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<br /> 午前6時30分。レオンの朝は美しい朝と共に明けた。写真は美しくないかもしれないが、たぶん一桁であろう寒い気温と、澄みきった空。そして暗闇に浮かび上がるスペイン隋一のカテドラルのシルエット。息を呑む美しさとはこのことだ。<br /> しかし体調的には、きのうのサングリアが若干残っており、不快さを残したままだ。<br />

北部スペインの旅 3日目【レオン】

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2006/09/21 - 2006/10/01

69位(同エリア74件中)

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pablitoさん


 午前6時30分。レオンの朝は美しい朝と共に明けた。写真は美しくないかもしれないが、たぶん一桁であろう寒い気温と、澄みきった空。そして暗闇に浮かび上がるスペイン隋一のカテドラルのシルエット。息を呑む美しさとはこのことだ。
 しかし体調的には、きのうのサングリアが若干残っており、不快さを残したままだ。

  •  午前6時30分。レオンの朝は美しい朝と共に明けた。写真は美しくないかもしれないが、たぶん一桁であろう寒い気温と、澄みきった空。そして暗闇に浮かび上がるスペイン隋一のカテドラルのシルエット。息を呑む美しさとはこのことだ。<br /> しかし体調的には、きのうのサングリアが若干残っており、不快さを残したままだ。<br />

     午前6時30分。レオンの朝は美しい朝と共に明けた。写真は美しくないかもしれないが、たぶん一桁であろう寒い気温と、澄みきった空。そして暗闇に浮かび上がるスペイン隋一のカテドラルのシルエット。息を呑む美しさとはこのことだ。
     しかし体調的には、きのうのサングリアが若干残っており、不快さを残したままだ。

  •  ここのホテルの朝食は、朝からケーキやプリンなどのデザートが豊富。毎日このような食事をしていると、たぶん糖尿病になってしまうだろう、そう思った。しかし日本人はいかに制約した食生活を送っているかが、外国に来るとわかる。砂糖を減らし、塩分を減らし。そのおかげで「うまさ」まで失ってしまう。でもそれって人生を楽しむことにつながってるのかなって思った。普段のそんな生活の反動で、舌がどんなものでもおいしく感じさせてしまうのかもしれない。「魔法」にかかってしまうのかもしれない、それほど何を食べてもおいしいのだ。スペインの魅力は「食」にもあるのだ。

     ここのホテルの朝食は、朝からケーキやプリンなどのデザートが豊富。毎日このような食事をしていると、たぶん糖尿病になってしまうだろう、そう思った。しかし日本人はいかに制約した食生活を送っているかが、外国に来るとわかる。砂糖を減らし、塩分を減らし。そのおかげで「うまさ」まで失ってしまう。でもそれって人生を楽しむことにつながってるのかなって思った。普段のそんな生活の反動で、舌がどんなものでもおいしく感じさせてしまうのかもしれない。「魔法」にかかってしまうのかもしれない、それほど何を食べてもおいしいのだ。スペインの魅力は「食」にもあるのだ。

  •  荷物を預けてホテルを後にする。10分ほど歩くと、レオンの真髄、カテドラルに到着。息を飲む様な美しさだ。抜けるような青空に堂々と勇ましく、それでいてスマートにそびえている。人々の憩いの場となっている広場を見下ろすように、どーんとした面持ちだ。ブルゴスのそれに比べると、ここのは「繊細さ」を感じる。緻密な計算をへて生み出された「美」の結晶である。さらに入場料が取られないのがうれしい。

     荷物を預けてホテルを後にする。10分ほど歩くと、レオンの真髄、カテドラルに到着。息を飲む様な美しさだ。抜けるような青空に堂々と勇ましく、それでいてスマートにそびえている。人々の憩いの場となっている広場を見下ろすように、どーんとした面持ちだ。ブルゴスのそれに比べると、ここのは「繊細さ」を感じる。緻密な計算をへて生み出された「美」の結晶である。さらに入場料が取られないのがうれしい。

  •  ゴシック建築の最高傑作といわれるこの大聖堂。なんといってもハイライトはそのステンドグラスの多さ。地球の歩き方にも「このステンドグラスを見るためだけでもレオンを訪れる価値はある」と書いてあった。そんなに大げさなっ、と笑ってみたが、ここへくると、そんな発言をした自分を笑ってしまうほど、それが真実であることに気づく。とにかく上を見上げると、360度ステンドグラスなのだ。しかもその一つ一つが細やかな装飾品。一つ一つのデザインすべてに魅了される。朝いったもんだから、太陽の光が差し込む窓は特に壮麗。光り輝くガラスの色合いが、さらにいっそうその美しさを増している。つまり太陽が動くと、それに応じてステンドグラスの見え方が変わるのだ。時間がなくてそのすべてを楽しむことはできなくてとても残念。今度は夕方にも来てみたいと思う。

