2008/02/11 - 2008/02/17
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mirilinさん
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横浜に住んで早28年。(何歳の時から住んでいるかは永遠の秘密なり…)
道が斜めに横切っていたり、同じような店が並んでいたりで、方向感覚がなくなりがちの中華街も、近頃では庭のように歩けるようになった私。が、ふと気になったのです。果たして私はあちらこちらに立っている中華街を象徴する「牌楼」=「門」を全部くぐっているだろうかと…。
横浜中華街には現在、10基の門が建っています。この門はただ適当に、観光用に建っているわけではなく、フカーイ意味があることを皆さんご存知ですか?
中国では古来から皇帝が王城を築くとき、天文博士に天意をうかがわせ、城内に入ってくる邪を見張り、これを見破るために東南西北に限って通路を開いて、それぞれに門衛を置いたといいます。そしてそれらには陰陽五行に基づく色である「青赤白黒」で彩られ、さらに各方位の守護神として人々に根強く信仰された四神を据えました。
横浜中華街も同じなのです。その守護神は「東=青竜神」、「南=朱雀神」、「西=白虎神」、「北=玄武神」。いつの季節も24時間、それぞれの守護神が邪を見張ることによって、城内の繁栄と安全をはかったのです。ようするに、東方の霊気は青竜神が見張り、陽気が南方に入ると朱雀神に引き継いで、さらに西方に移ると白虎神が受け、やがて陰気が満ちる夜となると北方を玄武神が守るということなのです。
そんな深い意味を持つ門をすべて見ずして、中華街を庭と語るなかれ!!
ということで、春節ウィークでごった返す中華街、道行く人々にぶつかりながら、門制覇の旅に出たのでありました。
地元民なら、中華街が一番込む春節シーズンに出歩くな!っつーの(一人突っ込み)
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まずは、東の入り口にそびえる「朝陽門」。守護神は青龍神。色は青。中華街最大の門です。
「日の出を迎える門。朝日が街全体を覆い繁栄をもたらす」とされています。
山下公園から来る場合、必ず最初にくぐる門ということもあり、いつも人と車でごった返しています。
この門をくぐると、すぐ右にスタバがあります。肉まん売る店に挟まれたスタバ…異様です(笑) -
朝陽門からすぐのところにある交番「山下町派出所」も、壁面が中華ナイズしています。
交番の右側にのびる道は「開港道」。左側の道は「中華街大通り」いわゆる中華街のメインストリートです。「開港道」にはローズホテルがある程度で、見るべきものはありません。
人混みを避けて歩きたい人にはおすすめですが…。 -
朝陽門に一番近いところにあるのは「天長門」。朝陽門をくぐり、交番を右手に見ながら道なりに左に曲がる道が「南門シルクロード」。これをまっすぐ歩いていくとすぐに現れます。この門をくぐると「関帝廟通り」。中華街大通りと平行して西に延びる道です。
南門シルクロードにある、いまや中華街のランドマーク的になった「横浜大世界」のビルが大きすぎて、なんだかせっかくの門がチンケに見えてしまいますよね。(てか、門を認識できますかぁ?) -
天長門からさらに南に歩くと、すぐに現れるひときは華やかな建物は「媽祖廟」。2006年3月に建てたらたばかりなので、まだあまり知られていないけれど、昼も夜もそれはそれは美しいのです。
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入口の壁には媽祖の由来が書かれています。
媽祖は、日本で言えば平安時代に実在した女性で、28歳で天に昇ったそうで、媽祖は人間から神様となり、今では海の神様として祀られています。歴代の皇帝から<天妃>とか、<天后>、<天上聖母>などと贈り名を与えられ、中国では万民に信仰される女神様とのこと。
詳細は http://www.yokohama-masobyo.jp/jp/history.html で見てくださいね!
