2008/08/27 - 2008/09/02
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kumazoさん
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久しぶりの海外旅行は、今までになくオーソドックスにハワイ。
「日本語通じるから大丈夫」「何でも買えるから心配しないで」という周囲のコトバを信じて、初めての英語圏へ。
結局、コンビニは1度も見なかったし、英語圏で英語が上手にしゃべれないことの苦痛を思い知り、周囲のコトバはハワイ=オアフ島のことなんだろうなあ、と思って帰国。
しかし、念願のキラウエア火口、マウナケアに行くことが出来て、とてもよい旅行だった。
何より、溶岩の満ち溢れた地平線と南国の風景そのままの水平線は、本当に素晴らしかった。
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- JALウェイズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
ホノルル経由でハワイ島のコナに入るルートもあるが、面倒なので直行便を選択した。
成田を21:00に出るので、午前中は仕事(泣)。
いったん家に帰って荷物を持って出かけても余裕なのは便利便利。
ハワイ島には、同じ日の9:45(午前)に到着した。
コナ空港はある意味、野ざらしというか…。タラップ降りてボランティアみたいなおじさんおばさんが手をつなぎ合って作る通路をぺたぺた歩いていくと一応建物に入る。
イミグレーション(アメリカ入国は初めて。指紋とか虹彩だか写真だかなんだかいろいろ)、荷物をピックアップ、税関を抜けるともう外で、ツアーデスクも、演卓みたいなのがずらっと並んでいるだけ。田舎だ…。 -
レンタカーオフィスで、早速、ネイティブの英語にやられてしおしおになる。って言うか、相手も日本人慣れしているのでゆっくり喋ってくれていると思うのだが、しかしアメリカ、しかもホノルルではないハワイである。
日本人観光客に合わせて日本語喋ってくれるわけでもなく、日本語の案内があるわけでもない。
日本で予約したクラスの車だとちょっと待ってもらう、同じお金でオープンカーなら手配できるわよ、とおばちゃんは言った(と思う)けど、日焼けが怖い中年はもちろんお断りする。
結局30分くらい待たされて、しかしごく普通のフォードに乗る事が出来た。
右側通行。しかも空港から出てホテルまでの道は、いきなり中央分離帯無しの対面通行で制限速度は55マイル→90km/h。
怖えぇぇぇ〜。
運転しなくてよかった…。 -
ホテルは15時からしか入れないということで、荷物だけ預けるのも面倒なのでそのまま昼ごはんを食べに行く。
…と言っても、何もない。ルート19という道路は、こんな感じの溶岩台地をぶち抜いて走っており、レストランもカフェも、いやコンビニもガススタンドもありゃしない。
しかし、火山を見にハワイ島に来たかった私は、興奮して写真を撮りまくる。 -
結局、ワイコロアを通り過ぎ、ワイメアのパーカーランチまで行って、何がなんだかよくわからないけどとりあえず決死の形相で道端のレストランに入り、ようやく昼ごはんにありつく。
昼ごはんは変哲なくハンバーガー。
日本ではパン好きでいくらパンが続いても苦にならない、肉も大好きなのだが、欧米圏に来ると途端にパン食と肉食が憂鬱になる。まあだからと言って、日本料理屋さんとかには行かないけど。
ごはんの写真はなく、これはパーカーさんの牧場というパーカーランチのショッピングモールの中。 -
アメリカのイメージぴったりなだだっ広いショッピングモール。
さすがにフルーツは豊富で、豆腐なんかもある。
しかし、ジュースはガロンだし、ビールは6本パックばっかり。KONAビールを1本ずつ全種類買いたいのに…。ケーキもホールで冷凍庫に積み重なり、肉はもちろん足1本とか単位で売ってる。
スーパーマーケット好きなのだが、何を買って良いかわからなくなりビールくらいしか買わない。 -
これって、いわゆるハワイですか〜?
