1998/11/01 - 1998/11/01
823位(同エリア1411件中)
シベックさん
天竜出身の女流画家 秋野不矩(あきのふく)画伯の作品を展示するユニークな美術館。平成10年4月にオープンしました。訪れた当時(平成11年11月)画伯は91歳で、ご健在でした。
天竜の市街地を見下ろす丘の上の切り立った崖地に建つ姿は、さながらお城のような佇まい。建物は、鉄平石の屋根や昔ながらの荒壁風の土壁、地元天竜杉の持つ良さを生かした、斬新な造りの建物。玄関ホールで靴を脱ぎ展示室へ進みます。漆喰壁と籐マットの敷かれた1階常設展示室は、床に座り作品を鑑賞できるように配慮されていました。2階には企画展示室や市民ギャラリー、講座室が設けられていました。今は合併に伴い、「天竜市立秋野不矩美術館」から、「浜松市秋野不矩美術館」に名称が変更されています。秋野不矩画伯は、平成13年10月、心不全のため、京都の自宅で亡くなられました。93歳でした。
表紙は、秋野不矩美術館。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- その他
-
寸座ビラ・マリーナ
東名三ケ日ICを降り、寸座ビラで休憩しました。ヤマハリゾートが経営するリゾート施設の一つ。レストランやプール、教会、宿泊施設などの設備が充実していて、付属するマリーナも営業品目が多彩です。 -
ヤマハリゾート・寸座ビラ
-
海の見えるチャペル
チャペルの前はボートが浮かぶ
マリーナと浜名湖。
手足を伸ばしたくなる眺めです。
白い壁、丸い窓がチャペル。 -
湖に浮かぶデッキと寸座ビラ
ショップに入り込んだ我が連れ合い、
なかなか出てきません。
しかたなく一服しながら
浜名湖の風景を楽しみます。
行きかう船を
ぼんやり眺めるのもいいものです。 -
ヨット船体が並ぶ
本のように立てて
ズラリとストックされています。
これだけ並ぶと壮観なながめです。 -
浜名湖と橋
浜名湖の東奥にある引佐細江と
浜名湖を渡る東名高速道の浜名湖橋が見えます。
これから国道362号と国道152号線で、
ひたすら天竜市を目指します。
波に陽が落ちてキラキラと光ります。 -
秋野不矩美術館
山裾の駐車場に車を止め美術館へ・・。
どこにあるのかとキョロキョロしながら
アプローチ道路を登ります。
緩いスロープが続き、やがて
左手、山の上に建物の一部が見えてきました。
板張りで化粧された擁壁が印象的。
人が歩いている道はアプローチ道路。
大きく迂回します。 -
スロープ途中から
建物全体が見えてきました。手前と奥に方形の天然スレートの屋根。その間を土壁の矩形の壁が繋がっています。 -
もう少し坂を登ると・・全貌が
秋野不矩美術館hp
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/lifeindex/enjoy/culture_art/akinofuku/ -
玄関部分
スロープに設けられた手摺は、
丸太を割っただけの素朴なもの。
三角屋根に天窓が1個。
屋根に変化を与えています。
ワンポイントの明かり取り。 -
美術館エントランス
急にお客さんが、増えました。
通路の左は低木と笹、右は芝生の前庭です。 -
赤い土壁
土壁に窓と突き出した雨樋。
懐かしい昔の
日本の民家の荒壁を思い出します。 -
奥のとんがり屋根
トップライトのある方形屋根の壁は、
天竜産の杉板素木(しらき)で綺麗です。
いずれは黒く変色することでしょう。
中は展示室のようです。
電信柱が昔のような木の丸太です。
この建物に似合っています。 -
四角い開口部と突き出た雨樋
雨の日は、
流れ落ちる雨水が楽しそうです。
雨水の落下部分には
砂利が敷かれていました。
下の大きな扉は、
作品の搬出入口でしょうか。 -
樋と格子窓
格子状の窓は、室内の格子天井を照らす明かりとり窓。ワラのスサ入り土壁が、乾燥地帯のアフリカやインドを連想させます。 -
玄関の屋根
天然スレート(鉄平石)の屋根。赤い土の壁。 -
玄関ホール・ロビー
引き戸の自動扉を入ると吹き抜けのホール。
