2005/08/21 - 2005/08/22
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murenekoさん
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北海道一人旅2日目&3日目。
1日目に知床に来て、2、3日目も知床に滞在。
・知床八景を巡る!
・夕陽の見える露天風呂にGO!
・観光船には乗れるのか!?
-
知床五湖から、バスで知床自然センターに戻り、食堂へ。
食べてみたかった「ウニ丼」売り切れ。ガクー。
「サケイクラ親子丼」を食べる。
サケが凍っていてうーん・・?と思ったけど、「ルイベ」(凍らせたシャケ)なの? -
案内板の「歩いて10分」という文字を信じ、夕陽のスポットとして有名な「プユニ岬」を見に行く事に。
知床自然センターから山道を下っていく。車やバスがたまに通るくらいで、歩いているのは自分ひとり。 -
ウトロ港方面の写真。
あの下の道路から登ってくるので、車で10分といっても歩けるもんじゃない(でも、あとで驚くべき人たちに出会うことに・・)。 -
プユニ岬。
夕陽の名所として知られ、夕暮れ時にはたくさんのカメラマンが集まる。昼もなかなかいい景色。
景色を眺めたあと、知床自然センターに帰ろうとするが、今度は山道の登り。ギャフン。とてもじゃないけど10分では帰れない・・。
食べたり、歩いたり、食べたり・・ -
知床自然センターに戻り、コケモモソフトを食べたあと、歩いて「フレペの滝」(乙女の涙)に向かう。
-
雨が結構本降りになってきたが、たくさんの人が向かっていく。20分ほど歩いて、滝に到着。
海鳥がたくさん飛んでいる。 -
滝の上のあたりはロープがなく、いつでもダイブ出来そう・・・。
-
フレペの滝の手前の草原には野生のエゾシカがウジャウジャ草をはんでいる。
人間には無関心だけど、寄っていくと逃げていく。エゾシカが見たい人はフレペの滝へどうぞ(早朝や夕方に多い?そうです)。 -
フレペの滝から知床自然センターに戻り、再び、知床五湖方面のバスへ。15:40分発のバスは朝と違い乗客2人のみ。
途中の岩尾別で降りる。と、そこにオス鹿の群れが。オス鹿はあまり群れないらしいのだけれど、大きな角を持ったエゾシカが5匹くらい連なっていた。 -
知床岩尾別YHに到着。同室は、羅臼岳登山に来ていたおじさん3人とライダー、ドライバーさんら。
夕食は「ジンギスカン」。
ここで、一人旅をしている16歳の少年に出会う。夏休みを利用して一人で北海道へ来たらしい。なんと「平成生まれ」である。一気におっさん気分・・。僕ももっと若い時に旅を始めていたら、違う人生を歩んでいたんやろうか?
あと、ママチャリで知床斜里からここまで来た18歳の学生さんもいた。
え、あのものごっつい山道をママチャリで登ってきたの!?
