熱い熱いPSG観戦記！

2008/01/22 - 2008/01/22

フランスサッカーは、松井くんがいるうちに見に行きたいなとは思っていたけれど、なかなか機会がなかった。そんなとき、パリ滞在中にリーグ戦があると知り、行ってみた。PSGのサポーターさんたちは、パリジャンの印象を変える熱い熱いひとたちだった！

エリア パリ(フランス)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 航空会社: JAL

たまたまパリに滞在中にPSFの試合が行われることが分かった。サンジェルマンの本拠地は、1998W杯で三位決定戦が行われたパルク・デ・プランス。W杯決勝が行われたスタット・ド・フランスが完成したので、W杯以降は国際試合が行われなくなったそうだが、ファンには1993年の「パリの悲劇」の舞台になったことで有名。地下鉄を降りると、こんな表示がある。スタンド別に入口を指示しているのだ。

水曜の試合だったので、スタートは20時30分。旅行者としては、終了時間が22時30分を過ぎるというのは辛いけれど、昼間は観光に充てられるからおトクともいえる。スタジアム周辺は、そんな危ない雰囲気はなかったから、夜でも怖くはなかった。

取っておいたチケットはバックスタンド。TRIBUNE PARISというのがバックスタンドという意味なのだそうだ。チケットはシャンゼリゼ通りのオフィシャルショップで前日に取得しておいた。このショップはスタンドのマップを見ながら席を指定できるし、指さし会話でチケットが取れたので、ありがたかった。

スタンドに入ると、まず通路の狭さが気になった。とにかく足許が狭いのだ。後からお客さんが来ると、試合中でもとにかく立ち上がって通してあげなければならない。これにはちょっと閉口した。

試合の30分くらい前からバックスタンドは埋まり始めた。メインスタンドのほうは、だいたい試合開始から20分くらいまでで埋まるという感じ。欧州は総じてお客さんの入りは遅いのだけれど、ちゃんと満杯になる。

さて、ぼちぼち選手がウオーミングアップを開始する。フランスリーグというのは、身体をがしがしぶつけるタフなリーグということは聞いているけれど、これといった印象はない。どんな試合をしてくれるか楽しみ。

ゴール裏はなかなか騒がしく、Jリーグの浦和レッズを思わせる熱狂的な応援団が陣取る。パリジャンというと、かなり澄ました印象があるのだけれど、PSGのサポーターさんはぜんぜん違い、かなり熱いひとたちだった！

こちらは逆側のゴール裏。双方のゴール裏は当然どちらもPSGのサポーターが埋め尽くしている。それぞれに応援の流儀があるようで、微妙に異なるのがなかなかおもしろかった。

じゃあアウェイのサポーターはどうかというと、こんな感じ。頭数的には数十人というレベルでしかなく、完璧に隔離されている。かわいそうだけれど、アウェイの扱いというのは、こうでなくてはいけないと思う。Jリーグはアウェイのひとたちにも寛容だけれど、差別は必要だ。

さて、いよいよ選手が入場して試合開始となる。1月のパリは寒いのが通例だけれど、この試合のときはけっこう暖かく、5度くらいはあったんじゃないかな。これなら選手の動きもいいはずで、楽しみ、、、だったんだけれどなぁ、、、

正直、PSGも相手のメッツも、かなり温いチームという気がしてしまった。とにかくディフェンスがザルのようで、お互いに軽々とペナルティエリアに侵入しちゃうし、そのくせ決定的なチャンスを外したりする。Jリーグよかレベルが低いんじゃねーの？？？なぁんて感じがしてしまった…。

それに対して、スタンドはやたらと熱い。パリジャンがこんなに熱い応援をするとは、ほんと意外だった。試合はだれたけれど、スタンドを見ているだけで飽きない。浦和レッズの応援団を10倍くらい熱くしたようなサポートぶりだから、飽きるわけないよな。

点を獲れば、こんな感じ。お約束でみんなタオルやマフラーを狂ったように振り回す。お約束ではあるけれど、やっぱり喜びの表現としては、もっとも単純でうれしい仕草なんだろうな。

よく分からなかったのが、このシーン。スタンドのお客さんが誰彼かまわず肩を組み、グラウンドにケツを向けて尻を振るのだ。この仕草が試合中に何度となく行われた。いったい、どういう意味があるのか理解できなかったのだけれど、何度となく遭遇し、見て笑っていた…。

マフラーを掲げるスタイルも、スタンド全体でやられると壮観。マフラーを持っていない自分が罪なことのようにも思えてしまう。でも、スタジアムではこうしたオフィシャルグッズがぜんぜん売ってなかったんだよなぁ。それはちと残念だった。