2007/12/20 - 2007/12/20
171位(同エリア218件中)
Kazさん
旅に出ると本当毎日がすごく濃厚。日常生活から抜け出して違う世界に足を踏み入れちゃうんだからいろいろなことが起こる。ちょっとした出来事でもすごく新鮮で喜びとか悲しみとかすべての感情が増幅されていく。
ラオスの独特の空気感にさっそく侵されちゃって自分の心のありようの変化に気づいた時すでにおそし。どんどん深みにはまっていきそうな勢いだ!!
ラオスマジックにかかっちゃたおれが翌朝おとずれたのは....
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- チャイナエアライン
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-
− 健康的な暮らしがしたいなら都会より田舎?−
翌朝、カブの「ブーッ、ブーッ」というクラクションがうるさくて目が覚める。
時計で時間を確認するとまだ6時すぎといったところ。
そして、ホテルの部屋から外を見てみる。
かなりの数のカブとそれに比べるとかなり少数の車(車は裕福層の象徴)が行きかってて
昨日の夜に比べてかなりの交通量で、かなりの人の姿が。(といってもたいした数じゃないが)
こんなに朝早いのにえらいにぎやかだな。
さすがメインストリート沿い!!
そういえばケアーが昨日ラオスじゃみんな朝早く起きて夜早く寝るって言ってたな。
理由はやっぱりというか夜遊び(酒をメインにしている店が数えるほどしかない、ほかの娯楽は皆無)する場所があまりないため。
もしくは仕事が始まるのが朝早いから。
以前にもふれたけどほんとラオスじゃおしゃれな店も遊ぶ場所もない。
こうもいろいろとないないずくしだから人々の暮らしはシンプルで、
早寝早起きで
なおかつ健康的ライフスタイルなんだろう。 -
− サン・アルン ホテル −
今回の滞在ホテルはケアーの親戚のおじさんが経営している、サン・アルンをあらかじめ予約しておいてもらった。
パクセで一番にぎやかなストリート沿いにあり、(13号線)
近くに旅行会社、インターネットカフェ、銀行、そしてレストランなどもあり立地は最高。
なによりもよかったのは部屋が真新しくてきれいなことだね。
といっても一度でもこのストリートをみれば日本人ならほとんどのひとが
「ド田舎じゃん」
と言いそう(汗)。
なんたって道の真ん中にセンターラインが引かれてないし....
信号にいたってはこの道沿いに二箇所しか設置されていなかったから、本当に!!!
− 面白いエピソード −
早朝や夜遅くにフロント係のにーちゃんがフロントデスクで仮眠をとっている。
こっちが呼ぶまで全然客が来ることとおかまいなしに寝っちゃってて、
ケアーが俺を呼びに来た時、ケアー本気であきれてた(笑)。
あまりのヤル気のなさに馬鹿ウケ、
こんなこと日本のホテルじゃ間違いなくありえないよ。
でもね、このあくせくした感じがしないとこ嫌いじゃないかな。
この国じゃ、みんな日本よりも何倍もメローなリズムで暮らしているわけだし
これでいいんだよ、きっと。
P.S. ケアーの親父さんのホテルも今現在、建設中です。今年中にはオープンするとのことだからその時はまた紹介します。 -
− 調味料のいれすぎに注意!! −
昨日ホテルに帰ってきたのは12時半くらいで寝たのは2時くらいだったかな。
五時間しか寝てない、
しかもタイに滞在した数日も連日五時間以下しか睡眠をとっていない。
なのになぜか寝起きの気分は最高!
不思議だ、
これが日常生活でも続けばいいのだが....
7時にケアーが迎えに来てホテルの近くにあるヌードルショップで朝食をとることに。
朝からそんな重いもん食べるのか?とびっくりしたけどラオスじゃ普通みたい。
まだ7時過ぎなのにこのお店はけっこう人気らしく人がいっぱい。
メニューはケアーに任せて席に着くと塩、コショウ、砂糖、刻み唐辛子のボックス、そしてチリソースが。
これらの調味料を好みに合わせて足していくというのはベトナム料理のフォーにそっくり。
運ばれてきたのはカオピヤという麺でさっぱりとしたスープにお肉がいっぱいの食欲をそそる一品。
これにフォーを食べる時みたく大量の刻み唐辛子を入れて食べてみる。
これにはケアーも唖然!!
