マリアナ・ブルー・プロジェクト−復活の日　サイパン・ダイブ漬け　ＰＡＲＴ-４-

2008/01/10 - 2008/01/13

ダンプ・コーブでのカメさんとの友好関係を深めると言う珠玉の時間を過ごした我々は、午前中のダイブを終え上陸。

ショップに戻り、美味しい美味しい美味しい（いくら腹が減ってるって連呼するなよ〜。）お弁当を腹いっぱい食って、ご満悦、で、ＺＺＺＺＺＺＺ…、寝るなよ！！

と言う事で、午後からの追加１ボートに出発出発…。

レッツ・ダイブ！！

エリア サイパン(北マリアナ諸島)

• 同行者: 一人旅

午前中の２ボートを終えて一旦ショップに帰還、何せ豪華な（おいおい、まだ根に持ってるのかよ〜？）ブレック・ファーストを頂いちゃったのだから尚更のこと、背中とお腹がくっつくぞ〜♪って歌っていられる余裕もなく、予め予約していた弁当をがっつく。

ムシャムシャムシャ…ゴックン！旨め〜〜〜〜！！これでビールでもありゃ最高、が、午後に１本入れているので泣く泣く諦め…

で、弁当代＄８、追加ボート・ダイブ１本＄９０也チーン、有り難うございま〜〜す、って感じなんだけど、やはり普段東南アジアを彷徨っている身からすれば、お高め？スタッフも殆どが日本人、彼ら彼女らもそれぞれ自分の生活が掛かっている訳だし、昨日ぶらついただけでも、東南アジアとは明らかに物価が高い、所謂リゾート・プライス？

楽園サイパンされど物価は楽じゃないぞ…。

午後のポイントは「サブマリン」午後からの我らがスタッフ　ユミさん曰く「別名ユミ・ポイントなのよ〜。」（おいおい、勝手に自分の名前付けてんのか〜？）

海底は一面真っ白なパウダー・サンド、これぞまさしく癒しの世界、降り注ぐマリアナ・ブルーの陽光に見る見る間にヒット・ポイント全回復、うりゃ〜敵は何処じゃ〜〜、と１人ＦＦ(ファイナル・ファンタジー）の乗りで完全無欠お馬鹿な私…。

…でも、ＦＦ?からいさ久しく遠ざかっている私、クラウド様とは俺のことよ…。（興味の無い皆様、申し訳無いっす…。）

ダイビングも三度目なら〜♪少しは上手に〜♪ラララ〜ララ〜ララ〜♪久しくお姿を拝見していませんが、如何お過ごしでしょうか？明菜様…ん〜、懐かしき青春の日々…。

と、ひたすら自己陶酔の世界にドップリと浸りきっている（窒素酔いか…？）私の眼前を、まるで妖精の如き透き通った体を滑らせて泳ぐお魚さんの群れ…。

あああ、これって明菜ちゃんの生まれ変わり？（此処にいたって完全に窒素酔い…。）

砂漠に咲く花一輪、その蜜を求めて舞い踊る蝶の如き魚達、その姿優雅にして見るもの全てを虜に…。

と、紡ぎ出される文章に、魅惑のスパイスを振りかけ、オーブンにて焼くこと１０分、チーン、エセ・ロマン派文章の出来上がり、お召し上がりませ…。（食中毒等に関しては当方は一切関知しませんので、悪しからず…。）

くるくると辺りを見回す限り、どーもこの半透明の綺麗なお魚の単一魚族国家みたいです、この辺り…。

捕食者の影に怯えることもなく、たまに訪れるのは暇を持て余したダイバー（うざいが、食べられる心配は殆ど無いだろう、朝食を食いっぱぐれたやさぐれ・ダイバー以外には…。）のみ、魚生を謳歌しているのでしょう。

ナマコです〜〜。

ラグビーボールのようにウリャ〜〜〜って投げては、気持ち悪〜〜いと言って受け取らず、ボテ…、砂に書いたラブレターならぬナマコに書いた名前（不思議とくっきりと書けるんだよね〜。）を胸に記念撮影、ハイ・ポ〜〜〜ズ、ニコ、ボテ…。

…ナマコ受難の日々。

ダイコンの話。

この時期、鍋におでんに大車輪のダイコン、ことこと煮込んだダイコンは汁の旨味がたっぷり、口に含めばほろほろと崩れ口いっぱいに広がる旨味…じゃなくって、ダイコン、そう、ダイブ・コンピューター。

