宮方向に目をやると、滑走路のような空間が伸びています。
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天安門広場。
南北880m、東西300mの世界最大級の広場・・・ただ、人民英雄記念碑(写真左手の塔)などが広場内に設置されているため、視界がそれらで分断され、そんなにびっくりするような広さは感じません。 -
天安門広場の南側にある毛首席記念堂。
水晶の棺に納められた毛首席の遺体が安置されていますが、今回はパス。
ハノイのホーチミン廟もそうですが、こういう場所では立ち止まることも許されません。 -
全人代や共産党大会が開催される人民大会堂。
会議場は1万人収容できるとか。 -
天安門が大きく見えてきました。
毛沢東語録を手にした大勢の紅衛兵が広場を埋め・・・なんて光景を子供の頃TVで観たような。
天安門事件の推移に釘付けになったもの大分昔の話になりました。 -
お馴染みの天安門。
最近の中国では毛首席の姿を見かけることもあまり多くありません。
中国の経済発展を毛首席はどのように感じているのでしょうか。 -
大理石の華表。
上に乗っているのが聖獣“望天く”
“外に向かっては皇帝の外出を見守り、外遊びを戒め、内に向かっては政務に励み外の人々の苦労を知るように皇帝を見張っている”とか。
皇帝も気の休まるときがありません。 -
故宮には沢山の獅子が置かれていますが、この天安門前の獅子が最高傑作とか。
写真ではよくわかりませんが、腹部にかすかな傷跡があるそうで、明を滅ぼした李自成に獅子が襲い掛かり、李自成が弓矢で射った跡だとか・・・。
あるいは、1900年の八カ国連合軍が天安門に攻め入ったとき、獅子がこれに立ち向かい、そのとき受けた傷跡だとか・・・。(竹田知代「北京故宮 散策事始め」より) -
天安門をくぐると、端門が見えます。
広場は大賑わい。 -
天安門は15元 約250円でのぼることができます。
楼上から天安門広場を望みます。 -
反対側の端門方向。
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天安門に上る際はバッグなど荷物は預けないといけません。
(大きさ・種類によりますが、Dバッグで4元 約70円)
中国と言うと“並ばない”ということが以前から言われています。
実際、昔中国を旅行していると、バス停でまだ止まりきらないバスに我先に群がる乗客、駅の切符売り場で先を争って窓口に手を突っ込む購入客(私も中国人民に負けじと一生懸命手を突っ込んで、腕を擦りむいたこともあります)、平気で列に割り込む連中・・・などごく普通の光景で、中国旅行経験者同士だとこの種の話題で盛り上がったものです。
少なくとも今回の旅行では、そんな光景は目にしませんでした。
駅でも、食堂でも、荷物預け所でもきちんと整列していました。
(まれに、スッと列の隙間に割り込む人がいない訳ではありませんでしたが。) -
端門をくぐると、ようやく紫禁城の午門が見えてきます。
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午門。二十数年前のかすかな記憶が残っているような、いないような・・・。
前門からここまでやってくるまですでに1時間半以上経過しています。
まだ城内に入っていないのに疲れてきました。
午門付近の軽食屋さんで軽く牛肉麺を食べ、一休み。
昼食後、入城。
入城料は60元 約1000円。
自動音声ガイドが40元 約700円。(プラス100元のデポジットがいります。)
「午門には五つの入口があって・・・・」といった説明を日本語でしてくれます。
まあ、“歩き方”などのガイドブックにもあるような内容ですが、読む手間が省けるといったところでしょうか。 -
人工の川“金水河”にかかる金水橋。
午門の内側にあるのが内金水橋、外にあるのが外金水橋。
5本の内金水橋の中央は皇帝専用で、間違って皇帝以外が渡ると命はなかったとか。
その中央の橋を渡って太和門に向かいます。 -
玉帯河とも呼ばれる内金水河は、陰陽五行説に従い、北西から南東にぬけるようにつくられています。
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太和門。
自動音声ガイドがその場所につくと勝手に解説をはじめるのですが、ちょっとペースが速すぎます。
「向こうに見えるのが・・・」と言った解説を聞いていると、「では階段を上ってみましょう・・・」と続きます。
まだ建物からは遠くにいるのに、解説はどんどん先へ進みます。
“リプレイ”機能はあるようですが、貸し出しのとき“触るな”と注意されたような気がします。
100元のデポジットを人質にとられていますので、へたに触っておかしくなると困るので、音声ガイドにせかされながら進みます。 -
太和門から振り返る午門
