2008/03/15 - 2008/03/15
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美濃焼の産地として有名な、というより
今では日本一暑い町としての方が有名な多治見には
永保寺という名刹があります。
日本にある国宝は1073件で
そのうち美術工芸が860件、
建造物が213件認定されているのだそうです。
岐阜県には7件の国宝があり、そのうちの3件が
建造物で、2件がこの永保寺にあるのですから
すごくないですか。
永保寺では年に2回春と秋に御開帳があるのですが、
今年は3月15日でした。
この日はいつもは閉められている戸が全て開けられ
中の中まで見学することが出来ます。
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この永保寺は海外からはもちろん、県外の方がこられた時にも必ず案内するところですので、よくわかっているつもりでしたが、今回は市の観光講座で訪ねることになりました。
ですから、道案内はボランティアガイドの方たちでしたが、寺の入り口がいつも行く道からではなくて、旧街道の正式の道があることを初めて知りました。
この石は街道の道しるべです。 -
山道の木の間を抜けて行くと、お地蔵様が立たれていて、上に続く道がありました。
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この道を登ると永保寺の歴代の僧侶の方たちのお墓がありました。
こんなところに、そんなお墓があるなんてびっくり。 -
永保寺は虎渓山という場所にありますが、これは中国の江西省、廬山の近くにある寺で修行をした高僧の教えを学んだ夢想国師と仏徳禅師によって開かれた寺で、風景がその中国の虎渓に似ていることからこの山が虎渓と呼ばれるようになったという話です。
中国の虎渓の写真を見せていただきましたが、確かに似ていました。
土岐川がこの場所で蛇行して佛窟岩という岩が見所となっています。 -
いよいよ境内に入ってきました。
最初に目に留まるのが、建ったばかりの庫裡です。
このお寺は幼稚園や小学校の遠足や、写生など市民のなじみの場所だったのですが、平成15年に庫裡と本堂と大玄関が焼失してしまったのです。
火が出たときには市内から虎渓山の方角が赤々と染まり皆ショックを受けました。
今年は庫裡の部分が完成してお披露目でもありました。 -
入り口には虎渓にちなんで虎の屏風があります。
以前もやはり虎の屏風でしたが、今回も虎の新しい屏風が置かれていました。 -
この永保寺は臨済宗南禅寺派の修行寺で、現在の南禅寺の館長さんは以前永保寺の住持だった方で、屏風の裏に揮毫されていました。
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この部屋に掛けられている観音様の掛け軸は室町時代のもので、県の重要文化財です。
火災のときに助かったのですね。 -
これはこの寺の開祖である夢想国師の書かれた「春帰家」という室町時代のもので、やはり県の重要文化財です。
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廊下から見たお庭です。
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昔ながらのかまどが再現されていました。
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大広間にはお寺の文化財がいろいろこの日のために出されていました。
火災で焼失しなくて本当によかったです。 -
天井も美しい絵で埋められていました。
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これはお釈迦様の涅槃図(亡くなられる時の図)です。
和尚様が説明をしてくださっていたのですが、お釈迦様て、食中毒でなくなられたのですね。 -
この庫裡の前にあるのが、開祖の夢想国師が1313年にお寺が開山したときに植えられたというイチョウの木です。
火災のあった後に行ったときには一部の枝が燃えたりしていましたので、火の力に驚きました。 -
火災で焼失したところは後に建てられた部分で、実はこのお寺は禅の修行寺として、心字池を中心に禅の心を庭と建物で表し、夢想国師が造られたところが中心にあります。
これがその全景で火災のときに燃えないで助かりました。 -
こちらが国宝の観音堂です。
唐と和の折衷様式で建てられています。
中が板張りで座ってお祈りをするようになっているところや、屋根の反り返ったところが板張りになっているところが和風だそうです。
屋根のそり返しは唐風だそうです。 -
こちらが観音堂に納められている国の需要文化財の観音様です。
土岐川から持ってこられた木の祠に入っていらっしゃいます。
夢想国師が虎渓に来る時に道に迷い、白馬にまたがった美しい女性と出会い歌をやり取りされた後、女性が忽然と姿を消し、その後に黄金の霊像が残され、その像がこの観音様の体の中に納められているといわれています。 -
これは池に掛かる無際橋で、この世とあの世を結ぶ橋といわれています。
老朽化で現在はわたることが出来ません。 -
こちらは六角堂です。岩を伝って滝が流れ落ちています。
実を言いますと、現在六角堂は修理中でカバーに覆われて見えません。
この写真は昨年とったものです。
この堂の中には何千体もの仏様が入っています。
赤ちゃんを欲しい人が仏様を一体借り、生まれた時にお礼に借りた仏様と新しい仏様を一緒に帰して、増えていったと聞いています。 -
こちらは庭の奥にある、もう一つの国宝の開山堂です。
こちらは典型的な唐様式で建てられています。
この建物は開祖の夢想国師と開山をされた仏徳禅師を祀った建物です。 -
中心に夢想国師と仏徳禅師の像が祀られています。
床は石の板が敷かれていて、立ってお祈りをするところが唐様式だそうです。 -
2人の像の奥には仏徳禅師のお骨を納めた宝篋印塔があります。
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反り返った屋根の垂木が美しく見えているのも唐様式だそうです。
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開山堂はいつもは中に入ることが出来ませんから、屋根の様式などは鐘楼で見てください。
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こちらは本堂の建設予定地で、現在は発掘調査がされています。
ご開帳の日は混んでいると思って、今まで一度も行ったことがなかったのですが、発掘調査の説明会もあり、思ったより混み合ってもいませんでしたから、とてもいい見学会となりました。
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