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茅野市のはずれに建つ守矢史料館は鎌倉時代より守矢家で伝えられてきた守矢文書を保管・公開する史料館。守矢家は中世より諏訪神社上社の神官の一つである「神長官(じんちょうかん)」を明治時代まで勤めてきた家柄です。守矢史料館は守矢家の敷地内に建っており、諏訪の風景を今に伝えています。建物は屋根に地元産の天然スレートを葺き、壁は土壁と手で割った板を一部に使った独特の外観です。素朴で温かみがあり、古代の建築を想像させる佇まいでした。<br /><br />神長官守矢史料館(長野県茅野市/1991年)hp<br />http://www.city.chino.lg.jp/kbn/07190000/07190000.html

車で長野-01 ★神長官守矢史料館

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1999/08/08 - 1999/08/09

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シベック

シベックさん

茅野市のはずれに建つ守矢史料館は鎌倉時代より守矢家で伝えられてきた守矢文書を保管・公開する史料館。守矢家は中世より諏訪神社上社の神官の一つである「神長官(じんちょうかん)」を明治時代まで勤めてきた家柄です。守矢史料館は守矢家の敷地内に建っており、諏訪の風景を今に伝えています。建物は屋根に地元産の天然スレートを葺き、壁は土壁と手で割った板を一部に使った独特の外観です。素朴で温かみがあり、古代の建築を想像させる佇まいでした。

神長官守矢史料館(長野県茅野市/1991年)hp
http://www.city.chino.lg.jp/kbn/07190000/07190000.html

同行者
カップル・夫婦
交通手段
自家用車

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  • 諏訪湖への道<br /><br />名古屋ICから名神高速道路にはいり、春日井JCTで中央高速道路に向けハンドルを切り、一路諏訪湖方面に向かって車を進めました。伊那盆地は快晴です。

    諏訪湖への道

    名古屋ICから名神高速道路にはいり、春日井JCTで中央高速道路に向けハンドルを切り、一路諏訪湖方面に向かって車を進めました。伊那盆地は快晴です。

  • 諏訪湖SA<br /><br />岡谷JCTで東京方面へ・・。諏訪湖SAで休憩タイム。<br />諏訪湖が一望できます。

    諏訪湖SA

    岡谷JCTで東京方面へ・・。諏訪湖SAで休憩タイム。
    諏訪湖が一望できます。

  • 諏訪湖<br /><br />SAからの眺め。<br /><br />南岸から北の<br />下諏訪方面を見ていまます。<br /><br />諏訪湖水面の標高は759m、<br />天竜川に流れ下ります。

    諏訪湖

    SAからの眺め。

    南岸から北の
    下諏訪方面を見ていまます。

    諏訪湖水面の標高は759m、
    天竜川に流れ下ります。

  • 守矢家駐車場<br /><br />おおよその見当をつけ<br />近くまでは来たのですが、<br /><br />場所が分からず行ったり来たり・・。<br />かくなるうえは<br />最後の手段・・地元の人にお聞きし、<br />教えていただいて、<br /><br />やっと尋ねることができました。<br />この松が目印です。

    守矢家駐車場

    おおよその見当をつけ
    近くまでは来たのですが、

    場所が分からず行ったり来たり・・。
    かくなるうえは
    最後の手段・・地元の人にお聞きし、
    教えていただいて、

    やっと尋ねることができました。
    この松が目印です。

  • 神長官守矢史料館<br /><br />ユニークな建物。塔状の建家に片流れの建物がくっついています。屋根から自然木が覗いています。<br />柱が屋根を貫通しています。

    神長官守矢史料館

    ユニークな建物。塔状の建家に片流れの建物がくっついています。屋根から自然木が覗いています。
    柱が屋根を貫通しています。

  • 神長官守矢史料館 2<br /><br />正面から見ると・・。

    神長官守矢史料館 2

    正面から見ると・・。

  • 神長官守矢史料館 3<br /><br />塔状部の外壁は土の壁。<br />玄関部は、さわらの木を引き裂いた板が荒々しく張られています。

    神長官守矢史料館 3

    塔状部の外壁は土の壁。
    玄関部は、さわらの木を引き裂いた板が荒々しく張られています。

  • 神長官守矢史料館 4<br /><br />製材された板ではなく、手で裂いた「手割り板」をはじめて見ました。素朴で温かみのある雰囲気がします。

    神長官守矢史料館 4

    製材された板ではなく、手で裂いた「手割り板」をはじめて見ました。素朴で温かみのある雰囲気がします。

  • 神長官(じんちょうかん)守矢史料館<br /><br />玄関の構え。<br />屋根は地元産の天然スレート(鉄平石)。<br />壁は荒々しい板と土壁。<br /><br />建物周りには、笹が植えこまれています。<br /><br />トウテンポールのような自然木の<br />二本の柱が印象的です。

