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ブラワヨ(BULAWAYO)のホテルセシル306号室で、昨夜の残りのワインとコンビーフを朝食にした。<br />今日は、一気にビクトリアフォールズへ飛んでしまう。<br /><br />エアジンバブエでブラワヨを13時30分発、ビクトリアフォールズに14時20分着。<br />料金は、クレジットカード払いで405ZD(約4千円)。<br />空港へのバスはエアジンバブエオフィスの前から12時10分に出る。<br /><br />ということは、午前がきれいに空いている。<br />部屋をチェックアウトして、バックパックをホテルに預ける。<br />それからゆっくりと、自然史博物館へ歩いていった。<br /><br />ブラワヨの自然史博物館は、静かな公園の中にあって、とても立派だという噂だったからね。<br />ジンバブエはもともと、セシルローズが作ったローデシアという国だった。<br /><br />そのあと、黒人大統領の下、ジンバブエとなり、黒人と白人の融和政策が行われた。<br />僕が行った1996年の状況では、びっくりするほど白人と黒人が仲良くやっていると感じた。<br /><br />マラウィのブランタイヤからのバスがハラレを通った時、黒人と白人が並んで話をしながら、歩いているのを見たしね。<br />またその後、バーに行っても、白人と黒人は混じってビールを飲んでいた。<br /><br />昨日カミ遺跡へ行く時に世話になった観光案内所の白人中年女性ものびのびと仕事をしていた。<br />カミ遺跡へのツアーガイドは黒人で、退役軍人だといってたよ。<br /><br />僕が泊まったホテルは受付もボーイもみんな黒人で気のいい人たちだった。<br />ただ、武装した白人にも、昨日会ったんだよ。<br /><br />この後、2000年に白人所有大農場の強制収用が始まった。<br />白人の土地に黒人が入り込んで、人種対立が激化し、白人の国外脱出が続き、国内がめちゃめちゃになったらしい。<br /><br />僕が旅した1996年はまだそれ以前で、比較的治安もよく、町もきれいだった。<br />町の公園のトイレも非常にきれい。<br /><br />まあトイレ使用料は取られたけどね。<br />おそらく僕が見たのが、ジンバブエが崩壊する前の、まだまだいい時期だったのだろう。<br />自然史博物館を見て、一度ホテルへ戻って、預けておいたバックパックを取る。<br />次に、中央郵便局へ行き、自分へ絵葉書を送る。<br /><br />切手代が日本まで2.5ジンバブエドル。<br />1996年は1ジンバブエドル(ZD)が11円というレート。<br /><br />僕は簡単に10円と考えていた。<br />空港バスの料金が20ZD。<br /><br />飛行機はがらがらだった。<br />機内ではサンドイッチとケーキ、コーヒーが出た。<br /><br />予定よりちょっと早く、40分程度でビクトリアフォールズへ到着。<br />さすが世界的な観光地らしく、到着ホールの出口には、歓迎の言葉が世界各国の言葉で書いてある。<br /><br />日本語もあって、カタカナで「ウェルカム」と付け足したように書いてあるのが微笑ましい。<br />しかし、ウェルカムは英語の日本語読みだよ(笑)。<br /><br />でもまあ、こういうトンデモを見つけるのが旅の楽しさだ。<br />そこで記念に写真を取りました。<br /><br />ビクトリアフォールズ空港からも空港バスに乗った。<br />これが25ZD。<br /><br />「Lonely Planet」で調べていた、一番安いホテル「SPRAYVIEW HOTEL」の前でバスを飛び降りる。<br />しかし、受付に行ったら、満室と断られる。<br /><br />ちなみに、このホテルはシングルで343.94ZD(3500円)。<br />建物もしっかりした造りだったので、もし泊まれるならオススメです。<br /><br />ホテルの受付で、民宿を紹介するとの話がでる。<br />それが一般家庭の部屋に泊まって、400ZD。<br /><br />この「一般家庭」がどういうものかわからないが、気が進まない。<br />ブラワヨの快適なセシルホテルが1泊200ZDだったんだから。<br /><br />まだ時間も早いので観光案内所まで歩いた。<br />しかし、観光案内所の話でも、6月の今の時期はホテルが取れないという。<br /><br />こうなったら、一気にザンビアへ移動してしまおう!と決意する。<br />というのは、ビクトリアフォールズの街の雰囲気が、昔旅したオーストラリアと似ているんだ。<br /><br />白人だらけで、観光の設備も整っている。<br />アフリカにいる感じがしないんだよね。<br /><br />国境へ歩いている途中で、ジンバブエ航空のオフィスを見つける。<br />航空券の値段を聞いてみた。<br /><br />ビクトリアフォールズから、ウィントホックまで2348ZD、ヨハネスバーグまで1854ZD、ケープタウンまで2989ZD。<br />たいてい空席はあるので、フライト前に来れば乗れるという話。<br /><br />ここで面白かったのが、ジンバブエドルの現金払いだと、料金に15パーセントかかるが、外貨払いだとそのままの料金でいいとのこと。<br />また、クレジットカードは使えなかった。<br /><br />ブラワヨからビクトリアフォールズの航空運賃はクレジットカード払いで405ZD、しかし現金払いだと466ZDだった。<br />つまり、この時期でも、ジンバブエドルの現金は自国内で評価が低かったみたいだ。<br /><br />もちろんこの話は、1ZDが11円だった、1996年の話。<br />2007年4月現在は、1ZDの価値が低下していて、1ZDは0.5円となっている。<br /><br />いまはジンバブエの状況は非常に悪い(多分?)ので、この公定レートの他に、闇のレートがあったりするものだ。<br />でもそれは、自分で行って確認してください。<br /><br />さらに歩くと、キャンプサイト「TOWN COUCIL REST CAMP」へ出た。<br />受付で聞くと、ロッジがあるがいまは空いていない。<br /><br />「明日空くかもしれないので、今日はキャンプ道具をレンタルして、テントを張って泊まればいい」とのアドバイスだ。<br />でも、ビクトリアフォールズはジンバブエとザンビアの国境にある。<br /><br />また僕は、ザンビアのビザをナイロビで取ってきている。<br />ということは、とにかく、ビクトリアフォールズを見て、国境を越えることが可能だ。<br /><br />国境を越えたザンビア側で安い宿が見つかるのではないか。<br />だって、ジンバブエよりもザンビアの方が物価は安いはずだから。<br /><br />と、世界旅行者先生はずんずんとザンベジ川にかかる橋を渡り始めました。<br />(この項続く)<br /><br />【旅行哲学】明るいうちに到着すれば、いろいろと動きが取れるもの。<br /><br />http://www.midokutsu.com/africa/victoria_falls.htm<br /><br /><br />

