王宮至宝博物館＠ウィーン

2008/02 - 2008/02

王宮の中のスイス門をくぐるとハプスブルグ至宝博物館があります。他の博物館のように有名ではないですが、一見の価値あり。ハプスブルグ歴代の王冠やマントなどが展示してあり、中でも王冠にはめ込まれているダイヤモンド、シトリン、エメラルド、ルビー、サファイヤは一見の価値ありです。特にダイヤモンドは殆どがラウンドであるが、今日のカット手法である、５８面体のラウンドブリリアントカットではなく、よりシンプルなローズもしくはシングルカットで出来ている。しかしオートマチック研磨機械などないその当時よくこんなに綺麗に研磨できたものである。。。。またルビーやサファイヤなども綺麗に屈折率まで計算して研磨されており、当時のハプスグルグ家の石に対する思い入れが出ている。

エリア ウィーン(オーストリア)

王冠の一番上に載っているサファイヤが素晴しい。今見るサファイヤと違ってこのサファイヤは当たり前だが、なんら処理はしていない正真正銘の天然物である。しかもきちんとシンメトリックオーバルに研磨されている。ただただ素晴しい

クロスの周りや王冠の周りに埋め込まれているのはパール。真珠である。この当時はおそらく淡水真珠も今殆ど市場で見る養殖された真珠ではなく、本物の天然真珠なんでしょう。新円でなくても形が少しずれていてもなんていうのは現代の話でこの真珠は本当の天然の美しさを持っている。しかも保存状態も良好