皆で楽しむ結婚式 in Rastatt

2008/05/03 - 2008/05/04

黒い森にある美しい町”Rastatt”には夫のいとこが住んでいる。
ドイツの結婚式は個性豊か。今回もロマンチックでアットホームな良い結婚式＆披露宴でした。

エリア シュヴァルツヴァルト(ドイツ)

12時過ぎ、教会の鐘が鳴る。
招待客が少しずつ教会に集まる。

私はハイテクの国から来た日本人という事で、ビデオのカメラマンに抜擢された．．．。あわわわ〜。これは重大な任務である。

デジカメとビデオを交互に持ち替えまじめに任務を遂行。

教会のセレモニーが終わり、中庭で発泡酒を片手に乾杯していると、ホルンを持ったおじさん達が登場。

どうやら中の一人は新郎側の親族らしい。

こんな近くで見たのは初めてだ．．．。
長いなぁ。

幸せそうな新婦。

場所を移動して、

Rastattのマーケット広場にあるアイスカフェで披露宴が行われた。

３時からはもちろんケーキの時間。

ドイツの結婚式では、このケーキの時間がとても大切のようだ。
親戚、友人、親兄弟が自慢のケーキを持ち寄ってケーキビュッフェが完成！

ケーキカット練習用ケーキ

フルーツケーキなどなど

子供の好きな定番チョコケーキ

新婦の母自慢のフルーツケーキ

トイレットペーパーで作られた冗句のケーキも．．．。

プレゼントもどんどん運び込まれてくる．．．。

ドイツの結婚式はご祝儀が無い代わりにプレゼントを送ることが多いかなぁ。何をプレゼントするかは新郎新婦の希望でリストアップされている場合もあるし、勝手に持って行く場合もあるようだ。”欲しい物リスト”っというのは日本人にはなじみがないけれど、無駄が出なくて良いかもしれない。他にも『プレゼントはいらないのでお金でお願いします』なんていう結婚式もあるようだ。ただ、この場合は日本のような”相場”っというものが無いので、ちょっと困るんです。

ドイツの結婚式では”結婚式プラン”はあまり無い。
結婚式が決まったら新郎新婦はテーブルのデコレーションから食事のメニュー＆手配、催し物や宿泊客のコーディネートまで全て行うのが普通のようです。結婚式準備のストレスといったらそりゃ凄いんです．．．。(←経験者が語る）

新郎新婦手作りのチョコリカーはネームプレートになっている。

こちらは、披露宴の合間に行われるRastatt城見学ツアーの予約時間が書かれたメモ。
招待客は２グループに別れ、書かれた時間によって見学ツアーを楽しむことができる。

さりげなく置かれた発泡酒はご希望の方好きなだけどうぞ．．．。

子供用の席やティーンネージャー席もある。

子供にはチョコとハートグミ。

色々な種類のケーキ、中には夫婦や友達と少しずつ分け合って食べ、全種類制覇する人もいます。

日本ではケーキを選ぶ時”どれがいい？”と聞かれ、１人１個がスタンダードでしたが、この国は最低１人２個がマナー．．．。”どれから食べる？”と聞かれるのが一般的かもしれない．．．。

腹ごしらえをしたので夕食まで少し自由時間です。

Rastatt城 見学ツアーも合間にあります。

ツアーのガイドさんはお城のお手伝いさんを演じながらおもしろ可笑しく案内してくれます。

例えば、
当時、お城では色々なしきたりがありました。
これは階段の上り方をレクチャーしてくれているところ。

新郎新婦も挑戦。

お城の大広間では、

宮廷内で男性と女性が会った時の挨拶の仕方など習った．．．。
でも、何時使う？

男性陣もジェントルマンのレッスン中。

オリジナルのバロックが今もそのまま残る。

当時を再現した鏡台。

寝室。

風船に手紙を付けてみんなで一斉に離します。

手紙には新郎新婦の住所が書き込まれ、拾った人は返信出来るようになっています。
この記念すべき日を忘れないよう、また、新たな出会いのスタートを求めて、

『飛んで行け〜』っと言う感じでしょうか。

西日が差し込み、いよいよ夕食。

まずは前菜。

イタリア風です。

白身魚とレモンのニョッキ。

メインはお肉と野菜。

そしてデザートパラダイス〜。

デザート２

デザート３

デザート４

デザート５

ウェディング　アイスケーキ

こちらは夜食のチーズ。

ライブ音楽は夜通し行われ、食べて、飲んで、踊って、食べて．．．。
こうしてパーティーは翌朝５時まで続きました。

ドイツの結婚式には朝までがんばれる体力と胃袋が必要です。

チャンスがある方、その時は目一杯楽しんでくださいね！

翌日、

新郎新婦が留守の間に友人が自宅をデコレーション。
こんな寝室が出来上がりました。

ぶら下がっているコウノトリを見ながら当分この景色で寝るんですね。
本人達も出席者もとことん楽しむゆかいな結婚式でした。

次はどんな結婚式が待っているでしょうか？　

この旅行記へのコメント （3）

• Berg Heilさん 2008/07/10 07:51:24

  ご祝儀についてのお尋ね

  いつも楽しくブログ拝見、独逸在住の方の報告は、地に着いていて次回の旅の為にはとても参考になります。
  
  ところでご祝儀について
  １９５３年の高校時代からいまなお文通しているマンハイムのペンパルから、今回二人目の孫娘の誕生祝いに２０オイロが送られてきました。最初の孫娘のときは赤ちゃん服でしたが今回は現金。　
  
  このお礼状について、Geldと書くべきか、あるいは、 Geschenkと書くべきか迷っています。適切な独逸語の表現がありましたらお教え下さい。案外一般的な独逸での生活の習慣や風習、あるいは常識が分かりませんのでよろしく。

  みみ子猫さん からの返信 2008/07/12 01:28:00

  RE: ご祝儀についてのお尋ね

  
  Berg Heilさん
  
  > いつも楽しくブログ拝見、独逸在住の方の報告は、地に着いていて次回の旅の為にはとても参考になります。
  
  いつもご訪問ありがとうございます。（ぺこりっ）
  そして、お孫さんご誕生との事、おめでとうございます！
  私の旅行記はあまりお役に立てる情報ばかりとは言えませんが．．．ご旅行のヒントになれば幸いです。
  
  > 最初の孫娘のときは赤ちゃん服でしたが今回は現金。　このお礼状について、Geldと書くべきか、あるいは、 Geschenkと書くべきか迷っています。
  
  ご質問の件ですが、これはGeschenkで良いと思います。15〜20€は一般的なプレゼント代です。
  お孫さんに”こんな物を買いました！”など写真を添えてお礼兼ご報告をされるとお友達の方も喜ぶと思います。
  
  海の向こうにお友達がいらっしゃるって素敵ですね。
  では。

  Berg Heilさん からの返信 2008/07/12 08:43:08

  RE: ご祝儀についてのお尋ね

  アドヴァイス有難うございました。
  
  Frau みみ猫 の背の君は独逸人かな？
  案外私の知り合いにも独逸人とのカップルがいます。
  独逸語講座のお二人の先生の奥さんが日本人
  講座で御一緒の奥さんの娘さんのご主人が独逸人　ヴォルムスで花屋さん経営。　数年前講座で一緒だった娘さんがひょんなことからコンピューター技師の独逸人と結婚、現在バイエルンのジークスドルフ（ザルツブルクに近い）に住んでいて、本年、男の子さんにも恵まれました。
  
  日本人と独逸人との相性が良いのかな？？？
  当家のカミサンは胴長短足丸顔の典型的大和撫子です。
  
  これからも独逸便り楽しみにしています。