ブラワヨからビクトリアフォールズへ飛ぶ@ジンバブエ

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1996/06 - 1996/06

427位(同エリア443件中)

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みどりのくつした

みどりのくつしたさん

ブラワヨ(BULAWAYO)のホテルセシル306号室で、昨夜の残りのワインとコンビーフを朝食にした。
今日は、一気にビクトリアフォールズへ飛んでしまう。

エアジンバブエでブラワヨを13時30分発、ビクトリアフォールズに14時20分着。
料金は、クレジットカード払いで405ZD(約4千円)。
空港へのバスはエアジンバブエオフィスの前から12時10分に出る。

ということは、午前がきれいに空いている。
部屋をチェックアウトして、バックパックをホテルに預ける。
それからゆっくりと、自然史博物館へ歩いていった。

ブラワヨの自然史博物館は、静かな公園の中にあって、とても立派だという噂だったからね。
ジンバブエはもともと、セシルローズが作ったローデシアという国だった。

そのあと、黒人大統領の下、ジンバブエとなり、黒人と白人の融和政策が行われた。
僕が行った1996年の状況では、びっくりするほど白人と黒人が仲良くやっていると感じた。

マラウィのブランタイヤからのバスがハラレを通った時、黒人と白人が並んで話をしながら、歩いているのを見たしね。
またその後、バーに行っても、白人と黒人は混じってビールを飲んでいた。

昨日カミ遺跡へ行く時に世話になった観光案内所の白人中年女性ものびのびと仕事をしていた。
カミ遺跡へのツアーガイドは黒人で、退役軍人だといってたよ。

僕が泊まったホテルは受付もボーイもみんな黒人で気のいい人たちだった。
ただ、武装した白人にも、昨日会ったんだよ。

この後、2000年に白人所有大農場の強制収用が始まった。
白人の土地に黒人が入り込んで、人種対立が激化し、白人の国外脱出が続き、国内がめちゃめちゃになったらしい。

