ちゃあちゃん初めてマインツへ泊まる

2008/06/23 - 2008/06/25

今まで何度もドイツに行きマインツで乗り換えたり、通過したりしているのに滞在したのは初めてのマインツ♪

なかなか美しい街ですが聖ヨハネ祭と重なりとっても賑やかな童心に返った滞在日でした。

写真は大聖堂

エリア マインツ(ドイツ)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 鉄道

長い旅程のうちマインツは２度行きました。
一回目は同行の者が夜便で帰国する６月１１日にそそくさと日帰りで。
そしてフランクフルト空港で一人は日本へ、私達はｋｕｍｓｔａさんと落ち合うためにヴォルムスへと別れました。
いっしょにまとめてあります。
１１日にはシュテファン寺院のシャガールのステンドグラスと大聖堂の中庭回廊とドム広場をササッと３人でまわりました。

シャガールとその共同制作者Charles Marq制作のステファン寺院内のステンドグラス。

シャガールブルーだけではなくデザインも教会らしくない斬新なものですね。

銅版の扉もステキです。
この教会はやはりシャガールで有名なのでしょうか？
たくさんの団体が見学、お参りに来ていました。

ザンクト　シュテファンのあとは急いで大聖堂へ向かいました。
像はボニファティウス大司教
キリスト教においてはドイツをローマンカトリック化していった、偉大な聖人で手に持った聖書に剣がささっているのは最期は剣で刺し殺されたという逸話から。

しかしこの聖人ボニファティウスにやっつけられた
樹木信仰の昔のゲルマンの民から見たらヒドイ人なのよね。
何しろ御神木を切り倒してしまったんだから・・
その時の様子を表した絵はエアフルトの市庁舎にあります。
フルダには刀傷のついた聖書もあるそうです。

マインツ司教は皇帝を選出できる七大司教のひとつで絶大な権力をもっていました。
その象徴的な大聖堂みてもマインツがいかに重要な街だったかがわかります。

ドム広場前

大聖堂中庭を囲む回廊

ピエタ

花と光の回廊の庭です。

絶大な権力を誇ったドムも今は観光名所。
もちろん普段どおりの礼拝もやってますが１階は書店やカフェやお土産屋さんがはいっていました。

大聖堂へ入る扉

大聖堂内部（一部）です。
広すぎてとても全部はカメラにおさまりません。

日付は変わり６月２３日から２泊３日のマインツです。
聖ヨハネ祭にぶつかりました。
とても賑やか・・

聖ヨハネ祭のドムプラッツ
色とりどりで賑やかです。
神様もこの日ばかりは無礼講？？

ドム広場近くには野外ステージが組み立てられキリスト教とは全く関係ないロックの生演奏をしていました。

人々は食べ、呑み、飲み、子供は移動遊園地や風船射撃場、ゲーム場で楽しんでいました。

洋の東西を問わずお祭り風景って共通の雰囲気があると思いました。
日本と違って焼き鳥やソース焼きそばの匂いはしなかったけど・・・

ライン川の船着場のそばに移動遊園地が来ていました。
遊園地大好きな私はさっそく尻込みする夢ちゃんをうながし観覧車に乗りました。
同乗したのはお婆ちゃんとその孫娘。
観覧車は縦に回るだけでなく中についているハンドルを回すとコーヒーカップのように横にも回ります。

彼女がハンドルをグルグル回し始めた時お婆ちゃんは止めたのですが私が知っている数少ないドイツ語
「メア、メア（もっともっと）」というとガンガンまわし始めました。言葉の壁を越え女の子と私は意気投合！

夢ちゃんとお婆ちゃんは苦虫噛み潰していました。
３匹くらい。

その後は回転ブランコ！！
これは夢ちゃんは断固拒否！！
で、私は一人イソイソと乗り込みました。
回転しながらデジカメ回した私は
余裕(*^^)v
ラインへ放り出されそうな感覚もピカイチでした。
動画はこちら。

http://videocast.yahoo.co.jp/video/detail/?vid=288230376152297024

宿から大聖堂広場まで徒歩２５分くらいはかかりました。
途中にあるこの美しい教会は
「エバンゲリスティック　キルヒェ」

ということは新教の教会ですね。
建築家フンダルト　ヴァッサーの特別展示の準備のため中には入れませんでした。

宿からドムプラッツまでの美しいマインツの街並み

宿はトルコ人経営の安宿。

１泊シャワー、朝食付きで４２ユーロ
ドムプラッツまで徒歩圏のホテルの中では最安値。
しかし窓からの眺めはフランス映画に出てくるような裏窓風でした。

聖ヨハネ祭の翌朝のライン川沿い
昨日の喧騒は嘘のように静かです。

静かな川沿いを歩きます

ザンクト　ペーター教会
これはマインツのペーター教会です。
いっぱいペーター教会があって混乱する私

教会内部
荘厳ですね

礼拝堂横の出口から庭を覗いてみました。

テオドールブリュッケ（テオドール橋）の下をくぐります。
あとでこの橋を渡ってラインの向こう岸に行って見ます。

この人は活版印刷の発明者
グーテンベルク
昔教科書で見たことあるくらいで覚えがありません。
しかしこの偉大な発明家の本当の顔を知っている人はいないそうです。

発明は後世に残る偉大なものであっても本人は根っからの技術屋で名を成し功をとげる野心は全く無く
お陰で本人の肖像画などなく後世の人が想像して描いたものが教科書やこの像のように残っているだけだそうです。

