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2月23日日曜日は北海道全土が大荒れ。<br />でもロッジのオーナーは「屈斜路湖の白鳥くらいは見れるでしょう。ここにいてもしかたないから」と車をだしてくださった。<br /><br />それが思いもよらず未曾有のブリザードで四区の車はみごとに雪だまりに入ってしまい、除雪車に救出されるという<br />心躍る体験をすることになりました。

ちゃあちゃん気まぐれ北海道mitマゴッチ地吹雪の中から救出!

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2008/02/23 - 2008/02/23

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utamiumiu

utamiumiuさん

2月23日日曜日は北海道全土が大荒れ。
でもロッジのオーナーは「屈斜路湖の白鳥くらいは見れるでしょう。ここにいてもしかたないから」と車をだしてくださった。

それが思いもよらず未曾有のブリザードで四区の車はみごとに雪だまりに入ってしまい、除雪車に救出されるという
心躍る体験をすることになりました。

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  • 「これが地吹雪というものです。雪が横から来るでしょ。ワイパーは要らないんですよね」<br /><br />というオーナーの説明に<br />「ホーホー、フムフム」と頷きながら余裕で写真撮ったりしたました。

    「これが地吹雪というものです。雪が横から来るでしょ。ワイパーは要らないんですよね」

    というオーナーの説明に
    「ホーホー、フムフム」と頷きながら余裕で写真撮ったりしたました。

  • それがだんだんこんなになってきて視界ゼロになってきました。<br />国道で反対車線を走る車が突然幽霊のように目前にライトが見えるまで何も見えませんでした。

    それがだんだんこんなになってきて視界ゼロになってきました。
    国道で反対車線を走る車が突然幽霊のように目前にライトが見えるまで何も見えませんでした。

  • 国道から屈斜路湖畔に出る横道に入ってほんのちょっとしたらいきなり大きな雪合戦の雪球が横から飛んできたみたいに車が「ズボッ!」っとはまりました。<br /><br />雪球は四区の車体の下に入ったようです。<br />4つの車輪をまわしてもひっくり返って起きあがれないカメさんのように空回りするだけでした。

    国道から屈斜路湖畔に出る横道に入ってほんのちょっとしたらいきなり大きな雪合戦の雪球が横から飛んできたみたいに車が「ズボッ!」っとはまりました。

    雪球は四区の車体の下に入ったようです。
    4つの車輪をまわしてもひっくり返って起きあがれないカメさんのように空回りするだけでした。

  • それでも最初は反対側はこんな景色も見えていました。<br /><br />そのうちに・・・

    それでも最初は反対側はこんな景色も見えていました。

    そのうちに・・・

  • 雪ですっかり覆われてしまいました。<br />でもまだ窓は「ウィーン」て開きました。<br /><br />下の緑色の部分は窓ガラスです上は覆いかぶさった雪です。<br />拳でエイと穴を開けることが出来ましたがそうするとものすごい勢いで雪嵐が車内に入ってきました

    雪ですっかり覆われてしまいました。
    でもまだ窓は「ウィーン」て開きました。

    下の緑色の部分は窓ガラスです上は覆いかぶさった雪です。
    拳でエイと穴を開けることが出来ましたがそうするとものすごい勢いで雪嵐が車内に入ってきました

  • オーナー氏は車の外に出て排気筒と非常ランプが隠れないように必死で雪をどけています。<br />車の前のドアが塞がってしまわないように少し明けてあるのでそこからケイタイカメラでおじさんの働きをパチリ

    オーナー氏は車の外に出て排気筒と非常ランプが隠れないように必死で雪をどけています。
    車の前のドアが塞がってしまわないように少し明けてあるのでそこからケイタイカメラでおじさんの働きをパチリ

