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青春18きっぷを使った旅に出掛けることが多く旅の目的も列車に乗ること自体である場合が多かったので、たまには他に目的のある旅をしようと思い学研の『列車でめぐる花と百名山の旅』という本を買ったのが数ヶ月前。<br /><br />パラパラとめくっていくと魅力的な山もいくつかありましたが、一緒に行くのが家族なので景色が良かったりする以上に気軽に行けることが選択の第一優先順位でした。<br /><br />とは言え僕が候補を決めるわけですから行き帰りの乗り物も楽しめるところを選んだところ、最後まで残ったのが筑波山と鋸山でした。<br /><br />つくばエクスプレスには開業当初に乗りに行ったものの入場規制されていて乗れず、それから結局乗ったことがないまま今に至っているので筑波山に行くなら乗ってみたかったし、フェリーに乗って鋸山に行くのもいいなぁ…と思ったのです。<br /><br />家族にその選択肢を提示したところ選ばれたのが鋸山でした。<br /><br />フェリーに乗る久里浜までは小田原から東海道線と横須賀線を乗り継いで青春18きっぷを使って行こうかと思っていましたが、乗り換え検索をしてみると横浜から京急で行った方が安く時間も同じくらいであることがわかりました。<br /><br />横浜までは自分の分は定期があるし久し振りに京急の電車にも乗りたかったので迷わず横浜から京急で行くことに。<br /><br />最寄駅からは小田急・相鉄・京急と乗り継ぐことになります。<br /><br />小田急は常に遅れている印象があって時刻通りに来ると逆にビックリしますが、個人的には車内や駅での放送の言葉遣いの不自然さも気になります。<br /><br />小田急では20年以上前から乗り降りのことを降り乗りと言っていましたが、最近は1番線や2番線ではなく1番ホームとか2番ホームというのも耳障りです。<br /><br />一部の駅を除いて小田急の駅には2本しかホームがありません。<br /><br />それなのに「3番ホームを電車が通過します」という放送は理解できません。<br /><br />正確には上りホームの3番線です。<br /><br />関西の言い方を参考にすれば3番乗り場でしょうか。<br /><br />それから「新百合ヶ丘で各駅停車にお乗り換えができます」という言い方も変だと思います。<br /><br />新百合ヶ丘でないと乗り換えが出来ないのではなく、この場合は「新百合ヶ丘で乗り換えるのが便利」または「新百合ヶ丘ではすぐに乗り換えが出来る」ということのはず。<br /><br />接続とか連絡という言葉がわかりにくいのは理解できますが、少し言葉が足りない気がします。<br /><br />子供の頃は相鉄沿線に住んでいたので相鉄には思い出があり言いたいこともありますが、こんなことばかり書いていては先に進まないので省略します。<br /><br />横浜までは通勤でも利用しているので、横浜からが僕にとっての本当の旅かも知れません。<br /><br />横浜からは京急に乗ったのですが、最近の京急で気になることはドレミファ列車が減っていることでしょうか。<br /><br />ドレミファ列車とは加速する時にインバーターが音階を奏でる電車のことです。<br /><br />インバーターの音を完全に消すことは不可能だそうで「どうせ消せないなら聞いていて楽しい音にしよう」ということで音階を奏でるインバーターを採用したようですが、外国製ということもあり部品の調達が難しく最近は音階を奏でる電車が減っているようなのです。<br /><br />そう言えば通勤で京急の隣のホームで電車を待っていると、かつては時々音階を奏でる電車が通ったものですが最近はあまり聞かない気がします。<br /><br />そんな最近では希少価値のあるドレミファ列車ですが、なんと1年以上ぶりにたまたま乗った電車がドレミファ列車でした。<br /><br />京急の車両には詳しくないので見てもわかりませんでしたが、発車して加速する時の音を聞いて「おっ?」と思いました。<br /><br />後で調べたら2100系という型式らしいのですが、関東では珍しい転換クロスシートでシート形状にも工夫があるようでした。