2007/12/15 - 2007/12/16
15859位(同エリア22908件中)
めもるさん
あと4回。なんとしても乗らねばならない(→あほ)。いちばん安く4回乗る方法を考えて実行に移す。
ついでにうしもいただいてしまう。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ JRローカル 徒歩
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今日もいい天気。最近「機窓運」がいい。飛び立ってまもなく、職場のビルなんかも確認してしまった(汗)。江ノ島がよく見える。
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丹沢の山々。
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山中湖。
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箱根山。上から見ると「カルデラ」という地形がよくわかる。
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飛行機から見えた富士山の中では、今年いちばんの美しさかもしれない。
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畑薙ダム。赤石岳などの南アルプスの山々はもうすこし後ろだろうか。
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セントレア。ここまできれいに見えるとは思わなんだ。
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御在所岳などの鈴鹿の峰峰。このあと着陸態勢に入ってしまって写真は撮れなかったけど、近鉄田原本線、JR和歌山線、生駒山、花園ラグビー場、ホテル阪急インターナショナルなどがはっきり確認できた。
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着陸したのは伊丹空港。そしてここからコウノトリ但馬空港へ飛ぶ。7,900円、102マイルのフライトでも、1回は1回。これで今年48回目の搭乗になる。数年前、全山縦走にチャレンジしたときに通った六甲山が望めた。
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多少揺れてコウノトリ但馬空港到着。飛行機には小学生が描いたコウノトリの絵。
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空港に名付けられているだけ会って、コウノトリの像も。
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豊岡駅を経由して、兵庫県立コウノトリの郷公園に向かう。NHKで放送された「コウノトリよみがえる郷」のプロデューサーと仕事で逢う機会があり、一度見に行きたいなと思っていた。
入口にはコウノトリポストが。 -
入口。
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入ると羽ばたくコウノトリが迎えてくれた。
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こちらは求愛のポーズ。
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いよいよコウノトリとのご対面。しかし、冷たい雨が降る中、コウノトリはぴくりとも動いてくれない。剥製じゃないんだし、ちょっとさびしいぞ。
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しばらく待ってみると、一瞬雨が上がり、虹がかかった。
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虹を見て、陽が差したのを確認したコウノトリたちは
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乾かすためかどうかわからないけど、羽を広げだした。いいねー、もうちょっと動いてみようか。
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ところが日が陰ると、またもや動かなくなってしまった。短かったなぁ…。
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コウノトリの巣の模型。直径2mほどあるとのこと。「どうぞ巣に上がってコウノトリの気分になってください」って…。
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やる(笑)。
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コウノトリの郷、そして豊岡市では、コウノトリを自然へ放鳥して野生に復帰させることを推進している。低農薬・有機農法を取り入れたり、コウノトリが巣を作るための人工巣塔を市内に13箇所設置したりしている。
ほど近い巣塔に1羽留まっていた。もっと近くで見てみたい。 -
コウノトリを驚かせないように、そっと近づいてみる。
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見上げる位置まできた。囲まれた中でなく、その外で見られるというのすばらしいことだ。たとえ人工ねぐらのすぐそばであっても。
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しばらくこちらを見ていたコウノトリが羽ばたいた。ねぐらに帰っただけだけど、それでも空を舞う姿を見られたことはうれしかった。
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公園を後にしていったん豊岡に戻る。ちょうどお昼時。
ここは但馬。但馬といえばなんといっても但馬牛。最近、船場吉兆の偽装事件でとばっちりを食ったが、但馬牛にも佐賀牛にもなんら罪はない。かわいそうなことだ。ここは但馬牛の名誉回復のために、ぜひ食さなければならない(意味不明)。
但馬牛の有名店「西田屋」は豊岡からもかなり遠い。豊岡駅から歩けるところにも但馬牛の店がないので、タクシーで向かった。「ゆとり亭」に入ってみると、土曜の昼時なのに誰もいない。失敗したかなと思ったがあとのまつり。頼むしかないか。