床はタタキ風の土間。
木材はちょうなで仕上げた荒いものですが、
趣があります。
天井付近は燻されて黒々とし、
白い漆喰に映えています。
秋野画伯の作品は・・美の巨人たち 「秋野不矩」
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/f_050827.htm -
黒い柱や梁
天井付近は燻されて黒々と・・防虫のためでしょうか。丸いシンプルな照明がアクセント。天井・壁はざらついたワラ入り漆喰、展示室1の床は籐ござ敷きと展示室2は大理石貼り。 -
屋根を支える柱
曲がったままの自然なちょうな仕上げ。
大工さんの息使いが感じられます。
こちらで靴を脱ぎ上履きで展示室へ・・。
籐で編まれたござに座って、絵を鑑賞しました。
ガンジス川の濁流を並んでおよぐ水牛たち。
地面に白い粉で神を描く女性など・・。
座って見る展示方法は初めての経験でした。
日本画はやっぱりこれが自然でしょうか。 -
不矩画伯の作風
-
水牛の絵
-
バルコニー
アプローチ道路から見えた部分です。
バルコニーの左側は玄関。
柱は自然の曲がりを
そのまま生かして組まれています。
昔の日本民家の
小屋組みのような雰囲気。 -
屋根は石、土壁と板壁、芝生貼りの美術館
-
帰りにもう1枚
良い作品、良い構えの建物でした。
久々に感動の美術館・・。
これから佐久間ダムに向かいます。国道152号線を北に向かってハンドルを切りました。 -
満々と水を湛えた秋葉ダム湖
-
秋葉ダム付近にて
天竜川を見ながらドライブ・インで
コーヒータイムにしました。
結構・・、
絵を見るだけでも疲れます。 -
佐久間ダム到着
佐久間町を抜け標識にそって走り、トンネルを抜けると佐久間ダムに到着しました。電力館に続く道には水車ランナが展示されていました。 -
水車ランナ
佐久間発電所で昭和30年から平成5年まで
使われていたフランシス水車ランナ。
昭和30年当時は国内最大出力(97,000kw)の
水車ランナだったそうです。
竣工時、ダムの高さは155,5mで、日本一。
それまでの高さ日本一は丸山ダムの98,2m。
最大発電力は350,000kw。
常時は97,000kwで、これも日本一。
それまでは東京電力の信濃川発電所で
177,000kwだったそうです。 -
日本一の佐久間ダム
佐久間ダムのケーブルクレーン跡地に
建てられた「さくま電力館」は、
電源開発が昭和52年に造り、
ダムと発電について展示した施設です。
2階から外に出て、陸橋を渡ると展望台があり、
佐久間ダムを間じかに眺められます。
高いところが嫌いな方は
やめた方がいいかと・・。
ダムは1953年に工事着手、1956年に僅か3年で竣工。
これも当時、
世界記録だったそうです。 -
展望台から見下げると・・うひやぁ!
縦縞模様が美しいゲート部分。ここは天竜奥三河国定公園に指定されいて、巨大なダムの人工美に加え、新緑、山百合、紅葉など四季を通して楽しむことができるそうです。 -
旅のメモ 1/2
備忘録。
ルートや買ったものを見ながら、
当時を思い起こすことができます。
ご笑覧ください。 -
旅のメモ 2/2
行程の2/3は一般国道でした。
佐久間町から稲武町までの山道は
1台がやっとの道幅の所もあり
厳しいドライブでしたが、
また、行ってみたい秋野不矩美術館でした。
〜おわり〜
拙い旅記最後まで見ていただき、
ありがとうございました。m(_ _)m
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この旅行記へのコメント (10)
-
- かにちゃんさん 2008/08/22 17:49:24
- 秋野不矩美術館
- シベックさん
こんにちは。
以前、臼杵・大仏や四国の旅行記を拝見させていただきました。
《秋野不矩》この画家さんを知ってから、一度浜松まで行ってみたいな〜と思っていました。
でも、日帰りには遠く、、、なかなか泊りがけで、というのも、、、
と思っていたら、
今、葉山の近代美術館で、展覧会をしているのです!
