２００８年　春　フランス　?（ストラスブール、コルマール）

2008/03/05 - 2008/03/13

偶然にも前回同様ワインと美食の旅。前回は9月の初めゆえ、食欲の秋だもん！とグルマンな自分自身に言い訳がたつ、がしかし今回は春じゃない！う〜、食欲の季節は、結局は一年中なのである。アルザス・ワインカーヴではデギュスタシオンに感激し、ミシュランシェフの料理教室では、海鮮料理のお勉強を楽しむ。名物料理やくどい味と勘違いしていたアルザス料理は実は繊細な味であったと改心させられた。ここの旅は病みつきになるかも？^_^;♪さすが美食の国の美食の地方、フランス人シェフの多くがこの地の出身者だという話も頷けます♪

エリア フランス

• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: エールフランス

＊プティ・フランス＊美しい切妻屋根や白壁に木組みの家が建ち並ぶ景色に迷い込みそうです♪〜木組みの家は、2、3、4階....と上にいくほど階の面積は多くなり、外側へ張り出しています。実はその昔、お家に掛けられた税金は、1階の土地面積に対して計算されていたからなんだそうです。人々の知恵ですね♪

＊Au Pont Saint Martin＊ストラスブールに来て始めてのお食事、まずランチはホテルのお隣で。プティ・フランスのイル川に面した絵になる場所のレストランで典型的なアルザス料理を頂けます。店内は各国から観光客の方が殆ど。暖かい季節は花で飾られたオープンテラスでのお食事は気持ちが良いでしょうね。お味はまぁまぁ、若き日のミックジャガー似？の店員さんは風邪が酷いらしく、態度が大雑把（悪いサービスじゃないんですよ）雰囲気は○で、毎日お昼から夜まで営業し昼休みなしなので、利用しやすいね♪

＊Le jambonneau braise,salada de pommes de terre＊豚の骨付きすね肉ハム、ポテトのサラダ。＠12ユーロ。これは、結構お腹一杯になりますよぉ♪

＊Les joues de porc au Pinot Noir＊ピノ・ノアールの豚の頬の煮込み。味付けは最高に美味しい〜付け合せは、ナント、かっぱエビせん！←っていうのはうっそ〜！これはドイツ・スイス・東欧辺りで、お目にかかるパスタ。（お肉の臭みがなければ、よかったのに・・う〜あと一歩）＠12ユーロ

＊遊覧船＊まずは船に乗って楽チンな市内観光で街のおおまかな地理感を掴みましょう。船はロアン宮前か出航。旧市街の周りを７０分で回ります。船内は座席横にあるヘッドフォンからテープのガイドを聞けますが、あいにく日本語はありません(-_-;)夏には透明の屋根がはずされオープンデッキに♪＠７ユーロ

入り組んだ運河に船は入りました。すると前方は扉で行き止まり。やがて後方の扉も閉まり缶詰状態に。あれ？と様子をみていると前方扉がやや開きました。なんとこれは水路の開閉をする事によって水位を昇降させ、船を昇降させる装置でした。船はあっという間に、写真の左壁にある、苔の上位のラインまで上昇です♪

＊世界遺産＊イル川の中洲である周囲2kmほどの島が旧市街で、ロアン宮、美術館、レストラン・お土産屋等の観光ポイントがある。またその一部に小水路が入り組んだプティ・フランス地区はドイツ風のアルザス伝統の木組みの家が密集しています。昔は、なめし革職人の居住地区でした♪写真は牢獄であったヴォーバン･ダムBarrage Vauban♪

＊ノートルダム大聖堂＊ヴォージュの地帯で産出される赤い砂岩の外壁はこの辺りの特色。大聖堂は、12世紀に建てられた後、火災に遭い、ゴシック様式に改修されました。高さは塔を含め142メートルもあり、一時はフランスで最大のものでもありました。驚いたのは、繊細すぎる聖堂表面の彫刻です。石は縦に細く切られ、幾重にも重なり、美しさに奥行きが出ているのです。”石で作られたハープ””石のレース編み細工”と称されているのが納得できます。オートルート上でかなたからも見えていた塔の上部は、近くで見ると更に圧巻でした♪