ランチメニューのステーキ丼はこの日はなかったので、とりあえず但馬牛サーロインステーキ(100g)を注文。サーロインの割には脂がきつくなく、おいしくいただけた。ただ、ぽん酢風味のソースにはつけない方がよかったし、つけあわせもあまりほめられたものではなかったけれど。 -
食後の行き先を考える。温泉に入りたいきもちはあるけれど、城崎温泉は前に行ったこともある。どうせなら違うところに行こうと、城下町・出石をめざす。
まずは家老屋敷に入ってみる。 -
ここには2階に隠し部屋がある。そして隠し部屋には丸い窓が。これは隠し部屋に気づいた敵が上がってきたときに、密談中でもいち早く気づくための窓なのだとか。
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出石城主・仙石公の娘のお屋敷(別荘)の模型と、当時の様子。
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出石のお祭りではこども大名行列があるらしい。これはその時の駕籠。
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斜向かいにには出石城がある。せっかくだから登ってみよう。
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二の丸の櫓。
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本丸は失われてしまい、大きな石垣が残るだけ。
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二の丸手前の高台から見た出石の街並み。
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出石のシンボル・辰鼓楼。昔はここで太鼓をたたき、時を告げていたとのこと。
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今は大きな時計が時を告げている。
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出石の街並み。電線をある程度地下に埋めた路地もあり、なかなかいい感じ。
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出石資料館。
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こちらは昔の酒蔵。土壁のひび割れが歴史の重さを語っている。崩れないか少々心配ではあるけれど。
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宗鏡寺。かの沢庵和尚のお寺とのこと。通称・沢庵寺と呼ばれている。
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本堂。
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庭園。ちょっと狭い感じ。解説を聞き忘れた。
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沢庵和尚が眠る墓。
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和尚は徳川家光公から厚く遇されたが、地位等を好まず、たびたびお暇をいただいてはこの寺に戻ってきていたそうだ。和尚が建てたと言われる庵。
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鐘楼。山門の下に鐘楼がついているのは初めて見た。参拝者に撞かせてくれるということで、心静かに鐘を撞いた。
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マンホールにはやっぱり辰鼓楼。
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出石といえば、そば。田舎がこちらのCちゃんに薦められた店「家老」へ。行ってみると「そば喫茶」とな。うどんの本場・香川にはうどん喫茶があるけど、そばの本場にはそば喫茶があるのか。
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今日は出石産のそばではなかった。残念。
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それでも皿そばを1人前いただく。そばの香りはもうちょっと強い方が好みだけど、おいしかった。自分は夕食のつもりだったけど、あとから来たおっちゃんが「2枚(=2人前)できる?」と店の人に尋ねて、あっさり平らげていった。香川の人はうどんはおやつがわりというが、出石の人にとっては、そばはおやつなのか?
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バスターミナルに戻る途中に発見した。これは入らねば。
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うれしいことにお試しグラスがあるので、どうせならと3種類全部いただく。左からケルシュ・アルト・黒豆ヨーデル。ケルシュはふつう、アルトはかなりいけるが、黒豆ヨーデルは焦げたような(とも微妙にちがうけど)後味がして、これはいただけない。「ビール好きな方に人気ですよ」と店のおばちゃんは言ってたけど、ほんまかいな?
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さて、あとは帰るだけ。但馬空港までバスで戻る。搭乗手続きをすると「現在、大阪からの便が強風で着陸待ちの状況で、こちらから伊丹に行く便も天候調査中ということになっています」と言われた。それでもまぁ大丈夫だろうと思っていたら、3回トライして着陸できず、飛行機は伊丹に引き返してしまった。当然、折り返し便も欠航となった。
伊丹まで代行バスが出ることになったものの、今日の伊丹→羽田最終便には間に合わないし、新幹線の最終にも間に合わない。だいたい、飛行機に乗りに来たのに、あと2回飛行機に乗れずに帰ったら意味がない。豊岡に泊まって翌日便の便で帰ることにした。
ところが、豊岡のホテルがまったく取れない。航空会社のカウンターで紹介されたホテルにすべて電話したが、すべて断られた。どうやら、中学生の体育大会か何かがあるらしい。