<br /><br />京急って関東の他の私鉄とは全く違う会社だなぁ…と改めて思わされました。<br /><br />昔は標準軌という線路幅の広さを武器に強引に突っ走るイメージがありましたが、座っていたせいか乗り心地も良く思ったより早く久里浜に到着。<br /><br />久里浜からはバスで久久里浜港へ向かいますが、中学生の頃によく釣りに来ていたことを思い出しました。<br /><br />当時は駅から久里浜港まで歩いたものですが、釣り竿やクーラーを背負ってよく歩いたものです。<br /><br />久里浜港に着いてみると数年前と全く景色が変わっていました。<br /><br />大規模な工事が行われているようで、かつて釣り場に日陰を提供してくれていた建物はなく、フェリー乗り場自体も移動しているようです。<br /><br />工事中だからかほとんどの場所が立入禁止になっていて、もう釣りに来れないのかと思うとちょっと寂しかったです。<br /><br />全く景色が変わってしまっていた久里浜港ですが、記憶の片隅にあったコンビニが今でもあって食料や飲み物を買いこむことが出来ました。<br /><br />フェリーの名前は“かなや丸”と“くりはま丸”と“しらはま丸”で、昔は“かなや丸”が“新かなや丸”だった気もしますが今も三隻が順番に運行されているようです。<br /><br />行きに乗ったフェリーは“しらはま丸”で名前は昔から変わっていませんが、内装が変更されたのか昔より豪華になった気がしました。<br /><br />東京湾フェリーは久里浜から金谷に向かう時と金谷から久里浜に向かう時とで所要時間が異なります。<br /><br />「潮の流れのせいかな?」と思いましたが、久里浜から金谷に向かう時は久里浜でも金谷でも船の向きを変えるので、その分時間が掛かるようです。<br /><br />金谷港から鋸山のロープウェイ乗り場までは歩いて行けるのですが、僕たち以外に歩いている人はいませんでした。<br /><br />久里浜港に比べて金谷港は車で乗船する人向けに作られているようで、それほど距離のないロープウェイ乗り場まででも歩きにくかったです。<br /><br />ロープウェイの山頂駅からの眺めもなかなかでしたが、屋上展望台からの眺めは格別でした。<br /><br />今まではここからの眺めだけで満足していたのですが、今回はガイドブックで観た地獄のぞきや大仏を目指します。<br /><br />後で読み返したらガイドブックには書いてありましたが、鋸山のほとんどの部分は日本寺の境内なんですね。<br /><br />大仏はもちろん地獄のぞきなどの見どころはすべて日本寺の境内にあります。<br /><br />鋸山にはロープウェイだけでなく車でも登ることができ、駐車場が何箇所かあるようですがそれぞれに境内に入るための料金所が設けられています。<br /><br />ロープウェイの駅から地獄のぞきへは割と近くて、ガイドブックで見たのと同じ眺めを目にして駆け寄ってしまったので、その手前にあったはずの百尺観音に気付きませんでした。<br /><br />地獄のぞきはそれ自体が絵になるだけでなく眺めも良いのですが、足場が悪いので足腰の弱い方には難しいかも知れません。<br /><br />地獄のぞきに満足して次は大仏を目指したのですが、地獄のぞきから大仏までは下る一方で「これだけ下るってことはロープウェイの駅に戻るには相当上るのかな?」と心配でした。<br /><br />大仏は奈良や鎌倉のものより大きいそうで、確かに大きそうでしたがあまり立派という感じではありませんでした。<br /><br />大仏からロープウェイ乗り場までは予想通りの上りです。<br /><br />あまりの暑さに行きにも通った日本寺の入り口で飲み物を買いましたが何と200円もするのです。<br /><br />それでもスポーツドリンクは売り切れていて仕方なくお茶を買いました。<br /><br />今度行くとしたら百尺観音を見落とさずに地獄のぞきまで行けれはいいかな…と思います。<br /><br />大仏に行くのであれば近くにある無料駐車場から行った方が良さそうです。

