誰も行かない？！チンマリ染色産業の町ネフェルス～♪

2008/04/11 - 2008/04/11

ここも小さな町どすた。
この地域にマル４日間も滞在したっすが、
観光シーズンにはチィと早すぎて・・・・・
湖もリフトもみんな休業中、どこか行く所は
ないかと・・・・でもって
グラルスから北へ２つ目の駅、ネフェルス
（Nafels)へ行ってみますただョ～。
ここにはグラルス州の産業を紹介すた博物館と素敵な教会が
ありますた。

エリア その他の観光地(スイス)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: その他

駅の看板、ネフェルス・モリスとなってますだ。
モリスは隣町になるのかな？
ここからバス路線は
西へビルテン、東へヴェレン湖畔までの基点に
なってますだ。

でもコジンマリすた小さな駅どすた。
駅員さんも１人か２人で忙しそうだったっす〜。
（何か信号手も兼ねてるみたいだったっすョ）

駅前の大通り？をグラルス州博物館目指すて
歩きますだ。
で、ここで道を尋ねた高校生くらいのお兄ちゃん
集団さん達っすが英語は全然通じず・・・
一生懸命身振り手振りで教えてくれましただ〜。
この辺りになるとガクンと英語の通用度が
落ちるどすな、外国人観光客が
あまり来ないからかな？
ホテルや案内所、駅の窓口では何とか
英語で用が足せるっすが、一般のお店や食堂は
ドイツ語（もしくは仏語）のみでありましただ。

途中にあったホテル＆レストラン。
ピンクの可愛い建物どすな、看板が
ハイカーさんすてますだ〜。

グラルス州博物館の建物どす、以前は
何方か身分のお堅い方の邸宅だったみたいっす。
迷子達は間違えて裏口から侵入・・・・
鍵が架かってたけどノックで開けてもらったっす。
入場料は１人６フランどすた。

最上階から見学するどす、ここは
この地方の一大産業の紡績の歴史が展示されて
いますだ。１８世紀に綿紡績から始まって
布地に柄をプリントする技術が発達すたどすな。

スイスの山岳地域でも牧畜ではなく今も昔も
手工業がメインの土地でありますだ。
（なので、ハイジの世界を期待すても・・・・・）

さすがに現代は機械化だしょーが、
昔はこの様にプリントの柄を木の型で採って
１枚１枚丁寧に手作業されていたどすな〜。
この木型も凄〜〜く細かい緻密な
柄のものもありますただョ。

当事の作業の様子を人形を使って展示すてます。

アッシは違う階に座ってた人形を人と間違えて
思わず挨拶しちまいますた・・・・・。

当事の工業を支えていたのは人の技術の他に
２００年前から実施されてた
リント川の水力発電だそうでありますだ。
これがこの地域の一大産業を担ったっすね。

屋根裏部屋にあたる部分は
鉄製のプリント型や当事の工場の写真やら
現代風のプリントなどが展示されてますただ。
最盛期にはグラルスの更紗プリント生地は
世界の市場を席捲すてたそうで御座いますだ。
プリント職人さんの技術も最高峰だったそうで。

素敵な柄のプリントも御座いますだ、１枚欲しいけど
お高いのでありますだぁ〜（涙）
バンダナサイズだとお手頃っす。

古めかしい木の階段を下りて
下へ参りますだ〜。
（お古い邸宅跡だからエレベーターなんぞは無い）

下の階に移ってここは何の部屋だろ？？
部屋中にグラルスの旗が飾ってありますだ、かなり
お古い旗の様で・・・・・。
グラルスはスイスでも小さなカントン（州）で
ありますだ、全人口も５千人と少し。
谷間に沿って小さな集落と工場の建物が
並んでいますだョ。
周りはグルリ〜と２〜３千ｍ級の山々に囲まれて
湖も点在する地形どす。

こちらがグラルスのシンボルでもあり
守護聖人の聖フリンドリンっす〜。
手には聖書と杖をおもちでがす、元々フリンドリン
聖人はアイルランド御出身の僧であります。
６世紀にバーゼル近郊のSackingen Abbeyを建立され、
こちらの谷間は９世紀頃にその勢力下になった
そうでありますだ。

そういえば世界遺産のザンクトガレンの修道院も
アイルランドの修行僧、聖ガルが興すた僧院が
始まりどすたな。
中世以前のケルト系キリスト教は
ヨーロッパ中に布教の影響を与えていますなぁ〜。

