2007/12/16 - 2008/01/13
232位(同エリア399件中)
ayanさん
クラクフから電車やバスで1時間強でアウシュビッツ(ポーランド語ではオシフィエンチムOświęncim)に到着です。説明はいりませんよね。ナチスが生み出した巨大殺戮キャンプがある場所です。
この日は電車でオシフィエンチムまで行き、そこからローカルバスで博物館へ。電車は往復で22zł、バスは片道2.20zł。
クラクフの駅はホームから離れたところに切符売り場があります。位置的には、”駅本体”というよりは、そこを出ていったん広場に出た左側です。窓口が両側に各10列ほど並んでいて、インフォメできいたところオシフィエンチム行きのはどちらでも購入可、だそうです。(ちなみに左右の窓口にどういう違いがあるのかわかりませんでしたが、ワルシャワ行きの指定券を取りに行ったときは広場側の入り口から見て奥側の窓口に行くよう言われました)
バスは運転手さんから切符を買います。2つ目のバス停が博物館前です。放送も何もないので覚えておいた方が便利です!私を含め乗っていた観光客は全員そこで降りるとは気付かず、わたしの隣のおじさんが親切に教えてくださって乗り過ごすことなくすみました。それにしても、運転手さんから切符を買ったんだから、運転手さんから一声あってもいいのに・・・ねぇ?
バス停を降りてから、進行方向20メートル位あるくと、フェンスに小さい看板があります。そこを右折すると、左側前方に博物館の駐車場と建物が見えてきます。
建物の中に入ると、まず左側の壁に各国語(日本語はナシ)で説明兼注意書きが。その中で気になったのが「一部の展示やビデオには悲惨なものが含まれるため○歳以下の子供(何歳かは忘れた)は避けたほうがいい」「個人見学者はツアー出回ることをお薦めする」という記述。
どうしようか迷ったけれど、結局一人で回ることにしました。展示には説明書きがあると聞いていたので、完全に理解できない英語ガイドについて回るよりいいと思ったのと、ツアーだと的確な情報が得られるかもしれないけれど、解説を聞くのがメインになって、肝心の展示を自分の頭で考え心で感じながら見学することができないと思ったからです。
実際、見学中にいくつものツアーグループに抜かされました。恐らくビルケナウ(第二アウシュビッツ)まで回るためだと思うけれど、みんな急ぎ足で回っている様子でした。じっくり見学したい方は、個人で回られることをわたしはおすすめします。
インフォメ&ツアー予約窓口の横に小さな売店窓口があり、そこで簡単なパンフレットを購入しました。(3zł)これは日本語もあります。白黒ですが、強制収容所の解説が過不足なく書かれていました。
そのパンフレットを持って、いざ見学を始めました。
※デジカメの画面が壊れていたので残念ながらうまく撮れていない写真ばかりです。すみません〜(´m`)
*作成中・後日コメント追加します
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建物を出ると広がるのはこの景色です。
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出てすぐ、右手に案内図が立っています。
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ARBEIT MACHT FREI「働けば自由になる」
ARBEIT の B が上下逆になっているというのはあまりにも有名。 -
これは2回目に行ったときです。
きれいな冬晴れでした。 -
なんて言ったらいいのかわからないけれど、わたしが感じたままを素直に話すと、この日私がみたのは”きれいな景色”なんです。
青空の下、うっすらと雪が積もっていて、土色の建物がよく映えていました。だって今はどう考えても平和じゃないですか。悪臭も死体もないんです。罵声も銃声もしないんです。歩いているのは毎日好きな服を着て、好きなことをして、好きなものを食べて、昨日はああだったとか、明日は何をしたいとか、何不自由なく生きられている私たちなんです。パンフレットとカメラを持って、前を向いて堂々と歩いているんです。
半世紀前にここがあんなだったなんて、頭ではわかっても、まったく実感できなかった。収容所とは分かっていても、今流れている平和な空気しか感じられませんでした。
でも逆に言えば今の状況がまざまざと心に浮かんだのは、当時の悲劇を知ってのことなのかな、と今考えれば思います。 -
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これは門の横に建つ警備室です。
”警備”という言葉の使い方が絶対間違っています。 -
門をくぐるときふと右側に顔を向けました。
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陽の加減によって変わる建物
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囚人棟の内部は改装され、展示品が並ぶ博物館となっています。その建物のひとつの窓から外を覗いてみました。
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これが劇薬・チクロンBが入っていた空き缶。この薬をガス室の天井の穴から注入したということを今回初めて知りました。
※写真やビデオ撮影をして見学している人もいますが、展示のある館内は写真撮影禁止です。(建物の外に禁止マークが立っていました)この時はそのことを知らずに写してしまいました。 -
建物の窓から
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これは10号棟と11号棟の間にある、死の壁です。
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10号棟と11号棟の窓は黒い板で覆われています。
どうしてだか分かりますか? -
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チクロンBや囚人の持参品などが保管されていた倉庫
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ユダヤ人の殉難な歴史が展示されている27号棟
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建物の前にある、鉄棒のようなものが何のために存在したかわかりますか?
