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クスコ駅を午前5時30分に出た旅行者用の「プルマン(Pullman)」は、午前10時にマチュピチュ駅に到着した。<br />つまり、4時間半だね。<br /><br />でも、プルマンを追い越していった「アウトワゴン(Autowagon)」はもっと早かったわけだけど(笑)。<br />観光客がドドッと列車を降りると、駅前にはバスが待っている。<br /><br />このバスが駅からマチュピチュ遺跡の入り口まで観光客を運ぶわけだ。<br />そのバス料金が、往復で17900インティ。<br /><br />1989年のペルーでは、インフレが続いていて、6月だと「1ドル=3千インティ」と考えたらいいだろう。<br />つまり、6ドル(7百円ちょっと)ということだね。<br /><br />ただ僕が1万8千インティを払ったら、お釣りの百インティはくれなかった(涙)。<br />でも百インティとはたった4円なので、ここでがんばるのは野暮だね(笑)。<br /><br />マチュピチュ遺跡の入場料は2万9千5百インティ(約10ドル=1千2百円)だ。<br />ここでは、3千インティを出したら、2百インティをおつりでくれた。<br /><br />こうなると3百インティ、つまり12円の損になる。<br />これは、世界旅行者みどりのくつした(みどくつさん/みど先生)としては、戦わなければならない。<br /><br />強く要求して、お釣りの5百インティ(20円)をもらったよ♪<br />左手の急坂を登って、墓地の方へ出た。<br /><br />そこからマチュピチュ遺跡の全景を見る。<br />続いて、遺跡を時計回りに回ってみた。<br /><br />遺跡の広場にリャマが2頭つながれていて、ちょっと触ったりしたよ。<br />現在のマチュピチュは、日本人のツアー客で溢れているそうだ。<br /><br />1989年の6月という(日本の)オフシーズンには、遺跡の中では日本人はほとんど見かけなかった。<br />でも、初老の日本人男性に、遺跡の中で声をかけられた。<br /><br />僕もこの時期は、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、北米、中米、南米と旅をしてきていた。<br />特に自分の旅行経験を人に言う段階はとっくに過ぎていた。<br /><br />だが、この日本人男性が中途半端な旅行自慢をしたので、皮肉を言ってあげた。<br />でも多分、僕が何を言っているか、わからなかっただろうね。<br /><br />というのは、旅行初心者は、ちょっと旅行をしてそれを周囲にいる人からほめられたり、旅先で出会う人から驚かれたりする。<br />それを誤解して、自分が本格的な旅行者だと、誤解してしまうことがあるんだよね(涙)。<br /><br />僕はそういう身の程知らずの人間は、普通はやさしく見逃してあげる。<br />でも世界旅行者先生の目の前で、下手な旅行自慢をされて、馬鹿なことを言われたら、ちょっと皮肉をいうくらいのことは、許して欲しいね。<br /><br />だって、世界旅行者は聖人君主じゃないんだから(笑)。<br />ところで、世界旅行主義によると、「遺跡というものは、だいたい2〜3時間程度あれば一応は見てしまえる」もの。<br /><br />マチュピチュ遺跡の場合も、適当に見ていたら、2時間程度で見終えてしまった。<br />僕の場合は、ワイナピチュには登らなかったからね。<br /><br />一緒に行った薬剤師くんに、「アグアスカリエンテスで会おう!」と声をかける。<br />午後1時半に、バスでマチュピチュ遺跡駅に降りる。<br /><br />それから、鉄道線路を15分ほど歩いて(その程度の気がした)、アグアスカリエンテス駅へ。<br />アグアスカリエンテス(Aguas Calientes)とは「hot water」の意味で、ここには温泉がある。<br /><br />いまはアグアスカリエンテスで一泊するのが、日本人の旅行の定番ルートのようだね。<br />線路沿いに小さな食堂が並んでいる。<br /><br />1989年には、この線路沿いに「AIKO」という日本女性の名前を付けた食堂があった。<br />ここで、スープとスパゲッティと卵にビールを飲んだら、合計6千インティ(2ドル=240円)だった。<br /><br />1人で食事をしていると、僕と一緒の薬剤師君が追いついてきた。<br />特にやることもないので、ここでだらーんとしているうちに、午後4時の列車がやってきたので、乗ってしまう。<br /><br />するとなぜか、席が確保されていて、僕は21番席に付いた。<br />朝一緒だった、旅行会社の若者と挨拶をする。<br /><br />僕が1989年の6月に、クスコからマチュピチュへ行ったときの費用を計算してみよう。<br />マチュピチュの往復が3万5千インティ(約12ドル)。<br /><br />遺跡へのバス往復が1万7千9百インティ(6ドル)。<br />遺跡の入場料が2万9千5百インティ(10ドル)。<br /><br />レートが、その時期1ドルが3千インティ強だから、合計27ドルと考えていい。<br />実は、クスコの観光案内所ではマチュピチュのツアーが61ドルといってた。<br /><br />ということは、34ドル節約したということかな。<br />クスコへ来て、マチュピチュを見た。<br /><br />でも、南米の長期旅行者としては、これでは納まらない。<br />これから、クスコの周囲の遺跡を、次々と見て回ることになるんだよねー(笑)。<br /><br />【旅行哲学】長期旅行者は、人より安く遺跡を見て満足するもの。<br /><br />http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/south_america/aguas_calientes.htm