私はすごく気に入ったけれども、日本で周囲から言われたハワイはいったいどこに? -
FOUR SEASONS RESORT HUALALAI AT HISTORIC KAUPUREHUに泊まった。
19号からの入口はこんな感じ。地味すぎて見落としそうになる。
そして入ってからホテルにたどり着くまでには更に10分くらい…。 -
車をValetサービスに渡し、歓迎のレイをかけてもらい、お茶をもらったのはいいんですけど、なぜかそのまま入口に立たされままチェックイン。
レセプションに通してももらえない。
不思議な風習だ。
部屋はさすがに広く、バスルームはシャワー別だし、ダブルシンク。ベッドはよじ登らないといけないくらいぶ厚いし、トランクルームは、住めそうな位広い。
パーカーランチで買った帽子とルームキーともらったレイで記念撮影。 -
2日目。
キラウエアに行き、マウナケアで星を見る、という普通は2日間に分けてするでしょ、というコースを1日(朝の8時くらいから夜の11時くらいまで)で済ますいかにも日本人的なオプショナルツアーに参加。
バンに両親+息子3人、我々、男女1組という9人に、ドライバー兼ガイドのおじさんで出発。
おじさんはヘッドセットで喋りながらガンガン運転する。日本語ツアー(しかもガイドさんはおそらく日本語ネイティブ)に参加するのは久々で、贅沢さに感動する。
覚悟してたよりも駆け足ではなく、コーヒー屋さんにも寄ってくれる(5人家族のお母さんが持っていたLookJTBの説明を盗み見たところ、ちゃんと行程に書いてあった)。
これはコーヒーの実。 -
こちらは、ルート11で西海岸に入ったところのプナルウ黒砂海岸。
ウミガメが甲羅干しをしている、ということでも有名とのことだが、砂浜にカメは残念ながらいない。
海の中をのぞきこむと、泳いでいるカメ、息継ぎするカメがちらりちらりと見える。
この辺は、行程管理上からか、結構せかされて、記念撮影、お土産のペリドットを薦められた他はさっさと車に戻らされる。
ちなみにおじさんの話は結構面白く、道々、ハワイの歴史や現代の暮らしぶり、火山の話など多彩。ただ、どうにもこうにもお金の話が多い。曰く、フアラライの分譲別送は、20億で管理料は1600万/年とか、プライベートジェットでやってくるセレブがたくさんいるけど、ジェットを持つにはいくら必要とか、コーヒー農園を始めるにはいくら必要、とか。
この手の話、日本人が好きで喜ぶからするんだろうな、と思うけど、ついつい、ほお〜とかへえ〜とか反応してしまう私。 -
昼はキラウエア火山国立公園に入る前の、ナントカという名門ゴルフ場の傍で。
キラウエア火口は、先の3月に小噴火したそうで、ずいぶん手前から雲に似ているが雲とは違う、この噴煙が空に見える。
天気はよいがはっきり言って寒い…。
真夏の清里とか野辺山とか、そんな感じだ。 -
さて、私にとってハワイ島行きメインイベントのキラウエアである。
3月の噴火前は、この煙の向こうの観覧スポットまで人が行けたらしく、オーラの泉の江原氏は噴火の直前にやってこられて、このガイドさんの案内でそこに立ち、ここが一番エネルギーがある、とか何とかおっしゃられたらしい。
ガイドさんは、江原氏の話を何度も何度もしていた。 -
夜になると、煙があがっている部分が真っ赤に見えるらしい。
肉眼でもどんどん煙が湧き上がってくるのが見える。
鳥獣は磁気とか温度とかで火山を予知するんだろうから、エネルギーの違いなどがわかるのであろう江原氏などが何かが違う!というのは、あるんだろうけど、ひとつ疑問。
火山って健康にいいのかなあ。
ガイドさんは、いい気をいっぱい吸収して帰って下さいね、と勧めまくり。 -
バードウォッチング用みたいな双眼鏡が設置されている。覗くとこんな感じ。
夜も見てみたいけど、それにはこの国立公園内に泊まらないとダメなんだろうな…。 -
