2008/08/15 - 2008/08/15
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トモとアックさん
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大徳寺は三年前こちらに来てから、一度慌しく境内を散策しただけで、なかなかゆっくりと拝観する機会がありませんでした。広大な大徳寺の境内には、二十四もの別院・塔頭がありますが、盆休みを利用して常時公開の三つの塔頭を訪ねました。
<今回参拝した塔頭>
龍源院、大仙院、高桐院
大徳寺は後醍醐天皇によって京都五山の上とされたものの、その後の足利政権との関係が悪化。自ら五山十刹を脱して在野の禅寺となった歴史があり、その反権力・反骨精神の系譜は、我々も一休・千利休・沢庵らの生き様から、多少とも伺い知る事が出来ます。
境内で枯淡の味わいと涼しさを感じたのは、そんな理由もあるのかも知れません。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
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龍源院。1502年に守護大名の畠山・大友氏らの手で創建と伝わる。本堂は室町時代の建立で、重要文化財。
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龍源院。
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龍源院、方丈前庭。
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方丈北庭の龍吟庭。
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大仙院。1509年に守護大名の六角氏が創建。本堂は国宝。大徳寺は足利政権との間に距離が出来たが、その事が逆に、下克上の時代では戦国武将や豪商らの信仰を集めて、塔頭の建立が相次いだ。
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大仙院の玄関。中は撮影禁止。こちらの枯山水の庭も大変素晴らしい。抹茶と菓子(二百円)もいただきました。
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大徳寺山内の塔頭を結ぶ参道。
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大徳寺の参道。夏の日差しで彩り豊か。
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高桐院。1601年に細川忠興が創建。
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高桐院、表門から続く参道。両脇のカエデ並木が緑のトンネルになり、木漏れ日が差す。とても涼しく感じます。
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高桐院参道の木漏れ日。
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高桐院の庭園。
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高桐院庭園にある「袈裟型の手水鉢」。加藤清正が朝鮮出兵時にかの国より持ち帰った、城の基礎石と伝わっている。
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高桐院境内にある創建者の細川忠興(三斉)・夫人のガラシャの墓所。墓石である石灯篭はもともと千利休秘蔵の逸品だったが、秀吉が欲しがったため、利休はわざと笠の部分を削って疵物として、贈るのを断った。利休が切腹する際、茶道の弟子である忠興へ贈ったものと伝わっている。
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高桐院の庭園は緑が溢れています。
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吹く風も涼しい。
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大徳寺には春・秋の特別公開で拝観出来る所もあるようで、またゆっくりと来たいと思います。
【完】
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この旅行記へのコメント (2)
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