     ゴシック建築の最高傑作といわれるこの大聖堂。なんといってもハイライトはそのステンドグラスの多さ。地球の歩き方にも「このステンドグラスを見るためだけでもレオンを訪れる価値はある」と書いてあった。そんなに大げさなっ、と笑ってみたが、ここへくると、そんな発言をした自分を笑ってしまうほど、それが真実であることに気づく。とにかく上を見上げると、360度ステンドグラスなのだ。しかもその一つ一つが細やかな装飾品。一つ一つのデザインすべてに魅了される。朝いったもんだから、太陽の光が差し込む窓は特に壮麗。光り輝くガラスの色合いが、さらにいっそうその美しさを増している。つまり太陽が動くと、それに応じてステンドグラスの見え方が変わるのだ。時間がなくてそのすべてを楽しむことはできなくてとても残念。今度は夕方にも来てみたいと思う。

  •  なおくれぐれも言っておくが、入り口の看板には、「中では静かに」と書かれているのと同時に、カメラのイラストに赤い色で「×(バツ)」がしてあった。よいこの皆はまねしちゃだめだよ。(^o^)/ 中にいた「イタリア高齢者スペインツアー」のおばあさんは、何の臆面もなくビデオ撮影、カメラ撮影にいそしんでいたので、その団体の中に入って撮影しました。<br />

     なおくれぐれも言っておくが、入り口の看板には、「中では静かに」と書かれているのと同時に、カメラのイラストに赤い色で「×(バツ)」がしてあった。よいこの皆はまねしちゃだめだよ。(^o^)/ 中にいた「イタリア高齢者スペインツアー」のおばあさんは、何の臆面もなくビデオ撮影、カメラ撮影にいそしんでいたので、その団体の中に入って撮影しました。

  •  そこから10分ほど歩くと、サンイシドロ教会に到着する。こちらは大聖堂と比べるとかなり小さなスケールだが、スペインロマネスク建築の傑作らしい。「これをみないでスペインロマネスクを語ることなかれ」と言われているらしいが、私はゴシックとロマネスクの建築の違いがわからない。写真にはないが、おそらく柱の立て方や装飾の方法が違うのだろうか、とも思ったが、何しろ誰もいないので確認できずに残念。日本に帰ったら、ゆっくりその違いについて調べてみようと思う。<br /> 旅に出てからいつも思うのだけれど、旅行を始める前にどれだけ「予習」してあるかで、旅から得られるモノ、吸収できるモノは変わってくると思う。でも早く旅に行きたい気持ちが先行して、その部分はおろそかにしてしまうのだけれど、大切だなって改めて心から感じた。<br />

     そこから10分ほど歩くと、サンイシドロ教会に到着する。こちらは大聖堂と比べるとかなり小さなスケールだが、スペインロマネスク建築の傑作らしい。「これをみないでスペインロマネスクを語ることなかれ」と言われているらしいが、私はゴシックとロマネスクの建築の違いがわからない。写真にはないが、おそらく柱の立て方や装飾の方法が違うのだろうか、とも思ったが、何しろ誰もいないので確認できずに残念。日本に帰ったら、ゆっくりその違いについて調べてみようと思う。
     旅に出てからいつも思うのだけれど、旅行を始める前にどれだけ「予習」してあるかで、旅から得られるモノ、吸収できるモノは変わってくると思う。でも早く旅に行きたい気持ちが先行して、その部分はおろそかにしてしまうのだけれど、大切だなって改めて心から感じた。

  •  きょうは食事をする暇もないので、レオン市街地のパン屋みたいなところに入って、バスの中で食べる昼食を購入した。ショーウインドウの中にはおいしそうなケーキ、クッキー、が並んでいた。どれにしようか迷って、巨大なクロワッサンと、カツオ(まあつまりツナ)の入ったパイを買った。ここで覚えたスペイン語。パイなどを切り売りしている場合、一人分は「PIEZA」ではなく「RACION」というようだ。おばさんから教わった。<br />