少し遠ざかってみるとこんな感じ。
雨交じりの天気なので視界がよくないが、見渡す限り、何もない。
みんなあふれ出た溶岩に埋め尽くされているのだ。
正確には一帯が、キラウエアカルデラで、煙のあがっている火口は、ハレマウマウ火口。火の神ペレが住んでいる場所だそうである。 -
ビレッジセンターでは、ハワイ島の歴史やこれまでの噴火の歴史などを見ることが出来る。展示は英語だけど、溶岩の展示などは楽しい。
その後、車でたくさんある火口などを巡っていく。
写真は(たぶん)キラウエア・イキ火口。1959年に噴火したところ。
盛りだくさんツアーにはもちろん含まれないが、何と降りて歩けるらしい。
まだ煙が上がっているし、ガイドさんに寄れば、たまに表面を踏み抜いてしまい、まだ熱い溶岩に落ちて大やけどをする人も出るという。
歩いてみたいけど怖い。でも、火口ですよ、やっぱり歩いてみたかったかも。 -
どんどん車で道を進む。
CHAIN OF CRATERS ROADという道で、レンタカー会社によっては通行を禁止するところもあるらしい。
噴火もいつあるかわからないし、車が壊れてもすぐには助けが来ない、ガソリンスタンドすらないとのこと。
道はかつてビレッジセンターがあり、1990年(だったかな)に溶岩で埋まってしまったところまで続き、そして途切れる。(地図で見てもため息がでる。)
お急ぎツーアではそこまで行かないが、溶岩がその辺りで海に流れ込んで水蒸気が上がっているのを見ることが出来た。 -
途中、車を降りて溶岩に埋め尽くされた場所を歩くことが出来た。
ハワイの溶岩には2種類あって、アヒ?溶岩と、ホエホエ溶岩と言うらしい。
ずっと組成が違うんだろうと思っていたけど、何と同じらしい。温度によって含まれるガスの量が違って異なる外観になるのだとのこと。
ザクザクのアヒ溶岩は、ガラス質というかとても鋭く触ると痛い。
ホエホエ溶岩のうねうねした感じはいかにもキラウエア火山というイメージどおりだ。
二種類の溶岩を見られるのはとても珍しいのだと言う。
実地で堪能できて本当に満足。 -
溶岩で通行不可能になった道路。
本当につい最近、という感じが生々しい。
「ハワイでは、道を作っては溶岩が流れてきて、また道を作って。その繰り返しですよ。」とガイドさんが言っていた。
ビジターセンターの辺りはすごく寒かったのだが、この辺は何となく暖かい。
溶岩に触ると暖かい。時おり雨っぽいものも降っているせいで、何となく地面から湿気が立ち上る感じだ。
これってやっぱり火山活動のせいでしょう。 -
上からなだれてきました、という感じに、二種類の溶岩の図。
すごくパワーをもらえます、というガイドさんの声に従い、溶岩に背中をつける。
うーん、よくわからないけど、肩こりには、暖かい溶岩は良さそうである。
自然そのままということで、岩盤浴よりも効くかも。 -
車で引き返して、溶岩で出来たトンネル、Lava Tubeに入る。
Tube自体は鍾乳洞とか風穴とかに慣れている日本人的には、え、もう終わりですか?ぽい短さだったけど、周囲のシダ林は、ジュラシックパークそのままでなかなか見応えがあった。
草の一本も生えてない溶岩台地から車でちょっと走ると、湿気たっぷり、背丈の何倍ものシダが生えてるなんて、ダイナミック過ぎるでしょう。 -
ちょっと写真の順番が違うのだが、道端には水蒸気が上がっているスポットがあったりする。
アイスランドを旅した身としては、さほど驚かない。何しろアイスランドは囲いも何もなく、普通に道端にボコボコ熱湯が噴き出ていたからなあ。。
さて、キラウエアは駆け足ながら、それでも溶岩の上を歩けないのではないかという私の心配を払底してくれ、満足。
車でそのままヒロへ向かった。
道中、ガイド氏はちゃんとガイドしていてくれたらしいが、火山で興奮した私は例によって乗り物による催眠との相乗効果で爆睡。