城崎が近いけれど、カニシーズン真っ只中の週末に1人で泊まれるわけがないし、泊まれるとしてもそんなにお金持ちではない。
電話したホテルの中で、1つだけ「宴会場を仕切って、布団を敷いてなら泊めてあげることはできる」と言ってくれるところがあり、わらにもすがる思いでお願いするが「宴会が終わってからで、22時以降になります」と言われた。だからと言っていやだともいえず、3時間の時間つぶしをしなければいけなくなった。
頭を回し、こういうときこそ風呂に入ってしまおうと電車で2駅、城崎温泉に向かう。そばではおなかが空いてしまい、結局もう1回夕食。寿司屋に入り、但馬牛のあぶりにぎりと -
カニちらしをいただく。味はまあまあかな。店の応対はとてもよかったけど、カニシーズンでみんな宿で夕食を食べてしまうので、お店に人がいないのが少々気の毒。
城崎温泉では「一の湯」に行ってみる。広いのはいいけど、温泉そのものは加塩素・加水・循環とフルコース。歴史も名もある温泉街・城崎でこれかよととてもがっかりした。
街を歩いていて1軒「空室あり」という旅館があったが、いくらくらいなら泊まれたんだろうな。 -
22時半ころ、ようやく宿に入れてもらうことができた。まさに「宴会場を仕切った」お部屋。
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カラオケマイクが充電中。
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歯磨きしてさっさと就寝、翌朝はさっさと宿を出る。空港行きのバスまで市街地を歩く。市役所、なかなか瀟洒な建物だ。
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ふたたび但馬空港へ。またもや「天候調査中」と言われたけれど、今度は搭乗待合室まで入れてもらえた。搭乗口はひとつだけ、改札はICカード対応どころか自動ですらなく、搭乗券は手もぎりで新鮮だった。
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帰りに乗った飛行機。絵もないただの飛行機だけど、機番が「8888」で末広がり。
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多少揺れたけど、伊丹に到着。宿泊費という予期せぬ出費があったので、これ以上の贅沢はしちゃいかんと思ったが、一度食べてみたいと思っていた神戸の駅弁「牛松鍋」が売られていたので、ままよと思いつつ買ってしまった。
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神戸牛と松茸というぜいたくな取り合わせ。葱の青臭さがちょっと気になったけど、まあまあかな。
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ごちそうさま…って、おかわりをするお金はありませんがな。
最後の最後でえらいことになった旅だったが、どうにか搭乗50回を達成することができた。でももう二度とやらんぞ(笑)。
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この旅行記へのコメント (4)
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- Noririnさん 2008/01/19 23:52:17
- これ最高!!
- 50回のフライト修行お疲れ様です・・・
天候が悪くなるアクシデントを乗り越えての達成は感慨深いですね。
またまた絶景富士山の登場ですね。
今度左右どちらの席に座られていたのか教えて下さい!!
一瞬でも虹を見る事が出来るってすっごいタイミング良いですね。
サンシャワーを浴びているコウノトリは気持ち良さそう♪
そ・し・て・・・この写真、最高です!!面白すぎ(笑)
城山ガーデンのビール達。お試しグラスがあるって嬉しいですね。
私も呑む機会が出来たらアルトをいただきます♪
昨年はお会い出来て嬉しかったです。
今年はめもるさんに負けないよう、うし堪能の旅を実行します!!
Noririn
- めもるさん からの返信 2008/01/21 01:04:33
- 思いのほかウケたようで…
- 本日3回目です。
> 天候が悪くなるアクシデントを乗り越えての達成は感慨深いですね。
まさか、ねぇ。一生忘れないだろうけれど、宿がないのは
二度とごめんです(笑)。
> 今度左右どちらの席に座られていたのか教えて下さい!!
右側です。同じ場所に向かうにも複数の航路があるので
確実ではないですが、西・南に向かうときは海岸線などの
地形が見やすい右側の窓際席を取ることが多いですね。
地形・地図フェチなものでして(笑)。逆に北・東に向かう
ときは左側の窓側を取ることが多いかもしれません。ただ、
道東に向かう時は、道内の景色を優先して右側を取ります。
> そ・し・て・・・この写真、最高です!!面白すぎ(笑)
そんなにウケましたか(笑)。たしかに、やっていたのは
自分だけだったかもなぁ。
> 城山ガーデンのビール達。お試しグラスがあるって嬉しいですね。
> 私も呑む機会が出来たらアルトをいただきます♪
いえいえ、ぜひ黒豆を呑んでいただいて、ビール好きな
方に評価をしていただきたいです(逃)。
> 昨年はお会い出来て嬉しかったです。
> 今年はめもるさんに負けないよう、うし堪能の旅を実行します!!
こちらこそ、コミュやオフに参加させていただいて
楽しい思いをさせていただくことができました。今後も
よろしくお願いします。
今後も肉探求の旅をNoririnさんに負けずに続ける
つもりですので、ご期待ください。
めもる
- Noririnさん からの返信 2008/01/30 00:45:40
- これでしたね・・・
- めもるさん こんばんは。
城山ガーデンの黒豆さん情報でしたね。
黄桜への訪問だったので気を許しました(T_T)
>ぜひ黒豆を呑んでいただいて、ビール好きな方に評価をしていただきたいです
私はビール好きですが、黒豆ビールはビールぢゃない(叫)
もう絶対忘れませんよ(笑)
Noririn
- めもるさん からの返信 2008/02/01 00:29:52
- RE: これでしたね・・・
- どうもです〜。
ビール好きな方に試していただいて、やはり「まずっ!」という
感想。自分の味覚がごく普通であったことが確認できました。
ありがとうございました〜(逃)。
グルメなつもり めもる
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