2008/05/04 - 2008/05/04
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ぼすとんばっぐさん
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織田信長の一向宗弾圧に抵抗する為の城塞都市から、江戸時代には大坂、堺と肩を並べるまでの商業都市に発展した今井町。最盛期には「大和の金は今井に七分」とまで言われ、南大和最大の町として栄えたとのこと。
町の一部だけが保存されているのではなく、町全体が保存地区として残されているのが大きな魅力!
ロケ地のような町並みを、楽しんで散策して参りました。
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今井町の見学は、この建物からスタート!
ここは、今井まちなみ交流センター「華甍(はないらか)」と呼ばれ、今井町の歴史資料館になっている。町内地図などの資料はここでもらえる。
もとは明治36年に博物館(社会教育施設)として建てられたもので、昭和初年から約30年間は今井町の役場としても使用されていたのだとか。修復はされているけれど、ガラスも昔ながらの分厚くうねったものが用いられている。この後見学する江戸の建物とは、また違った味わいが。
それでは明治から江戸へ遡りに行ってみることに。 -
今井町の町案内図。
東西600m、南北310mという広さのこの町には、重要文化財の建築物が9つ、県指定文化財が3つある。
江戸時代からの建物がたくさん残っているというわけなんだけれど、何で今の時代まで残せたのか...?と訊ねると、今井町の掟はとても厳しく、ほとんど「火事」が出なかったことが大きな要因なのだとか。なるほど〜! -
映画セットのような町並み。
上に重要文化財の数を書いているけれど、重要文化財はその家の持ち主が申請した上で決定をするらしい。つまり、重要文化財になると補修費用などにお金をかけなければならなくなるので(自費)、そんなのやだ、という人もおり、申請をして重要文化財になっていないけれど、貴重な家は他にもあるのだそう。
もちろん、江戸時代からの建築ばかりでなく、町並保存運動が行われた際に、周囲の建築様式に合わせて建て直された家もある。 -
江戸の町屋と鯉のぼり。外国人も喜びそうなJAPANの景色。明日はこどもの日!
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日本の美しい昔の町並みとしても頻繁に取り上げられる、今井町のメインストリート。この筋の電線は地下に埋められている。
色々な写真集にも登場するだけあって、とっても雰囲気が良かった。 -
奥に見えるのは、市指定文化財の称念寺太鼓楼。本堂は重要文化財に指定されている。
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この筋には、江戸というより昭和を感じてしまった。
猫と裏道。 -
さすが、古都・奈良。はにわ饅頭!
はにわ...の形をしているんだろか?? -
ここは町屋の喫茶店。
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白い壁が眩しい。
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本町筋を進むと、「今井まちや館」に到着〜。
ここは、18世紀初頭頃に建てられた廃墟寸前の町屋を、当時の資料を考慮して復元された家。この時代の町屋の特徴や様子については、スタッフの方が教えてくれる。
入場料は不要。 -
今井まちや館の内部。
資料も展示されている。 -
今井まちや館の内部。
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かまど。何だか可愛い!
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こちらは、重要文化財の旧米谷家住宅の天井。
屋根が特徴的。
18世紀中頃の建築と推定され、切妻造本瓦葺平入で、他家とは異なり農家風のイメージが強いと言われている。 -
こちらは、旧米谷家のかまど。
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かまどの裏側。炊き口が沢山ある。
火加減の調整がむつかしそうだけど、
カンというのがあったんでしょうね〜。 -
重要文化財「河井家住宅」の入口。
「杉玉」からも伺えるように、昔から営業が続いている‘酒屋’さん。お酒の試飲もOK。さっぱりして美味しかった! -
さて、いよいよ今井町を代表とする重要文化財の「今西家」へ。
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今西家は、惣年寄の筆頭を務めていた家で、自治的特権がゆだねられていた。その役柄に見合うように、今井町で一番大きな家として建てられている。1650年の年号が記されており、民家建築史上、貴重な建物と言われている。
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壁が面白い。
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天井も高い〜!!梁も太い!
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民家にしては、相当な広さ。開放感がある。
奥に見える、テーブルとセットになっている木製の椅子は、お尻の部分が丸く窪みをつけて彫られているので、とっても座り心地が良かった。是非、一度お試しを! -
今西家の内部へ。
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ここは、入口入ってすぐ右にある「みせ」といわれるところ。華やかな屏風でお客を出迎えている。
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「みせ」の隣にある「なかのま」。その奥は「なんど」。
沢山部屋があり、豪邸そのもの! -
今西家を見学した後は、引き続き、ふらりと町を見学。ここは和テイストのお土産物屋さん。
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ちょっと休憩をしに、お茶屋さんへ立ち寄ることに。
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このお店では、庭にテーブルと椅子がセッティングされ、そこで休憩をするのだけれど、庭の見学料¥200を先に支払い(休憩のみの費用)、後で飲食料を支払えば¥200は返金してくれるシステムになっている。
コーヒーが一杯¥350。しかし、かなり美味しいコーヒーだった。 -
庭の一部。ノスタルジック感が漂う。
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ユニークな壺。上でお座りをしている獅子が何とも言ず可愛い!壺の下にぴらぴらと出ているのは鳥の羽を形どったもの?下中央からは、龍が爪と頭を出している。
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今井町の見学を終え、最寄駅の近鉄大和八木西口駅へ向かう。
さて、駅近くにある写真の建物は何でしょう?
答え→自転車置場。
こんな自転車置場、見たことありますかっ!? -
続いて、日本三大文殊のひとつ、安倍文殊院へ向かう。
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本堂見学はお抹茶付きで、ゴクっと一気にいただいてから中を見学。
快慶作の本尊文殊菩薩像は見応え有り! -
安倍清明が生まれた寺だということは薄々知っていたのだけれど、遣唐使の安倍仲麻呂が生まれた寺でもあったとは知らなかった...。安倍清明は、安倍仲麻呂の子孫だったのね〜。
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で、池に浮かぶこちらが「仲麻呂堂」。
安倍一族を祭る為、昭和60年に建てられたものらしく、まだ新しい。 -
「天文観測の地」。
安倍清明は、この丘で母親から星占いの手ほどきを受けていたのだとか。そして、丘の下に目をやると...。 -
花で作られた「2008年ねずみ年」。
毎年、干支をモチーフにして植え替えるらしく、この文殊院の見所の主役は案外この花絵なのでは...と思ってしまった。素晴らしいです〜!
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