     きょうは食事をする暇もないので、レオン市街地のパン屋みたいなところに入って、バスの中で食べる昼食を購入した。ショーウインドウの中にはおいしそうなケーキ、クッキー、が並んでいた。どれにしようか迷って、巨大なクロワッサンと、カツオ(まあつまりツナ)の入ったパイを買った。ここで覚えたスペイン語。パイなどを切り売りしている場合、一人分は「PIEZA」ではなく「RACION」というようだ。おばさんから教わった。

  •  まさよは靴屋で靴を買いたいといっていたが、良さそうなものは見つかったけれど、決断するには時間がなさすぎた。なかなか買い物と観光の両立も短期間の旅行では難しいなって思った。今度はゆっくりと時間をとって来たいな。<br /> バスターミナルまではタクシーを使用。運転手に聞いてみると、レオンはブルゴスと並んでスペインではもっとも寒い都市のうちのひとつだということだ。昨シーズンには50センチほどの雪が積もり、山々には5つ前後のスキー場もあるという。実際に標高も800メートルとかなり高い。松本くらいあるからそれはそれは寒いのは当然なのかもしれない。<br />

     まさよは靴屋で靴を買いたいといっていたが、良さそうなものは見つかったけれど、決断するには時間がなさすぎた。なかなか買い物と観光の両立も短期間の旅行では難しいなって思った。今度はゆっくりと時間をとって来たいな。
     バスターミナルまではタクシーを使用。運転手に聞いてみると、レオンはブルゴスと並んでスペインではもっとも寒い都市のうちのひとつだということだ。昨シーズンには50センチほどの雪が積もり、山々には5つ前後のスキー場もあるという。実際に標高も800メートルとかなり高い。松本くらいあるからそれはそれは寒いのは当然なのかもしれない。

  •  レオンのバスターミナルに到着した。ここにもコインロッカーがあり、旅もしやすいが、少し観光の中心からは離れており、歩くのは大変かもしれない。ホテルはこの近くにとるのがいいかもしれないと思った。<br /> きのうすでにチケットを買っておいたが、ここからサンティアゴには途中の「ポンフェラーダ」という街で乗り換えないといけないみたい。窓口の人が親切に教えてくれた。そのポンフェラーダは比較的新しい街だったが、とくに見所はないみたい。まさよの取材によると15年くらい前にできた比較的新しい街だということだ。

     レオンのバスターミナルに到着した。ここにもコインロッカーがあり、旅もしやすいが、少し観光の中心からは離れており、歩くのは大変かもしれない。ホテルはこの近くにとるのがいいかもしれないと思った。
     きのうすでにチケットを買っておいたが、ここからサンティアゴには途中の「ポンフェラーダ」という街で乗り換えないといけないみたい。窓口の人が親切に教えてくれた。そのポンフェラーダは比較的新しい街だったが、とくに見所はないみたい。まさよの取材によると15年くらい前にできた比較的新しい街だということだ。

  • ここまでの車窓は、背の低い木と一面に広がる緑という印象。<br />

    ここまでの車窓は、背の低い木と一面に広がる緑という印象。

  •  しかしスペインの北西端にあるガリシア地方にバスが入ると、急に背の高い木が増え、先ほどまではなかった、林や森が登場する。つまり「日本」と同じような光景に直面するのだ。雨が多いからそうなるのだろうが、急に親近感のわく景色の登場に若干面食らった感がある。

     しかしスペインの北西端にあるガリシア地方にバスが入ると、急に背の高い木が増え、先ほどまではなかった、林や森が登場する。つまり「日本」と同じような光景に直面するのだ。雨が多いからそうなるのだろうが、急に親近感のわく景色の登場に若干面食らった感がある。

  •  サンティアゴデコンポステーラのバスターミナルははっきり言って構造がわかりにくかった。バスが到着した階にはチケット売り場はなく、まず階段もしくはエレベータで上の階にあがり、連絡通路を使ってとなりのビルへと移動し、さらにひとつ上の階へエレベータで移動しなくてはならない。同じように旅の人は迷っていた。しかもあすのチケットを買おうとしていたら、「行く前に買ってください」と窓口の人に言われ買うことができなかった。どういうことやねん。<br /> しかもホテルの位置をよく把握せずに歩き始めてしまったため、15分ほど歩いてから、まさよの指摘で道に迷っていることに気づく。近くの床屋さんに問い合わせると、やはり一本下の道だという。それにしてもスペイン人はとっても親切。誰に聞いても素直にいろいろ教えてくれる。ちなみに聞いたのはまさよだけれど。ありがとう。<br />