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太和門の向こうには太和殿
最も紫禁城らしい光景です。
映画「ラスト・エンペラー」の世界です。
この太和殿広場に、乾隆帝の時代には3千人もの儀杖隊が並んだとか。 -
太和殿で紫禁城の中心となる正殿です。
三重の基台の上に建てられ、何回も消失しましたが、現存のものは康熙帝の時代、17世紀末に建てられたものです。 -
日晷(にっき)。日時計です。
円は絶えず動いてやまない宇宙を表すとか。 -
こちらは嘉量(かりょう)。枡です。
四角は不動の大地を表すとか。
時計とか枡という、時間、度量衡を定めることは、天帝にかわり皇帝が地上を納めている証だそうで、その皇帝の権威の象徴として日晷・嘉量が置かれています。 -
龍吻。火よけ、魔よけの守り神です。
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これらも魔よけの神獣。
この数がその建物の格式をあらわすとかで、太和殿が一番多いそうです。 -
縁起物の亀。鶴もいます。
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水缸(すいこう)。銅製のおおがめで、防火用の水が入れられていました。
厳冬期には炭火を焚いて、凍結を防いだそうです。 -
外朝三殿のひとつ中和殿。
太和殿で行われる大典に先立って皇帝が控えた場所。 -
北海公園の白塔を望みます。
歩き疲れたうえに、強い日差しで、このあたりになるとちょっとへばってきました。
大体、紫禁城は南北1km以上、東西700mぐらいありますから、この中を全部見ようというのが間違いです。 -
外朝三殿のひとつ保和殿。
明代初期には大典の前に皇帝がここで礼服に着替えたそうです。
清代には皇帝の住まいになったりもしましたが、科挙の最終試験“殿試”がここでおこなわれました。 -
柱が少ない建築様式で、宴会や殿試に都合がいいつくりになっています。
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保和殿から見る乾清門(けんせいもん)。
この門の向こうは皇帝一家の居住スペースで内廷と呼ばれます。 -
向こうの丘は景山公園。
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屋根瓦がきれいです。
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保和殿階段にある石に龍などを彫った1枚岩のレリーフ。
紫禁城でも最大級のもので、この石を運ぶため道路の両脇に井戸を掘り、厳冬期にその水で道路を凍結させ石を滑らせて運んだそうです。
今から思うと、無意味なエネルギーの消耗のようにも思えますが、それを実行させるのが皇帝の権威なのでしょう。
こき使われる庶民は大変です。 -
保和殿から東にコースをとります。
皇極門の南対面にある九龍壁。(長さ29mあまり)
文字通り、九匹の龍が瑠璃片で描かれています。 -
この龍の腹部が変色しているのは、職人が誤って瑠璃を壊してしまい、死罪を恐れて木片で隠蔽したためと言われています。
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皇極門から、珍宝館となっている皇極殿に向かいます。
なお、このエリアに入るには10元必要です。 -
皇極殿。
珍宝館として、珍しい文物の展示場になっています。 -
珍宝館の展示物のひとつ、白い玉。
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こちらも展示物。写りが悪いですが、白菜でしょうか。
いずれも小品ですので、素人がそれほど驚くようなものではありません。
「私がミャンマーで買ったヒスイの飾りのほうが見栄えがするかも」なんて不遜なことを考えたりします。 -
細長い乾隆花園の一部。
乾隆帝は江南の庭園や風景に心酔し、その印象をもとに五つの景色に分けて造園させた・・とのことです。
ただ、このあたりになると、殆ど迷子状態で自分がどのあたりにいるかもよくわからず、なにより大部くたびれてきましたので、せっかくの乾隆花園も写真のような随分ゴツゴツした岩が多いな・・・程度の印象しかありません。
乾隆帝には申し訳ないことです。 -
こちらは随分と大きな玉です。
なんかりっぱな名前がついていましたが忘れました。
楽寿堂に展示されています。 -
こちらも前出の玉と対になって楽寿堂におかれている大作です。
大人がお風呂に入れるぐらいの大きさ・・・なんて言うと叱られますかね。 -
さらに巨大なのがこちら、“大禹治水図玉山”
ひとの背丈をはるかに越えます。(高さ2m 重さ5t)
