2008/01/03 - 2008/01/04
147位(同エリア206件中)
たかぎさん
ベトナム最終日。
夜の8時30の飛行機でハノイからホーチミンへ戻らないといけない。
空港までの移動時間や搭乗手続きを考えると6時過ぎ位までの時間。
シンカフェやAPTトラベルでは「危険です」とか「無理だと思います」と断られたが、無名のプリンスカフェでは「のー・ぶろぶれむ」とのこと。
それに賭けて申し込み。
これが思わぬ・・・ ・・・。
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朝7時、今日も快晴。いい天気です。
スポーツホテルのベランダから -
スポーツホテルの中。
昨日分で少し書いたように、無料のPCが三台。
階段は奥の階段。 -
やはりスポーツホテルの内部。
この見えている4m程しか建物の幅がない。
奥行きは30mくらいある鰻の寝床。
三箇所泊まったホテルでここが一番よかった。 -
朝食は無料メニューからフォー・ボーにした。
昨日は注文を聞くと奥の調理場で作り始めたのが、今日は外に出て行く。
いぶかしく思ったら、なんのことはない、そこら中にあるフォー屋さんから買って来るシステム。
フォー・ボーは牛肉入りの細いうどんのようなもの。
出しがさっぱりしていてとてもおいしい。
付いてきたすだちのような柑橘類を入れるとまたおいしい。 -
フロントでチェックアウト。
スタッフも感じがよかった。
プリンスカフェの迎えのバスの時間は7時50分。
今まではだいたい10分から20分遅れて来たので、韓国から一人で来たという女の子と話していると、「さっきからパヒューム・パゴタへ行く人を探しているみたい」
そう告げられてあわてて外へ出てミニバスに乗り込む。 -
ここで乗り込んだ客でミニバスは満員となりました。
プリンスカフェツアーは日本のガイドブックに掲載されてないせいか、日本人は僕だけです。 -
昨日と同じように南へ向かう高速道路を走ります。
そして昨日と同じ所でトイレ休憩。 -
街路樹がバナナ。
5mほどの道幅ですがねかなりのスピードで走ります。 -
通行料なのか入場料なのか。
ミニバスも停車してお金を払っています。 -
ここでバスを降ります。
15分ほどの休憩。
左に写っている白い服と白い帽子のとっつぁんはカナダから来た夫婦。
「萩と小郡、仙台に行ったことがあるよ」、だって。
よく聞くと観光ではなくて、なんかの技師。そのなんかは語学力不足で分からずじまい。 -
添乗員のあんちゃんとお茶。
彼は名前をティン・ヴァン・ナムという。
日本語は「こんにちは」と「ありがと」だけ。
せっかく互いに自己紹介したのに、彼からはこの後「ミスターコンニチハ」とずっと呼ばれる。 -
休憩所はちょっとしたお土産店にもなっている。
お土産には興味が湧かなかったけれど、壁にかけてあったこのベトナムの日めくりカレンダー。
ベトナム語の他に漢字で旧暦や十干十二支が出ている。
無性に欲しくなり2万ドン(約140円)で売ってもらう。
今は自宅にかけてあります。 -
これから乗る小舟は昨日のタムコックのより一回り大きい。
女性の漕ぎ手と乗客が4人から5人です。
僕が乗った舟にはホーチミンからのベトナム人観光客とその親戚(あとでボートピープルと分かった)の男性二人。
オランダ人の文句の多いおばはん、それと添乗員のナム。 -
規約や料金表のようです。
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出発です。
ここの川幅は広い。 -
川岸には蓮のような花が。
ベトナム航空のシンボルマークもこの花から取ったのかな。 -
途中で検札所のようなところがある。
スーツを着て写っているのはホーチミンから観光で来たベトナムのおっさん。
バナナやお餅、お菓子を袋にたくさん入れていて「食べろ、食べろ」、たぶんベトナム語でそう勧めてくれた。 -
こんなのどかな景色の中を小舟はゆったりと進みます。
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約一時間で到着。
小さな売店兼軽食屋さんが並びます。 -
いろんな芋や玉子、とうもろこし、ちまきなどを蒸して売っています。
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ちょっと急な坂。
参拝者が多いのか、階段工事中。 -
一時間半かけて自力で山登りするか、それか約10分のこのロープウェイを使用するか。
僕は情けないけれどロープウェイ。往復6万ドンは約420円。 -
ロープウェイは6人乗り。
出発すると眼下に山道が見えて健脚な、あるいは金のない、もしくは健康的な欧米人やアジア人、地元の人がえっさえっさ歩いて登っているのが見えます。 -
ここが香寺パヒューム・パゴタの祠。
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「なむあみだん・なむあみだん」と地元の人達がお経を唱える。
お供え物は果物・食べ物・お金など。
日本とそんなに変わりませんね。 -
祠の一番奥。
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木魚と鉦。
木魚のモチーフは魚のようにも龍のようにも見えます。 -
帰りのロープウェイ。
ここのロープウェイはずっと動いているのではなく、人がある程度集まってから動かすようです。 -
ロープウェイで戻ったところで昼食。
