2007/12 - 2007/12
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Giraudさん
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最近すっかり古代ローマ関連にはまってしまい、とうとう“世界の首都”ローマを再訪しました。
ローマへの旅は2度目ですが、今回は遺跡観光に特化。
まずは近郊のオスティア・アンティカを訪問。
(初日は雨にたたられて博物館・美術館巡りに予定変更したので、旅程2日目)
古代にはテヴェレ河口の港町として栄えましたが、海岸線の後退で機能を失い衰退・・・
棄てられた都市として、100年前に再発見されるまで土に埋もれていました。
そのためポンペイと並び、古代の街並がよく残されているという遺跡です。
ローマからは地下鉄B線ピラミデ駅から近郊線(乗車券は共通)に乗り換えて、たった40分。
なにしろ都市まるごとの遺跡のため、とても広く、一度の訪問ではすべては見れません。
滞在4時間半で、見学できたのは全体の半分以下でしょうか・・・
それでも天気に恵まれ、古代ローマの空気を満喫することができました。
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オスティア遺跡の入口。
ローマへ通じていたオスティエンセ街道の石畳。
現在はもうでこぼこで正直歩きづらかったです。
風景を見ながらだと、足元がつまづいてしまう・・・
無粋ですが、なるべく道端を歩きました。 -
城壁外のネクロポリス(墓地)。
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石とレンガを斜め積みにした壁。
構造上の意味だけでなく、見た目も美しい。 -
有翼の女神像。
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デクヌマス・マクシムス。
ローマ都市の中心となる大通り。
このあたりにはポルティコ(柱廊)がありました。 -
ポルティコ(柱廊)の再現図。
現地の説明看板より。 -
消防隊宿舎。
オスティアは港の倉庫街だったので、火災は大敵。 -
消防隊宿舎の再現図。
現地の説明看板より。
現在の遺跡写真にイラストを重ねています。 -
通称“ネプチューン(ネプチュヌス)の浴場”。
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ネプチューンの浴場の床モザイク。
このモザイクの海の神が通称の由来。 -
ネプチューンの浴場の地下通路。
入ってみましたが、何もありませんでした。
・・・というか、暗くて何も見えませんでした。 -
かまどのある商店街(←後日調べました)。
こういう街路がたくさんあります。
しかしうかつに踏み入れると、迷ってしまうことも。
以後はガイドブックにある見所だけ中に入りました。
(それすら一日では見学できませんでしたが・・・) -
劇場。
初代皇帝アウグストゥスの治世に建造。
正面には神殿と、それを囲む同業組合広場。
古代にはすぐ近くにテヴェレ川の船着場が。 -
劇場の客席からの眺望。
まだ先は長い。
手前は共和政時代の四神殿跡。 -
劇場を飾っていた演劇の仮面の装飾。
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劇場に隣接する同業組合広場。
マウリタニア・カエサリエンシスの商人の区画。
※現在のアルジェリアにあったローマの属州
床のモザイク(壺に「M.C.」)が看板の役目。 -
同業組合広場。
サルディニア島カリアリの商人・船員の区画。 -
同業組合広場。
船の修理工組合の区画。
さすが港町。 -
同業組合広場。
小麦の計量業者組合の区画。
そんな職業まで、しかも組合まであるとは・・・ -
同業組合広場。
象のモザイク。
象牙、または象そのもの(!)の輸入業者らしい。 -
同業組合広場。
「卍」印のモザイク。 -
ミトラ教礼拝所、セッテ・スフィーレ(七天体)。
キリスト教以前にローマに普及していた宗教。
12月25日を祝うのはもともとミトラ教に由来。 -
兵営の囲い跡(たぶん)。
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通称“ディアナのインスラ(高層住宅)”。
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ローマ時代のインスラ(高層住宅)の模型。
エウルのローマ文明博物館の展示。
バルコニーと中庭があります。
現在のヨーロッパの街にあっても違和感なし。 -
テルモポリウム(居酒屋)の店内。
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テルモポリウム(居酒屋)のカウンター。
石貼りで豪華。
暖かい食べ物も注文できました。 -
テルモポリウム(居酒屋)の店内看板。
野菜スープと酒のグラスとタマネギ? -
カフェで一旦休憩。
帰りに併設の売店にも寄りました。
遺跡グッズと、なぜか日本の鎧兜の栞やメモも。
店長の個人的趣味か? -
カピトリウム。
ローマのカピトリーノの丘にちなむ三主神の神殿。
ローマ都市の中心となるところ。
