2008/03/25 - 2008/04/04
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yasu-sanさん
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★☆この旅行記(その3)は3月29日~3月30日までの分を記載しています☆★
詳細については、『(その1)成田~デリー編』を参照して下さい。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- JAL
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-
明けて翌29日。04:30起床。
蚊に刺されているっ!(怖っ) かゆみ止め、虫除け使用、痛み止め、ビタミン剤服用。
05:15待ち合わせの時間より早くロビーへ。無事ドライバー氏と合流、ガンガーへ向かう。 -
予定通り06:00、メインガート(ダーシャシュワメード・ガート)に到着。バラモン(ヒンドゥーのお坊さん)らしき人に祈って貰い、眉間に赤と黄色の混じった【清めと祝福の印】を付けて貰う。
お布施(?)に持っていた一番少額の紙幣20Rsを渡すと、『少ない。100Rsだ』と言いながら、更に何やら唱える(^^;
…負けてはいられない。『意味が分かりませ〜ん(笑)』というそぶりで合掌し「ダンニャワード」と言いながらにこやかに去ろうとすると、背後から『少ないぞっ!、100Rsだ!』と、更に叫んでいる(怒)
『…バラモンまで金に走る様になったのか、終わったな(- -;』と思った次の瞬間、「そりゃ、ツーリストプライスだろっ! インド人が渡すのは5Rsでも多いって事は知ってるぞ! 20Rsで少ない訳ないだろっ!!」と叫んでいた。
『…怒った時は早口で英語は話せないとだろう』と思っていたが、意外と口から出るモンだ。ここ数日、日本人とまともに会話していなかったのが良かったのかも知れない。
バラモンらしき男、さすがに面食らったらしく、また、大声で抗議され、周りのインド人に聞かれてバツが悪かったのか、直視しないで『あっち行け』みたいに、手を振った。…勝利っ!(^^)
いきなり神聖な場所で口論したせいか、ドライバー氏、軽く引きつっているのが判る。周りにいたボート屋の兄ちゃん達、通りすがりの欧米の観光客達も、苦笑い(笑) -
ボートを漕いでくれた、アジェイ君(17)。もちろん先程のやり取りを見ていたらしく、若干、ビビリ気味(笑)『…ごめんよ、君たちを脅かすつもりはなかったんだ』と心で謝りつつ、あくまでも冷静を装う。
100Rsで小さなボートを約1時間貸し切り。高いのか安いのか判らないが、アジェイ君は一生懸命漕いでくれた。今日は学校が休みらしく(…そういえば、春休みみたいな時期だったのかも知れないが)、『昼でも夕方でも、また指名してくれたら、1時間50Rsで貸し切りにする』と言ってくれた。 -
一応、英語で色々なガートの説明をしてくれていたアジェイ君、日が昇り始めると、日の出の写真を撮る様に促してくれる。ガートばっかり撮っていて、日の出に気が付いていなかった(- -;
…ガンガーの日の出。神秘的。これが見たくてバラナシに来たんだ。もちろんこればっかりじゃないが。
周りには大勢の旅行者のボート。オールが水をかく音だけが聞こえる様な気がする。
写真を撮るのも忘れてしばらく見入っていたが、ふと我に返り、とりつかれた様に周囲にレンズを向け、シャッターを切る。 -
祈りを捧げ、身体を清める人々。レンズを向けるのが、何となく気がひける。彼らは真剣に、神に祈っているのだ。神聖な場所で祈る人々に合掌し、申し訳ない気持ちでシャッターを切り続ける。
