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Part.6より<br /><br />いよいよ3日目。短いピョンヤンの旅も最終日。朝9時離陸の高麗航空便なので、朝6時半にモーニングコール。朝食も「機内食で」<br />とのこと。ガイドからもしきりに「もう少し時間があればゆっく<br />りと案内できたのに」と言われた。<br /><br />高麗ホテルに別れを告げて、順安空港へ。この日は平日なので、職場へ向かう人々の姿が多く見られた。車中ではガイドから「ぜひリピーターになって欲しい」「お客さんと話し合いの中で日程も決められる」ということを何度も強調していた。実際リピーターは多いようで、10回も訪朝しているツワモノもいるのだとか。理由は「体制の違いが面白い」ということらしい。まあ、確かに<br />。<br /><br />旅程の中でガイドから「どうして日本からお客さん、来ないですか」と聞かれた。答えに言いよどんでいると「拉致問題ですか?」と。論争とかはしたくなかったので「それもあるとは思うけど、やはり日本の人が朝鮮(現地では「北朝鮮」という言葉はご法度)の事をよく知らないし、国交が無いのが大きいんじゃないですかね」と無難に答えました。するとガイドは「国交を開いても日本の人の朝鮮へのイメージが悪いので厳しいんじゃないですかね」と。「わかってんなら聞くなよ」って感じ(笑)。<br /><br />現在は往来の人が少ないせいでその分旅費が高いことも知っていて「もう少しお客さん来てくれれば、安くなるとは思うんですが」と。「回数が多い人には少しディスカウントもしますよ」とは言っていたけど、結構金銭にはシビアな点もあったので期待はできまい。まあそれは仕方の無い事だが。ただ「日本からたくさんお客さん来てもらうためには、我々ガイドが頑張らないといけないと思っている」という言葉は本心でしょう。<br /><br />一般のピョンヤン市民は情報から寸断されていると思われるが、ガイドはさすがに日本の情報には詳しく、こちらが「日本は豊かもしれないけれど危険な事件も増えている」と言うと「キチガイが車で突っ込んだり、刃物で関係ない人を殺す事件があるようですね(秋葉原の事件の事か)」「マスコミがそれを報道するから真似する人が出てくるのではないですか。自分を注目して欲しいとかいう理由で」。それは一つの正論ではあるので「そうですね」と答えた。<br /><br />「他には外国には行ったことがありますか?」という質問には、「ちょっと言いにくいけれど・・」と答えたところすかさず「南朝鮮(北朝鮮では韓国のことはこう呼称する)ですか」と言ってきた。そして「でも、南朝鮮は日本とあんまり変わらないでしょ?」と。<br /><br />色々な話をしているうちに順安空港に到着。運転手さんとガイドさん2名には、チップで1000円ずつ渡した。他の方の旅行記を読むと「チップやお土産を渡しても、ああみたいな感じで喜んで貰えなかった」という記述が多かったが、私のガイドさんは大変喜んでいた。やっぱり旅行記などでも研究しているのかもしれませんね。<br /><br />チェックインなどは全てガイドさんがしてくれた。免税店(って言うか北朝鮮に税金ってあるのだろうか)でのショッピングも親切に付いてくれた。最後は握手してお別れ。年齢が近いせいもあり、ガイドさんとは友達になれたように思う。「なんだ、金丸信と同じじゃないか」と思うなかれ。あの素朴さは今の日本には無いものだから。友好そのものは大いに賛成、バンザイと思う。<br /><br />政治的に北朝鮮は色々と問題が多いし、日朝の国交樹立なんて夢のまた夢。両国の関係が少しでも良好な方向に進むことを願ってならないが、その為には北朝鮮の開放が必要でしょう。それは、金親子体制には諸刃の剣だけに現実味は薄そう。壁は厚いですな。<br /><br />機内に乗り込んで、何かホッとした。やっぱり相当緊張していたのでしょう。帰りの飛行機は映像機器も付いた最新鋭のもの。飛行も安定しており、何のトラブルも揺れも無く無事に北京に着いた。日本での入国審査も税関でもノーチェックだった。スーツケースの中もまるで見られず、はいどうぞーって感じ。この点も他の北朝鮮渡航された方とは違ってました。ラッキー!<br /><br />敢えて「ありがとう北朝鮮」と言いたい。来る前は「一度きり」と思っていたが、「機会があればまた訪れたい」と思っている自分がいる。楽しくアハハオホホの旅とは言えないかもしれないが、何かを考えるきっかけになる旅になることは請け合い。皆様も訪れてみる意義は「ある」と思います。

北朝鮮ピョンヤン Part.7 「日朝友好バンザイ! でもしかし」

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2008/08/14 - 2008/08/16

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パンガン

パンガンさん

Part.6より

いよいよ3日目。短いピョンヤンの旅も最終日。朝9時離陸の高麗航空便なので、朝6時半にモーニングコール。朝食も「機内食で」
とのこと。ガイドからもしきりに「もう少し時間があればゆっく
りと案内できたのに」と言われた。

高麗ホテルに別れを告げて、順安空港へ。この日は平日なので、職場へ向かう人々の姿が多く見られた。車中ではガイドから「ぜひリピーターになって欲しい」「お客さんと話し合いの中で日程も決められる」ということを何度も強調していた。実際リピーターは多いようで、10回も訪朝しているツワモノもいるのだとか。理由は「体制の違いが面白い」ということらしい。まあ、確かに