今回のダイブ、同じチームの皆の腕にはダイコン、ゲッ！持ってないのって俺だけ？

そう言えばショップに戻ってのログ付けの時もデータは自分のダイコンを読んで記入、持ってない俺は仕方ないのでスタッフの方のデータを聞いてシコシコ…。

「持ってた方が絶対良いよ、高くなくって良いからさ、最後に頼れるのは自分のデータなんだから、自分の体を自分が守るのって大切だよ。」

そう言ってくれたのはサムイでダイブ・スタッフのマサヨさん

「だって、○○さんって魚見たら猪突猛進って感じで、傍で見ててハラハラするもん、注意しなくっちゃ駄目だよ〜。」

ゲッ！痛い！全くもって核心を突かれぐうの音も出ねえ…。

ダイコンって、最初はスタッフの人が持ってるから、別においらが持たなくっていいじゃん、それが本音、でも一歩踏み込んで考えるとそれって自分の命を人に任せるってことなのか〜、っておぼろげに分かってきたような、やっぱ俺って人に比べて危機感が薄いんだ、反省反省…。

ダイコン、自分をこっちの世界に引き留めてくれる命綱…。

ダイコンの話−ＰＡＲＴ２

本屋に行くと何気なくダイビングの雑誌を手に取ってみます，立ち読みです（買えよ〜。）。

雑誌には最新モデルのダイコンがきらびやかに紙面を飾ってます，超格好いい…，ん？２０数万円？チーン，さようなら〜〜〜。

ちなみに，今回ダイブを共にした人達にそれとなく自分のダイコンの価格をリサーチ。

平均５〜６万円ってとこ？ん？２０数万のきんぴか・モデルは何処に？なかには，欲しい機種を決めてオークションで中古品を手に入れた方も…。

結論，金額の問題じゃなく，如何に使いやすいか，データが信用出来るか，必要なデータを網羅しているか云々，ダイコンは決してお洒落のアイテムじゃなく，登山家に於けるザイル？命を預ける道具…。

ひとしきりダイコン、ダイコンと連呼していたため、無性に大根が食いたくなりました、ああ、熱々の大根をハフハフ言いながら頬張りたい…。

目の前を塩焼きにすると飛び切り美味しそうな魚が泳いでいます、喰いて〜〜〜、とダイブとは１００万光年ほどかけ離れた悩みに苦悩するＰｉａｎｏ、いと哀れなり…。

ダイブ・ポイント名「サブマリン」…って事は、これって潜水艦？

潜水艦についての知識はウォルフガング・ピーターゼン監督の名作「Ｕボート」を観ての、ウワッ…狭くて息苦しそう、駆逐艦に追い回されて無茶苦茶悲惨、おいおい閉所恐怖症になるぞ＝絶対乗りたくない乗り物、そんな程度のごくごく些細なもので、この潜水艦が日本軍のものなのか、はたまた米軍のものなのか、判別などつきようもなく、ただ、何故こんな浅い水深の所で沈没したのか？駆逐艦に囲まれてやむなく浅瀬に向かわざるを得なかったのか、それらは全て推量で範囲でしかなく、乗船していた乗組員の運命など知るよしもなく、水深が浅いだけに助かっていたら良いのにな…未だ成仏せずに彷徨っている魂がいないように、でも、そんなことを言えばバンザイ・クリフなんかでダイブすること自体不謹慎じゃないか、そもそもサイパン自体で潜るのって…悩めるダイバー。

何て煩悶している割にはあっさりと潜水艦探検決定…おいおい，お前は二重人格者か？

で，ハッチらしきところから船内へ潜入，ワクワクドキドキ，何て次から次へと嬉しいサプライズ連続の日なのか，先日までの不幸のどん底を這いずり廻っていた日々よさようなら〜〜，って完全に先ほどまでの煩悶は何処へやら…。

…根が単純なのでご免なさい。

この写真を見た人は不幸になります…ってまるで不幸の手紙か〜俺の写真は，ケッ…。

と言いつつ，何年ぶりかでの登場，人様にお見せするような被写体とは１００万光年ほど隔たっていますが，そこのところはご容赦の程を，実のところ本人は至ってご満悦の自己陶酔の世界にドップリと頭の先まで浸りきっており，お馬鹿にも両手の親指立ててポーズをとったりと，醜態を晒している始末，おいおい幾つの坊やだよ〜〜。

ひたすら潜水艦探検を楽しんだ挙げ句、背後に呪縛霊がさばって無いか無性に気になり振り向き振り向き、なら、するなよ〜と後悔は先に立たず、覆水も盆に返らず、ダラダラと流れ放題、困った困った…。

…悩めるＰｉａｎｏを慰めてくれるミスジリュウキュウスズメダイさん、可愛い…。

只今爆睡中のフグ君です。

そう言えば、最近頓にフグ君とは疎遠になり、大阪の新世界でづぼらやの張り子を見上げては「腹空いた〜〜〜、フグ喰いて〜〜。」とぼやきながらも、自分の懐具合を鑑みて、串揚屋に足を運ぶ今日この頃、皆様には如何お過ごしでしょう・か…？（何が言いたいのやら…？）