ガンガーの流れの様に、ゆっくりと流れる時間。時々手を休めると、気遣って声を掛けないでいてくれたアジェイ君が、近くのガートの説明をしてくれる。全部で80ぐらいのガートがあるらしいが、状況が許せば、時間をかけて全て歩いて回ってみたい。 -
昨年某TV局で制作した、たかのてるこ氏原作の「ガンジス河でバタフライ」でも登場する、【ビシュヌ・レストハウス(Vishnu Resthouse)】。
超・有名どころ【久美子ハウス】より、もしかしたら有名になったかも知れない(^^;
たかの氏のファンとしては(【長澤まさみファン】ではないのだ)実物を見てみたかった。
良く見ると、日本人が数名写っている。『どっちのファンなんだろ?』なんて、考えたりする(笑) -
アジェイ君の乗せてくれたコ−スは、まず上流の火葬場のガートまで行き、そこから下流の火葬場のガート(マニカルニカー・ガート)迄行って、メインガートに帰ると言うモノで、メインガート付近のガートからボートに乗ると、このコースを行くのが一般的の様だ。
上流のガートはガスと薪のどちらかを使い、下流のガートは薪だけを使って火葬を行う。ガスを使う方は値段も安いそうだ。写真は上流の火葬場のガートの近く、【ラリー・ガート】。
火葬を薪で行うと非常に料金が高く、『お金のない人は火葬が出来ない。』と言って寄付を募る男が現れたりするが、関わっているNPOの人間が寄付を直接お願いする事は無い。全て彼らの【酒代】や【クスリ代】になってしまうので、『IDを持っていない者に何を言われても、寄付してはいけない』と、親切なインドの人は皆、教えてくれた。初めての人は、本当に注意して欲しい。確かに後日私に声を掛けてきた男は、若干『ラリっていた』様に感じた。 -
ボートや歩きで近くを通っても、火葬場のガートで火葬を行っている最中に写真を撮るのは禁物だ。ヒンドゥーのタブーとされている。
私は火葬中はもちろん、普段も写真を撮らない様に注意した。ボートマンが『写真を撮ってもOK』と言ってくれたりするが、私は「No thank you.」と言って断った。
ヒンドゥー教徒から見た仏教徒は、いわば、【異宗派】の様なモノで、『兄弟や従兄弟と同じ』という感覚を持つ人が多いらしい事を知っていたので、ヒンドゥーの人のタブーを『自分のタブー』として、自分に言い聞かせた。故に、火葬中の写真は無い。この写真の右側に写っている建物が、下流の火葬場ガート前の建物。24時間火葬が行われる。
どうしてもそういった写真が欲しいと思う人は、【葉書売り】が売り歩く葉書の中にそういった写真も含まれている様なので、そちらを買うと良いだろう。…ちなみに私は買っていない。 -
早朝から、いわゆる【洗濯・カースト】の人々は仕事に励んでいる。
日中、暑い時間帯でも数名が洗濯をしていたので、一日中オーダーは有るらしい。
陸を歩いていると判るが、洗濯場の川岸には、四角い洗濯用と思われる、板状の石が幾つも並べられている。 -
09:00ホテルに帰着。
レストランで朝食を食べる。調子が悪いが、出来るだけ食べる様にしておかないと身体が持たない。
いつも食べる朝食程度の量を皿に盛り、ゆっくりと食べた。 -
08:45早速サルナートへ向かおうとホテルの前に出ると、リクシャー・ワーラーが数人、声を掛けてきた。
一番若くタフそうな、サンティー君(32)に決め、値段交渉。サルナート往復と、各国のお寺等を案内するという事で250Rsでお願いする。
彼とはこれをきっかけに仲良くなり、毎日彼のリクシャーで出かける事になる。