旅程の中でガイドから「どうして日本からお客さん、来ないですか」と聞かれた。答えに言いよどんでいると「拉致問題ですか?」と。論争とかはしたくなかったので「それもあるとは思うけど、やはり日本の人が朝鮮(現地では「北朝鮮」という言葉はご法度)の事をよく知らないし、国交が無いのが大きいんじゃないですかね」と無難に答えました。するとガイドは「国交を開いても日本の人の朝鮮へのイメージが悪いので厳しいんじゃないですかね」と。「わかってんなら聞くなよ」って感じ(笑)。

現在は往来の人が少ないせいでその分旅費が高いことも知っていて「もう少しお客さん来てくれれば、安くなるとは思うんですが」と。「回数が多い人には少しディスカウントもしますよ」とは言っていたけど、結構金銭にはシビアな点もあったので期待はできまい。まあそれは仕方の無い事だが。ただ「日本からたくさんお客さん来てもらうためには、我々ガイドが頑張らないといけないと思っている」という言葉は本心でしょう。

一般のピョンヤン市民は情報から寸断されていると思われるが、ガイドはさすがに日本の情報には詳しく、こちらが「日本は豊かもしれないけれど危険な事件も増えている」と言うと「キチガイが車で突っ込んだり、刃物で関係ない人を殺す事件があるようですね(秋葉原の事件の事か)」「マスコミがそれを報道するから真似する人が出てくるのではないですか。自分を注目して欲しいとかいう理由で」。それは一つの正論ではあるので「そうですね」と答えた。

「他には外国には行ったことがありますか?」という質問には、「ちょっと言いにくいけれど・・」と答えたところすかさず「南朝鮮(北朝鮮では韓国のことはこう呼称する)ですか」と言ってきた。そして「でも、南朝鮮は日本とあんまり変わらないでしょ?」と。

色々な話をしているうちに順安空港に到着。運転手さんとガイドさん2名には、チップで1000円ずつ渡した。他の方の旅行記を読むと「チップやお土産を渡しても、ああみたいな感じで喜んで貰えなかった」という記述が多かったが、私のガイドさんは大変喜んでいた。やっぱり旅行記などでも研究しているのかもしれませんね。

チェックインなどは全てガイドさんがしてくれた。免税店(って言うか北朝鮮に税金ってあるのだろうか)でのショッピングも親切に付いてくれた。最後は握手してお別れ。年齢が近いせいもあり、ガイドさんとは友達になれたように思う。「なんだ、金丸信と同じじゃないか」と思うなかれ。あの素朴さは今の日本には無いものだから。友好そのものは大いに賛成、バンザイと思う。

政治的に北朝鮮は色々と問題が多いし、日朝の国交樹立なんて夢のまた夢。両国の関係が少しでも良好な方向に進むことを願ってならないが、その為には北朝鮮の開放が必要でしょう。それは、金親子体制には諸刃の剣だけに現実味は薄そう。壁は厚いですな。

機内に乗り込んで、何かホッとした。やっぱり相当緊張していたのでしょう。帰りの飛行機は映像機器も付いた最新鋭のもの。飛行も安定しており、何のトラブルも揺れも無く無事に北京に着いた。日本での入国審査も税関でもノーチェックだった。スーツケースの中もまるで見られず、はいどうぞーって感じ。この点も他の北朝鮮渡航された方とは違ってました。ラッキー!

敢えて「ありがとう北朝鮮」と言いたい。来る前は「一度きり」と思っていたが、「機会があればまた訪れたい」と思っている自分がいる。楽しくアハハオホホの旅とは言えないかもしれないが、何かを考えるきっかけになる旅になることは請け合い。皆様も訪れてみる意義は「ある」と思います。

同行者
一人旅
一人あたり費用
15万円 - 20万円
航空会社
高麗航空
  • ピョンヤン順安空港の一階フロア。ここが到着フロアになります。出発は二階なのですが、航空会社のチェックインカウンターはこの一階にあります。

    ピョンヤン順安空港の一階フロア。ここが到着フロアになります。出発は二階なのですが、航空会社のチェックインカウンターはこの一階にあります。

  • 空港内の売店。ここでコチュジャンや切手を買いました。小泉元総理の訪朝時の様子が切手になっているそうなのですが、ここでは置いていませんでした。てか、日本側に許可取ってるのかな。

    空港内の売店。ここでコチュジャンや切手を買いました。小泉元総理の訪朝時の様子が切手になっているそうなのですが、ここでは置いていませんでした。てか、日本側に許可取ってるのかな。

  • 同じく売店。

    同じく売店。

  • お酒が豊富です

    お酒が豊富です

  • 元々、高麗人参は北朝鮮が名産地です

    元々、高麗人参は北朝鮮が名産地です

  • 空港内の書店にて

    空港内の書店にて

  • 空港内の食堂(レストラン)。朝早いせいか開店していませんでした

    空港内の食堂(レストラン)。朝早いせいか開店していませんでした

  • 空港内にも肖像画は勿論あります

    空港内にも肖像画は勿論あります

  • 搭乗待合室。テレビはビクター製です。

    搭乗待合室。テレビはビクター製です。

  • 高麗航空の帰国便

    高麗航空の帰国便

  • 機内から見た順安空港のターミナル

    機内から見た順安空港のターミナル

  • 微笑む金日成

    微笑む金日成

  • 機内ではヘッドホンも配られ、映画を上映していました。北朝鮮の革命闘争の映画だったような。

    機内ではヘッドホンも配られ、映画を上映していました。北朝鮮の革命闘争の映画だったような。

  • 機内食の名物ハンバーガー。パンそのものに甘みがあって美味しいです。飲み物はサイダーでした。

    機内食の名物ハンバーガー。パンそのものに甘みがあって美味しいです。飲み物はサイダーでした。

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