わたしは何気なく素通りしてしまうところでした。後ろに貼ってある解説には、集団絞首の刑に処された人々のことが説明されていました。 -
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あちこちに建つ監視小屋。
そして「危険」の看板。 -
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ガス室&焼却炉跡
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その跡地の横にあるここで、戦後、連合軍によって元収容所所長の死刑が執行されたそうです。
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焼却炉の窓から暗い内部を覗きました。
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ガス室の入り口
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意外に小さい門でした。ここを、毎朝毎晩、整列させられて行進させられ続けた人々の気持ちは私にはそう簡単には想像できません。
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何気なく触ってしまいましたが、よく考えたら、その当時は電流が流れていたんですよね。
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インフォメーションセンター(博物館の出入り口の建物)
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この旅行記へのコメント (14)
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- エフエムさん 2008/02/24 13:16:31
- シンドラーのリスト
- ayanさん
こんにちは。
昨晩はNHK BSでシンドラーのリストをやっていました。ひさし振りに観ましたが、今回はその重たさを感じました。実感などと言える立場ではないですが、まさに今起こっている問題のように伝わってきました。
この映画、1993年発表だったんですね。それから15年・・・。
その15年に、たった「4」をかけると60年・・・。
たった60年前の出来事なんですよね。
ちょっとしたことによって、これからも起こりうる出来事だと思いました。
恐ろしいですね・・・。
エフエム
- ayanさん からの返信 2008/02/25 00:35:06
- RE: シンドラーのリスト
- 15年も前に制作されたものだったんですね・・・。わたしはまだチビッコでした。でも今みても新鮮というか、古くなった感じがしないのは現実だったことを取り上げているからですよね、きっと。
15年というと、わたしにはかなり昔のことに感じますが、でもあっという間だったといえばそれもそう思います。そう考えると60年も大して前ではありませんね。自分とは切り離された”過去”の出来事としか感じられませんでしたが、少しだけ、自分にもつながっていることとして思える気がします。今は映画の話でそう思いましたが、やっぱり実際にポーランドまで行ったことが大きいんだと思います。ショックも大きかったですが、旅行してよかったと思っています。
- エフエムさん からの返信 2008/02/25 19:52:19
- RE: シンドラーのリスト
- ayanさん、こんばんは。
「15年」がかなり昔のことに感じるのは、きっとayanさんが現在お若い年齢だからですよ(うらやましい・・・)。
私も若い頃は10年・15年なんて、そうとうに過去に感じていました。50年、60年前のことは歴史の教科書の中の世界って感じでしたから。
私の場合だと15年前っていったら、もう結婚していたし、当然社会人で、かつ、転職もして2つ目の会社に入った年だったりしていたので、子供から大人への変化に比べると昔に感じないんですよね〜。あ〜いやだいやだ。
なので、若い頃にこのような衝撃的な事実と向き合うことをしてこなかった自分としては、ayanさんのようにお若いのにしっかりと過去の悲しい遺産を記憶に留めておける機会を持てる方を尊敬します。
今からでも私も悲劇の歴史について、自分の少ない経験や知識をもとに、他の方々に伝えられたらいいなと思っています。
エフエム
- ayanさん からの返信 2008/02/26 22:19:18
- RE: RE: シンドラーのリスト
- ということは、エフエムさんは人生の大先輩ですね!世代の違う方のご意見を聞く機会はほとんどないので、私にとって貴重です。改めてどうもありがとうございます!!