軽く山歩きのつもりで行った鋸山日帰りの旅

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2008/07/21 - 2008/07/21

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孤独な旅人

孤独な旅人さん

青春18きっぷを使った旅に出掛けることが多く旅の目的も列車に乗ること自体である場合が多かったので、たまには他に目的のある旅をしようと思い学研の『列車でめぐる花と百名山の旅』という本を買ったのが数ヶ月前。

パラパラとめくっていくと魅力的な山もいくつかありましたが、一緒に行くのが家族なので景色が良かったりする以上に気軽に行けることが選択の第一優先順位でした。

とは言え僕が候補を決めるわけですから行き帰りの乗り物も楽しめるところを選んだところ、最後まで残ったのが筑波山と鋸山でした。

つくばエクスプレスには開業当初に乗りに行ったものの入場規制されていて乗れず、それから結局乗ったことがないまま今に至っているので筑波山に行くなら乗ってみたかったし、フェリーに乗って鋸山に行くのもいいなぁ…と思ったのです。

家族にその選択肢を提示したところ選ばれたのが鋸山でした。

フェリーに乗る久里浜までは小田原から東海道線と横須賀線を乗り継いで青春18きっぷを使って行こうかと思っていましたが、乗り換え検索をしてみると横浜から京急で行った方が安く時間も同じくらいであることがわかりました。

横浜までは自分の分は定期があるし久し振りに京急の電車にも乗りたかったので迷わず横浜から京急で行くことに。

最寄駅からは小田急・相鉄・京急と乗り継ぐことになります。

小田急は常に遅れている印象があって時刻通りに来ると逆にビックリしますが、個人的には車内や駅での放送の言葉遣いの不自然さも気になります。

小田急では20年以上前から乗り降りのことを降り乗りと言っていましたが、最近は1番線や2番線ではなく1番ホームとか2番ホームというのも耳障りです。

一部の駅を除いて小田急の駅には2本しかホームがありません。

それなのに「3番ホームを電車が通過します」という放送は理解できません。

正確には上りホームの3番線です。

関西の言い方を参考にすれば3番乗り場でしょうか。

それから「新百合ヶ丘で各駅停車にお乗り換えができます」という言い方も変だと思います。

新百合ヶ丘でないと乗り換えが出来ないのではなく、この場合は「新百合ヶ丘で乗り換えるのが便利」または「新百合ヶ丘ではすぐに乗り換えが出来る」ということのはず。

接続とか連絡という言葉がわかりにくいのは理解できますが、少し言葉が足りない気がします。

子供の頃は相鉄沿線に住んでいたので相鉄には思い出があり言いたいこともありますが、こんなことばかり書いていては先に進まないので省略します。

横浜までは通勤でも利用しているので、横浜からが僕にとっての本当の旅かも知れません。

横浜からは京急に乗ったのですが、最近の京急で気になることはドレミファ列車が減っていることでしょうか。

ドレミファ列車とは加速する時にインバーターが音階を奏でる電車のことです。

インバーターの音を完全に消すことは不可能だそうで「どうせ消せないなら聞いていて楽しい音にしよう」ということで音階を奏でるインバーターを採用したようですが、外国製ということもあり部品の調達が難しく最近は音階を奏でる電車が減っているようなのです。

