鳴門で歌う「第九」の旅～芦屋から神戸編

2008/05/30 - 2008/06/02

邦画「バルトの楽園」でご覧の通り徳島県鳴門市は「ベートーヴェン第九交響楽」がアジアで最初に演奏された地です。今年はその90周年目にあたる年だそうです。ご存知の通り「第九」には合唱が付いておりまして合唱と言えば「第九」と言われるくらい有名ですね。この「第九」演奏会には地元の合唱団ばかりでなく全国の「第九合唱団」からの参加が認められておりまして今回の演奏会には私めも歌わせていただくことになり、はるばる千葉から徳島県鳴門市まで旅することにしました。折角の四国旅行でしかも本州から最も近い四国の地なので大阪から陸路を芦屋、神戸と寄り道して行く事に決定。かつて住んでいたことのある芦屋からスタートです。
表紙の写真は打出浜を目指したんですが隣町の西宮市の香枦園浜まで戻ってしまい、昔とはまったく変わってしまった波打ち際で芦屋のシーサイドタウンを撮ってみました。

エリア 神戸(兵庫)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ

香枦園浜の手前にこんな看板を発見！

「菊池貝類館」知る人ぞ知るといった感じの私設の貝の博物館らしい。

生憎、本日は閉館日につき中はのぞけません。
ここは他所はガラスケースに入れられてしか観ることのできない類のものも手にとって観られるような展示の仕方をとっているらしいです。
このあと芦屋市内を散策。ホテル竹園でランチ。芦有道路のあたりまで六甲山を昇ったり美味しそうなパン屋さんを探したりと久しぶりの芦屋を堪能しました。（画像データなし）

そして写真はいきなり今日のお宿。北野異人館や新神戸駅に程近いホテルピエナ神戸。なんやらケーキ屋さんがホテルやってるような感じのかわいいホテルです。「ミルキッシュ・ジャム」とかいうゆる〜いキャラメルみたいなものが有名なんだそうです。

チェックイン後、定番の異人館街を歩きます。

やはり観光客にはこのループバスに乗るのが便利ですね。

なんやろ？
結婚式場だ！
異人館街のいたるところに結婚式場が溢れていますね。

しばし、いろいろな異人館をとくとご覧あれ！
「ベンの家」

仏蘭西館

旧パナマ領事館

パラスティン邸

異人館ネコ数匹

おなじみの「風見鶏の館」

メールの相手は誰？

北野天満神社

これって一般人の済む家の裏側だと思うんですが自分の中では何となく良さげな感じがするんですよね。

「うろこハウス」に行くつもりが「港の見晴台」に行き着いてしまいました。うろこハウスの真後ろです。もう帰ろうかと何度も思うくらい結構きつい坂道を登りやっと辿り着くと言ったところです。大人が10人も立てないほどの狭い場所ですが眺めは絶景！夜景を見るには最高のロケーションなんでしょうが夜はちょっと気が引けますねというところです。

同じく見晴台からの眺め。向こうは和歌山方面だとおもうんですが。

ほら！ほんとに「うろこハウス」が目の前でしょ！

帰り道、ブルーシートに見え隠れするのは季節外れのMR.サンタではないか！しかもこちらに向かってなにやら助けを求めているではないか！
なんじゃー、こりゃ？

神戸に立ち寄る本来の目的はこちら。
お好み焼きの「美澄」さんにくることです。
２年前に一度立ち寄ったこのお店は地元のおばちゃんに美味しいお好み焼屋を尋ねたらここだと教わったんです。店の中は７，８席のカウンターのみで決してゆったりした感じはしない。ただし、味は天下一品だと思いますよ。

ここのママさん。もう３０年も焼いているらしい。
２年前立ち寄って以来いつかまた来ようと思ってたんよ！
ここのお好み食べるために来たんよ！って言ったらほんまに喜んでくれた。（本当にこれも目的の一つ）

一番のお薦めです。
スキヤキ！
目の前の鉄板で焼くすき焼きはこの辺りでも珍しいそうです。
肉はもちろん神戸牛だ。
関東はワリシタを使うんでビチャビチャするけど関西は砂糖と醤油だけなんでこんなマネができるとの薀蓄をしばし聴き、そろそろ出来上がり。
美味い！

関西では珍しくもないが牛スジのお好みは関東では食べられないかもね。

これは醤油で味付けした「ネギ焼き」ポン酢のほうが良いかもね。
写真を撮り忘れたけど「ソバ飯」も頼んで完食！
別のお客さんが頼んだ「焼きそば」の美味そうなこと！
次ぎに来た時は「焼きそば」頼もうっと！

風にそよぐ暖簾。
店の構えはこんなもんですがね。
ママさん、ご馳走さん！また来るよ！

ちょっと腹ごなしのために三宮をうろちょろ。
すると同行者の眼はケーキショップに釘付け！
「お茶しましょ、ついでにケーキ食べましょ！」おいおい貴方たちの胃袋はどんな構造なの？
折角だからお店の外観をカシャ！
「写真を撮らないでくださーい！」怒られちゃいました。

さてさて、どれにします？

これでもか、これでもかって胃袋に無茶をさせたからにはその分を少しでも消化せにゃいかん！ということでいざ元町へＧＯ。南京町経由しましょ。

これってすごいピンボなんですけど、ちょうど獅子舞の練習をしている地元の若者たちに出くわしました。被り物は着けていないけど飛んだり跳ねたりはあの獅子舞そのものです。毎週金曜日の午後７時から２時間練習しているらしいです。

元町商店街はすでに店仕舞の様子。
このフルーツショップ「サンワ」さんは私が二十数年前に始めてアメリカンチェリーを食した果物屋さんです。輸入解禁前で巷にはまだ出回っていなかった時でもここでは手に入れることができました。懐かしいなぁ。

ここはユーハイムさんの本店。

ルーブル展が神戸市立博物館にやって来ていました。そういえば前回来た時は「オルセー展」やってました。

女の子ばかりのハモネプグループが楽器屋さんの前でデモしてました。

あぁ神戸の灯よ、ありがとう、お休みなさい。

さて、一夜明けて今日は徳島に移動の日です。集合は夕方なのでその前に少しだけ神戸市内観光の続きです。
これは観光客用の緑色のクラシカルなバス、シティループバスの車内です。いつもは一日乗車券で乗ったり降りたりしますが今日は一回乗車券でここぞと思ったところで降りることにしました。

車窓から「神戸海洋博物館」

車窓から「神戸ポートタワー」

車窓から「モザイク」

神戸のお土産を買うんだと言うことで結局ここで下車しました。たしか古い小学校の建物をそのまま使っている所だったと思います。

ステンドグラスに見惚れる同行者。

フラッシュを焚くとこんな感じになります。

自分たちの通った小学校も建て直す前はこんな木の階段で妙に油臭かったですね。

ろうそくを買ったもようです。

目の前にはこんな基督教会があります。

北野には「神戸ムスリムモスク」もあります。

モスクの全景です。

通りをもう少し行った所で今度はしゃれた鐘と十字架が見えてきました。

カトリック教会も神戸に来るとモダンだと思いました。

中途半端な時間に鐘が鳴るなぁと思ったらお御堂では結婚式があったんですね。ちょっと分かりにくいんですが扉を開けた真ん中にウェディングドレスを纏った花嫁さんがいるんですよ。

鐘の真下からからのアングル。
これで神戸ともお別れになります。