時間は午後1時半過ぎ。
ごはんにおかずが8種類で食べ放題。
まずまずおいしい。 -
食べながら周りの人と話す。
ホーチミンからのおっさんの連れはアメリカのヒューストン在住の米国市民権を持ったベトナム人。
彼はボートピープルで6歳で南シナ海を親と漂っていて救助されたらしい。
ボートに乗る前の仲間、違うボートに乗った仲間はほとんど死んだらしい。
カナダからの夫婦やオーストラリアからの女の子二人連れと共に神妙に聞く。 -
食事の後はみなさんトイレ。
ベトナムの水洗トイレ。
どう使用するかというと・・・。 -
トイレの外にこんな大きな鉄の桶、その中に水とビニールのピッチャーのようなもの。
それに水を汲んでトイレに入り、用を足して水で流す。
そんな手動式水洗トイレです。 -
ここが香寺の本体のようです。
なんかおまけみたいな扱いで、食後の休憩に行きたい人は勝手にどうぞ、そんな感じでした。 -
ご本尊でしょうか。
キンキラキンで眩しい。 -
小舟乗り場へ戻ってきました。
時間は3時前です。 -
静かにゆったりと進む小舟。
しかし静寂を妨げるエンジン音。中には韓国からの団体さん。
「あんにょんはせよう」、そう呼びかけると
「アンニョン・ハセヨー」「○△■◎」と手を振り、帽子を取り口々に挨拶してくる。
エンジンボートが遠ざかると静寂が戻る。
真昼間でこんなに明るく綺麗な景色。
なのに音は櫂で小舟を漕ぐ音と、舳先が水を切る音のみ。
その荘厳さにかなり感動する。
ハロン湾もよかったけれど、この瞬間が一番だ。
そう感じた。
その動画 ↓
http://f.flvmaker.com/decowaku.swf?id=P2xcPpC7XhMULHK_GXIJNlqx2ByJyosN7NOmVQY2hkgiCePTKAlFQs&logoFlg=Y -
至福のひと時が終わり、ミニバスが待っている所に戻ってきました。
河岸には変わった木が植えられています。 -
漕いでくれた女の子、またはおばさんはここで漕ぎ賃を貰って・・・。
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自転車で近隣の自宅に帰るようです。
櫂は自前みたい。 -
帰りのミニバスは割と順調に戻っていたら、ハノイの細い道で大渋滞。
しかも渋滞で前の車がオーバーヒート。車からもうもうと煙が上がったので「テロか」
なんて感じで車内は色めき立ちました。
ベトナムスイーツの店で甘いものが食べたいので、まだ動かないミニバスから降りて、大通りでタクシーを拾います。
タクシーの時計で6時13分。 -
店の住所に着いたら休業日なのか潰れたのか・・・。
せっかく飛行機の時間ギリギリを挑戦したらこう。
でも旅も人生も得てしてこんなもんです。 -
別のタクシーをまた拾ってハノイ・ノイバイ空港に到着。
時間は7時半。
やはりリコンファームしていないホーチミンの国内線の出発時間は8時半。
なんとか搭乗券を無事に手にすることができました。 -
ハノイ〜ホーチミン国内線の機内食。
パスタなので今回の機内食では一番ましだった。
機種はボーイング777-200. -
定刻の10時半にホーチミン到着。
国内線ターミナルから徒歩で国際線ターミナルへ。
前方に見えているのが国際線ターミナル。
写真を撮った建物内が国内線ターミナル。
移動時間はゆっくり歩いて5分位。(建物内の移動も含めて)
ホーチミン〜名古屋は出発が0時35分。
行きほど空いてはなかったけれど3人掛けシートに二人だったので離陸後すぐに熟睡。
朝7時45分に中部国際空港着。
ぱっと帰宅してさっとシャワーを浴び、どたどたと初出勤。
ベトナムの旅は印象に残るいい旅だった。
そして食事のおいしさ。機内食が不味く感じるのも普通の食事がおいし過ぎるから。
そこらの屋台に毛が生えたような、プラスチックの容器で出てくる百円から数百円程度のものがすんごくおいしい。
ぜひぜひ再訪したい国となりました。
おしまい。
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この旅行記へのコメント (2)
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- おむさん 2008/04/06 17:06:19
- お邪魔します!
- 実をいうとベトナム旅行前にもいろいろタムコックなどの情報収集をしていてこちらのベトナム旅行記は何度か拝見させてもらってました(足跡でばれてましたかね?(>▽<; )
今回じっくりベトナム旅行記最初から最後までじっくり楽しく余韻にひたりながら読ませてもらいました。
といっても不二さんは私のいってない所もたくさん訪問されたようで
とても興味深く読ませてもらいました。
私も次またベトナムに行くならホーチミンとかクチとかも訪問したいです。
ではまたお邪魔させてもらいます。
- たかぎさん からの返信 2008/04/06 21:56:44
- どうもです。
- そうでしたか!
参考にしてくれるなんて旅ブログ冥利に尽きます。ありがとう。
スペインも共通ですね。僕の時はおむさんの写真にある、奇抜で素敵な水道局はまだ建ってなかったような気がします。
それはそうとおむさんの文章、とってもいいですね。
快活で好きです。なんか言葉が元気よく飛び跳ねているようで。
今後もぜひぜひよろしくです。
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