途中、ガソリンスタンドで、ガス・チャージ。毎回必要と思われる分を給油するらしい。彼らは【親方】が所有するリクシャーを使わせてもらい、毎日使用料を支払う、いわゆるレンタルの形式で商売をしている様だ。従ってガス代も彼ら持ちと言う事らしい。
その後ミネラル・ウォーターを買うため店に寄り、チベット寺へ向かった。 -
チベット寺の門には、非常にカラフルなコマ犬がある。日本の神社に良くあるモノとは違い、色彩の点の他、サッカーボールの様な柄の玉(?)を持っており、また、2匹とも口を開いている。
しかも、コマ犬がいるのは神社ではなく【寺】だ(笑) -
大きくカラフルな仏像の有る庭の横を通った先に、本殿がある。本殿の中ではチベットのお坊さんがお経を読んでいた。
ドネーションを20Rs、寄付箱に入れ、拝ませて貰う。
お釈迦様の前に小さな高僧とおぼしき像まである。ダライラマ・14世の写真も一緒に置いてあるあたり、チベットらしさが感じられる。
この大きな像の裏に記帳する場所があり、ノートにビッシリと訪れた人達の書き込みがあった。私も、住所と氏名を日本語で記入。 -
チベット仏教の特徴と言って良い【マニ車】(一度回すと膨大な数のお経を一回読んだと同じ効果があると信じられている)の大きなものが、幾つも並んでいる。
建物の裏側には別室(外側から入れる)があり、そこには人の背丈の倍ほど、大人3人で手を繋いで囲んだ位の大きさの巨大マニ車があり、これを7回、願いを込めながら回すと成就すると言われた。取っ手代わりの綱が付いているので、思いっきり力を入れて、グルグルと7回転したが、重いので結構疲れる(^^; -
日本のお寺。寄付などで建てられたモノだそうで、割と新しい建物が印象的。日本の仏教界や個人の寄付で建てられたそうだ。
門をくぐり、庭を進むと、本殿の手前右側に、水神様が祀られており、日本人のお寺らしさ(笑)を感じさせる。案内もしてくれているドライバーのサンティー君、日本語は話せないので、英語で簡単に説明すると、祠の上の部分にヒンディー語で【水の神】と書かれている事を指摘され、笑われる(汗)
彼はイスラム教徒で、たくさんの神がいる事を面白がっている様だ。「日本には800万もの神様(八百万の神)がいるんだよ。」と言うと、更に大爆笑。『そいつは多すぎだっ!』だって(^^;
唯一絶対神の彼らにとっては、さぞ、滑稽だろう。 -
庭の右手の菩提樹の下にも、小さい仏様が祀られている。ここにも行って、帽子を脱ぎ、合掌。
庭は良く手入れされており、綺麗になっている。 -
涅槃像。他の国のお寺では余り見かけなかった。
右側には「南無妙法蓮華経」のローマ字綴りと、ヒンディー語綴りの看板有り(笑) -
ムールガンダ・クティー寺。
寺院の中には日本人画家の描いた、仏陀の生涯をモチーフにした美しい絵が、壁一面に見る事が出来る。
多くの観光客の中に欧米人も多数。壁の絵に見入り、その場をなかなか離れない人もいる。私の母が日本画家(売れてないけど)で絵にはそれなりに興味があるので、しばらく壁の絵に見入っていた。 -
仏陀入滅の絵。周りで人々が悲しむ様子が描かれている。
この涅槃図だけでもかなりのものだが、ドアが邪魔(笑)。ここでしばらく足止め。 -
入り口には鐘も下がっているが、何故か鐘突は見あたらない(笑)
この鐘を撮影している時、同じくここを訪れていた長期滞在者の大学生君に「入り口はこっちですか?」と声を掛けられた。 -
寺院を出、寺院に向かって左手奥に進むと、日本語の【卒塔婆(そとうば)】の語源である、巨大な【ストゥーパ】が見えてくる。庭をどんどん進む。…結構遠い(^^;
道すがら、物乞いに声を掛けられるが、胃の調子が悪い事と暑さで、ちょっと切れ気味になっている。「No,No!」とかわしながら、更に進んでいく。 -