マチュピチュ遺跡(2)クスコからマチュピチュ遺跡を見て、アグアスカリエンテスで食事をして戻ってきました

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1989/06 - 1989/06

1131位(同エリア1176件中)

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みどりのくつした

みどりのくつしたさん

クスコ駅を午前5時30分に出た旅行者用の「プルマン(Pullman)」は、午前10時にマチュピチュ駅に到着した。
つまり、4時間半だね。

でも、プルマンを追い越していった「アウトワゴン(Autowagon)」はもっと早かったわけだけど(笑)。
観光客がドドッと列車を降りると、駅前にはバスが待っている。

このバスが駅からマチュピチュ遺跡の入り口まで観光客を運ぶわけだ。
そのバス料金が、往復で17900インティ。

1989年のペルーでは、インフレが続いていて、6月だと「1ドル=3千インティ」と考えたらいいだろう。
つまり、6ドル(7百円ちょっと)ということだね。

ただ僕が1万8千インティを払ったら、お釣りの百インティはくれなかった(涙)。
でも百インティとはたった4円なので、ここでがんばるのは野暮だね(笑)。

マチュピチュ遺跡の入場料は2万9千5百インティ(約10ドル=1千2百円)だ。
ここでは、3千インティを出したら、2百インティをおつりでくれた。

こうなると3百インティ、つまり12円の損になる。
これは、世界旅行者みどりのくつした(みどくつさん/みど先生)としては、戦わなければならない。

強く要求して、お釣りの5百インティ(20円)をもらったよ♪
左手の急坂を登って、墓地の方へ出た。

そこからマチュピチュ遺跡の全景を見る。
続いて、遺跡を時計回りに回ってみた。

遺跡の広場にリャマが2頭つながれていて、ちょっと触ったりしたよ。
現在のマチュピチュは、日本人のツアー客で溢れているそうだ。

1989年の6月という(日本の)オフシーズンには、遺跡の中では日本人はほとんど見かけなかった。
でも、初老の日本人男性に、遺跡の中で声をかけられた。

僕もこの時期は、アジア、ヨーロッパ、アフリカ、北米、中米、南米と旅をしてきていた。
特に自分の旅行経験を人に言う段階はとっくに過ぎていた。

だが、この日本人男性が中途半端な旅行自慢をしたので、皮肉を言ってあげた。
でも多分、僕が何を言っているか、わからなかっただろうね。

というのは、旅行初心者は、ちょっと旅行をしてそれを周囲にいる人からほめられたり、旅先で出会う人から驚かれたりする。
それを誤解して、自分が本格的な旅行者だと、誤解してしまうことがあるんだよね(涙)。

僕はそういう身の程知らずの人間は、普通はやさしく見逃してあげる。
でも世界旅行者先生の目の前で、下手な旅行自慢をされて、馬鹿なことを言われたら、ちょっと皮肉をいうくらいのことは、許して欲しいね。

だって、世界旅行者は聖人君主じゃないんだから(笑)。
ところで、世界旅行主義によると、「遺跡というものは、だいたい2〜3時間程度あれば一応は見てしまえる」もの。

マチュピチュ遺跡の場合も、適当に見ていたら、2時間程度で見終えてしまった。
僕の場合は、ワイナピチュには登らなかったからね。

一緒に行った薬剤師くんに、「アグアスカリエンテスで会おう!」と声をかける。
午後1時半に、バスでマチュピチュ遺跡駅に降りる。

それから、鉄道線路を15分ほど歩いて(その程度の気がした)、アグアスカリエンテス駅へ。
アグアスカリエンテス(Aguas Calientes)とは「hot water」の意味で、ここには温泉がある。

いまはアグアスカリエンテスで一泊するのが、日本人の旅行の定番ルートのようだね。
線路沿いに小さな食堂が並んでいる。

1989年には、この線路沿いに「AIKO」という日本女性の名前を付けた食堂があった。
ここで、スープとスパゲッティと卵にビールを飲んだら、合計6千インティ(2ドル=240円)だった。

1人で食事をしていると、僕と一緒の薬剤師君が追いついてきた。
特にやることもないので、ここでだらーんとしているうちに、午後4時の列車がやってきたので、乗ってしまう。

するとなぜか、席が確保されていて、僕は21番席に付いた。
朝一緒だった、旅行会社の若者と挨拶をする。

僕が1989年の6月に、クスコからマチュピチュへ行ったときの費用を計算してみよう。
マチュピチュの往復が3万5千インティ(約12ドル)。

遺跡へのバス往復が1万7千9百インティ(6ドル)。
遺跡の入場料が2万9千5百インティ(10ドル)。

レートが、その時期1ドルが3千インティ強だから、合計27ドルと考えていい。
実は、クスコの観光案内所ではマチュピチュのツアーが61ドルといってた。

ということは、34ドル節約したということかな。
クスコへ来て、マチュピチュを見た。

でも、南米の長期旅行者としては、これでは納まらない。
これから、クスコの周囲の遺跡を、次々と見て回ることになるんだよねー(笑)。

【旅行哲学】長期旅行者は、人より安く遺跡を見て満足するもの。

http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/south_america/aguas_calientes.htm

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  • A Japanese girl@Aguas Calientes/Machu Picchu/Peru

    A Japanese girl@Aguas Calientes/Machu Picchu/Peru

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