＊おおきすぎ！＊こりゃ、全景がカメラには入らん(-_-;)

＊ロマネスク＊最も古い部分で12世紀建造されている内陣・ステンドグラスはロマネスク様式♪

＊天文時計＊基は14世紀は作られたが、現在の物は18世紀に作られたからくり時計。12時半には、キリストと12使徒などを象った大勢の自動人形たちが動き出す♪

＊L'agneau pascal＊なんと可愛らしい♪これは復活祭の時期だけ店先に並ぶ子羊のスポンジタイプのお菓子だそうです♪

＊チュロス＊屋台で、思わず買ってしまったチュロスは注文後に揚げてくれます。＠2･5ユーロでしたので1つ注文したら30cm近いのが5本も♪おやつには多すぎたわ♪

＊Regent Petite France＊ストラスブールのプティ･フランスに建つ4つ星ホテル。チェック･インの為、車を寄せるとすかさずベル･マンが迎え出てくれ、Parkingは屋根付（＠20ユーロ）か屋外の無料かを選択する。立地は観光にとても歩きやすい場所にあり、ホテルの部屋・内部はモダンでエレガントで清潔、またホテル･マンのサービスも大変良く教育され、ルーム･チェンジにも快く対応してくれました♪

＊ロビー＆フロント＊

＊中世の街＊深夜４時ごろ、フト部屋から窓の外をみると、こんなロマンチックな景色に変わっていました。今にも、お姫様を乗せた馬車が通りそう・・♪

＊朝食のサロン＊アメリカンブッフェ。温かいハム、スクランブル・エッグ、白ソーセージ、ベーコン、そしてこちらのホテルのプティ・バケットも勿論美味しい♪

＊カワウソ！＊ストラスブールを後に街を出ようとした時、一本違う道へ入った時です。土手には、カモ、アヒル、そして・・え？かわうそ？自然に生きるカワウソを見るのは初めてです♪

＊もう桜＊気温はまだまだ寒いのに、もう桜があちらこちらで見かけられます♪車はコルマールClomarに入りました♪

＊13〜14世紀＊13世紀には街には城壁が作られ、神聖ローマ帝国領の帝国都市となったコルマール。イタリアから運ばれたきたワインや農産物は、コルマールの街を流れる運河を通り、アルザスを経由、やがてフランドルの街へ運搬されたそうです♪

＊コロンバージュ＊アルザスの中心、やや南部よりに位置するColmarコルマール。珍しく戦火に殆どあわなかった為、旧市街はドイツ文化の影響を色濃く残す建築様式である木骨組みの家が並び美しい中世の景色が残ります♪木組みの家たちが、外に張り出しているので、何だか今にも語りかけてくるように見えませんか（*^_^*）

＊Q.花はある？A.はい、ないですね(ToT)♪＊街の噴水や生垣、運河沿いにはプランターが設置され”花のある美しい街”はもう少し温かい季節であれば花が植えられ、更に彩られるのでしょう♪

＊Maison Pfister＊出窓と尖塔が印象的なプフィスタの家。1537年に建てられたもの。 出窓を角に付けるのは３方が見やすいからだとか♪現在１Ｆは酒屋さんに♪

＊Collegiale St Martin＊こちらはコルマールのゴシック建築サン・マルタン教会。

＊メゾン・デ・テット＊maison des tetes ワイン交易で栄えた街で豪商たちは趣向を凝らした建物を建てています。こちらはその名の通り”頭の家。バルコニーや柱などに105の顔が彫り込まれ装飾されています。 ワイン取引所でありましたが現在はホテル・人気のレストラン♪
　