ストゥーパの前まで来ると、柵があり、先に進めない(怒) 左手に「MAHA BODHI SOCIETY」のオフィスと書かれた看板があり、そちらにしか進めないので、仕方なくその先に進む。
事務所が有る様だが、特に料金は取られず、先の寺院をスルーして、敷地の外へ出た。 -
「さちこのお土産店」(笑)の前を通り、道をひたすら歩き続ける。持ってきた水も、かなり少なくなっていて、ちょっとだけ【命の危機】を感じる(- -;
先はまだまだ遠かった。
遺跡地区への入り口付近の露店で、ミネラル・ウォーターを調達。 -
遺跡地区の入り口付近。入場料100Rs。
チケットを買う窓口で、横入りをしようとするインド人男性と口論(^^;
更に、『釣りがないから細かいのを出せ。』と言い張るチケット売りのオヤジと口論(笑) 後ろに増えていく他の観光客のヤジに「Shout up!!!」(^^;;;
切れまくっている日本人を哀れに思ったか、若い一人旅風の白人女性が「両替しましょうか?」と声を掛けてくれる。旅先の小さな親切に、涙が出る程の嬉しさを覚える。何度笑顔でお礼を言い、「ほら、細かい金だっ! さっさとチケットよこしやがれっ!(- -)」とキレかけていると、周りのインド人達、爆笑。
チケットを受け取り、笑顔で「ナマステー」と笑っているインド人達に言うと、「ナマステー」と笑顔を返してくれた。 -
遺跡群。敷地はやはりメチャクチャ広い。
暑さと強烈な日差しにふらつきながら進んでいくと、更にその先にストゥーパが見える。
徹底的に破壊された町並み…というか、寺院などの跡は、所々に金箔が残っていたり、小さな仏様の彫刻が残っていたりと、この地区の当時の賑わいが聞こえてくる様にも感じられる。 -
写真を拡大すると、残された金箔が見て取れる。破壊と略奪の後には、ほとんど何も残っていないが、こういうモノから当時の街の華やかさや、きらびやかさが想像できる。
-
残された彫刻の、一番左側の部分に少しだけ残っている金箔。
町中がこんな感じで、きらびやかに彩られていたのだろうか。原型が残っていれば、間違いなく世界遺産モノの街であったろうに。 -
地区内の沿道の木陰で一休み。先程の寺院の鐘の下で声を掛けられた、長期滞在の大学生(広島の大学と言っていた)と遭遇。デリーのホテルで話をした青年以来の、日本語での長い会話。
インドの旅やこれからの予定、将来の就職の相談など(^^)、1時間以上タバコを吸いながら話し込んだ。明るくさわやかな彼は、インド国内の移動は全てバス移動! 床屋に行っていない所為で、ヘアスタイルが【大五郎】だったが(笑)、年上の私にきちんと敬語で話し、好感が持てた。
『お互いの旅の無事を』と言って、握手を交わし、それぞれの次の目的地へ。 -
リクシャーのサンティー君と合流。食事をしに、街へ帰る事に。リクシャーが走り始め、歩いてきた道を真っ直ぐ戻っていると、先程の大学生君を発見。
リクシャーを停めさせ、大声で彼を呼ぶと、勢いよく走ってきた。「これから街に帰るんだけど、途中まで乗っていくかい?」と言うと、『他のお寺などを見て、バスでカントメント駅へ向かいます。』と言うので、彼のまだ行っていない日本のお寺へ乗せていってあげる事に。
そこから、方向が逆だと言うので、そこでまた固い握手をしてサヨナラ。姿が見えなくなるまで、大きく手を振り合った。
名刺を渡しておいたので、そのうち日本に帰ってきたらメールが届くだろう。無事な帰国報告が楽しみだ(^^) -
街のレストランへ案内され、チキンスープとサンドウィッチを注文。
胃の調子が悪い。料理は美味しいのだが、半分も食べられない。サンティー君にサンドウィッチを勧め、ミネラル・ウォーターで胃腸薬を服用。