    神長官(じんちょうかん)守矢史料館

    玄関の構え。
    屋根は地元産の天然スレート(鉄平石)。
    壁は荒々しい板と土壁。

    建物周りには、笹が植えこまれています。

    トウテンポールのような自然木の
    二本の柱が印象的です。

  • 二本の柱

    二本の柱

  • 引き裂いた板の壁

    引き裂いた板の壁

  • 軒裏<br /><br />玄関前の柱の詳細。

    軒裏

    玄関前の柱の詳細。

  • 柱の詳細<br /><br />木は全て、<br />カンナがけはされていません。<br /><br />板は割ったままの手割り板。<br />角材は釿(ちょうな)の仕上げ。<br /><br />柱は皮を剥いだままです。<br /><br /><br />ちょうな<br />http://homepage3.nifty.com/mitsuikoumuten/tateiwa2-3.htm<br />

    柱の詳細

    木は全て、
    カンナがけはされていません。

    板は割ったままの手割り板。
    角材は釿(ちょうな)の仕上げ。

    柱は皮を剥いだままです。


    ちょうな
    http://homepage3.nifty.com/mitsuikoumuten/tateiwa2-3.htm

  • 玄関<br /><br />がっちりとした三方枠に障子風の引き戸。

    玄関

    がっちりとした三方枠に障子風の引き戸。

  • 階段<br /><br />壁は特別調合の壁土を塗り、床や階段も同様の土で固めたタタキの造りです。鉄を焼き手で叩き伸ばして加工した手摺は、鉄製とは思えない温かみがありました。

    階段

    壁は特別調合の壁土を塗り、床や階段も同様の土で固めたタタキの造りです。鉄を焼き手で叩き伸ばして加工した手摺は、鉄製とは思えない温かみがありました。

  • エントランス・ホール<br /><br />黒く燻された木材以外は、<br />天井、壁、床とも<br /><br />全て土が使われています。<br />展示室も同じ造り、ホッとします。<br /><br />土の匂いが微かに漂います。

    エントランス・ホール

    黒く燻された木材以外は、
    天井、壁、床とも

    全て土が使われています。
    展示室も同じ造り、ホッとします。

    土の匂いが微かに漂います。

  • 展示室<br /><br />常設展示室では、武田信玄縁の古文書が展示されていました。鉄鐸関係の古文書や、守矢家に伝わる鉄鐸などもあり、他に「鹿食免」のお札などもありました。<br />

    展示室

    常設展示室では、武田信玄縁の古文書が展示されていました。鉄鐸関係の古文書や、守矢家に伝わる鉄鐸などもあり、他に「鹿食免」のお札などもありました。

  • 場所の地図

    場所の地図

  • 旅のメモ帳 1a<br /><br />この旅の備忘録。<br /><br />独りよがりで作っていましたので、<br />お恥ずかしいのですが、<br />あえて公開しました。<br /><br />ご笑覧ください。<br /><br />これは1日目の見開き左ページ。<br />1bは右ページです。

    旅のメモ帳 1a

    この旅の備忘録。

    独りよがりで作っていましたので、
    お恥ずかしいのですが、
    あえて公開しました。

    ご笑覧ください。

    これは1日目の見開き左ページ。
    1bは右ページです。

  • 旅のメモ帳 1b<br /><br />ノート見開き右ページ。<br />訪問地が盛りたくさんの忙しい旅でした。

    旅のメモ帳 1b

    ノート見開き右ページ。
    訪問地が盛りたくさんの忙しい旅でした。

  • 備忘録 2

    備忘録 2

  • 備忘録 3a<br /><br />2日目のメモ。<br />見開きの左ページです。

    備忘録 3a

    2日目のメモ。
    見開きの左ページです。

  • 備忘録 3b<br /><br />2日目の右ページ。<br />上の画像の右のページです。<br /><br />白樺湖から<br />ビーナスラインを北に進み、<br />松本にでました。<br /><br />温泉で疲れをとり自宅へ・・。<br /><br />