グーテンベルク博物館入り口

最初の印刷機
当時のものです。
グーテンベルクはワインを造るための葡萄の搾り機から印刷機を考案したそうです。

すごいのは印刷の活字の金属を作るために４種類の金属を満遍なく混ぜて溶かす方法と炉を作り出したことだそうです。
錫と鉛とあと二つ言われたけれど分かりませんでした。
その融点が２４０度（だったと思う）にしなければならないことと固まる速度を調整することが最も難しいことだったそうです。

こんな風に色々な形の文字を作っていきました。

インクをつけるのに最初は犬の皮をつかったパッドを使用したそうです。
何故かと言うと犬の皮には汗腺がないのでインクが満遍なくつくからだと説明されました。
そして写真のように一枚一枚印刷していったそうです
動画はこちら↓

http://videocast.yahoo.co.jp/video/detail/?vid=288230376152297031

http://videocast.yahoo.co.jp/video/detail/?vid=288230376152296764

壁に印刷されていた当時の印刷所風景

何でこんなに詳しく載せてしまったかというと・・
ちょうど英語で実物印刷のイヴェント時間にぶつかり
フムフムと最後まで聞いてしまったからです。
このあと大金庫に収納されているグーテンベルクじきじきの豪華印刷本第一号も見ることができました。

残念なことに撮影禁止でした。
文字はまるで手書きのような美しい飾り文字であとから装飾のために手書きで絵が描き加えられたそうです。

小さい印刷博物館に３時間近くいることになりました。

グーテンベルク博物館を後にして本当は最初に行く予定だった木組みの美しい街角
キルシュガルテンへ急ぎます。
一人旅は「予定は未定で確定にあらず」がいつでもできて
そこがいいところですね

趣のあるワイン屋さん。夕暮れになると三々五々お年寄り達が集まってきてワインと会話を楽しんでいました。

アウグスティーナ教会

アウグスティーナ教会の内部

ホルツ塔

「ワインハウス　ツム　シュピーゲル」という名のワイン屋さん。
下戸のくせしてどうしても入りたくてあとで入りました。

ステキなワイン屋さんに入りこんなステキなテーブルに案内され・・・

ワイン呑めない私が注文したのは葡萄ジュース。
食べ物はソーセージとパンしか置いていない徹底したワイン屋さんでした。

ワインの種類は数え切れないほどありました。

先ほどのテオドール橋をわたりラインの向こう岸に行きます。

暑っい！！歩いてわたっているのは私だけみたい
無謀だったかしら？
ここからマインツじゃないって書いてある。

渡りきりました。
対岸には大聖堂とマインツが美しく見えます

渡ったところにあった何やら歴史的建物

橋の下の落書きもポップでゲージツ的？
なんか私、疲れてヤケクソかしら？

ヘトヘトになりながら宿へ戻る途中のエバンゲリシェスキルヒェ
何だかなつかしい。

たぶんここはカイザーシュトラッセの真ん中を通る公園

この旅行記へのコメント （2）

• とんちゃん健康一番さん 2008/09/16 13:54:06

  私の大好きな街！！マインツ！！

  utaさん！！
  
  マインツに足を運ばれたんですね☆
  きゃ〜♪嬉しいですぅ！！
  
  ザンクトシュテファン教会のドアのぶのお魚ちゃん！！
  シャガールのステンドグラス♪
  utaさん、目線のマインツ！！最高ですぅ☆
  
  あぁ〜！
  早くまたドイツへ行きたくなりました！！
  頑張ってお仕事する気になりました☆
  

  utamiumiuさん からの返信 2008/09/21 13:46:59

  RE: 私の大好きな街！！マインツ！！

  とんちゃんご訪問有難う(^^♪
  そして清き一票もね。
  マインツは初めての私には大きすぎて手順よく周れなかった気がします。
  とんちゃんの旅行記みてると「へぇ〜こんなのもあったのね〜」とおもうところが一杯。
  真ん中一日しか余裕がなかったから。
  今度は３泊まるまる使ってマインツの街を周りたいです。
  
  
  三日目は朝からライン川下りの船に乗っちゃったのです。
  本当はリューデスハイムに行ってから船に乗ろうと計画してたんだけど
  同行の者のアンヨの負担を考えて荷物を持ちながら早朝リューデスハイムまでは無理と判断し、マインツからライン観光船に乗りました。
  私は４回目のライン川下りだけど彼女は初めて。
  感激してもらえました。
  よかった(*^^)v