オーベルニュ地方での４日間（その4）ピュイ・ド・ドームとゴルフ場

2008/07/30 - 2008/07/30

ピュイ・ド・ドーム火山の足下に火山ゴルフ場(Golf des Volcans)というのがあって、ペンションの近くだったこともあり、オーベルニュの旅の3日目のプレーを予約しておいた。

しかし、この日は朝から濃霧。ゴルフ場の人も30分後に濃霧がひくのか、２時間後か、まったくわからない、という。
仕方がないので、予約を翌日にかえてもらった。

帰る日の４日目、幸いに晴天。標高1100メートルのゴルフ場でプレーができた。

エリア フランス

入り口サイン。

広々とした打ちっ放し。

冬は雪の中に埋もれてしまうこのゴルフ場。１１月までプレーできる。
しかし、その割には、手入れが行き届いていた。
しかし、全体が平らであって、１８ホール、みんな似通っている感じがした。コースとしてはあんまり面白くないかもしれないが、緑の木々と山に囲まれた風景がとてもいい。

山の中なので、夏の太陽がとても強い。しかし木々が多いから日陰もあって、快適だ。

山には雷がつきもの。簡易避難所がそこここにあった。

（ゴルフフィーは、カップルで９４ユーロでー約15000円
位。quality/priceとしては、高すぎる感がある。でも営業期間が限られているので仕方がないのかも知れません。）

標高1465米。地元の人にとって、神聖な山だ。
今回後悔したのは、ピュイ・ド・ドームに登らなかった
こと。あそこからのオーベルニュの火山(ルピュイという)
群を見下ろせなかったことだ。雑誌やサイトの写真をみると信じられないほど美しい。

カラフルなパラグライダーが空中を遊泳しているのが見えた。

足下に野生のすみれが咲いていた。かれんな花。

山の天気は変わりやすい。
太陽の光線の強さと暑さで、汗だくだったが、とつぜん、
風が強くなった。風があると涼しいな、と思った矢先にポツリと雨の粒を感じる。

あっこれはお天気が崩れるのかしら。。なんて思ったのが１６番目くらいのホール。雨のポツリポツリが頻繁になってきた。足を速める。１７ホール。気が焦って落ち着いてプレーができない。１８ホール。グリーンにつくやいなや
クラブハウスの方角を確認する。

あたりは暗くなって行く。そんな時に撮ったピュイドームの写真。

すでにざあざあ降りの雨。私たちは走った。

無事にクラブハウスに着いた時に、サイレンが鳴った。
危険だ、避難所に避難するか、クラブハウスに帰れ、というサイン。

山のゴルフ場では日常茶飯事のよう。

１時間もすると雷を伴った夕立はおわり、そらは再び真っ青になる。

すぐに帰路を辿る。

４日間のオーベルニュはほんのさわりが見られただけ。
なるべく早く、この火山地方に戻って、醍醐味あるこの地方の風景を堪能し、ロマネスク教会も他のところをゆっくりと訪れてみたい。