7月にもマティスを見に行ったところですが、
今回、また秋野不矩を見にいくつもりです。
というわけで、シベックさんの旅行記拝見させていただきました。
浜松なら、美術館そのものも、楽しめたのですが、(藤森照信の設計ですよね)でも、絵画そのものを、浜松まで行かなくても見れるなんて、
うれしい限りです。
旅行記にはしないかもしれませんが、一応、お知らせしようと思ってカキコミました。ではでは!
- シベックさん からの返信 2008/08/22 20:41:37
- RE: 秋野不矩美術館
- かにちゃんさん、こんにちは!
秋野不矩美術館見てくださり、他の旅記にも沢山の投票ありがとうございました。
葉山の近代美術館に不矩さんの絵を見に行かれるとか・・。
いいですねー。季節もいよいよ芸術に親しむ秋ですね!
このところ、美術館にはとんと御無沙汰しているシベックです。
秋野不矩美術館は、不矩さんの絵も素晴らしいですが、
藤森さん設計の建物は一見の価値があります。藤森さんよくご存じでしたね!
諏訪湖にも藤森さん設計のユニークな神長官守矢史料館があります。
天竜には、また、チャンスがあったら是非どうぞ・・。
今日は、ご訪問・コメントありがとうございました。
シベック
- かにちゃんさん からの返信 2008/08/31 21:49:06
- RE: RE: 秋野不矩展、行ってきました
- シベックさんへ
こんばんは!
葉山・近代美術館で、「秋野不矩展」見てきました。
日本画を描いていた秋野不矩さんが、
50歳を過ぎてからインドで描かれた絵、想像以上に、パワフルで、
あたたかで、素晴らしかったです。
かなり高齢になるまで、大きい絵を描かれていて、
その精神力にも圧倒されるようでした。
タージマハルとかは、全然出てこないことも印象的でした。
ガンジス河の黄土色の流れが、まだ目に焼きついています。
いつか、藤森さん設計のほうにも、行ってみたいです。
ではでは。
- シベックさん からの返信 2008/09/01 14:30:35
- RE: 秋野不矩美術館
- かにちゃんさん、こんにちは!
>葉山・近代美術館で、「秋野不矩展」見てきました。
ご報告ありがとうございます。
不矩さんのインドで描かれた絵がお気に召されたご様子、良かったですね!
またの機会には天竜にも、どうぞ・・。
芸術の秋ですね。これからも素晴らしい絵をお楽しみください。
シベック
- かにちゃんさん からの返信 2008/09/04 17:14:42
- RE: 秋野不矩美術館
- シベックさん 度々、失礼します。
旅行記作ってみました。(まだ途中ですが)
シベックさんの秋野不矩美術館のアドレス、載せさせていただきました。
勝手にスミマセン。
- シベックさん からの返信 2008/09/04 18:30:41
- RE: 秋野不矩美術館
- かにちゃんさん、こんばんは!
先ほど駆け足で拝見しました。
後ほど、ゆっくりと見せていただきます。
リンク嬉しいです!
たくさんの方に見ていただけそうなので・・ありがたいです。
よかったら私のページにトラックバックしてくださいませ・・。
私もかにちゃんさんの不矩展へTBさせていただきます。
シベック
-
- 三昧さん 2008/08/05 22:15:59
- 秋野不矩と旅のメモ 備忘録
- シベックさん、今晩は!