＊アルザス料理教室＊パンパカパ〜ン。やってきました。今回のメインイベントというべきフランス料理体験！Colmarの駅前にあるGrand hotelのレストランで、ミシュラン1つ星獲得のMichaela Peters Chefによるフレンチの基礎を習います♪うれしい〜(~o~)

＊貴重な体験＊PM3時から始まる料理教室の為、ホテルのフロントへ。まず通されたサロンでレストラン担当のマダムからエプロンを渡される（プレゼント）。やがて他の参加者ドイツ人のご夫婦とご挨拶。その後厨房へ案内された。笑顔で待ち受けてくれたChefは、想像とは違って可愛らしい小柄なChef Michaelaだった。生徒4人、Chefのミカエラ、助手のマリーでアットホームな雰囲気で授業が始まった。いい感じ〜♪

＊フォアグラ＊ここではフォアグラは下ごしらえまで〜中央に浅く線を引きゆっくりと開き裁いていきます、最後に浮かび出てきた血管を取り除き再び成形。ポルトワイン、コニャックを振りかけ一晩起きます〜写真はしばしの休憩タイム”フォアグラはクリスマス付近になると高価で品薄になるので、その前に良い物を購入するといいわ。冷蔵庫で1ヶ月保存可能できるから”そんなアドバイスをアルザスワインを頂きながら♪

＊アルザスでは唯一、女性のミシュランChef＊なのに、Michaelaはとってもフレンドリーで優しい先生でした。聞くと過去に東京、パリのレストラン経験があるのだそう。授業はドイツ語、英語、たまにフランス語で行われますが、私たちを気遣いゆっくりと判り易く話し、下ごしらえの裁き方は生徒の一人ずつ、手取り足取り丁寧に教えてくれました。とにかく可愛くて素敵な女性。憧れてしまいます♪さて、料理教室はここまで、そして今夜は、お手伝いした食材がお料理となって私たちはレストランで頂きます。

＊Rendez-Vous de Chasse＊さて、約束の7時、再びホテルへ。レストラン店内は地元の方を初めとしたお客様たち（殆どが正装）で満席。これは間違いなく美味しくて人気のあるレストランの証拠。キャンドルが灯り、豪華な雰囲気な中、まずはAmuse Boucheから。さて、私たちが下ごしらえしたお料理はどんな形となってでてくるのかしらん？

＊Poisson＊きた、きた！私たちがお教室でお手伝いしたホタテ、ロブスター、ソースがこのような形になってサーブされてきましたよ〜。しかし、一生懸命頑ばったけど、実際一人分で使用されるのは少ないのですね〜。ホタテは12kgあった貝殻付が貝柱を取り出した後は１ｋｇだったけど、更に、一人分の料理としては、たった一つ。おソース(Crustacee)にいたっては、あんな大きなお鍋で作ったのにお皿の上にはスプーン２杯分のみ。〜う〜ん、やはり品の良いフレンチは手がかかるものです。^_^;)♪

＊Viande＊Tournedos de Canette,Endive Caramelisee a la Hollbeer & Gratinde Rigatoni.う〜もうお腹が一杯になってきた・・今回は何だか残すのは、気が引けるわ。。。ああ、結局、デザートは残した、ごめんなさい(-_-;)

＊Hostellerie Le Marechal＊ではホテルに向かいましょう。Colmarの観光に必ず入るプティ･ヴェニスに建つホテル。こちらに2泊しました。運河沿いの幾つかの建物を繋いで建てられている為館内は比較的狭く、段差が時折ある廊下を迷路のようにして渡り歩いてお部屋に辿り着きます。エレベーターはないのでちょっと思いスーツケースの移動は大変^_^;

＊プティ・ヴェニス＊お部屋からの眺め。やや高い位置に窓が設置されているが見難いが、可愛らしい建物と運河が見える♪

＊浴室からの景色＊大きめの浴室はジェット･バス付のバスタブでシンクは２つ、アメニティーはロクシタンです♪