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今回の旅で初めてレンタカーを借りた。ということは、今までのホテル選択は駅に近いとか条件に制限があったが<br />それがいっさい取り払われて範囲がぐっと広くなったわけだ。自由に選ぼうと思った。<br /><br />全く知られていない田舎の片隅でもいい、気の休まる場所、そんなところに泊まるのもいいなぁ。<br />そう思いながらインターネット画面を眺めていた。<br /><br />マルヴァオン宿候補としてこのホテルは偶然目に入ってきたが、レンタカー旅の最後をここで過ごしても良いなと思った。<br /><br />そして、とても楽しみにしてやって来たのだが・・・。<br /><br />小さなホテル内にはポルトガル装飾がいっぱいに、歓迎の気持ちが満ち溢れていた。<br /><br />町名の「カステロ・デ・ビデ」は、泉が湧き出る城、というように水が豊富なんだろう。<br /><br />                       *

スペイン北部・ポルトガル旅行(11)/レンタカーで廻るカステロ・デ・ビデ

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2007/10/14 - 2007/10/15

14位(同エリア47件中)

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ギリシャ/スケッチ旅

ギリシャ/スケッチ旅さん

今回の旅で初めてレンタカーを借りた。ということは、今までのホテル選択は駅に近いとか条件に制限があったが
それがいっさい取り払われて範囲がぐっと広くなったわけだ。自由に選ぼうと思った。

全く知られていない田舎の片隅でもいい、気の休まる場所、そんなところに泊まるのもいいなぁ。
そう思いながらインターネット画面を眺めていた。

マルヴァオン宿候補としてこのホテルは偶然目に入ってきたが、レンタカー旅の最後をここで過ごしても良いなと思った。

そして、とても楽しみにしてやって来たのだが・・・。

小さなホテル内にはポルトガル装飾がいっぱいに、歓迎の気持ちが満ち溢れていた。

町名の「カステロ・デ・ビデ」は、泉が湧き出る城、というように水が豊富なんだろう。

                       *

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  • さて、楽しみにしてやって来たカステロ・デ・ビデは割とこじんまりとした町。<br />インターネットから取り出した地図を片手に車を走らせる。<br /><br />町に入ってきました。<br />ホテルは町の中心地から少し離れた西側にありそうです。向う側に抜けようと広場わきを通り過ぎると・・・。変です、行き止まりのようでそれらしき道が見つかりません。<br /><br />これはおかしいと、Uターンして元の場所まで引き返し、もう一度周囲に気を配りながら慎重に町中に入り直します。広場を過ぎて・・・。 やはり同じです。<br /><br />でも町の向こうに行ければいいという思いがあるので、何とかなるだろうと路地に入りました。このとき私は日本にあるような地図を頭に描いていたのです。どこかで向うの道につながっているだろうと。<br /><br />道は角を曲がって急に上り坂になりました。それも山に向って駆け上がって行くような。<br />これは!<br />引き返そうとしましたが、一方通行でそれは無理です。ちょっと下がれば横道がありそうでしたが。<br /><br />側にいた地元の人たちが前に進めとはやし立てます。<br />左右ギリギリの狭い道、それもカーブ。それでも前に進むしかないと思いました。<br /><br />同乗人を下ろし、覚悟を決めて一大決行。レンタカーを傷付けては大変です。<br />半クラッチ走行、全エンジンを吹かして何とか乗り切り駆け上がった先は何と城跡の空地。冷汗もの!<br />幸いにも車にはかすり傷一つ付かなかった。 ホッ!

    さて、楽しみにしてやって来たカステロ・デ・ビデは割とこじんまりとした町。
    インターネットから取り出した地図を片手に車を走らせる。

    町に入ってきました。
    ホテルは町の中心地から少し離れた西側にありそうです。向う側に抜けようと広場わきを通り過ぎると・・・。変です、行き止まりのようでそれらしき道が見つかりません。

    これはおかしいと、Uターンして元の場所まで引き返し、もう一度周囲に気を配りながら慎重に町中に入り直します。広場を過ぎて・・・。 やはり同じです。

    でも町の向こうに行ければいいという思いがあるので、何とかなるだろうと路地に入りました。このとき私は日本にあるような地図を頭に描いていたのです。どこかで向うの道につながっているだろうと。

    道は角を曲がって急に上り坂になりました。それも山に向って駆け上がって行くような。
    これは!
    引き返そうとしましたが、一方通行でそれは無理です。ちょっと下がれば横道がありそうでしたが。

    側にいた地元の人たちが前に進めとはやし立てます。
    左右ギリギリの狭い道、それもカーブ。それでも前に進むしかないと思いました。

    同乗人を下ろし、覚悟を決めて一大決行。レンタカーを傷付けては大変です。
    半クラッチ走行、全エンジンを吹かして何とか乗り切り駆け上がった先は何と城跡の空地。冷汗もの!
    幸いにも車にはかすり傷一つ付かなかった。 ホッ!