…死ぬまでに一度は大皿に盛ったてっさを箸でグリグリ巻き取って、口一杯に頬張って喰いて〜〜〜！！

午後の至福の一時を過ごしホテルへ…。

如何にもダイバー御用達のホテルらしく昼間は深閑として、プールサイドでビーチボールを投げ合っていちゃいちゃとじゃれ合うむかつくカップルもいなければ、カクテル片手にデッキチェアーに寝そべる妖しいレディーの姿もなく、喜んで良いのか悲しんで良いのか…。

夕闇にポッカリと浮かぶＤＦＳ、ハワイやバリの喧騒渦巻く観光客御用達スポットには程遠く、稀に人の出入りを窺えるのみ…。

ひたすらのんびり癒し系路線を邁進するサイパンに明日はあるのか〜〜、って俺が心配する筋合いでも無い、全く無い、でもこの徹底的にのほほんとした雰囲気がワサワサ観光客が押し寄せることによって、壊されるのも嫌だ〜〜。

おおおおぉぉぉ〜〜〜、こんな所に隠れていたのかサイパンダ〜、その割には堂々と入口付近にとは大胆な、ムムム、敵もさるもの引っ掻くもの、あ、猿じゃ無いやサイだよ…。

ＤＦＳ　サイパンダいて　人居らず　…　いと哀し。

ハファダイ・ビーチホテルの上にポッカリと浮かぶ三日月。

良いな〜〜〜、リゾートホテルだもんね〜〜、おおっ、シースルーのエレベーターまで付いてやがんの、って言いながらも果たして俺はここ最近リゾートホテルと呼べるようなリッチなホテルに泊まったことがあったっけ〜？？

昔々その昔、あるところに仲の良い夫婦がいました、夫婦には１男１女の子供がいて、大のディズニー・ファンの夫婦は「子供が大のミッキー好きなもんで…。」と白々しい嘘を盾に来る年も来る年も夏休みをディズニー・ランドで過ごしましたとさ…ムムム、そう言えば昔はシェラトン・ヒルトン・第一東京ベイと泊まり歩いた微かな記憶が。（と言うよりも昔は仲が良かったんだ〜〜の方だろ…。）

１人東南アジアを彷徨うようになって久しく、当然の如く嫁さんからの財政支援は皆無，ホテルの選択肢は常に値段，値段，値段と呪詛の如く呟かれる悲惨さ，☆の数は３つあれば上出来，どうせ寝るだけなんだし…。

…と言いつつ，たまにはゴージャスな雰囲気にドップリと頭のてっぺんまで浸ってみたい今日この頃。

ＡＢＣストアです…。

土産物選びに疲弊し半ば呆然と佇む旅人や，リゾート・プライスの食事に財布の中身がほとほと寂しくなった旅人の強力な助っ人，ＡＢＣ…。

「朝食サービス付き…。」の甘言につられ，今日の午前中を餌にあぶれた野良犬の如き辛酸なめ子ちゃんに陥ったおいらは，そそくさとお握り＄１．５９を購入…。

無邪気にバスケに興じる子供達…。

元気一杯コート内を駆け回る彼らの顔には、貧困故に疲弊した様子はなく、学校にも行けず路上で新聞の束を片手に１日を過ごす東南アジアのストリート・チルドレンの悲壮さはここには微塵も無い…のだろう・きっと…。

世界の子供達が等しく学校に通え、日々の食事に飢えることのない世界が来るように…おやすみなさい。

…ＺＺＺＺＺＺＺＺ、むにゃむにゃ…もう飲めね〜よ…。

この旅行記へのコメント （4）

• だいちゃんさん 2008/01/28 08:19:44

  ★癒されま〜す♪

  　pianoさん、おはようございます！
  
  　透明度の高い「サイパン」の海の中･･･チムさんのコメントの通り、目に優しい”ブルー”ですね！
  
  　ｂｙ　だいちゃん

  pianoさん からの返信 2008/01/29 10:06:17

  ここの海だと

  釣り糸垂れていたら、食いつく魚が見えてくるかも…。
  
  フィッシング・ボートも出ているのでポイントによってはＧＴみたいな大物が釣れるのかな？？
  
  釣るのより食べるのが大好きなＰｉａｎｏ。
  
  では、良い旅を。

• チムさん 2008/01/27 13:09:06

  優しいブルー

  PCで見ていても目が疲れない、本当に優しいブルーですね。
  本当にPianoさん羨ましい。
  写真コメント待ってます。

  pianoさん からの返信 2008/01/29 10:03:13

  マリアナ・ブルー

  の中に身を置くと、時折水の存在を忘れていまいそうになります、器材を外して天空を自由に舞う天使（誰が天使じゃ…。）になれそう…。
  
  癖になりそうな海、サイパン。
  
  日本から３時間半の天国（本当の天国は行けそうもないけど、ここなら日頃の行いの悪さは審判されないから大丈夫、エヘへ…。）
  
  では、良い旅を。