宗教画の一角もありますただ。

周辺では古代の古墳も見付かっておりますだ。

主だった出土品は・・・・・・
多分、チューリッヒの国立博物館にでも
あるのだしょー？？

ここの展示室の床が凄いのよん♪
木の節や瘤そのまんま・・・・何とも味わいのある
ウッカリするとコケそうな床でありますだ〜。

お次は本来の館の内装のそうであります。
スイスは森の国、石造りの内装と違って
全てが木材、壁の彫刻も凝っていますだ。

天井部の装飾も素晴らしいので御座います〜。

シンプルなれど、この程度〜。
凄い彫刻だわさー！

このタイル張りの豪華な物体は？？
（解説がドイツ語なんでよく分からないっすが）
多分・・・・ストーブに違いない？！
だって、どの部屋にも西洋ではお馴染みの
暖房設備の暖炉ってのが無いのどすた。
(ホールの様なお部屋にただ１つあったっす）
壁や天井の豪華なお部屋はこのストーブ？も
装飾が豪華だけど、ごく普通の部屋のものは
アッサリすたデザインでありましただョ。

壁に掛かっていた素晴らしい紋章。
（でも何処のお家のかよく分んない・・・・）

１階のホールの天井も
ロココ風で豪華どすな〜。

工業地域と言っても
全く牧畜が行われていない訳ではありませんどすな、
山小屋を再現すたお部屋もありますただ。
それに、この地方には独特のチーズも御座います！
（どう独特なのかは別の旅行記で・・・・・）

壁にズラリ〜とカウベルが・・・・・
これを見るとスイス〜♪って感じがするどすな！
きっと日本人のDNAには
スイス＝ハイジ！のデータが刷り込まれてんだろな。
（他はさ、スイカを買う時ポンポン叩くとか？？）

やはりこのバロックな住居は、
The Freuler Palaceと呼ばれる由緒正しき邸宅で
ありますただ。
１６世紀の司令官カスパー・フリューラー（発音これでいいのかな？？）さんのお住まいだったそうで。
この方の所属されたてたスイス衛兵連隊は
彼のおフランス王室の警備の任に当ってたんどすな。
スイス衛兵と言えば・・・・ルイ１６世のブルボン
王朝時に起こったフランス革命で、市民軍に
虐殺された悲劇がありますたな。
（ルツェルンにはこれを悼む記念碑があったような）
優秀なスイス衛兵さんは今現在は
ミケランジェロのデザインのお洋服をお召しに
バチカンで法王様をお守りすてるどすなぁ〜。

１時間半ほどで博物館の見学も終わり、
（こちらはスーパーも郵便局も昼休みがあるんだわ）
叉町を散策すますただ。
余り人通りも無いけどすれ違う人みんな
挨拶すてくれますだ〜。
何かホカホカ好い感じ〜(^_^)

他にも博物館居には大戦時の歴史から
スイス国防軍の展示もあるんだわ・・・・
迷子母が飽きちゃったのでそそくさと退館・・・。
　　　　↓
ダメねぇ〜、
大英博物館も３０分で飽きちゃったオババだわさ。

１５分おきに鐘の音を響かせる教会へ
行ってみますただ。

中に入ってみてビックリ！
凄い豪華な内装の教会っすョ。
主祭壇なんてこの通り！

説教壇も立派な造りでありますだー！

この田舎町には不釣合いなほど（失礼！）
立派な教会はHilariuskircheどす。
発音不可・・・・（涙）

のんびり教会などを見学すておりますたら
お昼も過ぎて・・・・少し小腹が空いて来ましただ。
何気に見れば？
何故かこれまた小洒落たカフェコンドッティを発見！
早速入ってみますただ〜。

何と！何と！
美味しそうなケーキがショーケースにズラリ〜♪
お店のお隣は食事も出来るではありませぬか！
早速注文すたのは、
ミルクコーヒーにチーズケーキ（奥左側）に
オレンジケーキ（奥右側）とキルシュ洋酒（手前）の
３つのケーキ！
えっ？２人連れだけどケーキは３つよん。

コーヒーカップも何だかオッサレ〜！
ケーキを食った後に・・・・・
周りに釣られて（だって美味しいそうな匂い）
ラビオリも食べて満腹、満腹〜。

この町もグルリと周りを高い山に囲まれてますだ。
腹ごなしに近場の湖でも〜っと思ったら・・・・
シーズンオフでバスが走ってい無かったどすた（涙）

駅前のバス停どす、帰りはバスにしようかな？
がっ・・・・待てど待てどバスが来ない！
仕方がないので列車に乗ってホテルへ戻りますた。
（乗車時間たったの７分間！）
ネフェルスはケーキのとっても美味しい町どすたぁ〜！

この旅行記へのコメント （10）

• kawakoさん 2013/10/22 04:33:38

  こんにちは〜

  スイス在住のkawakoです（・∀・）
  
  グラールス州にわざわざ電車で、ましてやネフェルスくんだりに出かけられた日本人がいらっしゃるとは重いもしませんでしたｗｗ
  なんかエライな〜
  
  サン・マルティンの穴は山登りでもしないと見られないのかと思っていたのですが、麓の村からなんとな〜く拝めるんですね！
  来年の夏に行きたい場所の一つとして記憶しておかないと〜
  φ(・∀・）メモメモｗｗ
  