私を気遣って、ホテルに一旦戻って休む事を勧めてくれる。彼に従い、ホテルへ戻る事に。 -
14:30ホテル着。明日も頼む事をサンティー君と約束し、部屋へ。昨日やらなかった洗濯をして横になる。
2時間程眠り、気分が少し良くなったので、ホテル敷地内の土産物屋へ。ここのオヤジさんには、最後までお世話になりっぱなしだった。葉書1枚3Rsと、【葉書売り】より安いので30枚購入。 部屋で蚊が出る事を言うと、ホテルの従業員に交渉してくれた。
すぐにリキッド・カートリッジ式の電気蚊取り線香が届けられ、一安心。『インドにも電気蚊取りがあったのか!』と、びっくり。
Vodafoneの無料通話分の残高が250Rsしかないことを思い出し、リチャージできる店を探しにマーケット地区へ向かう。 -
街角には所々に、道祖神的に神様が祀られている。
道祖神ではない様だが、お祈りを捧げる人も少なくない様だ。
プリペイド通話料金の追加は、US等の様にカードを買ってPINコードを送信するのではなく、リチャージ可能な店に行って、係に手続きをして貰い、センターからのメールを受け取るとリチャージ完了となる様だ。『リチャージカードを買いたい』と言って聞いて回っても、売っていない訳だ(笑)
手数料込み1000Rs払い、750Rs分の料金チャージがされた。…手数料、高い!(ツーリスト・プライスか?) -
ホテルに戻り、レストランへ。
食欲が全くない。というより、食べたいのだが、胃が受け付けてくれない。
半分も食べずに残していると、スタッフの1人が『ライムソーダの塩味が効くよ』と、その場でサービスで作ってくれた。実に旨い。
お礼を言ってチップと食事代を払い、部屋に戻る。何となく胃が軽くなった様に感じ、持参したカロリーメイトをミネラル・ウォーターで食べる。
夕方土産物屋で買った絵はがきで、学生時代の恩師やご無沙汰している友人に絵葉書を書き、シャワーを浴び、洗濯、メディアバックアップ。
TVで【ヒンディー語版・天才バカボン】と【ヒンディー語版・クロコダイル・ハンター日記】を見て(笑)、就寝。 -
明けて翌30日。07:40に自然と目が覚める。
睡眠と昨日のライム・ソーダと胃腸薬のおかげか、だいぶ調子が戻ってきた様だ。
08:30東京在住の友人A氏に電話を入れ、インドの途中経過を報告(^^) 身体を気遣ってくれる。有り難い。
朝食後土産物屋に寄り、談笑。
10:30昨日約束しておいたサンティー君のリクシャーで市内観光へ。彼に頼まれ、一旦彼のお母さんの店に寄る。高いが【バラナシ・シルク】は有名なので、サリー2枚購入。バラナシ滞在中、彼だけを指名することを決めていたので、『今後ヨロシク頼むよっ!』という意味も込めて、奮発(^^; -
街は何処も同じ、相変わらずの喧騒。鳴り響くクラクション。無理矢理割り込むリクシャーや車。通行人、ノラ牛やノラ山羊(笑) 時々、物売りや物乞い。
途中、小さな露店でミネラル・ウォーターを調達。 -
有名どころ、【ドゥルガー寺院】
ヒンドゥー教徒しか入る事を許されないので、外側から撮影。こういった、異教徒の入れない寺院や、撮影禁止場所が数多い。
周りでお供えの花を売っている露店が多く見られた。『ひとつ買わないか?』と言われたが、「中に入れないから。」と断ると、『大丈夫、外に置いても良いんだ。』と、更に勧められるが…『断るっ!』(笑) -
途中で通過した、何とか言う(汗)お寺。カメラなど全て持ち込み禁止というので、外観を眺めて、写真を撮るだけに留める。
他にも幾つかカメラを持って入れない場所があり、撮影のみで中には入らず。 -
1月〜6月の乾期のみ渡れる、浮き橋を渡り、ラームナガル城へ。