  • その後あわやぶつかりそうになった後続車に引っ張ってもらいましたがパワーが足りず雪だまりから脱出できませんでした。<br /><br />そこまでは後ろの窓からなんとか見えたのですがその次は窓もこんなふうに開かなくなり外は全くみえなくなりました。<br />ですから除雪車がどんなふうに私達の車を引っ張り出したのかは不明です。<br /><br />雪だまりからでた後はブリザードが以前と変わりなく激しかったです。<br />車の中で実況中継を夫と息子と娘のケイタイに写メールしながら伝えました。<br />国道でも観光バスが救出されるニュースが流れたようですね。<br />亡くなったかたもでた、地吹雪!あなどれません。

    その後あわやぶつかりそうになった後続車に引っ張ってもらいましたがパワーが足りず雪だまりから脱出できませんでした。

    そこまでは後ろの窓からなんとか見えたのですがその次は窓もこんなふうに開かなくなり外は全くみえなくなりました。
    ですから除雪車がどんなふうに私達の車を引っ張り出したのかは不明です。

    雪だまりからでた後はブリザードが以前と変わりなく激しかったです。
    車の中で実況中継を夫と息子と娘のケイタイに写メールしながら伝えました。
    国道でも観光バスが救出されるニュースが流れたようですね。
    亡くなったかたもでた、地吹雪!あなどれません。

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この旅行記へのコメント (9)

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  • はなかみno王子さん 2008/05/13 01:01:16
    風雪仲間
    今年2月23日から25日に網走、ウトロを旅した。。。。
    はなかみno王子です。

    風雪仲間。。とでもいうんでしょね。
    はっきり言って、この地吹雪の中運転するなぞ
    生きるか死ぬかのサバイバルゲームだったことを
    知ったのは、神戸に帰ってきたからでした。。
    お互い無事でよかったですね。

    utamiumiu

    utamiumiuさん からの返信 2008/05/13 13:25:54
    RE: 風雪仲間
    はなかみno王子様
    ご訪問ありがとうございます。
    ツーリスト今中さんからお話はうかがっていました。
    あの地吹雪体験はなかなかできるものではないようで何事もなく帰ってきた今はとっても良い思いでになりました。

    春にも北海道へいってらっしゃったのですね。
    オンネトーの一人歩きや釧路湿原歩き、早朝の湖畔歩きは私では遭難してしまいそうです。
    とても美しい写真をありがとうございました。




    それぞれの旅記に1票ずついれさせていただきました。
    また覗かせてくださいね。どうぞ宜しく。

    はなかみno王子

    はなかみno王子さん からの返信 2008/05/13 22:16:44
    RE: 風雪仲間
    投票ありがとうございます。

    一人歩きは、計画していた訳ではなくて
    その日の天候や気分がそうさせたんですね。

    結果、良ければどんどん奥に進むし、
    気乗りしなければ引き返す。。。。。
    そんな気まぐれですが、今回の道東は
    どんどんばかりでした。人生の半分以上
    生き抜いた王子には体力的にしんどかった
    ですが、意気込みでだけで突き進んだのかも。

    2月のウトロは冒険となってしまいましたが、
    同じ日に、同じような体験された仲間がいたこと
    ほんとに嬉しく思います。
    お互い、ご無事で何よりでした。。

    これからも王子の旅行記覗いてくださいね。
    北海道の四季と自然、全部満喫したいと思ってます。
  • ぷに〜たさん 2008/05/09 23:36:32
    私も埋まりました・・・
    utamiumiuさんこんばんは。

    私はあの日は斜里にいたのですが
    除雪を行わない道路へ知らずに入り込み
    utamiumiuさん程ではありませんが
    まんまと埋まってしまいました。

    オーナーさんのように外に出て暫く掘ってましたが
    限界を感じてレッカー要請出しました(汗)

    あの吹雪方だと、掘るより積もる方が早そうだったし。。
    まつ毛が凍って、カエルの指みたいになってたのには笑いましたが。


    utamiumiu

    utamiumiuさん からの返信 2008/05/10 13:36:28
    RE: 私も埋まりました・・・
    ぷに〜たさんさんも埋まりましたか。
    お一人の運転では恐かったでしょう?

