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タンザニアのダルエスラサームから「MATEMA BEACH VIDEO SLEEPING COACH」に乗って、マラウィとの国境へ。<br />国境近くの町ムベヤ(MBEYA)で降りる白人旅行者を見たが、僕はバスの終点のキエラ(KYELA)へと進む。<br /><br />翌朝、キエラから、自転車に乗り、川を丸木舟で渡って、マラウィ国境へ到着する。<br /><br />マラウィのボーダーポストから、ピックアップトラックに乗って、1時間でカロンガ(KARONGA)へ。<br />本当はカロンガで一泊するつもりだったが、カロンガに何もないと気が付いた。<br /><br />たまたま来たバスに乗って、ムズズ(MZUZU)へ。<br />このバスの中でイスラエル人の若者と会って、ムズズで食事をする話は興味深かったね(笑)。<br /><br />ムズズで一泊して、さらにバスに乗り、マラウィの首都リロングウェイ(LILONGWE)へ。<br />このバスで、学校の校長とあった話も、とても興味深かったよね。<br /><br />さらに、リロングウェイからバスでブランタイア(BLANTYRE)へ。<br />というふうに、これはかなり急ぎの旅になっている。<br /><br />というのは、マラウィには正直、何もないんだよ。<br />一つあるとすれば、マラウィ湖岸でゆっくりすること。<br /><br />だが、マラウィ湖にはビルハルツ住血吸虫いて、泳ぐのは危険だ。<br />あと、マラウィの名物は世界中の援助団体だが、そんなものを見ても仕方がない。<br /><br />それに、リロングウェイでイヤになるほど見たしね。<br />リロングウェイを午前7時15分に出発した大型バスは、ブランタイアの中心にある「Mount Soche Hotel」へ到着する。<br /><br />最初、地図を見ても自分がどこにいるかわからなかった。<br />それは、そのころの「Lonely Planet Africa」の地図がちょっと怪しかったからだ。<br /><br />タクシーに乗って、ブランタイヤの安ホテルに連れて行ってもらう。<br />まず運転手が僕を連れて行ったのが、バスターミナルの近くにある「アフロモーテル(AFRO MOTEL)」だった。<br /><br />アフロモーテルに行くと、バストイレ共同のシングルルームが125KW(クワッチャ)。<br />この時期、1クワッチャが7円と考えるので、9百円弱(875円)。<br /><br />シングルルームで9百円弱という意味は、「もっと快適なホテルでも安いかもしれない」と思わせる。<br />僕の提唱する「安くてキモチイイ海外個人旅行」では、シングルで2千円が基準だからね。<br /><br />「もっといいところへ連れて行け」と運転手に言う。<br />と、タクシーは町の中心へ戻って、まともなホテルに行った。<br /><br />すると確かにちゃんとしたホテルだったが、それが40ドルした。<br />40ドルというのは、僕の予算の2倍するので、これは場違いでした(涙)。<br /><br />また、アフロモーテルへ戻って、今度はチェックインする。<br />ところで、バスが停まった所から、アフロモーテルまで30クワッチャ(210円)の約束だった。<br /><br />タクシーの運ちゃんは、行って戻ってと動いたので、かなり吹っかけてきた。<br />そこを交渉して、70クワッチャで決着つけた。<br /><br />あとでゆっくりと考えると(間違いなく)ボラれている。<br />が、運転手はなかなか知的な、気持ちのいいやつだったよ。<br /><br />まあ、ボレる状況ならボルのが世界の常識だ。<br />これは僕の負けだと、あっさり認めた。<br /><br />とにかく土地勘がないところでは、なにを言われても仕方がないからね。<br />運転手とは、話もちゃんとしたし、時間を使って案内してくれたのだから、これは受け入れた。<br /><br />アフロモーテルはバスターミナルの横にぽつんと立つ殺風景な宿だ。<br />これからモザンビークを経由して、ジンバブエに向かうには、ちょうどいい。<br /><br />ブランタイアの町自体は、特に見るものもないし、僕に何の興味も与えない。<br />ただ、僕が泊まった「アフロモーテル」は、記憶に残っている。<br /><br />というのは、アフロモーテルの受付にいた黒人の若者が、異常に頭がよかったからだ。<br />なぜ頭がいいとわかるかというとだね、僕も頭がいいから(笑)。<br /><br />頭のいい人間同士が話をすれば、すぐに互いが理解しあえるものなんだよ。<br />頭の悪い人間にはこの感覚は、ゼッタイにわからないのが哀しいけどね(笑)。<br /><br />僕の部屋は117号室。<br />ツィンの部屋の一つのベッドを使う。<br /><br />もうひとつのベッドにはマットもなかった。<br />でも、僕はもう一つのベッドは物置に使うので、問題はない。<br /><br />部屋に貼ってあった宿泊者の注意書きの英語が、ものすごくきれいな、センスのある英語だった。<br />その英語に感動して、思わず写真を撮った。<br /><br />が、文章までは写し取れなかったようだ。<br />知的な人間には、知的なものを見つけた、知的なものと出合った、という感動があるものなんだよ。<br /><br />頭の悪い人間にはこの感覚は、ゼッタイにわからないのが哀しいけどね(笑)。<br /><br />ホッとしたので、もちろんビールを飲む。<br />ホテルには、カールスバーグ(Carlsberg)のグリーンとブラウンの2種類があった。<br /><br />アフロモーテルだと、カールスバーグ1本(500ml)が8.5クワッチャだった(60円)。<br />アフロモーテルのあるバスターミナルから、ブランタイアの町までどのくらいかかるか、試しに歩いてみた。<br /><br />すると、下り坂だったせいか、町の中心まで20分程度だったね。<br />ビールの値段をチェックすると、「コリアンガーデン」では、14クワッチャ。<br /><br />チェンダでは10クワッチャ、PTCでは5クワッチャだったが、これは333ml。<br />郵便局へ行って、絵葉書を2枚出した。<br /><br />町で買ったコンビーフ一缶とワインを持って帰り、部屋でコンビーフを食べてワインを半分飲んだ。<br />そのままベッドで寝た。<br /><br />日暮れ(午後5時40分)ごろ、部屋で起きる。<br />ホテルのフロントで食事が取れるところを聞く。<br /><br />道を挟んだところにある「DISTRICT REST HOUSE」へ、ホテルのスタッフが連れて行ってくれた。<br />このレストランは、モーテルのスタッフの口利きがあったせいか、異常に親切だった。<br /><br />なにしろ、なぜか、お湯の入ったフィンガーボウルまで持ってきてくれたんだから。<br />それで、チキンカレーライス(40クワッチャ)と、ビール(8クワッチャ)を夕食にしました。<br /><br />明日は、とにかく、モザンビークのビザを取りに、モザンビーク領事館へ行こうと考える。<br />そのあと、明日は日曜日だと気が付いた。<br /><br />ここまで調子よく来たが、ちょっと足踏み状態かな。<br />それならそれでいいさ。<br /><br />ここで身体を休めて、旅行のことをいろいろ考えて見ましょう。<br />ダルエスサラームから、ブランタイヤまで動き続けだったしね。<br />しかも次は、内戦が激しかったモザンビークへ突入するわけだ。<br />以前は、バスは攻撃されたので、コンボイを組んで前後を軍の車両が護衛していた。<br /><br />今がどうかわからないが、ここまで来たら突入するよ。<br />危険だったという「テテ回廊」を通り、ザンベジ川を渡る。<br /><br />ブラックアフリカの情勢は常に不安定。<br />それは、人生とおなじだ。<br /><br />http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/africa/afro_motel.htm