フェリーで北海道に来る時に、フェリーの係員に「え、ママチャリで北海道行くの!?」と言われたらしい(笑) -
旅をしているといろんな人に出会う。おそらく二度と出会うことはないだろうけれど、ここに来なければ出会えなかった人々・・。
お風呂に入ろうとしたが、先客3人くらいあり。一つしか浴槽がないのに、お風呂場に殺到するので狭い・・。岩尾別温泉の露天風呂は歩いていくには遠いしなぁ・・
入浴後、夜のミーティングで、おそろしくかつぜつの悪いYHのお兄さんの話を聞く。残念ながら明日の天気は雨。晴れたら羅臼岳登山に行きたかったのだけど、雨では難しい・・。この日は8人くらいで登ったらしいのだけど、次の日登った人は1人だけだった。
雨となると、翌日の知床遊覧船も欠航の可能性が高い。欠航かぁ、知床で雨に降られると結構きついなぁ・・。
明日の予想気温「8度」(注。8月です)を見なかった事にして、就寝・・。 -
「松浦武四郎顕彰碑」
松浦武四郎さんは、「北海道」という名前を付けた人らしいです。
3日目。
朝6時に起床。雨。外に出ると、一面、草をはむ鹿だらけ。
そういえば、昨日の夜のミーティングで、岩尾別YHのすぐ前の岩尾別川の河口に熊がサケを取りに来て、夜の間にYHの前を取って帰っていくと言っていたので、クマが出てきたらどうしようと、ちょっとドキドキ。
朝ごはんの時に、知床観光船がとりあえず午前中欠航という話を聞く。羅臼岳か知床観光船のどちらかは押さえたかったので、YHにもう一泊する事にし、荷物を置いてバス停へ。
バス停にはアメリカ人(かイギリス人か知らないけど英語を話す外人さん)。どうやら切符を持ってないらしい。このバス停では切符を売っておらず、YHで夜のうちに買っておかないといけない。また、バスも切符を持ってないと乗ることが出来ない(車内でも買えない)。ミーティングの時に説明していたが、外人さんやし、分からなかったようだ。 -
観光船「おーろら号」
これまで旅の中で数々の人の親切に触れてきたのもあって、「旅の間は特に人に親切にしよう」と心がけてきたので、身振り手振り(自慢じゃないけど英語は喋れない。ホントに自慢じゃないな・・)で、往復の復の切符をあげる。
会話は多分こんな感じだった(予想)。
外人さんの名前は勝手にジョージ(仮名)にする。 -
「ゴジラ岩」
ジョージ「オー、ボーイ、バスの切符持ってる?ワタシ切符持ってないのよ〜」
僕「昨日、YHで売ってたよ。買わなかったのかい?」(ユース・セル・バスチケット、ドント・バイ・ユー?)
ジョージ「買い方が分からなかったんだよー。乗れないねー」
僕「心配するな。往復で買ったから、一枚やるよ」(オーマイゴット、マイチケット、トゥー、プレゼント・フォー・ユー・・)
ジョージ「いいのかい?これをもらったらユーは困るんじゃないのかい?」
僕「あっちで買うから大丈夫さ。」(ゼアー、バイ、ノー・プロブレム)
ジョージ「でも、ワタシ、日本円の小銭持ってないのよ」
僕「お金なんていいって事よ。」(ノー・マネー・オーケー、オーケー)
こうして、ジョージ(仮名)と一緒にバスに乗り込み、ウトロバスターミナルへ。
僕「ウェアー、ドゥ・ユー・ゴー?バウンド・フォー・シレトコシャリ?」
ジョージ「OK!」
と知床斜里行きのバスまで案内して乗せてあげた。海外で、日本人観光客に片言で話しかける外人みたいな英語しか話せない僕に、ジョージは別れ際にペットボトルの「アクエリアス」をくれた。
ジョージ「サンキュー、君の事は忘れない」
僕「ユー・アー・ウェルカム!」
最後はバッチリ英語で決めてやった(笑)。しかし、ジョージが本当にすぐに知床斜里に行きたかったのかどうかは分からない(笑)。
がんばれ、ジョージ! -
「知床旅情」の碑。
ウトロバスターミナルから、ウトロ港の観光船乗り場に行ってみる。やはり「午前中欠航」の文字。昼からの運行も未定。
天気は回復しそうにないし、バスで知床峠に行くことも考えたが、売店もないにもない所らしいので、ここで観光船の様子を見ることにする。
オロンコ岩には昨日登ったし、ウトロ港にはホテルが集まっている割にはほとんどなにもない。1時間ほどさまよって、「熊の家」という店で海鮮丼を食べる。本当はクマ肉かシカ肉かトド肉を食べたかったのだけど、お腹壊してもアレだしねぇ・・。 -
ウトロ港で船員にカメラを向けるとカメラを壊された・・って『オホーツクに消ゆ』かい!