  迷子さん からの返信 2013/10/22 07:00:34

  RE: こんにちは〜

  kawako様、初めましてこんにちはです。
  ご訪問と沢山の投票ありがとう御座いますm(__)m。
  
  > グラールス州にわざわざ電車で、ましてやネフェルスくんだりに出かけられた日本人がいらっしゃるとは重いもしませんでしたｗｗ
  > なんかエライな〜
  わっ！誉められちゃった？！(^^)
  いやぁ、観光立国を謳うスイス連邦にあって
  何故か外国人観光客には省みられることの無いであろうと・・・
  思われるスイスの正に山に穴場（爆）の地域でありました〜(~_~;)
  でも、なかなか興味深い普段着のスイスって感じで愉しかったっす♪
  王道観光から離れたマイナー旅行記っすが、
  チョッピリでもお役に立てば・・・これ幸い？！
  
  そちらもこれから益々
  寒さが増して来ますだね？
  風邪など召されませぬよう、ご自愛下さいませ。
  

• ちょめたんさん 2008/05/09 10:35:10

  眼の保養！

  ついでにお腹も満足な一日だっただすね。それにしても迷子ちゃんは良いところに食べるところ見つけるのが上手だすね。\(◎o◎)／！

  迷子さん からの返信 2008/05/10 03:26:31

  RE: 眼の保養！

  メタボで血糖値も高めの迷子は
  美味しいお菓子に呼ばれるどすた〜？？
  
  いやぁ〜、生まれて初めて
  チーズフォンデュっつーのを食ったどすが・・・・・・
  食い過ぎて体中からチーズが噴出しそうになりますただョ。
  美味しかったけど、後３年位は食わずとも大丈夫みたいどす（爆）

• ジュリままさん 2008/04/24 10:24:03

  ケーキ食べに行っただすか・・・？（ｗ

  でもおいしそーだす。
  2人で3個もありだすよ。
  ご相伴に預かりたいだす・・・（ｗ
  スイスって全国的に酪農ってイメージがあるどすが
  そんなわけでもないんどすねー
  しかしタイル張りのストーブは
  スイスってよりはトルコって感じどしたよ・・・(^^;
  
  ジュリまま

  迷子さん からの返信 2008/04/25 01:59:38

  RE: ケーキ食べに行っただすか・・・？（ｗ

  と、言う訳ではなかったどすが・・・・・・
  結果的にそうなりますた〜。
  だって・・・・・山深い土地だしょ？
  まだ観光すて歩くにはチィッと早過ぎたどすたー！（涙）
  近場に綺麗な湖も２箇所あるどすが、
  バスがまだシーズン前で走ってないの・・・・・
  チャンと下調べすておけば良かったどすた。
  （でも、観光サイトはドイツ語だらけ〜）

• pulseraさん 2008/04/24 00:04:13

  ネフェルスはケーキのとっても美味しい町どすたぁ〜！！

  迷子さま！こんばんわ！
  
  豪華絢爛な教会？？なんですかー？？
  
  マリー・アントワネットですよ〜！!!
  
  しかも、また、美味しそうなモノばかり、お召し上がりになってー！！！
  私も、迷子さまのお母さまになりたい！！！＆１時間も掛かった、
  救急箱も、拡大しちゃいましたよ！お美しいですぅ〜。
  
  こういうお食事＆Ｃａｆｅは、事前に調べていかれるのですか？
  それとも、直感??！

  迷子さん からの返信 2008/04/25 01:54:01

  RE: いぇいぇ〜〜。

  行き当たりバッタリに見付けますただョ〜。
  ナンでこんなお洒落なケーキ屋サンが
  こんな田舎町に突如出現でビックリすますただ〜！
  でも、とっても美味しくて又ビックリ!
  何かそれだけで行った甲斐がありますただョ。
  

• ginさん 2008/04/18 04:33:07

  スイス人は頑固だす.

  ふむふむ,なるほど,ははーん,そうか,やっぱり,うーん,だろうな,それで,だから,誰も行かないこの町へいったって訳だすか,スイス人は自分達の文化に誇りを持ちそれを大切にしてるだすな,これも彼等の保守的な性格の表れだすかな....!?すいすのチーズやチョコの味は不変だす. gin

  迷子さん からの返信 2008/04/22 00:38:14

  RE: スイス人は頑固だす.

  迷子は決すてこの町にケーキを食いに行った訳では御座いません。
  あくまでも・・・この地方の歴史をお勉強に行ったどすた？！
  
  何か以前、聞いた話っすが
  スイスが保守的なのは・・・・・・・
  外国から行くと
  １０日居るとお客様
  でもってそれ以上になると厄介者？とか・・・・。