古き良きアラビアの世界・イエメンの旅　ー５日目ー

2008/01/06 - 2008/01/13

急ぎ足のイエメンの旅も最終日を迎えた。サナアの街並を満喫したいところだったが、おみやげをまだ買っていないことに気づいた。
幸い金曜日だがマーケットは開いているそうだ。お昼のお祈りの時間あたりだけ店を閉めるが19時か店によっては21時あたりまでやっているらしい。
で、私のおみやげリスト。

・シーシャ（水パイプ）／自分用と友達用。ずっと前から欲しかった。
・ナツメヤシの実（デーツ）／サウジアラビアのミダン（メディナのこと？）産がNo.1らしい。
・モカコーヒー／Al Kbous Coffeeの125g(200リヤル=$1)を大量に。
・子供用ジャンビーヤ（自分用）$10。思ったより安い。

いろいろ物色したかったが、買っても持ちきれないため見て楽しむことにした。
広場の前のカフェに座って、人々の暮らしを眺めた。今のこの瞬間を忘れたくないと思い、しっかりと記憶に焼き付けておいた。
あっという間の５日間だった。５泊８日は無謀かと思ったが、やっぱり来てよかった。また自由で型破りな精神を取り戻せた。
帰国の前に、アラビアの大都会ドバイに数時間トランジットで寄る予定。
アラブの最貧国から最先端をゆく近代都市へ。
どんな発見があるんだろう。次の旅行記をご覧あれ！

エリア サヌア(イエメン)

カフェで見かけたある素敵な老人と呼ぶにはもったいないイエメン男性。
そこにただ、座っているだけなのに威厳と人生の深さを感じる。
イエメンにはそんな雰囲気の人々が多い。

この男性も威厳あるイエメン男性のひとり。白黒なのが惜しいほどイエメンの伝統服が決まっていた。ジャンビーヤを支えるベルトは緑の刺繍で色のコーディネートも完璧。おしゃれで笑顔の素敵なおじさん。アラブにはそんな、いくつになってもチャーミングな男性が多い。

カフェにいたら、彼が視界に入った。撮りたい。嫌がらず撮らせてくれるかな。。でもそこはイエメン、はにかみながらもうれしそうに快く承諾してくれた。
御礼に、持ってきたインスタントカメラで撮って彼にあげたら喜んでくれた。恥ずかしそうにしていたが、撮る時には表情がキリッと引きしまる。子供とはいえ一人前のイエメン男児だ。