海鮮丼を食べて、切符売り場に戻ると、12時30分発の90分コースを60分に短縮して運行するらしい。
「波は回復してきていますが、その後の運行は未定です」との説明で、次の便で90分コースを待つ人も多く、迷ったが、雨もやみそうになかったので、チケット購入。
本当は、クマがよく見られるという知床岬の先端まで行く180分コースに乗りたかったのだけど、この天気じゃ仕方ない。
通常1隻の運行だけど、知床岬コースが運休した為か、2隻での運行。
窓際の席を取ったが、ずっとデッキに出ているので関係ないか・・。 -
雨が結構降っていたが、合羽を羽織ってデッキに立つ。遠くの断崖を写真に撮る。やはり遠いなぁ・・。 お値段が高くても、崖の近くまでよるクルーザーなどに乗った方がいいかもしれない(だいぶ前に予約しておかないと乗れないみたいやけど)
デッキに立っているとカモメが群れを成して船を追いかけてくる。観光客がお菓子を与える為、餌付けされたカモメが寄ってくるのだ。
「エサをあげないでください」と言っておきながら、船の中でプリッツ売ってるんだから仕方ない。
世界遺産地域なんやし、野鳥にお菓子をあげるなんて、禁止にして欲しいものだ。 -
岩尾別川。あそこを登っていくと知床岩尾別YHがある。
サケが遡上する頃にはあのあたりにもよくクマが見られるらしい。クマがいなくて残念。船の上ならいくらクマさんが出てきても平気なのに・・。 -
30分ほど進んで、船は水晶岬というところでUターン。断崖ばかりでそれほど見所ナシ。もう少し先まで行きたかったな・・。
戻ってみると、予想以上に波がきつかったらしく、次以降の便は欠航。翌日も全便欠航だったので、このあたりの日で唯一運行した船に乗れたわけだ。ラッキー。
【追記】2年後にリベンジしに来たが、3日連続、船に乗れなかった・・(涙) -
「カモメ」
観光船を降り、ウトロの高台を登る。目的地は「ウトロ夕陽台の湯」。
営業時間は14時からで、30分ほど早く着いたのだけど、銭湯のおっちゃんが「入っていいよ」と声をかけてくれて、誰もいない露天風呂に一番乗り!
ウトロ港が見渡せる露天風呂を独り占め。今回の旅行での露天風呂2つ目。名前の通り、夕方には夕陽が沈むのを見ることが出来る。 -
露天風呂は自然の森の中に開けていて、森の中を進んでいくと、たどり着けそうな感じも・・。隣には女風呂。
もし、彼女と一緒に来ちゃったりなんかしたら・・ホワホワホワホワ〜
「じゃあ、入って10分立ったら、せーのって、露天風呂から外側に出ようね」
「なんか恥ずかしいな・・」
「あー、いいお湯。もうすぐ10分だな・・せーの!あれ!?いない?」
バスタオルを着けたまま、ひょっこり女用露天風呂の垣根から顔を覗かせる彼女。
「いま、そっち誰もいない?」
「うん、だ、誰もいない・・」
「じゃあ、お邪魔しちゃおうかな・・」
チャポン・・
「ズルイ、男湯の方が広いー」(←実際はそうではない。たぶん)
「そ、そうかな?」
「あったかいねー」
「ポカポカするね・・」
「うん、あなたの背中が・・」
夕陽が仲良く肩を寄せる僕らを照らしていた・・
・・・なんてアホな妄想をしている間に1時間くらい立ち、他のお客さんも結構入ってきたので退散(バーーーカ!!)。
バスで知床自然センターに戻り、コケモモソフト(とりあえず、食べないと気がすまないらしい・・)とイモ餅(うまい!)を食べた後、知床岩尾別YHに戻る。
今日の夜ご飯はマスとイカのチャンチャン焼き。
美味しかった〜。
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