大きなオイルタンクの様なモノを河に浮かべ、その上に板を敷き詰め、鉄板を更に上から敷いてある。…かなりデコボコで、スリリングだ。
幅はオートリクシャがかろうじてすれ違える程度。歩行者やバイク等も行き交うので、すれ違う際に結構な危険を感じる(^^; -
城の前を入り口へ歩いていると、地元の子供達がカメラに目を付けて寄ってくる。『撮ってくれ』とせがむので、OKすると、彼らなりのポーズを取る。写してモニターで見せてあげると大喜び(^^)
建物の内部は撮影禁止なので、納められている調度品や武具、衣装などの展示品は撮影出来ないのが残念。 -
中庭は非常に広く、良く手入れされている。当時住んでいたマハラジャの、優雅な生活ぶりをうかがわせる佇まいが、そのままで残されている。
ちなみにここは、河の向こう側なのでバラナシではないらしい。『違う街だよ』と説明されたが、何という街かは忘れてしまった(^^; -
白の一角から地下道を通り、抜けた先、城壁の外側で、崖になっている端のところに寺院が建っていた。「VYAS TEMPLE」と言うらしいが、ここには城の中を通らないと行く事が出来ないので、マハラジャや宮廷に住む人達専用の寺院なのだろうと思う。
何人かの人達が、中でお祈りをしていた。 -
建物内部の展示品とは別に、中庭には大砲が幾つか置かれている。小さな王国を守るために、多くの兵士がいたのだろうと思うが、こういったモノもじかに見る事が出来るので、興味のある人は是非行ってみる事をオススメする。
ちなみに博物館としての建物に入るには、12Rs払う必要がある。 -
再び浮き橋を渡り、バラナシ・ヒンドゥー大学へ。
敷地は非常に広く、地図で見てもその大きさはひとつの街程あるのが判る。リクシャーで行かないと中を移動するのは厳しい。主立った場所にリクシャーワーラーがたむろする乗り場がある。
敷地内には宗教関連の学校はもちろん、経済大学、看護学校など、様々な種類の学校が建ち並び、外国からの留学生も積極的に受け入れているそうだ。美術館や博物館もある様だが、あいにく日曜日なので閉館だった。
写真はヴィシュワナート寺院への入り口付近で、仲店の様な商店が建ち並んでおり、食事をする事も出来る。
ここの周りで、携帯灰皿を使ってタバコを吸っていたら、警備の警察官が声を掛けてきた。吸い終わったところで声を掛けられたので『怒られる訳ではないだろう。』と思い、彼の勧める椅子に腰掛けると、いきなり職質(笑) 根掘り葉掘り聞かれた後、『タバコを吸っていただろう』と言うので、「禁煙ですか?」と聞くと、『いや、灰皿を持参していたのを見て、良い事だと思った。』と言う。「マナーは大切だと思います。」と答えると、笑顔で『Good.』と言ってくれた。
…ほめられたって事でしょうか(^^;
確かに、インド人が携帯灰皿なんて持ち歩かない様だし、携帯灰皿を持って吸っていると、何処でも珍しそうにジロジロ見られたので、相当珍しいのだろう。街の中はゴミだらけだが、一応、喫煙者のマナーなので(^^) -
ヴィシュワナート寺院。入場は無料だが20Rs程度の寄付を募る募金箱が置かれている。貧しい学生のための食事代や授業料として使われる事が看板に記載されているので、持っていた最小紙幣50Rsを入れた。
敷地内へ入る門の所でで靴を脱ぎ、預ける必要がある。預かり賃5Rs。
敬虔なヒンドゥー教徒とおぼしきの女の子が、門の前でしっかりとお祈りして、靴を脱いでいるのを見て、真似をして、靴を脱いでから入場。 -
寺院内には、ヒンドゥー教に関する絵画が多く壁や柱に埋め込まれている。所々英語で説明が付いているが、ほとんどがヒンディー語のみで、ちょっと残念。
だが、見ているだけでも結構楽しめる。
