2008/01/14 - 2008/01/14
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ひょんひょんさん
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古い時代から受け継がれている小正月の行事に参加させていただきました。
関越小千谷ICからR291号線からトンネルを越え小国町からR404線に入るとシャーベットから圧雪道路状況に、R403線で峠越え十日町川西小白倉そして大白倉地区に入る頃は積雪も2mを越え、車の外気温度計も氷点下を示していました。
この地区は錦鯉の養殖の発祥の地として知られているだけあって自然がいっぱいの地区です。
「バイトウ」とは、昔から行われている小正月の行事で、木(欅)の枝で作った小屋に藁をかけ、中で集落の老若男女が集まり語らい、最後に藁に火をつけ炎で今年の稲作を判断する祭りなのだそうです。
http://www.ngt-kawanishi-kankou.jp/03/00/030021.html
http://www.ngt-kawanishi-kankou
- 交通手段
- 自家用車
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小千谷ICからR291号線はシャーベット状態の道路でしたがとても走りやすく小国地区に向かいました。
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R404に入ると雪も降り出し視界も徐々に悪くなってきました。
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R403にはいると積雪も多くなり道路も圧雪状況、運転も慎重になります。
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大白倉地区は雪の中、積雪も2m以上でとても静かな山間地区でした。
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地区入り口の表示板も雪に埋もれていました。
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これが「バイトウ」、何か縄文式住居風に見えます。以前は各集落毎に作っていたそうですが、大白倉地区が十数軒になったので、現在はここだけの行事になってしまったのだそうです。
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「バイトウ」の中で作業をしている地区の人たちです。
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「バイトウ」にも雪が積もり始めてきました。この「バイトウ」前日作業を始め出来上がったばかりでした。毎年雪の量によって大きさが変わるそうで、今年は昨年より雪が少ないので小さいそうです。
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地元の叔父さん。とても丁寧に説明してくださいました。昔小学校があった頃は中学生が「バイトウ」の骨組みを作り、小学生が各家庭(農家)に藁を貰いに行っていたそうです。
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作業をしている人(暖をとるため)たちのために焚き木をしている叔父さん。
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手作りの「旗」が何ともいえない手作り感を感じます。
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「バイトウ」の中です。中越地震や中越沖地震の影響もあったそうです。
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「バイトウ」の中の囲炉裏に火が中を暖めてくれます。
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地区の人たちの手作りの豚汁が参加者にふるまい、寒くなっている身体を温めてくれました。
地元の人の漬物、多少塩分が多いようでした。
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どぶろく(ここは濁酒特区です)が参加者に・・・。子供たちのためには甘酒やお餅やおにぎりもふるまわれました。、
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県内外からの参加者と地元の人達の語らいはとても和やかに時間を過ごしました。
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おばさんたちの働きはとても楽しそうで、私もついつい手伝っていました。
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この地区長さんの挨拶で益々盛り上がりました。
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「バイトウ」の中は酒も入り最高潮、
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この地区で受け継がれている大白倉の「天神ばやし」を全員で歌い、よりいっそう和やかになりました。
「バイトウ」内の行事は午後8時30分まで続きました。