    備忘録 3b

    2日目の右ページ。
    上の画像の右のページです。

    白樺湖から
    ビーナスラインを北に進み、
    松本にでました。

    温泉で疲れをとり自宅へ・・。

  • 備忘録 4<br /><br />単独の1ページ。<br />1泊2日の駆け足旅行。<br /><br />昔の旅は、いつもこんな感じでした。<br /><br />写真も沢山撮りましたが、<br />いずれも記念写真ばかりで・・UP不可です。<br /><br />この旅記の2は<br />「諏訪湖博物館・赤彦記念館」です。<br /><br /><br />〜つづく〜

    備忘録 4

    単独の1ページ。
    1泊2日の駆け足旅行。

    昔の旅は、いつもこんな感じでした。

    写真も沢山撮りましたが、
    いずれも記念写真ばかりで・・UP不可です。

    この旅記の2は
    「諏訪湖博物館・赤彦記念館」です。


    〜つづく〜

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この旅行記へのコメント (4)

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  • いっちゃんさん 2008/01/07 14:04:56
    備忘録
    シベックさん
    また一緒に旅させていただきます。
    長野の旅
    どんな所が出てくるか楽しみです。

    守矢史料館の建物は珍しいですね!
    このような建物は初めてです。

    備忘録
    素晴しいですね。
    振り返る旅の楽しさ・・・。
    いっちゃんも、大きな旅ごとに作っているのですが
    参考になりました。
    ありがとうございます。

    続きも楽しみにしています
    一緒に旅させてくださいね。

            いっちゃん

    シベック

    シベックさん からの返信 2008/01/07 22:21:59
    RE: 備忘録
    いっちゃんさん、こんばんは。

    長野の旅見てくださって投票もありがとうございます。

    >長野の旅、どんな所が出てくるか楽しみです。

    あまりご期待にはそえないかと思いますが、
    よろしかったら見てください。

    >守矢史料館の建物は珍しいですね!このような建物は初めてです。

    私も始めてでした。
    アメリカのサンタフェの町は、この建物によく似た泥壁の家が並んでいるそうです。
    なんでも、町の住人が作った条例で建物は泥壁の家にしないといけないらしいです。

    >備忘録 素晴しいですね。振り返る旅の楽しさ・・・。
    >いっちゃんも、大きな旅ごとに作っているのですが参考になりました。

    お恥ずかしいですが、記念写真が多く風景写真が少ないので枚数稼ぎに公開しました。
    貰ったパンフや、チケットなどを貼り付け楽しんでいました。
    大学ノートに6、7冊ありますが、フォートラはじめてからは止めてしまいました。
    振り返るのは楽しいですね。昔の旅記のアップには役にたちました。

    >続きも楽しみにしています。一緒に旅させてくださいね。

    ありがとうございます。
    気が引けますが、どうぞよろしく・・。

       シベック
  • こざくらさん 2008/01/05 23:24:35
    明けましておめでとうございます
    シベックさん、

    先ほど、投票だけして失礼してしまいました。
    まだ、新年のご挨拶していませんでした。

    今年もよろしくお願いしま〜す。

    変わった建て方の記念館ですね。
    2本の自然木が鳥居の柱を現しているのでしょうか。
     
    また、珍しい物を紹介してください。
    楽しみにしています。
    では、またお邪魔します。こざくら(・◇・)

    シベック

    シベックさん からの返信 2008/01/06 08:17:14
    RE: 明けましておめでとうございます
    こざくらさん、
    明けましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願いします。

    諏訪の資料館見ていただき、投票もありがとうございました。
    日本の建物の原点を見るような感じでした。(想像ですが・・)

    >2本の自然木が鳥居の柱を現しているのでしょうか。

    なるほど・・そんな感じもしますね。
    どんな意図であのように屋根を貫通させたのか
    分かりませんが面白い外観ですね。

    >また、珍しい物を紹介してください。

    よろこんでいただけるような物が見つかりましたら、
    また、お目にかけたいと思いますが・・
    気長にお待ちください...(^^ゞ。

       シベック

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