女神様を祀るお寺だけあって、壁のレリーフも可愛いのです。 -
媽祖廟の門です。
いわゆる「中華街の門」ではないですが、番外編ってことで…。
ちょっと媽祖廟に寄り道したいと思います。 -
門をくぐると、目の前に本殿に上る階段がドーンと迎えてくれます。
右側にはお参り用のお線香の売店があるんですが、その店のおじさん「女の神様ですから、お参りしてってくださ〜い」って、商売そっちのけで何故か呼び込みしてます。
私が一眼レフで写真を撮っていたら、「どんどん写真とってね!」と満面の笑顔。媽祖廟を愛してるって感じでした。 -
階段の左側には、船の形をした奇妙な龍が…。なんだか派手な赤いリボンがヒラヒラ付いています。
龍の顔が可愛いので、よく見ようと近づいたら、リボンになにやら字が…。
何と願い事が書かれています。日本の絵馬のようなものでしょうか・・・。手前の木にもいっぱいぶら下がっていて、赤い花が咲いているようでした。 -
媽祖廟にある外灯には、黄金の龍が絡まっています。
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さて、本殿に向かいましょう。
あの大階段を登り途中の踊り場に、これまた龍の看板があります。右側が入口、左側は出口と書かれていました。右回りではいるみたいです。 -
本殿の中は豪華絢爛 \(@O@)/
色の洪水です。
ま、見ようによっては悪趣味とも言えますが…
本殿の中に入るには、お線香を買って、本殿前の3箇所に順番にお供えし、身を清めてからでなければなりません。ゆえに有料です。でも外からのお参りや写真撮影は無料。
モチロン私は外派です。f(^^;)
でも、お賽銭は差し上げましたよ!! -
本殿の屋根を支える柱は石造り。見事な彫り物で飾られています。
門のところにいたおじさん曰く、一本の石を彫ったものだそうですが・・・いい仕事してます。 -
本殿の外壁も、見事なレリーフで飾られています。
いろいろな動物の絵が中心なのですが… -
これは、どう見てもカンガルー。
10世紀の中国にカンガルーがいたのでしょうか? -
本殿から見た門です。
華やかですよねー!
ここが横浜だということを忘れてしまいそうです。 -
さてさて寄り道はこのくらいにして、門めぐりに戻りましょう。
媽祖廟からさらに南門シルクロードを進むと、その突き当たり、中華街の南の入口(元町に一番近い門)にあるのは「朱雀門」。
「厄災をはらい、大いなる福を招く。」と言われています。守護神は朱雀神。色は赤。
門の向こうに見える高速道路をくぐれば、元町です。 -
「関帝廟通り」の西側入口にあるのは「地久門」。「天長門」とこの「地久門」の間に延びる関帝廟通りは、中華街大通りと平行して走っていることは前にも書きましたが、この二つの通りをつなぐ道(路地)には、「市場通り」、「香港路」、「上海路」など私のお気に入りの路地がたくさんあって、とても楽しい通りです。
この「地久門」を背にまっすぐ歩いていくと、左手に商売の神様「関帝」を祀る「関帝廟」、更に進むと右手に「山下町公園」があり、突き当たりは初めにご紹介した「天長門」です。 -
肉まん蒸して50年…かどうかは知らないけれど、春節で賑わう通りの片隅で、一心不乱に仕事するおじいさんが、何故かとても気になりパチリ!
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「関帝廟通り」の中ほどの肉まん屋さんの横にある、不思議な石像です。
桃から生まれた桃太郎?のはずはないですが、京劇のメイクをした顔の写真が一面に貼られた壁の前で、不思議なポーズで立っている姿がなぜか気になり、またパチリ!
今日、この石像の前のベンチで、南海キャンディーズが肉まん食べてるTVをやってました(笑) -
「関帝廟通り」を歩いていくと、小さいけれど有名な中華料理店が軒を並べる「市場通り」と交差します。
細くて短い路地のような通りですが、ちゃーんと門があるんです。
「市場通り」は「関帝廟通り」と「中華街大通り」を結んでいます。 -
細くってごみごみした「市場通り」ですが、こんなブタ君もポツンと座っています。キモ可愛い彼に皆さん気づいてくれるでしょうか・・・
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「市場通り」の「中華街大通り」側にある門です。この門にも「関帝廟通り」側の門にも、なんだかありがたそうな、おめでたそうな言葉が書かれていましたが…。
それにしても人・人・人とすごい賑わいです。 -
「中華街大通り」の西側の起点にある「善隣門」です。
この門の初代は1955年に完成し、そのころは「牌楼門」と呼ばれていたそうです。今では「中華街」と誰もが知るこの町も、実はこの門が建つまで「南京町」と呼ばれていたそうなのですが、この看板に「中華街」と書かれたことによって、「中華街」と呼ばれるようなったそうです。
現在の姿にリニューアルしたのは1989年。看板に、隣国や隣家と仲良くするという「親仁善隣」という言葉を掲げ、名称も「善隣門」に改められました。 -
「善隣門」を出ると、そこを起点に「北門通り」、「西門通り」がV字型に延びています。
「善隣門」の近くには、中華街を代表する「萬珍樓」など大型の中華料理店が並んでいます。 -
「善隣門」を背に右側の道「北門通り」を進むと、中華街の北の入口「玄武門」があります。「子孫の繁栄をもたらす。」と言われています。
守護神は玄武神。色は黒。
この門を抜け左に行くと、横浜スタジアム。そして関内駅となります。 -
これは何かって?