そう言えば通勤で京急の隣のホームで電車を待っていると、かつては時々音階を奏でる電車が通ったものですが最近はあまり聞かない気がします。

そんな最近では希少価値のあるドレミファ列車ですが、なんと1年以上ぶりにたまたま乗った電車がドレミファ列車でした。

京急の車両には詳しくないので見てもわかりませんでしたが、発車して加速する時の音を聞いて「おっ?」と思いました。

後で調べたら2100系という型式らしいのですが、関東では珍しい転換クロスシートでシート形状にも工夫があるようでした。

京急って関東の他の私鉄とは全く違う会社だなぁ…と改めて思わされました。

昔は標準軌という線路幅の広さを武器に強引に突っ走るイメージがありましたが、座っていたせいか乗り心地も良く思ったより早く久里浜に到着。

久里浜からはバスで久久里浜港へ向かいますが、中学生の頃によく釣りに来ていたことを思い出しました。

当時は駅から久里浜港まで歩いたものですが、釣り竿やクーラーを背負ってよく歩いたものです。

久里浜港に着いてみると数年前と全く景色が変わっていました。

大規模な工事が行われているようで、かつて釣り場に日陰を提供してくれていた建物はなく、フェリー乗り場自体も移動しているようです。

工事中だからかほとんどの場所が立入禁止になっていて、もう釣りに来れないのかと思うとちょっと寂しかったです。

全く景色が変わってしまっていた久里浜港ですが、記憶の片隅にあったコンビニが今でもあって食料や飲み物を買いこむことが出来ました。

フェリーの名前は“かなや丸”と“くりはま丸”と“しらはま丸”で、昔は“かなや丸”が“新かなや丸”だった気もしますが今も三隻が順番に運行されているようです。

行きに乗ったフェリーは“しらはま丸”で名前は昔から変わっていませんが、内装が変更されたのか昔より豪華になった気がしました。

東京湾フェリーは久里浜から金谷に向かう時と金谷から久里浜に向かう時とで所要時間が異なります。

「潮の流れのせいかな?」と思いましたが、久里浜から金谷に向かう時は久里浜でも金谷でも船の向きを変えるので、その分時間が掛かるようです。

金谷港から鋸山のロープウェイ乗り場までは歩いて行けるのですが、僕たち以外に歩いている人はいませんでした。

久里浜港に比べて金谷港は車で乗船する人向けに作られているようで、それほど距離のないロープウェイ乗り場まででも歩きにくかったです。

ロープウェイの山頂駅からの眺めもなかなかでしたが、屋上展望台からの眺めは格別でした。

今まではここからの眺めだけで満足していたのですが、今回はガイドブックで観た地獄のぞきや大仏を目指します。

後で読み返したらガイドブックには書いてありましたが、鋸山のほとんどの部分は日本寺の境内なんですね。

大仏はもちろん地獄のぞきなどの見どころはすべて日本寺の境内にあります。

鋸山にはロープウェイだけでなく車でも登ることができ、駐車場が何箇所かあるようですがそれぞれに境内に入るための料金所が設けられています。

ロープウェイの駅から地獄のぞきへは割と近くて、ガイドブックで見たのと同じ眺めを目にして駆け寄ってしまったので、その手前にあったはずの百尺観音に気付きませんでした。

地獄のぞきはそれ自体が絵になるだけでなく眺めも良いのですが、足場が悪いので足腰の弱い方には難しいかも知れません。

地獄のぞきに満足して次は大仏を目指したのですが、地獄のぞきから大仏までは下る一方で「これだけ下るってことはロープウェイの駅に戻るには相当上るのかな?」と心配でした。

大仏は奈良や鎌倉のものより大きいそうで、確かに大きそうでしたがあまり立派という感じではありませんでした。

大仏からロープウェイ乗り場までは予想通りの上りです。

あまりの暑さに行きにも通った日本寺の入り口で飲み物を買いましたが何と200円もするのです。

それでもスポーツドリンクは売り切れていて仕方なくお茶を買いました。

今度行くとしたら百尺観音を見落とさずに地獄のぞきまで行けれはいいかな…と思います。

大仏に行くのであれば近くにある無料駐車場から行った方が良さそうです。

同行者
家族旅行
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
高速・路線バス 私鉄
  • ローウェイからの眺め

    ローウェイからの眺め

  • 日本寺の入り口にあったちょっと怪しげなポスター(?)

    日本寺の入り口にあったちょっと怪しげなポスター(?)

  • 展望台からの眺め

    展望台からの眺め

  • 境内の案内図

    境内の案内図

  • 大仏

    大仏

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