1962/01/03 - 1962/01/03
945位(同エリア989件中)
ソフィさん
1962年1月3日（水）
昨晩は23時を過ぎてセビリアに到着し、駅前に立っている胡散臭い客引きのお兄さんにホテル案内を頼んだところ、案のほか親切なのでびっくりした。
決めたホテルは、駅から遠くないローマ･ホテル。
一泊70ペセタ（420円）。
「ここは安くて美味しいよ」
と、近くのレストランまで教えてくれる。
聞くところによれば、今セビリアは洪水で大騒ぎらしい。
町の一部では、屋根まで水に浸かった家があると言う。
ここに来るまでも、線路すれすれまで水が着ている箇所があった。
セビリアは、コルドバよりグアダルキビール川の河口に近く、大西洋に向かっての玄関口である。
それだけコルドバと同じく、あるいは以上に文化の流れが激しく、歴史に揉まれたに違いない。
早朝は紺碧の空で快晴と思えば、朝食後には夕立のように激しい驟雨がやってきて、荒れ模様である。
この空模様は、中緯度のヨーロッパではなく、南国のものだ。
大通りには、オレンジがたわわに実った並木が、長々と続いている。
そして、空にとどくほど背の高い椰子の木が、町の活性を象徴している。
なんとそれが1月の初めなのだ。
この明るいムードは、今まで訪問したヨーロッパの、どこにもなかったものである。
PR
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか？
サイト共通ガイドライン（利用上のお願い）報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ソフィさんの関連旅行記
セビリア(スペイン) の人気ホテル
フォートラベル公式LINE＠
おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします！
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。
＼その他の公式SNSはこちら／
0
0