    私と5歳の孫はめくら蛇に怖じずで埋まってしまってからもたいした恐怖感はなかったんです。
    オーナー氏の落ち着いた態度のお陰ですね。
    あんな雪に埋まったなかでもケイタイ電話が通じていたのが不思議でした。
    東京の夫に写メしながら実況中継してました。

    携帯電話が命綱だったのかも知れませんね。
    お互い無事に帰ってきて4トラのネタにできてよかったです。
  • Gruss Gott さん 2008/03/15 20:54:58
    こんばんはー
    utamiumiuさん、こんばんは。
    ご訪問いただきありがとうございます。
    今回はこちらに返信させていただきます。
    雪中とじこめ、さぞこわかさったでしょうね。
    北海道の大自然を身を持って体験できたんですね。
    もし、携帯のない昔だったらどうだったんだろうと、読んでいる自分がハラハラしました。
    僕も数年前にヨルダンで雪中泊になりかけたことがあり、思い出しました。
    でも、北海道のこの大自然のほうがすごいと思いました。
    流氷って、この温暖化のため、うんと減ったと聞いています。
    何とかしないといけないなとも思いました。



  • ツーリスト今中さん 2008/03/13 21:57:34
    ご無事で何よりでした
    一度はいや、一度でよい体験でしたね。
    とに角、ご無事で何よりでした。

    4輪駆動車は「過信」が一番の曲者かもしれません。
    状況からするとオーナーに落ち度はなかったようですが。
    吹雪の時でなくても大きな車が路肩に落ちて救出を待っていたり
    するのを見かけることがあります。

    私がナビをつけた一番の理由が
    「中標津辺り(夏でも同じような牧草地だらけでどこにいるか分らない)
     で地吹雪に遭った時に自分の居場所が分るようにでした。
     (幸い、そういう目には今の所遭遇していませんが)

    迫力ある、吹雪の中の救出劇の旅行記も「旅人」ならではと
    思いつつ、拝見しました。
  • maki5963さん 2008/03/13 00:14:42
    すごい体験でしたね!
    23日頃北海道で大荒れの天気だと言ってましたが、ほんとにすごい天気だったんですね。あっという間に車が雪に埋もれてしまうなんてとんでもない恐怖体験なのに、冷静に観察してるutaさんはなんて肝の据わった人なんでしょ!と感心してしまいました。
    以前「北の国から」というTVドラマでこんなシーンがあって、そのすさまじさに見ててハラハラしたのを思い出しました。
    極寒の中での背筋の凍るような体験はとんだ災難でしたが、無事に救出されてほんとに良かったです。

    utamiumiu

    utamiumiuさん からの返信 2008/03/13 12:17:31
    RE: すごい体験でしたね!
    maki5963さん
    コメントありがとうございます。そして一票もありがとうございました。

    そう、すごい体験だったんんですよね。今思うと。
    ただ私と孫は車内に置きっぱなしにされていて状況がどんなだかイマイチ把握できてなくて・・・恐怖感はあまりなかったんです。

    車内も温かいし、むしろどんどん暑くなるので、上着脱いだりしてました。
    最初のうち、孫が窓を覆う雪に拳でズボッと穴を開けるのを面白がってやるのでそれを止めるのが大変でした。

    本当に雪と突風が小さな穴から「ブワァ〜ワ〜〜ン」と車内に入り座席は真っ白になるわ、ドアの横についているポケットが雪の小さなお砂場状態になるわで私はマゴッチを怒りまくりでした。

    ドアが開かなくなるなどという想像はできなかったので「最後は車を置いて歩くのかなぁ〜」などとノーテンキに考えてました。
    窓がどんなにボタンを押してもビクとも開かなくなった時、初めて「ん?ヤバイかも」と気付きました。

    で掲載した写真はケイタイ電話のものですがそれらを写メで送りながら夫に実況中継!なんて言ってしてました。

    その頃東京では国道のブリザードの中から除雪車に救出される黄色い観光バスのニュースが流れていたそうで、夫や息子は心配してたようです。

    肝心のマゴッチの母親である娘は仕事してて知らなかったらしい。

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