エスリンゲンのクリスマス市

2007/12/09 - 2007/12/09

ベンツ博物館を見たあと、再び電車に乗ってエスリンゲンへ。Gottlieb-Daimler-Stadion駅からシュトゥットガルトと反対方面に乗って４つ目の駅で下車。電車に乗っていた人たちがごそっとこの駅で降りました。全員がクリスマス市へ行くようです。これだけの人が行くとなると、かなり期待できそう。

そして、期待にたがわずとっても楽しいクリスマス市でした〜。エスリンゲンの市（いち）は中世風でおもしろいと聞いていましたが、本当にそうでした。わたしの住んでいる町の近郊でも中世風クリスマス市をやっていますが、エスリンゲンは思っていた以上に規模が大きくて驚きました。それになんといっても中世風の市（いち）が古い町並みにとても合っているのです。

エスリンゲンはガイドブックにも載らないほど小さな町ですが、訪れる価値が十分にあります。とくにシュトゥットガルトのクリスマス市を見に行かれる方は、エスリンゲンへもぜひ足を延ばされることをおすすめします。全く趣きの違う２つのクリスマス市が見られていいですよ。

エリア ドイツ

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道

クリスマス市会場へ行く途中の家並み。
なかなか絵になります。

奥に見える教会はふたつの尖塔に橋がかかってておもしろいな。

あとで知ったのですが、塔をつなぐこの橋は、片方の塔の土台が沈下したために支えとしてつくられたのだそうです。

雨が降ってきましたが、数分で上がり、このあとは晴れ間もでてきました。

クリスマス市会場の入り口。

入り口入ってすぐの広場では、現代風（つまり普通の）クリスマス市が行われていました。

現代風クリスマス市の広場を過ぎると、その先は中世風クリスマス市の会場になっていました。並んでいるテントも昔風です。

中世風の衣装をまとった、屋台のお兄さん。ソーセージがおいしそう♪

パンの屋台の横にあった石のかまど。
ここで焼かれたパンが屋台で売られています。焼きたてパンの香ばしい匂いがたまりません。

中世風の屋台が奥までずっと続いています。売られている食べ物なども昔風のものでした。

それにしてもすごい人出。

今では見られないような焼き菓子が売っていたので、１つ買って食べてみました。どこかなつかしい感じのする素朴な味でおいしかったです。ちょっと高かったけど、昔のお菓子を再現するのにきっと手間がかかるのでしょうね。

グリューワインの屋台。

グリューワインのカップ。

素焼きで、町の名と年号が入っています。
中世時代はおそらくこんなカップを使っていたんでしょうね。

路地にかかっていた手作りの看板。

路地で見かけた古いお家。数百年はたっていそう。
心なしかゆがんでいるような……。

手作りの民芸品を売る屋台が軒を連ねています。どの品もちょっと昔風な感じです。

遊具も中世風。子どもたちに大人気。

中世時代の家族の風景みたいです。

お母さんは黙々と繕いもの。

ゲームが行われていたときは人がたくさんいて見ることができませんでしたが、中にハムスターか何かが入っていて、賭けて遊ぶもののようでした。

元祖メリーゴーラウンド？

動力はもちろん電気じゃありません、人力です。
係りの人がロープを持って走り、あとは遠心力でぐ〜るぐる。

このレトロな乗り物に子どもたちは大はしゃぎ。
通りかかった大人たちも足を止め、楽しそうに見ていました。

だんだん日が傾いてきました。

これで２泊３日のシュトゥットガルトの旅もおしまいです。クリスマス市２つと、車の博物館も２つ見て、中身の濃い旅でありました。