えーっと、「中華」とは関係ないのですが、私のお気に入りの「タイ古式マッサージ」の店「ビナワン」です。タイ人のお姉さんがバキバキバキっとやってくれてリーズナブルなんです。
善隣門と玄武門をつなぐ北門通りの中ほどにあるので、中華街で歩きつかれた方は、是非どーぞ! -
今度は「善隣門」を背に左側の道「西門通り」を進みましょう。市立みなと総合高校を過ぎると、中華街の西の入口、「延平門」があります。
「平和と平安のやすらぎが末永く続くことを願う」と言われています。守護神は白虎神。色は白です。
この門を超え、高速道路を越えると石川町駅です。 -
各門の近くには、石造りの案内地図があるのですが、その地図を支えているのは、なんと獅子(狛犬風)なんです。
雨の日も、風の日も、観光客の皆さんのため頑張ってる獅子ちゃんたちも見てあげてくださいね。 -
そうそう、門を眺めて上ばかり見ていると、こんな素敵な地図(?)も見損ないますよ!
足元の石畳にはこんな可愛い地図もはめ込まれているんです。上見たり、下見たり首の運動しながら歩いてくださいね! -
春節の「関帝廟」では、龍舞が行われていました。可愛い女の子たちが操っているのですが、その動きはとても見事です。
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「山下町公園」では、獅子舞が行われています。
中国の獅子は、とても愛嬌があり、動きもダイナミックかつキュート。
私は黄色の獅子君がお気に入りです。(*^_^*) -
もちろん、春節=お正月ですから、おめでたい垂れ幕も獅子君の口から登場します。
あ、口からキャンディーなんかも吐いて(撒いて)ました。 -
同じ場所で、京劇もちょっぴり披露されます。
春節はほんとに華やかです。 -
人ごみが嫌いな私の一番のお気に入りで、あまり教えたくない道なんですが、実はいいお店が並んでいるのに、何故かあまり人通りのない「上海路」。山下町公園から中華街大通りを結ぶ道です。
まずは、中華風(台湾風?)カキ氷とジュースの店「雪花氷(シェファーピン」
お店の外のベンチでしか食べられない(ま、屋台に毛が生えたようなお店なんです)ので、冬はちと厳しいですが、是非マンゴのシェファーピンを食べてみてください。カキ氷でもアイスクリームでもない、独特の食感に、病み付きになること請け合いです。
スイカ好きの人には、スイカジュースもお勧めです。 -
これまた「上海路」にある餃子専門店「百八十六番餃子」。じつは、ついこの前まで、昭和を感じる床屋さんでした。
建物の表だけでなく、店の中(特に2階)もレトロな感じですが、10種類の餃子や、土鍋、鉄鍋料理もなかなかのもの。
最近は行列も出来てきて、嬉しいような淋しいような私です。
そういえば、この「上海路」には有名なおかゆ専門店の支店もありますよ。 -
そして、この「百八十六番餃子」の隣にある中国式マッサージの店「レスト」。
マッサージにはうるさい我々夫婦が、とりあえず今のところ日本一の腕だと思っています。
あー今日も行こうっと! -
中華街門めぐりが、いつのまにか店めぐりになっていました。反省。f(^_^; スンマセン
でも、この「西陽門」をくぐれば、中華街にある10基の門を全て制覇です。
\(o⌒∇⌒o)/
この門は白虎神を祭った「延平門」より更に西端に位置していることから、まさに西の太陽に一番近いところから「西陽門」と名付けられたそうです。
JR石川町駅のまん前に立っています。
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