尊敬だなんて、やめてください〜!好奇心だけは旺盛なので、いろんなことに興味がありすぎてむしろ困っているんです!(→д←)人生は時間もお金も体力も限られているというのに、行っておきたいところはこんなにもたくさん・・・・・あー全てが5倍になる装置がほしいです(笑)
次のご予定はお決まりですか?わたしは友人と近場に行く話などもちらほらあり、まだ決めかねています。もしどこかオススメがあれば(今のうちに行っておいた方がいいと思われるところなど)ぜひおしえてください☆
- エフエムさん からの返信 2008/02/29 01:25:52
- こちらこそ・・・
- 人生の先輩だなんて恥ずかしい限りです。
私のほうこそ、お若いかたと接点を持つ機会が少なくなってきているので、感謝しております。
好奇心が大事だと思いますよ。やりたいことがあれば、そのための手段を考えるようになり、必然的にお金や時間を工面する必要が生まれ・・・というように、あれこれ考えることが大切だと思います。やっぱりそれには目指すもの、原動力が要ります。それが好奇心だと思います。これからも好奇心を生かして行ってくださいね。
次の予定は・・・実はまだ何も考えられないんですよね〜。今回のポーランド旅行も経済的にはかなりキツい状態になることを覚悟の上で行ったのですが、やっぱり案の定キツい状態になりました(苦笑)。なので、資金がたまったら行きたいと思います。この前が寒い土地への旅行だったので、次は暖かいところがいいなぁと思います。
今のうちに行くべきところですか・・・。これも既に話題にのぼっておりますが、やっぱり発展途上中の国が面白いですね。観光地化されてしまったところは世界どこに行っても同じ空気に感じてしまうので、そうなる前に見ておけるのは貴重だと思います。治安の問題が大きいですが女性の一人旅に適するかどうかや交通の便などの障害もあるので、短期観光旅行として楽しめるバランスのよい国を選ぶべきとは思います。私としては、東欧はもちろんですが、東南アジアの「まだこれから」という国にも魅力を感じています。「ラオスなんかいいなぁ」と密かに狙っているんですけどね。まだあまり調べていないんですが。
- ayanさん からの返信 2008/03/02 14:21:35
- 同じく金欠です
- わたしも中欧4週間でウン十万円が消えていったのでしばらくは自粛の日々です・・・。今回中欧をちょっと見てみてさらに東欧&ロシアにも興味が湧いたんですが、いろいろお話を聞く限りもっと後回しにしようと思っていて(笑)、あとは残っている地域ということで必然的に北欧があがるんですが、冬という時期と物価の高さを考えると厳しそうで・・・>_<
暖かいところ、いいですね〜!観光するには暖かいところがいいですが、南の島とかリゾート系はあまりなじめないので、そうなるとやっぱり東南アジア?中東??中南米???いきたいところばかりですがどこも一人旅には敷居が高いです。。エフエムさんがおっしゃるように短期というのもありですね。たまには友人と連れ立っていくのもいいかなぁと思います。ラオスですか〜東南アジアもヨーロッパの植民地時代の名残があったりして、楽しい街歩きができそうですね!!わたしは、ちょうど他のトラベラーさんの旅行記で食べ物がおいしそうだったので、ポルトガル領だったマカオが気になっていたところです・・・☆
- エフエムさん からの返信 2008/03/04 21:37:27
- マカオ
- マカオはポルトガル領時代の確か1990年頃に香港とセットで行きました。そのときに既にカジノはあった気がしますが、まだまだ街はあまりきれいではなく、その印象が未だにあります。でも久々に現在のマカオの写真を見てビックリ。そのキレイさに、とてもマカオと思えませんでした。そりゃそうですよね、もう18年くらい経つんですから・・・。マカオでは騙された経験があり、その憤慨感と恐さの記憶が強くってなかなか自分としては候補にあげられません。でも、現在は変わったってわけですよね。
というわけでマカオ、オススメですね。観光客はかなり多くなってきているそうですが。なんかマカオの格安航空会社(LCC)も直行チャーター便だったと思いますが、成田にも入ってきているそうですし、行きやすくなりましたね。
- ayanさん からの返信 2008/03/05 23:45:05
- RE: マカオ