『アフロモーテルに泊まって、世界中共通にわかり合える知性の高さに感動する@ブランタイア/マラウィ/アフリカ』

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1996/06 - 1996/06

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みどりのくつした

みどりのくつしたさん

タンザニアのダルエスラサームから「MATEMA BEACH VIDEO SLEEPING COACH」に乗って、マラウィとの国境へ。
国境近くの町ムベヤ(MBEYA)で降りる白人旅行者を見たが、僕はバスの終点のキエラ(KYELA)へと進む。

翌朝、キエラから、自転車に乗り、川を丸木舟で渡って、マラウィ国境へ到着する。

マラウィのボーダーポストから、ピックアップトラックに乗って、1時間でカロンガ(KARONGA)へ。
本当はカロンガで一泊するつもりだったが、カロンガに何もないと気が付いた。

たまたま来たバスに乗って、ムズズ(MZUZU)へ。
このバスの中でイスラエル人の若者と会って、ムズズで食事をする話は興味深かったね(笑)。

ムズズで一泊して、さらにバスに乗り、マラウィの首都リロングウェイ(LILONGWE)へ。
このバスで、学校の校長とあった話も、とても興味深かったよね。

さらに、リロングウェイからバスでブランタイア(BLANTYRE)へ。
というふうに、これはかなり急ぎの旅になっている。

というのは、マラウィには正直、何もないんだよ。
一つあるとすれば、マラウィ湖岸でゆっくりすること。

だが、マラウィ湖にはビルハルツ住血吸虫いて、泳ぐのは危険だ。
あと、マラウィの名物は世界中の援助団体だが、そんなものを見ても仕方がない。

それに、リロングウェイでイヤになるほど見たしね。
リロングウェイを午前7時15分に出発した大型バスは、ブランタイアの中心にある「Mount Soche Hotel」へ到着する。

最初、地図を見ても自分がどこにいるかわからなかった。
それは、そのころの「Lonely Planet Africa」の地図がちょっと怪しかったからだ。

タクシーに乗って、ブランタイヤの安ホテルに連れて行ってもらう。
まず運転手が僕を連れて行ったのが、バスターミナルの近くにある「アフロモーテル(AFRO MOTEL)」だった。

アフロモーテルに行くと、バストイレ共同のシングルルームが125KW(クワッチャ)。
この時期、1クワッチャが7円と考えるので、9百円弱(875円)。

シングルルームで9百円弱という意味は、「もっと快適なホテルでも安いかもしれない」と思わせる。
僕の提唱する「安くてキモチイイ海外個人旅行」では、シングルで2千円が基準だからね。

