熟年夫婦の珍道中　Museu　da Ciudade Lisbon / Portugal

0いいね！

2001/05/12 - 2001/05/12

2590位(同エリア2646件中)

#その他

oiwasanさん

oiwasanさんTOP
旅行記75冊
クチコミ0件
Q＆A回答3件
32,835アクセス
フォロワー0人

＜　雨のリスボン　＞ Lisboa （５月１２日）

雨なので、今日は博物館、美術館めぐりとする。　地下鉄の駅に近いところとして、市立博物館を選ぶ。　Campo Ｇｒａｎｄｅで駅を出るが、あいにくの土砂ぶり。　目の前にあるが、体調が良くないこともあり、タクシーに乗りこむ。　運チャンが何とか言っているが、知らぬ顔で
｢Museo,museo｣と叫ぶ。　あきれたような顔で運んでくれた。

石器時代の発掘品などの陳列物が並んでおり、　面白くないところに、入ったものだと落胆する。段々と時代が進むにつれて興味が湧いてきたが、２５０年前の大地震の展示に至って、その迫力に圧倒される。

地震前の市街の模型から始まって、破壊の様子を示す絵や、当時の新聞など、さらには復興の進捗など、判りやすく展示されていた。昨日まで３日間かけて街の様子を見ていたので、臨場感があったためもある。帰るときには、いいものを見せてもらったなどと現金なことを言うようになった。

まだ、雨は強いが、今度は傘をさして歩く。　駅前のレストランにはいって、ピザとカレイのてんぷらという妙な注文をし、二人でシェアーした。どちらも、うまくもないが、特別文句を言う程のこともない。　例によってベカでしめる。

次はグルベンキャン美術館。　ここでは、とんだ失敗をしでかした。

地下鉄のＰｌａｃａ de Esｐａｎｈａ駅で降りる。　相変わらず降っているのでタクシーで、美術館に乗りつける。　リスボン・カードが有効なので受付とおぼしき所でカードを見せて、バーを押してなかがわへ入ろうとすると、インテリ風の長身の紳士が　"What are you doing ?" と英語で言う。　もう一度カードを見せると睨まれた。　

"Ｂｉｂｌｉｏｔｅｃａ"　と今度は聞き取れた。　何のことはない、図書館に入ろうとしていたのである。　ほうほうの体で逃げ出して反対側を見ると、美術館の方は、改装中で閉館中と看板が出ていた。

建物を出ると、いつの間にやら雨もやんでいたが、疲れがどっと出た。まだ日は高いがホテルに戻り一休みすることにした。　

　