結果はというとこのスープに過剰な辛味はミスマッチかなというのが正直な感想....
味をみながら少しずつ足していけばよかった(苦笑)。 -
− フランスパンのサンドウィッチ屋台 −
フランス植民地時代の名残りかフランスパンのサンドイッチが売られている。
ラオス語でカオチーパテー。
中の具は青パパイヤとにんじんのせんぎり、ペースト状にしたレバー、細かくきった豚肉、ねぎ、チリソースなどから好きなものをチョイス。
チョイスに困ったら定番のバーターだけってのもありかもね。 -
- Back Street in Pakse -
メインロードの13号線から一歩はずれると車も人も少なくのんびりした雰囲気がただよっている。
ゆったりしていて本当に居心地のいい町。
何もかもが何か日本ともハワイとも違う、
だから今は何もかもが新鮮で楽しくてしかたがない!!
だけど、きっとずーっとここに住むとなると刺激がほしくなってどこか外の世界を求めるようになるんだろうな〜。 -
− ラオスコーヒー −
パクセーから車で南に一時間くらいの所にあるパクソンという町はコーヒーの生産地として知られていて、
そこのコーヒーの豆や粉をメインロードである13号線の道沿いで売られている。
この日記を読んでくれた方は、味はどうなの?
って、思ってるかもしれないね。
実はかなり美味、
本当です!
保障します!!
写真の店では腸詰ソーセージの姿も....
食べなかったので味について何も語れないけど興味のある方はぜひ挑戦してみては!? -
- Ask myself -
旅に出るとやらきゃいけないことから解放され時間はいくらでもあるから自然と自分と向き合う時間が多くなる。
世界にはさまざまなタレントを持った人がいて、
別にそれは著名人のことだけを言ってんじゃなくて、
身近にもたくさんいていつもそのような人から何かを学びたいって考えてるんだ。
なぜかって?
それは光り輝く人から学ぶことは、人生ってものを切り開く上で彼らから学んだことがきっと活きてくると思うし、人間の成長には欠かせないものだと思うから。
でも思うんだ、じゃあ自分の個性ってなんなのって.....
何かこれだけは誰にも負けないというか、
自分自身のスタイルを確立したいって強く思うよ.......
ここ最近。 -
−国際人−
朝食をとった後、ケアーの家へ。彼女の家族と親父さんの部下の方数人といっしょに中華様式のお寺に参るためおそなえ物の準備のお手伝い。
思わず聞いてしまった......
「なぜラオスで中国のお寺に行くんだ?」
「そりゃ私のお父さんの家系が中国の血を引いてるからだよ。私はラオス人と中国人のハーフなんだ。」
ラオスはタイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、中国と国境を接しているからハーフのひとも多いみたい。昨日一緒に焼肉屋で飲んだイェンもミャンマー人と中国人のハーフだしね。
日常的に他国の文化や物の考えにふれる環境にいるからだろうか、ラオス人って外国人に対して変な壁がなくすごくフレンドリーな人が多いな。 -
−尊重−
で、何がいいたいかって日本の社会って、閉鎖的だよね。
いろいろな個性があっていいと思うのになんか...
自分達とは違うスタイル、物の考え方がなかなか受け入れられないっていうか、
周りと違ってたら排除されるっていうか、
没個性で型にとりあえずはまってりゃいいんだって感じがするよ。
俺が思うになんかそれってもったいないよね。
世界には万と創造性に満ち溢れた
個性的な人々がいて、
文化や考え方があり、
それに触れているだけですごくワクワクするし、ああこうゆうのもありだなってすごく心を揺れ動かされるのになって。
それによって自分自身どんなふうに変化が起こるなんてまったく想像できないし、
それはお金では買うことのできない自分自身の大きな財産、
もしかしてたまたま会った人が自分に何かとてつもないエネルギーをくれるかもしれないし、人に何か与えれば必ず何か返ってくると思うんだよね。
異質な物を排除するのではなく尊重して、
これからももっともっといろいろな世界を見てそれに触れていければなってあらためて考えちゃった。 -
− お寺参り −
日本でお寺に日常的に
しかも家族そろって
参ってる人はどれくらいいるのだろうか?