  • そこで一息つき、今度は急坂を下ることに。こちらはエンジンブレーキを使ってS字カーブをグルグルと。<br /><br />平地になって少し広いところに出て、車を路肩に置き、しばしのあいだの休憩の時間。<br /><br />さぁ、これからどうしよう。

    そこで一息つき、今度は急坂を下ることに。こちらはエンジンブレーキを使ってS字カーブをグルグルと。

    平地になって少し広いところに出て、車を路肩に置き、しばしのあいだの休憩の時間。

    さぁ、これからどうしよう。

  • 町の中心地、ドン・ペドロ五世広場。<br /><br />この写真の向こうに見える城壁から下ったところで一息付いた後、これは土地の人に尋ねるしかないと、ホテルの住所を近くで作業をしていた黒シャツの若者に訊いてみる。<br /><br />すると若者は、私が全く予期もしなかった方向を指差した。この住所はあの向こうに見える教会の裏側だよ、と教えてくれたのがこの広場。市民の誰もが知っている有名な場所だ。(私たちはこの広場の周りをすでに2回走っている。)<br /><br />そしてここにやってきて、店先でこのホテルを知っているかどうか半信半疑のまま尋ねてみた。<br /><br />店員はチラッと書類を確認し、 「ああ、このホテルはあそこですよ」と指差した方向。そこにはパソコン画面で何度も見てきた特徴ある小さい黄色の建物が実際に建っていた。まるで狐に包まれたよう。<br />いったいこの地図は何なんだろう。<br />地図上で示されているホテル位置と、この実際に建ってる場所を定規で測ってみると、その間の距離差は何と約3キロ。

    町の中心地、ドン・ペドロ五世広場。

    この写真の向こうに見える城壁から下ったところで一息付いた後、これは土地の人に尋ねるしかないと、ホテルの住所を近くで作業をしていた黒シャツの若者に訊いてみる。

    すると若者は、私が全く予期もしなかった方向を指差した。この住所はあの向こうに見える教会の裏側だよ、と教えてくれたのがこの広場。市民の誰もが知っている有名な場所だ。(私たちはこの広場の周りをすでに2回走っている。)

    そしてここにやってきて、店先でこのホテルを知っているかどうか半信半疑のまま尋ねてみた。

    店員はチラッと書類を確認し、 「ああ、このホテルはあそこですよ」と指差した方向。そこにはパソコン画面で何度も見てきた特徴ある小さい黄色の建物が実際に建っていた。まるで狐に包まれたよう。
    いったいこの地図は何なんだろう。
    地図上で示されているホテル位置と、この実際に建ってる場所を定規で測ってみると、その間の距離差は何と約3キロ。

  • 女性ホテル・フロントから<br />玄関と部屋鍵セットになったものを渡された。<br /><br />外から帰った際、自分で玄関と自分の部屋を<br />開けられるように。

    女性ホテル・フロントから
    玄関と部屋鍵セットになったものを渡された。

    外から帰った際、自分で玄関と自分の部屋を
    開けられるように。

  • このようにすっきりとした部屋は<br />とても落ち着いて好きだ。

    このようにすっきりとした部屋は
    とても落ち着いて好きだ。

  • 使われている黄色の大理石は<br /><br />この地方で採れるものらしい。

    使われている黄色の大理石は

    この地方で採れるものらしい。

  • <br />部屋に入ると<br /><br />すぐに窓を解放し、外の景色を眺める。


    部屋に入ると

    すぐに窓を解放し、外の景色を眺める。

  • 建物の中には絵画や調度品、置かれているものに全てが選ばれた物。<br /><br />これらはオーナーのこだわりだろうか。

    建物の中には絵画や調度品、置かれているものに全てが選ばれた物。

    これらはオーナーのこだわりだろうか。

  • <br />広場に何気なく置かれている彫刻。


    広場に何気なく置かれている彫刻。

  • 後になって色んなことが分かってくる。<br /><br />城壁に囲まれたこの町で、地図上に示されたその場所に行くためには、町に入る手前の道を南に折れ、ジグザグに降りてから西にずっと走る(明日はこの道を走ってエヴォラに戻る)。<br /><br />そして相当に走った途中で右に折れれば到達するのだが、縮小した地図では、この複雑な道を詳しく見ず、東西を結んでいる一本の道のように考え、私は判断を誤ってしまった。<br /><br />果たしてその3km離れた場所には何があったのだろうか。<br />恐らく、記入ミスにより他のホテルが建っているに違いない。<br /><br />インターネットはまだ出来て間もない。落ち着くまでに時間が掛るかだろう。