ドライバーのサンティー君と合流、暑いので一旦ホテルに帰る事に。 -
途中、『皮の付いた果物なら食べても大丈夫だろう』と思い、幾つか買う事に。
可愛らしい売り子の女の子のいる荷台から、バナナ6本とオレンジ1個を選ぶ。20Rs。本当はオレンジは計り売りだそうだが、無理に1個だけ売って貰った。
恥ずかしがって後ろを向いてしまったが、記念に一枚(^^;
英語が理解できない彼女の為に、サンティー君が通訳をしてくれたが、直後に『タイプか?(笑)』と訊かれた。『可愛いんだけど、子供はちょっと…』(^^; -
ホテルの前まで戻ると、夜の祈りの儀式【プジャー】を見に行く事を勧められる。もちろん見に行くつもりだったので、ここまでの代金と、夕方連れて行って貰う分、チップを合わせて600Rs支払った。『弟がプジャーを見た事がないので、ボートに一緒に乗せてやって欲しい。』と言うので、快くOK。
部屋に帰って一休みし、土産物屋のオヤジさんと話をしたりして、時間までのんびり過ごし、約3時間後、サンティー君のリクシャーでガンガーへ。 -
ボートに小さな弟君と一緒に乗る。貸し切りだ。
ボート漕ぎのオヤジの娘から、1個25Rsという高値(笑)で花を2つ買う。『お釣りがない。』というのは常套手段だと判ってはいるものの、細かいお金がないから仕方ない(T.T)
丸い皿状の入れ物に花を敷き詰め、ローソクが乗せてあるそれは、川岸でも売られている。およそ10Rsが現地人値段だと聞いた。
『ローソクに灯をともし、家族の名前を言って願いを込めて流すと良い』と言われたので、亡くなった祖母さんとご先祖の事を想い、ガンガーに流す。 -
ボートや徒歩で、メインガート付近に多くの人が集まってきている。まだ時間があるので、ボート漕ぎのオヤジが下流の火葬場ガートまで案内すると言い、漕いでいって貰う。サンティー(弟)君、初めてのボートでちょっと緊張気味(笑)
前記の通り、火葬場で撮影を勧められたが、「ヒンディーのタブーは、仏教徒の私のタブー。」と言って断ると、オヤジは『あんたはいい人だ。』と微笑んだ。 -
そのうち、花売りの子供達がボートで寄ってきて、しつこく売りつけようとするので、断っていると、オヤジが怒って、漕いでいたオールで子供達に水をかけようとして、全部私が頭から被る羽目に。
…強制沐浴、完了〜(笑)
メインガート付近へ行くと、儀式が始まっている様だ。高僧と思われる人が、何やら大きな声で、お経らしき文句を唱えている。 -
本番の儀式が始まった。5〜6名のお坊さんが、祈りの儀式を行っている。火や煙が出る祭具を使用し、祈りを捧げている。幻想的。
アンプを通して大音量で流される音楽や、祈りの言葉。それはクライマックスに向かって徐々に大きく、派手になっていく様だ。
真剣に見入りながら、祈りを捧げる人々、写真に撮る観光客。皆それぞれに儀式を見つめている。 -
儀式は隣のガートでもやっている様だ。後で聞いたところによると、この儀式に参加しているお坊さん達はよそから連れてきているそうだ。ネパールのお坊さんが多いらしい。
つまり、観光客用にやっている、一種のショーの様なモノらしい。他のガートではもっと厳かに1人のお坊さんがやっていたりする様だ。
2時間後、ホテルへ。食事を取るが、食欲はまだ完全ではない様だ。レストランではトマトスープだけを飲み、部屋に帰って、昼間買ったバナナとオレンジを食べる。旨い。洗面台で冷やしておいて正解。
洗濯、シャワー、メディア・バックアップを済ませ、ビタミン剤と胃腸薬を服用し、23:00就寝。
…(その4)へ続く。
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