     サンティアゴデコンポステーラのバスターミナルははっきり言って構造がわかりにくかった。バスが到着した階にはチケット売り場はなく、まず階段もしくはエレベータで上の階にあがり、連絡通路を使ってとなりのビルへと移動し、さらにひとつ上の階へエレベータで移動しなくてはならない。同じように旅の人は迷っていた。しかもあすのチケットを買おうとしていたら、「行く前に買ってください」と窓口の人に言われ買うことができなかった。どういうことやねん。
     しかもホテルの位置をよく把握せずに歩き始めてしまったため、15分ほど歩いてから、まさよの指摘で道に迷っていることに気づく。近くの床屋さんに問い合わせると、やはり一本下の道だという。それにしてもスペイン人はとっても親切。誰に聞いても素直にいろいろ教えてくれる。ちなみに聞いたのはまさよだけれど。ありがとう。

  •  予定外の時間消費でホテルを出たのは8時。<br /> 薄暗い中に生えるカテドラルは、言いようもないほど美しい。えもいわれぬ美しさ。しかもそのカテドラルの前でギターを弾いているミュージシャン?がいたので、さらにその雰囲気を盛り上げていた。これはもうくるしかないでしょう!

     予定外の時間消費でホテルを出たのは8時。
     薄暗い中に生えるカテドラルは、言いようもないほど美しい。えもいわれぬ美しさ。しかもそのカテドラルの前でギターを弾いているミュージシャン?がいたので、さらにその雰囲気を盛り上げていた。これはもうくるしかないでしょう!

  •  数年ぶりに心から感動する光景に出会った!感動した!歴史の重みがはっきりと眼前に迫ってくる。なぜだろうか。多くの人々がこのカテドラルを目指し、そしてカテドラルで感動の涙を流した。その想いが空気中に漂っているのか。

     数年ぶりに心から感動する光景に出会った!感動した!歴史の重みがはっきりと眼前に迫ってくる。なぜだろうか。多くの人々がこのカテドラルを目指し、そしてカテドラルで感動の涙を流した。その想いが空気中に漂っているのか。

  •  その感動の涙は、またもバルに入ってからも続いた。「ビノスイタパス」(ワインとタパス)と名づけられたバルに入ったが、ここもまたまたおいしい!しかもサンティアゴは意外とバルの街だ。もちろん巡礼者が多いからにほかならないが、それにしてもどの店も入ってみたいと思わせる、こぎれいなバルも多く、みやげものやももちろん多い。それにまず驚いた!<br /> 結局10時くらいまで、路地を歩き、ホテルへと帰った。夜の路地もまた雰囲気があってすばらしかった。<br /> そのまままたまどろむ。<br /><br />

     その感動の涙は、またもバルに入ってからも続いた。「ビノスイタパス」(ワインとタパス)と名づけられたバルに入ったが、ここもまたまたおいしい!しかもサンティアゴは意外とバルの街だ。もちろん巡礼者が多いからにほかならないが、それにしてもどの店も入ってみたいと思わせる、こぎれいなバルも多く、みやげものやももちろん多い。それにまず驚いた!
     結局10時くらいまで、路地を歩き、ホテルへと帰った。夜の路地もまた雰囲気があってすばらしかった。
     そのまままたまどろむ。

  •  サンティアゴデコンポステーラで<br />食べた「カラマレス フリートス」。日本語では<br />「イカフライ」だ。<br /> しかし日本の大衆食堂で食べるイカとは<br />確実に何かが違う!うまいのだ!<br /> からっとしていて香ばしく、イカ自体の<br />味も深い。10本の足からにじみ出る深い<br />味わいが口腔内を心地よく包む!<br /> これはうそではない!ぜひ味わってほしい!<br /> たぶんスペインのバルの人はそれほど<br />気にしていないだろうが、日本人は<br />イカフライに感動してしまっているのだ。<br />

     サンティアゴデコンポステーラで
    食べた「カラマレス フリートス」。日本語では
    「イカフライ」だ。
     しかし日本の大衆食堂で食べるイカとは
    確実に何かが違う!うまいのだ!
     からっとしていて香ばしく、イカ自体の
    味も深い。10本の足からにじみ出る深い
    味わいが口腔内を心地よく包む!
     これはうそではない!ぜひ味わってほしい!
     たぶんスペインのバルの人はそれほど
    気にしていないだろうが、日本人は
    イカフライに感動してしまっているのだ。

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