    後になって色んなことが分かってくる。

    城壁に囲まれたこの町で、地図上に示されたその場所に行くためには、町に入る手前の道を南に折れ、ジグザグに降りてから西にずっと走る(明日はこの道を走ってエヴォラに戻る)。

    そして相当に走った途中で右に折れれば到達するのだが、縮小した地図では、この複雑な道を詳しく見ず、東西を結んでいる一本の道のように考え、私は判断を誤ってしまった。

    果たしてその3km離れた場所には何があったのだろうか。
    恐らく、記入ミスにより他のホテルが建っているに違いない。

    インターネットはまだ出来て間もない。落ち着くまでに時間が掛るかだろう。

  • 町には古い建物も見られる。

    町には古い建物も見られる。

  • ドン・ペドロ五世広場に建つ市庁舎。

    ドン・ペドロ五世広場に建つ市庁舎。

  • <br />広場に置かれている彫刻。


    広場に置かれている彫刻。

  • ドン・ペドロ五世広場に建っているマトゥリス教会。

    ドン・ペドロ五世広場に建っているマトゥリス教会。

  • ベッド枕机。<br /><br /><br /><br /><br />外食レストランから遅く帰ってくると<br /><br />5ヶ国語で<br /><br />「おやすみなさい」と書かれた<br /><br />カードが置かれていた。<br /><br /><br />残念ながら日本語はなかった。

    ベッド枕机。




    外食レストランから遅く帰ってくると

    5ヶ国語で

    「おやすみなさい」と書かれた

    カードが置かれていた。


    残念ながら日本語はなかった。

  • ポルトガル語<br /><br />フランス語<br /><br />英語<br /><br />スペイン語<br /><br />ドイツ語<br /><br /> で  「おやすみ」

    ポルトガル語

    フランス語

    英語

    スペイン語

    ドイツ語

     で 「おやすみ」

  • 朝食メニュー。

    朝食メニュー。

  • 宿泊した小さなホテル。<br /><br />部屋は各種があるが、部屋数は全部で11。<br /><br /><br /><br />              *<br /><br /><br /><br />レンタカーの返却はエヴォラに午後2時の約束なので<br />余裕を持って出かける。(所要時間は高速道を使って<br />約1時間45分)<br /><br />カステロ・デ・ビデから少し西に走ってから左折。<br />それからは一般道をポルタレグレに向けずっと南下。<br /><br />ポルタレグレからは高速道IP2(無料)に入る。<br />最初来る時に城壁内に入って苦労したエストゥレモスからは、マドリッドとリスボンをつなぐ高速幹線有料道路上を走る。<br />まことに快適。<br />このままリスボンまで走って行きたかったが、レンタカー返却のためエヴォラで降りる。<br /><br />今回のレンタカーでの全走行距離は、約600kmであった。最初にしてはよく走ったと思う。<br /><br />そこからリスボンまでは長距離バスで2時間弱。<br />午後4時にエヴォラ・バスターミナルを出発する。

    宿泊した小さなホテル。

    部屋は各種があるが、部屋数は全部で11。



                  *



    レンタカーの返却はエヴォラに午後2時の約束なので
    余裕を持って出かける。(所要時間は高速道を使って
    約1時間45分)

    カステロ・デ・ビデから少し西に走ってから左折。
    それからは一般道をポルタレグレに向けずっと南下。

    ポルタレグレからは高速道IP2(無料)に入る。
    最初来る時に城壁内に入って苦労したエストゥレモスからは、マドリッドとリスボンをつなぐ高速幹線有料道路上を走る。
    まことに快適。
    このままリスボンまで走って行きたかったが、レンタカー返却のためエヴォラで降りる。

    今回のレンタカーでの全走行距離は、約600kmであった。最初にしてはよく走ったと思う。

    そこからリスボンまでは長距離バスで2時間弱。
    午後4時にエヴォラ・バスターミナルを出発する。

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