「もっといいところへ連れて行け」と運転手に言う。
と、タクシーは町の中心へ戻って、まともなホテルに行った。

すると確かにちゃんとしたホテルだったが、それが40ドルした。
40ドルというのは、僕の予算の2倍するので、これは場違いでした(涙)。

また、アフロモーテルへ戻って、今度はチェックインする。
ところで、バスが停まった所から、アフロモーテルまで30クワッチャ(210円)の約束だった。

タクシーの運ちゃんは、行って戻ってと動いたので、かなり吹っかけてきた。
そこを交渉して、70クワッチャで決着つけた。

あとでゆっくりと考えると(間違いなく)ボラれている。
が、運転手はなかなか知的な、気持ちのいいやつだったよ。

まあ、ボレる状況ならボルのが世界の常識だ。
これは僕の負けだと、あっさり認めた。

とにかく土地勘がないところでは、なにを言われても仕方がないからね。
運転手とは、話もちゃんとしたし、時間を使って案内してくれたのだから、これは受け入れた。

アフロモーテルはバスターミナルの横にぽつんと立つ殺風景な宿だ。
これからモザンビークを経由して、ジンバブエに向かうには、ちょうどいい。

ブランタイアの町自体は、特に見るものもないし、僕に何の興味も与えない。
ただ、僕が泊まった「アフロモーテル」は、記憶に残っている。

というのは、アフロモーテルの受付にいた黒人の若者が、異常に頭がよかったからだ。
なぜ頭がいいとわかるかというとだね、僕も頭がいいから(笑)。

頭のいい人間同士が話をすれば、すぐに互いが理解しあえるものなんだよ。
頭の悪い人間にはこの感覚は、ゼッタイにわからないのが哀しいけどね(笑)。

僕の部屋は117号室。
ツィンの部屋の一つのベッドを使う。

もうひとつのベッドにはマットもなかった。
でも、僕はもう一つのベッドは物置に使うので、問題はない。

部屋に貼ってあった宿泊者の注意書きの英語が、ものすごくきれいな、センスのある英語だった。
その英語に感動して、思わず写真を撮った。

が、文章までは写し取れなかったようだ。
知的な人間には、知的なものを見つけた、知的なものと出合った、という感動があるものなんだよ。

頭の悪い人間にはこの感覚は、ゼッタイにわからないのが哀しいけどね(笑)。

ホッとしたので、もちろんビールを飲む。
ホテルには、カールスバーグ(Carlsberg)のグリーンとブラウンの2種類があった。

アフロモーテルだと、カールスバーグ1本(500ml)が8.5クワッチャだった(60円)。
アフロモーテルのあるバスターミナルから、ブランタイアの町までどのくらいかかるか、試しに歩いてみた。

すると、下り坂だったせいか、町の中心まで20分程度だったね。
ビールの値段をチェックすると、「コリアンガーデン」では、14クワッチャ。

チェンダでは10クワッチャ、PTCでは5クワッチャだったが、これは333ml。
郵便局へ行って、絵葉書を2枚出した。

町で買ったコンビーフ一缶とワインを持って帰り、部屋でコンビーフを食べてワインを半分飲んだ。
そのままベッドで寝た。

日暮れ(午後5時40分)ごろ、部屋で起きる。
ホテルのフロントで食事が取れるところを聞く。

道を挟んだところにある「DISTRICT REST HOUSE」へ、ホテルのスタッフが連れて行ってくれた。
このレストランは、モーテルのスタッフの口利きがあったせいか、異常に親切だった。

なにしろ、なぜか、お湯の入ったフィンガーボウルまで持ってきてくれたんだから。
それで、チキンカレーライス(40クワッチャ)と、ビール(8クワッチャ)を夕食にしました。

明日は、とにかく、モザンビークのビザを取りに、モザンビーク領事館へ行こうと考える。
そのあと、明日は日曜日だと気が付いた。

ここまで調子よく来たが、ちょっと足踏み状態かな。
それならそれでいいさ。

ここで身体を休めて、旅行のことをいろいろ考えて見ましょう。
ダルエスサラームから、ブランタイヤまで動き続けだったしね。
しかも次は、内戦が激しかったモザンビークへ突入するわけだ。
以前は、バスは攻撃されたので、コンボイを組んで前後を軍の車両が護衛していた。

今がどうかわからないが、ここまで来たら突入するよ。
危険だったという「テテ回廊」を通り、ザンベジ川を渡る。

ブラックアフリカの情勢は常に不安定。
それは、人生とおなじだ。

http://homepage3.nifty.com/worldtraveller/africa/afro_motel.htm

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  • アフロモーテル@ブランタイヤバスターミナル横

    アフロモーテル@ブランタイヤバスターミナル横

  • ツィンの部屋の一方のベッドはマットもなかった

    ツィンの部屋の一方のベッドはマットもなかった

  • 部屋に貼られた注意書きの英語がものすごく知的だった

    部屋に貼られた注意書きの英語がものすごく知的だった

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