2001/05/23 - 2001/05/23
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oiwasanさん
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< うなぎの食べ方 > Aveiro (5月23日)
有名なアズレージョを見るべく、Coimbraから鉄道に乗る。 海岸地方に近づくにつれ、汐の香りがする。 一時間ほどで到着。 駅舎の壁が青色の大型タイルで張られており、これが駅かと驚く。 銭湯のタイルと変わらないと悪口を言っているのを誰かの旅行記で読んだのを思いだす。
さして広くない駅前広場に観光バスが停車しており、それらしき人々が写真を撮ったりしている。 ただし、日本人の姿はない。
サンタ・ジョアンナ王女の肖像画と十字架のキリスト像で有名な美術館へ向かう。 キリストの絵があったので、眺めていると、女性の館員が手招きをする。 ついて行くと問題のキリスト像のまつられた礼拝堂だ。 見る角度により、疲れきった顔が、生き生きとしたものに変わるとか。
Aveiroの街は、すでに全面的な改装が済んでいるとみえ、大型のショッピング・モールを中心に、近代的な都市として明るい陽光の中に輝いている。 アズレージョの駅舎以外は歴史的な建造物が少なく、ポルトガルらしくないと感じるのは、偏見のせいか?
運河から海岸へと進むにつれて、モリセイロと呼ばれる鮮やかな色に塗られた小船と、色とりどりの家々の連なりが"らしさ"をだしており、それが、別のポルトガルを印象づけていることが判った。
観光用ではなく、現地の人々がよく食べに行くというレストランを教えてもらう。 なるほど、勤め人らしい人々がそれぞれに昼メシを食べに来ているようだ。
街の魚屋でうなぎを見たので、かば焼きが食べたくなった。 うなぎと聞くと、そう思うのは日本人の証拠。 今まで、イタリアで2度うなぎに挑戦したが、いずれも期待ハズレ。 ベネツイヤでは太い奴のブツ切りをトマトソースで煮込んだ物、フェラーラでは白焼きを頼んだが、たれも、醤油もなくただ脂っこさだけが記憶に残っている.
ここのものは、小型のナマ干しを軽くグリルしたもので、前の2回よりは、食べやすかった。 しかし、かば焼きを想像してしまうので、どうしようもない。 そのつもりで、前菜として試してみただけ。 白いメシも思い出してしまった。 ああ、うな重よ !!
大分市と姉妹都市だと聞いていたので、それとなく何かの手がかりでもあるのではないかと気を配っていたが、見つけることは出来なかった。 考えてみれば、6年間の大分生活の時にもAveiro という名前を見聞きしたのは、一度あったかどうかくらいだ。 どだい無理と言うものだ。
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