少なくとも俺は何か特別なことがでもないかぎり(法事など)
家族とお寺に行った記憶がない。
しかも、俺が最後に日本で寺に参ったのいつだったけ?
たしか三年前の大晦日だったような...
除夜の鐘をならしにいくあれね、
って全然日本に帰っても寺にいってないね〜俺。
そんな俺がラオスで観光じゃなくて参るというカタチでお寺にいくことになるとは....
しかも世界文化遺産の寺じゃなくそこらへんのチャイニーズテンプルに! -
− 現地に触れる旅 −
でも、
行く先が世界文化遺産の観光ではなく
そこらへんのチャイニーズテンプルで現地の人と一緒にお参りする、
そのほうが俺にとってはよっぽど魅力的だった。
そもそも遺跡の観光ももちろん魅力的だけど、
人に会って自分の知らないその人の世界を観せてもらうことのほうがよっぽど興味があるから。
- What do I want? -
あの人が身につけているからとか
ここでしか手に入らないとか
有名だからとか
みんなが行ってるからとかそんなことどうでもいい
俺にとって大事なこと
それは今俺が一番やりたい事を追い続けること
自分の中で大事な物に対して妥協なんて絶対したくない
たとえその選択に失敗はあっても
後悔なんて絶対したくないから -
- Prayer -
日本でもお寺に参るときはお供え物を持って行くと思うけど
ここパクセーのとあるチャイニーズテンプルに、ケアー一家が持って行ったお供え物のバリエーションはマジですごい。
これらのお供え物を仏壇の周りにケアーの家族と一緒に並べていったわけだけど
何がすごいかって?
まずお酒、お菓子、そして果物でしょ
ここらあたりは日本でも定番だけど
鶏の丸焼き、ゆで卵にもち米のカオニャオ
この写真の俺が持ってる紙製の飾り物
にせ物の花々
そして極めつけは子豚の丸焼きを用意していたこと
しかも二頭も!!!!豚の丸焼きは日本じゃ絶対にありえんね〜。
線香も日本のみたいに細くて短いやつじゃなくて長くて太いまるでアジアン雑貨の店においてありそうなやつで
蝋燭も大根みたいに太っちょ、
いや〜なんか貴重なモノを見せてもらったねぇ! -
− 祈り −
仏壇に線香をあげて、祈った
今日より明日
明日よりあさって
自分の夢に一歩でも近づけるように...
例の太いお線香をいっぱいもらいケアー達の見よう見まねで祈りをささげる。(日本とは拝み方が全然ちがう) -
− おみくじ −
日本でもおなじみの神仏に祈願して、
事の凶吉をうらなうあれである。
みなさんも新年に神社を参ったときに購入されたことがあるのでは。
ありゃ、日本ではおみくじといえば神社で寺ではそんなもの扱ってなかったけ?
寺か神社か.....そんなことすらちぐはぐにしか覚えてない俺だけど
もちろん毎年のように初詣の折に購入してたね〜
で、凶が出たら友達に「交換してや」
とか言ってヘコんでた(笑)。 -
− おみくじ パート ? −
なんと
そのおみくじが
ここパクセーのチャイニーズテンプルにもあったのです!
おみくじ箱を両手で持ってケアーのおばあちゃんが何やらおまじないを始めだして
で、そのおまじないがながいのなんの
(その間おれはその様子がおかしくてケアーとアニーと笑い転げていた)
数分後やっと串を一本取り出したんだけど
凶だったらしく
なんとなんともう一回箱を振り出した。
えっ〜もう一回やっていいの!?
びっくりする俺をよそに
どうやらおばあちゃんはいい串が出るまで何度もちょうせんするらしい、
しかもおまじないのプロセスつきで!!!