天神ばやしを再度歌い「バイトウ」内の片づけをし次の行事に・・・・・。 -
午後9時頃「バイトウ」に点火。
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火は藁葺きの屋根を一瞬に炎に・・・・・。
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数分で屋根は落ちましたが、地元の人の話によると、炎が真っ直ぐ立ち上がったので今年は「豊作」「豊作」にこにこ顔で私に話しかけてきました。
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燃え上がる「バイトウ」降り続く雪の中、数十人の地元の人が・・・・・。
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「バイトウ」もまもなく・・・・・。
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満足そうな地元の人々。
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降り続く雪の中でも・・・・・。
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火もようやく・・・・・。
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伝統行事も終了、大白倉地区の夜は静けさが戻ってきました。、これから本番をむかえる雪の季節、春に向けた準備が始まるのだと思いました。
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車に戻り窓には雪、雪、雪が積もり、エアコンを付けると窓の雪が溶け出しました。
夜遅い国道を一路帰路につきましたが、本当に地域の人達の温かいもてなしを受け、最後まで語らえた満足感で雪降る夜のドライブも楽しく出来ました。車の外気温は氷点下5度以下を・・・・・・。
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この旅行記へのコメント (13)
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- jyugonさん 2008/01/25 17:24:29
- 雪国ならでは
- ひょんひょんさん こんばんは〜
ばいとう 雪国ならではの伝統行事ですね。
各地に色々な豊作を占う伝統行事があるものですね。
新日本紀行を見ているみたいです。
ナレーションが聞こえてくるような感じが致しました。
昨日からの寒波でそちらはすごい雪でしょうね。
京都でも積もるほどではありませんが
昨日、今日と雪が舞っています。
今回もまた素敵な旅記に触れることが出来ました。
ありがとうございます。
jyugon
- ひょんひょんさん からの返信 2008/01/25 20:24:14
- RE: 雪国ならでは
- 書き込みありがとうございました。
昨日(夕刻)隣町に食事に出かけたのですが、国道(R8)は吹雪で路面は凍結、あちこちの交差点などでスリップ事故を見かけ、より安全運転を心がけました。(車の外気温度計が氷点下2度を示していました)これから3月まで数回このような状況になります。
京都の紅葉や冬景色はテレビのニュースでしか見れませんが、いつかは訪ねたいと思っています。(旅行記を拝見し魅力を感じています)
これからも楽しい旅行記期待していますので宜しくお願いいたします。
ひょんひょん
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- momotaさん 2008/01/22 01:56:24
- あったかい…
- ひょんひょんさん、こんにちは。
素晴らしい作品(あえて旅行記ではなく…)ですね!!
とても厳しい寒さのはずなのにすごく心が温まる。。。
そんな気になりました。
見終わっていい映画みたいだなぁと思っていたら
tsunetaさんも同じこと感じていらしたみたいで同感です。
バイトウの中は結構広いのですね。
地元の方も温かくて日本の良さを再認識させられました(*^_^*)
- ひょんひょんさん からの返信 2008/01/22 06:07:51
- RE: あったかい…
- 書き込みありがとうございました。
雪国ならではの伝統行事だと思います。山間部のため道路が整備されたおかげで私もいけたのですが、地元の人の話だと道路が出来てから村を離れる人が増えてしまったと嘆いていました。
それにしても藁葺きのため、時折頭の上に雪が・・・・しかし美味しかった豚汁、楽しいひと時を過ごせました。
これからも宜しくお願いいたします。
ひょんひょん
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- tsunetaさん 2008/01/20 22:22:31
- 記録映画を見ているようですね!
- ひょんひょんさん! こんばんわ。 大白倉のバイトウの旅行記を拝見しました。 NHKの「小さな旅」という番組を見ているようですね。一票投じました。
雪国の古い伝統行事でしようか、素晴らしい小正月の行事ですね。
村の皆さんが一堂に会して語らい、親睦を深める行事として裏日本ならではの工夫がしてありますね。
それにしても折角作り上げたわらぶきの建物はもったいないですね。
面白い行事を紹介していただきありがとうございました。
tsuneta
- ひょんひょんさん からの返信 2008/01/20 23:00:10
- RE: 記録映画を見ているようですね!