途中、お土産購入のために、ビッグアイランドキャンディという著名な店に寄ったし、ロコモコ発祥のカフェも車窓から見たけど、寝起きでぼーっとしていて、写真も何もない。
店に寄った以外は降りなかったので車から見た限り、ということになるが、ヒロは、日本の田舎のちょっと賑やかなところ、という感じの穏やかな感じの街だった。 -
で、次に目が覚めたら、もうマウナケアへの山道の途中だった。
そこで、(たぶん)入山許可の出ている車に乗り換え、ガイドさん兼ドライバーさんも替わった。
300Kmだかを運転してきたガイドさんは今日はいったいどこに泊まるんだろう?まさか、これからコナに帰るのだろうか、とちょっと心配になったりして。
で、新しい車にはさらに男女1組が増える。
天気はあまりよくなく、本当にこれで星が見えるんだろうか、と心配になる。
乗り換えた車を降りたのは、標高2800m付近のオニヅカビジターセンター。例のチャレンジャーの事故で亡くなったオニヅカ中尉はハワイ島の人だったのだな。
ここで高山に体を慣らすための休憩と夕ご飯。おにぎり弁当みたいなのがツアーに含まれている。トイレが心配でおちおち水分を摂れない。トイレに何回も行く合間に、周囲を撮ったのがこの1枚。 -
30年だったか50年だったかに1回、花を咲かせる銀剣草の写真。
雨は上がっているけど、寒いし、空の感じもいまいち。
これまたツアーの内容をよく知らなかった私だが、マウナケア山頂からサンセットを見て、それから星を見るらしい。
雲の高度によって、サンセット(雲に太陽が落ちる)時間も違うし、星を観測する高度も違うという説明には、そんな高度まで車で来てしまったことに、あきれて何となく笑ってしまった。
いずれにせよ、どの道、雲の上まで行くので、曇天で見えない、ということはないのだそうな。
オーロラの時の天候を考えると、やっぱり寒いは寒いけど、南国だからこそ出来る技だなあ、と思う。誰が最初に考えたかわからないけど、本当に贅沢な観光だ。 -
オニヅカ・ビレッジセンター。
思ったよりこじんまり。
到着時には雨が降っていたので、中には人が溢れかえっていた。
ツアーで来るのは日本人だけらしく、日本人率高し。自力で来たと思われるアメリカ人ぽい人々は、裸足にサンダルにスウェットとかで大丈夫かよ、という気軽さだったけど。
中ではステッカーとかDVDとかTシャツとか星座早見板とかナイスなお土産を売っていた。 -
さてご飯と休憩の後(神経症的にトイレに行きまくった後)に出発。
車窓の景色だが、何と言うかもう地上ではない。
昔、初めてチョモランマ山頂にカメラが入ったときの中継を見て、涙が出るほど感動したことがある。それとよく似た空と地面の色だ。
車はあっという間に富士山の高度を越えていく。こんなんで本当にいいのか?と決死のチョモランマ中継を思い出して思う。まあ、あちらは8000mですけどね。 -
これがすばる天文台(だと思う(笑))。
外に下りて記念撮影などをするが、凄い風。
猛烈に寒くそして乾燥している。
高度が高く息が苦しいので走ったりしないように、とのガイドさんの注意事項だが、どちらかと言うと強い風のせいで息が苦しく、寒さのあまり走るなど無理。
きちんと日にちを見て予約をすればすばるの中も見学できるらしい。 -
絶景です。
マウナケア山頂(本当の山頂はもうちょっと先らしいけど)。
ここで日没を待つ。
をを〜来て良かった、と今日何度目かに思う。 -
雲が高ければもっと日没が早く、雲が低ければもっと日没は遅いんだな。
雲海に沈む夕陽は荘厳なんだけど、何しろ風が強い、とても寒い、これで日が沈んだらどんなんだろう〜と思ったりする。
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