幸運にも二回目は吉だったらしくかなり上機嫌〜
何はともあれよかったねおばあちゃん!! -
− 寄贈碑 −
お祈りを済ませた後はケアーがお寺の園内を連れて回ってくれた。その園内の中でも一番印象に残ったのがこの写真の寄贈碑。
日本のお寺でもよく見かける寄贈碑がこのチャイニーズテンプルにもあってそこに刻まれている人たちの出身地がラオスはもちろん周辺のアジア各国にまたがっていた。
こんな内陸部の田舎にあるちっちゃい町にチャイニーズテンプルがあるの自体驚きだが、中国人のネットワーク、絆の強さにはただただ脱帽だ。 -
− メコン河とパクセー橋 −
俺が訪ねたこのお寺はセドン川とメコン河の合流地点のほとりにあってメコン河畔の雄大な景色が楽しめる。
それで向こうにみえる橋は日本の政府開発援助によって建設されたパクセー橋。
かなり長い橋だ〜
もしかしたら尾道水道に架かる西瀬戸自動車道の尾道大橋(広島県尾道市 − 全長546m)より長大かも。
いったいこの河の幅はどれくらいあるんだろうか?
この橋が建設されたことにより、
パクセーとタイの交易などが増大し、
パクセー周辺の経済発展に大きく貢献しているんだそう、
日本やるじゃん!!!
何かパクセーの人たちもこの橋のことでほんとうに日本に感謝してるみたいで
なんか日本人として誇らしいな〜。(俺は何もやってないけどね) -
− セドン川 −
このチャイニーズテンプルの目の前でメコン河は支流と合流するんだけどその名前はケアーに聞くと....
「なんだったけ、忘れえちゃったよ。」
「おいおい、お前ここ地元だろ(笑)。」
「毎年、年末しか帰ってこないからね。」
てな感じで川の名前が分からなかった、だから親父さんに聞いてみる。
さすがに親父さんは知っていてその川の名前がセドン川だと知る。
川岸は日本の川みたいにコンクリートで固められてなく自然な状態を保っている。
何もせずに、その景色を見ながらぼーっとしているだけで、俺も癒されたし、
実際自然がラオスの魅力のひとつなはず、
だからたとえラオスが将来発展しようともこの自然が残ったままの状態でいてほしいなと思う。
ちなみにこの川もメコン川もミルクコーヒー色、なぜ? -
紀元前5世紀にインドのガンジス川中流域に興って長い年月をかけて東アジア、東南アジア、そしてチベットに広がっていった仏教、
自分の故郷から遠く離れたラオスでもこの宗教は根付き信仰されていた
私達とは違うスタイルで!
なんか不思議な感じ
それだけで俺はラオスという国を知るはるか前からラオスともつながっていたんだなって
もしかしたらここの仏様がおれをパクセーに導いてくれたのかもしれないね。 -
− 家族の絆 −
これまで訪問した旅先や留学先でさまざまな家族を見てきた。
家族の数だけ色があり
仲のよい幸せそうな家族もあれば
反対に
家庭崩壊しているような家族を目にしてしまった時もあった。
そんないままで見てきた家族と比較してもケアーの家族はすごく仲がいい。
家族全体としての仲もよいのだけど、ひとりひとり同士の仲もよいのだ。
そう、こういう姿こそが理想の家族のあり方なんだろうな〜!!
困難は人どうしの結束を強める、と言うけれど、それがこの家族の絆を強めたんだな〜とお互いの家族について話をした時に強く感じずにはいれなかった。
実際、彼女と話していてさりげない思いやりややさしさ、家族思いなんだなってことがすごい伝わってくるし
何よりもいろんなことを乗り越えていける気持ちの強さが半端じゃない。
それはおそらくケアーは7歳で親元を離れ、俺なんかが想像も出来ないようなつらい経験をたくさんしてきたからだろう。
「私の意思とは関係なく海外に送り出した親が昔は嫌いだったけど、今は家族が好きだよ。どんなに遠い国で暮らそうと、私が傷ついた時には、いつも家族が支えになってくれる。だから私は家族を信じていられる。それは、どんなに切っても切れない絆だから。」
と言ったケアーから後ろめたさなんてものはこれぽっちもない。
理由はひとえに嬉しい理由じゃなかったかもしれないけれど、
逆に苦労の数だけ心配してもらっている、家族に愛されている、
ってことに気づかされ家族との絆が強くなっていった
ケアーの話を聞いて俺の中でさらに家族を大事にしなきゃっていう気持ちが強まった。
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