別に大きければいいというものでは決してありませんが、この大きさは尋常ではありません。
玉の産地、新疆の和田(ホータン)で見つかった玉を運ぶのに3年、更に天禹の治水の伝説を彫り込むのに8年かけたという逸品です。 -
こちらは有名な“珍妃の井戸”
西太后のおいにあたる光緒帝が愛した側室が珍妃(ちんひ)。
光緒帝は一時、権力者西太后を軟禁して改革を行いますが失敗。復権した西太后に疎まれた珍妃は軟禁されます。その後の「義和団の変」の動乱で西太后等は西安に逃げますが、その際、邪魔な珍妃(25歳)をこの井戸に突き落とし、石を投げ入れ殺した・・・という恐ろしい井戸です。
しかし、井戸はかなり小さいもので、昔の中国の貴婦人、例えば楊貴妃などはふくよかだったとも聞きますが、そんな体形では落ちません。珍妃は大分スリムな体形だったのでしょうか。
さすがに西太后は紫禁城に戻ってくると、亡骸を井戸から引き上げ手厚い法要をしたとか。
おそらく、悪夢にうなされたのでしょう。 -
紫禁城の四隅に作られた角楼。
日本のお城の天守閣のようでもあります
故宮を出て景山前街を王府井方向に行くとき、護城河(お堀)越しに眺める角楼は優美です。
その眺めは「北京八景」のひとつだそうです。 -
一旦、外東宮のエリアを出て神武門方向へ少し歩くと、この通路があります。
一直線に続く赤壁が印象的な通路ですが、映画「ラスト・エンペラー」で溥儀が自転車で走り回っていたような記憶もあります。
大勢の人がカメラを向ける撮影スポットになっていました。 -
神武門の前にある御花園にちょっと入ってみます。
これは太湖石で築かれた高さ14mの築山で“堆秀山”
太湖石というのは太湖付近で産する石灰岩が水で侵食され穴がポコポコあいた石のことのようです。
重陽の節句のときなどに、皇帝が山頂の御景亭にのぼったそうです。 -
御花園は故宮の中では比較的緑が豊かな場所です。
まだ内廷中心部も、西六宮も見ていませんが、ギブアップです。
疲れました。 -
故宮北側の門になる神武門
門脇の事務所で自動音声ガイドを返却して無事デポジットを回収。 -
神武門を出て振り返ります。
故宮博物院の大きな額がかかっています。
文物に関しては、優れたものは蒋介石が台湾に持ち出し、今は台湾の故宮博物院にある・・・とよく言われています。 -
休む間もなく、向かいの景山公園にむかいます。
小高い丘に登りますが、明日は長城トレッキングですから、このくらいで音をあげてはおられません。 -
山頂の万春亭から北を望みます。
正面奥は鼓楼でしょうか。 -
南側には故宮の全景が広がります。
北京市街でどうしても目にしたかった眺めです。 -
外東宮
-
今回はまわれませんでしたが、西六宮。
次回に残しておきましょう。 -
景山公園からの眺めを楽しんだ後、北京有数の繁華街、王府井(ワンフーチン)へ向かいます。
疲れていたのですが、タクシーを使うには近すぎるよな中途半端な距離なので歩くことにしました。
バイタクやリキシャみたいなものがあれば便利なのですが。
写真は、王府井大街に面した王府井天主教会。 -
王府井の歩行者天国。大勢のおのぼりさんが集まっています。
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大勢の人だかりが。
なにかと見ると、化粧品のプロモーションで、綺麗な女性が演奏していました。 -
こういう繁華街は買物でもしないと、特にすることもなく疲れが増します。
そうそうに引き上げることにしました。 -
ちょっとした軽食が食べられる小吃街
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夕食はゲストハウス近くのギョーザが売りのレストランで。
焼きギョーザだけでも6〜8種類あるようです。
よくわからないので適当に選びましたが、一人では食べきれない量です。
お味は・・・食べ慣れたギョーザの王将の方が好みかも。 -
ゲストハウスのキンさんに雑技のチケットをお願いしていたのですが、いろいろあって明日に変更。
かわりにマッサージに。やはりゲストハウス近くのお店をキンさんの奥さんに紹介してもらいました。
「足道」の看板が目印です。(フラッシュのせいで怪しげですが、普通のお店です。)
中式の全身(1時間)で68元 約1100円。
タイ式とか台湾式とか、いろいろあり値段も違います。
中式を選ぶと、受け付けの若い兄ちゃんが「じゃ、自分がやる」とのこと。
タイ式にしたらお姉ちゃんだったかな・・・と少し後悔しましたが。
一生懸命やってくれたので少しチップを渡すと、最初は「そんなもの受け取れない」と言っていました。
ちょっと力が強すぎて痛くもありましたが、マッサージで疲れを癒し、明日はいよいよ長城トレッキングに向かいます。
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