僕が旅した1996年はまだそれ以前で、比較的治安もよく、町もきれいだった。
町の公園のトイレも非常にきれい。

まあトイレ使用料は取られたけどね。
おそらく僕が見たのが、ジンバブエが崩壊する前の、まだまだいい時期だったのだろう。
自然史博物館を見て、一度ホテルへ戻って、預けておいたバックパックを取る。
次に、中央郵便局へ行き、自分へ絵葉書を送る。

切手代が日本まで2.5ジンバブエドル。
1996年は1ジンバブエドル(ZD)が11円というレート。

僕は簡単に10円と考えていた。
空港バスの料金が20ZD。

飛行機はがらがらだった。
機内ではサンドイッチとケーキ、コーヒーが出た。

予定よりちょっと早く、40分程度でビクトリアフォールズへ到着。
さすが世界的な観光地らしく、到着ホールの出口には、歓迎の言葉が世界各国の言葉で書いてある。

日本語もあって、カタカナで「ウェルカム」と付け足したように書いてあるのが微笑ましい。
しかし、ウェルカムは英語の日本語読みだよ(笑)。

でもまあ、こういうトンデモを見つけるのが旅の楽しさだ。
そこで記念に写真を取りました。

ビクトリアフォールズ空港からも空港バスに乗った。
これが25ZD。

「Lonely Planet」で調べていた、一番安いホテル「SPRAYVIEW HOTEL」の前でバスを飛び降りる。
しかし、受付に行ったら、満室と断られる。

ちなみに、このホテルはシングルで343.94ZD(3500円)。
建物もしっかりした造りだったので、もし泊まれるならオススメです。

ホテルの受付で、民宿を紹介するとの話がでる。
それが一般家庭の部屋に泊まって、400ZD。

この「一般家庭」がどういうものかわからないが、気が進まない。
ブラワヨの快適なセシルホテルが1泊200ZDだったんだから。

まだ時間も早いので観光案内所まで歩いた。
しかし、観光案内所の話でも、6月の今の時期はホテルが取れないという。

こうなったら、一気にザンビアへ移動してしまおう!と決意する。
というのは、ビクトリアフォールズの街の雰囲気が、昔旅したオーストラリアと似ているんだ。

白人だらけで、観光の設備も整っている。
アフリカにいる感じがしないんだよね。

国境へ歩いている途中で、ジンバブエ航空のオフィスを見つける。
航空券の値段を聞いてみた。

ビクトリアフォールズから、ウィントホックまで2348ZD、ヨハネスバーグまで1854ZD、ケープタウンまで2989ZD。
たいてい空席はあるので、フライト前に来れば乗れるという話。

ここで面白かったのが、ジンバブエドルの現金払いだと、料金に15パーセントかかるが、外貨払いだとそのままの料金でいいとのこと。
また、クレジットカードは使えなかった。

ブラワヨからビクトリアフォールズの航空運賃はクレジットカード払いで405ZD、しかし現金払いだと466ZDだった。
つまり、この時期でも、ジンバブエドルの現金は自国内で評価が低かったみたいだ。

もちろんこの話は、1ZDが11円だった、1996年の話。
2007年4月現在は、1ZDの価値が低下していて、1ZDは0.5円となっている。

いまはジンバブエの状況は非常に悪い(多分?)ので、この公定レートの他に、闇のレートがあったりするものだ。
でもそれは、自分で行って確認してください。

さらに歩くと、キャンプサイト「TOWN COUCIL REST CAMP」へ出た。
受付で聞くと、ロッジがあるがいまは空いていない。

「明日空くかもしれないので、今日はキャンプ道具をレンタルして、テントを張って泊まればいい」とのアドバイスだ。
でも、ビクトリアフォールズはジンバブエとザンビアの国境にある。

また僕は、ザンビアのビザをナイロビで取ってきている。
ということは、とにかく、ビクトリアフォールズを見て、国境を越えることが可能だ。

国境を越えたザンビア側で安い宿が見つかるのではないか。
だって、ジンバブエよりもザンビアの方が物価は安いはずだから。

と、世界旅行者先生はずんずんとザンベジ川にかかる橋を渡り始めました。
(この項続く)

【旅行哲学】明るいうちに到着すれば、いろいろと動きが取れるもの。

http://www.midokutsu.com/africa/victoria_falls.htm


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