- そうだったんですね。嫌なことがあるとなかなかもう一度!という気分にはなりませんよね。しかも、今さら気付きましたが、マカオはカジノがメイン(?)の国なんでしょうか?街歩きが好きな自分にはもしかしたら場違いかもしれないことに気が付きました・・・。モナコに日帰りで行ってみたことがあるんですが、街を少し見学しただけで終わってしまいましたし・・・。
そのうちにぜひマカオの旅行記もアップしてください♪(もしやその頃も写真ではなくてビデオ撮影がメインでしたか??笑)
- エフエムさん からの返信 2008/03/06 21:36:45
- マカオ
- 確定申告の準備に行こうと思いましたが、もう一つお返事を頂いていたのでコレをお送りしてからにします。
私が行ったときは、マカオはカジノと、ちょっとだけ教会のあとが残っていたりして少々観光、って感じでした。でも今は街がすんごくキレイになってネオンやライトアップとかも派手で楽しめるようですし、観光の要素が強くなったのではないでしょうか。ちなみに私が訪問した18年前には、香港から日帰りで行ってくる人が多かったですが(私もそうでした)、今はマカオに宿泊する人も増えたんでしょうね。
マカオの写真は・・・あると思います。むかーしのアルバムを引っ張り出せば。その頃はまだまだビデオを持っておりませんでしたから(~~)
では、いざ確定申告作業へ!!
- ayanさん からの返信 2008/03/07 15:48:08
- RE: マカオ
- 毎晩遅くまでおつかれさまです!!!
マカオって実は派手な場所なんですね〜特にぱっとしたイメージがなかったので、意外です。
行ってみたい場所はたくさんあるけれど、時間もお金も限りがあるので、、、次の旅行はもっとよく考えてみなければと思っています!
ではマカオ旅行記、楽しみにしています☆でもまずは確定申告ですね…*_*
- エフエムさん からの返信 2008/03/07 23:45:10
- マカオ
- ayanさん、こんばんは。
僕が行ったときは全然「色のない街」って感じでした。香港がきらびやかだったから余計そう見えたんですが、治安も香港に比べて全然よくないし、街は汚いし、全部とはいえないけど良いところなしって印象でした。近いのに、イギリス領とポルトガル領というだけでこんなに違うのかと。領土の問題だけではないでしょうけど。
で、今は旅行のパンフレットなんか見ると香港顔負けのネオンが載っていて、変わったんだなぁと思いました(といっても全然それ以上調べていない・・・。)
ちょっと行ってみたい気になっております。
エフエム
- ayanさん からの返信 2008/03/09 12:16:55
- RE: マカオ
- 「色のない街」ってきいて、アウシュビッツを思い出しました。変な例えかもしれませんが、水墨画のように単色の濃淡だけで描ける場所でしたよね。
そして単色といえば、一面雪景色だったワルシャワも思い出します!それはそれで美しくて好きな景色なんですが、青空と花のある風景を想像すると、やっぱり夏のヨーロッパにもたまには行きたいなぁと思ってしまいます・・・!!!
・・・ということで、これから4traサーフィンをしてバーチャル旅行してきます☆笑
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- worldspanさん 2008/02/03 11:58:34
- 映画で
- 「戦場のピアニスト」をご存知ですか?
アカデミー賞やカンヌ映画祭で賞を獲得した映画で、ユダヤ系ポーランド人ピアニスト、シュピルマンを描いた映画で、この映画を見ると改めてポーランドでの悲しい歴史、そしてアウシュビッツを感じることができます。さすがの自分もこの映画を見て悲しくなってしまいました。。
ではでは。
http://www.tsutaya.co.jp/item/movie/view_v.zhtml?pdid=10026951
- ayanさん からの返信 2008/02/03 15:05:10
- RE: 映画で
- 戦場のピアニストも見ました。最後にシュピルマンが破壊尽くされた街に這い出て行きますよね、あのシーンが強く印象に残っていて、ワルシャワに興味をもったんです。街をあそこまで復活させたワルシャワの人々の努力に頭が下がります。
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