- 何時もありがとうございます。
夏場は通り過ぎてしまっている大白倉、小正月の伝統行事に参加させてもらえただけでも地区の人たちのあたたかさを感じました。
「バイトウ」の中は雪の上にゴザを敷いただけですからヒンヤリ、頭の上は屋根の藁の間から雪が・・・、でも身体は囲炉裏の温かさでポカポカ、お腹も豚汁などであたたかでした。
久しぶりの吹雪の中の帰路でしたが、心からの満足感で疲れも無く家に着きました。
ひょんひょん
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- ツーリスト今中さん 2008/01/18 23:00:09
- 冬の日本海側
- いつも素敵な旅行記をありがとうございます。
冬の日本海側には住みたくないなぁと言うのが
正直な所なのですがこうして古くから受け継がれてきた
知恵と伝統:適切な表現が見つからないのですが
日本人で良かったと思える時ですね。
これから雪が大変な季節になると思いますが
お体に気をつけてまた素敵な旅をお続け下さい。
- ひょんひょんさん からの返信 2008/01/18 23:28:13
- RE: 冬の日本海側
- 書き込みありがとうございました。
この数日寒い日(ー1℃位ですみません)が続き我が家の前の道路(県内の主要道路の殆ど)の融雪装置(温度センサーで地下水で道路の雪を融かす)がフル稼働で融かしています。
大白倉地区の人たちの心温まるおもてなしを受け楽しい小正月でした。
日本全国にはまだこのような祭事があるのではないかと思います。とても興味を覚えた旅でした。
*望楼の芝でのお正月、暖かそうな春旅ありがとうございました。
ひょんひょん
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- 前日光さん 2008/01/17 23:52:25
- もったいないような気が・・・
- バイトウ・・・このような行事が今でも行われているなんて
すばらしいことですね。
当方のどんど焼きに当たるものでしょうか。
それにしても、バイトウの中が広いのにはびっくりです。
寒いですから、たくさん火を燃やさないとたまりませんよね。
集落の人を収納できる広さがないといけませんから、こんなに
大きなものになるのですね。
最後の2枚の写真が、とてもきれいです。
雪って眺めているぶんには、本当に美しく風情があって大好き
なのですが、その中で生活することを考えると単純には賞賛
ばかりできませんよね。
でも、きれいです。
今年もたくさんの風情あふれる雪国の旅行記、見せてくださいね。
遅くなりましたが、よろしくお願いいたします。
- 前日光さん からの返信 2008/01/17 23:56:32
- RE: もったいないような気が・・・
- P.S
肝心な事を忘れていました。
タイトルで「もったいないような・・・」と言ったのは
こんなによくできた大きなものを、一気に燃やしてしまうからです。
でも、今年は豊作とのこと、本当に豊作をお祈りします。
- ひょんひょんさん からの返信 2008/01/18 10:42:42
- RE: もったいないような気が・・・
- 何時も書き込みありがとうございます。
この数日我が町も雪が降り、朝の雪かきで・・・。大白倉地区の雪に比べれば笑われてしまいますが。
雪深く山間部であったのでこのような行事も続けられてきたのだと思います。どんど焼のようですが、中で住民の人たちが語らえるとは私も知りませんでした。ましてや、私も仲間に入れてもらえるとは幸運でした。
雪を踏み固めゴザを敷いてはいるのですが、お尻がヒンヤリ、しかし囲炉裏(臨時の)のおかげと温かいトン汁などで身体は温かく竪穴住居にいるような感じでした。
その「バイトウ」をいっきに燃やしてしまうのも驚きでした。まだこのような行事が各地に残っているのではないかと興味も出てきている所です。
これからが冬本番ですので私もセッセと雪かきを頑張りたいと思います。
ひょんひょん
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- 義臣さん 2008/01/16 17:36:39
- 地元
- 素晴らしい伝統行事
お陰で見せてもらう事が出来ました 有難う
地元ならではの情報でしょうね、
このような行事は好きですね、
関東でも少なくなって、、
大きくなって観光用になったり
義臣
- ひょんひょんさん からの返信 2008/01/16 22:41:59
- RE: 地元
- 何時も書き込みありがとうございます。
雪国ではこのような素朴な行事がまだまだ埋もれているのではないかと思い始めています。
特に小正月を中心に山間部に残されているようです。2月に入ると節分、立春等、時間があれば何処か出かけたいのですが。(雪の量しだい)
それにしても例年より雪の量が少なく、私としては助かっています。
これからも宜しくお願いいたします。
ひょんひょん
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