階段の前に犬が寝そべっていました。 -
カピトリウムの壇上からの眺望。
公共広場や裁判所、議会があり、まさに街の中心。
(この写真にも犬が写っています) -
カピトリウムの前に寝そべっていた犬。
このときは呼びかけても完全無視。
目を合わせてもくれませんでした。
でも売店で再会したら愛想よく尻尾を振ってきた・・・
観光客慣れしたマイペースな犬でした。 -
アウグストゥスと女神ローマの像。
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カルド・マクシムス。
デクヌマス・マクシムスと十字に交差する大通り。 -
公共浴場。
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公共浴場、床下の暖房システム跡。
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公共浴場、大理石の排水口。
昔からイタリアはデザインの国でした。 -
公衆トイレ(水洗式)。
仕切板はありません。
隣同士、談笑しながら用を足す社交場だったとか。 -
キリスト教の教会跡。
4世紀前半、コンスタンティヌス帝期の建造。
教会としては、公認直後の最初期にあたるもの。 -
船大工の集会所、通称“トラヤヌス帝信者会”。
ここでトラヤヌス帝の彫像が発見されたため。 -
立派な門構えの倉庫。
高価な商品を納めていたと推定。 -
御者の家のある街路。
ここまでくると観光客もまばら。 -
通称“御者の家”。
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御者の家の中、戦車の壁画。
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御者の家の上階から、庭園のある住宅を俯瞰。
時間もないし、疲れたのでここで引き返すことに。
(まだまだ遺跡は先まであるのですが・・・) -
通称“七賢人の浴場”。
苔が生えてて床のモザイクが見えません。
ここに限らず、ずいぶんアバウトな管理状態。
もし不心得者がいたら・・・とか心配になってしまう。 -
七賢人の浴場のフリギダリウム(冷浴室)。
「海から上がるヴィーナス(ウェヌス)」の壁画。
左右には伊勢海老、うなぎ、エイなどの魚介類。 -
七賢人の浴場。
「海の怪物に乗るアモリーノ(天使)」のモザイク。
肝心の七賢人の壁画は発見できませんでした。
(中は迷路のようで・・・) -
迷っていて、たまたま見つけたモザイク。
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通称“セラピス神の家”。
セラピス神の壁画がある・・・らしい。 -
共和政時代の神殿跡。
レンガの表面に貼った化粧大理石が残ってます。 -
共和政時代の神殿跡、ヘラクレスの神殿。
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解放奴隷エパガトゥスの穀物倉庫。
貴族の奴隷は富裕になることも多かったらしい。
現実は鶏口よりも牛後ということか? -
街の入口、ローマ門まで戻ってきました。
もう影が長い。 -
ローマ門から南へ延びるスッラの城壁。
終身独裁官スッラが築いたオスティアの市壁。
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この旅行記へのコメント (3)
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- spumamiさん 2008/05/22 20:42:40
- 足跡
- はじめまして。Giraudさん。
ローマにはツアー観光で訪れたことがありますが
ローマ史をもっと学んでから再訪しようと思い
まだ実行に移せてません。。。
その時の参考にさせていただきたい旅行記には
再び訪れることの出来るように、メッセージ(足跡)を残しています。
古代ローマ関連に、はまってしまわれたようですので
Giraudさんは、またローマに再訪されますよね?
楽しみにしています♪
ちょくちょくお邪魔させていただきます。
ヨロシクお願い致します。
- Giraudさん からの返信 2008/05/24 07:52:38
- RE: 足跡
- spumamiさん
ご訪問ありがとうございます。
私も最初にローマに行ったときは、複数訪問する都市のひとつでしたが、
その後ローマの歴史などを本で読んだりするうちに
ローマだけに絞ってもう一度行きたいと思うようになりました。
今回のローマ旅行の続きもそのうちupします。
これからもよろしくお願いいたします。
-
- regentさん 2008/03/19 08:46:40
- すばらしいです
- オスティア・アンティカを拝見いたしました。自分がとても行きたいと思っている遺跡なので、大変興味深く読ませていただいています。半日でも見きれない程の内容なのですね。ガイドが付かなくても、こんなに細かいところまで見学できるのですね。やはり遺跡に関しての基礎的知識を十分お持ちの上だからこそ可能なのでしょうね。古代ローマに直接触れることが出来るような気がして本当にうらやましいです。
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