秋野不矩美術館、私の所から車で30分くらいです。で、天竜川を遡上して車を走らす時は、必ず標識に秋野不矩美術館が目に入ります。でも、いつも素通りです。秋野までは読めるのですがフクって読めませんでした。
でも、シベックさんの旅行記に「美の巨人」のURLから彼女を知り、なんだか急に行ってみたくなりました。50を過ぎて凄い生き方をされた女性なんですね。私も一度だけインドに行った事があるので、なんか 今まで素通りしていましたが、美術館の建物も見たいし彼女の作品も是非見たくなってきて、明日にでも行きたい処ですが、都合もあるので来週の盆に行ってきます。
それと、旅のメモ 備忘録イイデスネ。これこそ、その旅から何年経っても読み返すと、当時の思い出が昨日のように蘇ってきますね(4トラでパソコン処理されて、見た目キレイで整理し易いかも知れませんが、絶対 旅のメモ備忘録には勝てないって、私は思います。・・・でも、マメじゃないとネ。私も昔は妻と旅行をすると必ず、妻がシベックさんと同じような旅のメモ 備忘録をスクラップ帳に作っていました。今、読み返しても4トラの旅行記より以前の事ですが、昨日のように蘇ります。全然マメじゃない私ですが、これからは忘れていた旅のメモ 備忘録を作成するよう心がけたくなりました)
- シベックさん からの返信 2008/08/06 00:29:06
- RE: 秋野不矩と旅のメモ 備忘録
- 黒鯛釣師さん、こんばんは!
秋野不矩美術館を見ていただき、お気遣いもありがとうございました。
天竜まで30分ですか。浜松あたりにお住まいなのでしょうか?
昔、私はチヌ釣りに熱を上げていた時期があり、浜名湖にはよく釣りに行きました。
西浜名橋のたもとに、エンジン付きの貸船屋があり、そこで借りて何度か・・。
でも、釣果はさっぱりでした。
浅瀬に乗り上げて、みんなで海に入り押して脱出したこともありました。
懐かしい思い出です。
脱線しましたが、不矩さんの絵は素晴らしいです。女性の絵とは思えない迫力です。
絵も建物も素晴らしいです。是非、美術館ご覧ください。
>旅のメモ 備忘録イイデスネ。これこそ、その旅から何年経っても読み返すと、当時の思い出が昨日のように蘇ってきますね。
お褒めくださって、ありがとうございます。
当時、休みと言うとほとんどが、白球を追ってのお付き合い芝刈りでした。
旅に出ることは稀でした。
なぜかこの旅からノートに切り張りで備忘録をつけはじめました。
時間をかけず、パンフを破いたり、切ったりしてこんな備忘録を作っていましたが、
4トラ入会と同時に止めてしまいました。
>私も昔は妻と旅行をすると必ず、妻がシベックさんと同じような旅のメモ 備忘録をスクラップ帳に作っていました。今、読み返しても4トラの旅行記より以前の事ですが、昨日のように蘇ります。全然マメじゃない私ですが、これからは忘れていた旅のメモ 備忘録を作成するよう心がけたくなりました。
いいですね!電子データでは、いつ消えるか分かりませんが、
紙データは、簡単には消えませんし、持ち運びができ、重宝します。
私はやめてしまいましたが、黒鯛釣師さん!是非「備忘録」をつくられることをおすすめします。
今日は、ありがとうございました。
シベック
- 三昧さん からの返信 2008/08/15 19:53:41
- RE: 秋野不矩と旅のメモ 備忘録
- シベックさん、今日から3連休なので行って来ました、秋野不矩さんの所へネ。
磐田に住んでるので、車で30分くらいでした。前もって、シベックさんの旅行記で参考になるURLを読んでから行きましたので、不矩さんのパワーを貰えたような、行って正解でした。今年は秋野不矩さんの生誕100年なので、特別展示があって最高でした。93歳で亡くなられてますが、亡くなる数年前にもインドを訪れてるようで、どちらかと言うと晩年の作風に見とれてしまいました。
女性の日本画家というと、今までは遊亀さんを連想してしまいましたが、確か遊亀さんが100歳以上、不矩さんが93歳で亡くなるまで、画家って凄いパワー持って描いて、その作品を見る後世の人にパワーを与えてくれるんだな〜!って、ありがたい事です。
- シベックさん からの返信 2008/08/16 14:23:27
- RE: 秋野不矩と旅のメモ 備忘録
- 黒鯛釣師さん、こんにちは。
秋野不矩美術館に行ってこられたそうで・・良かったですね!
私もまた行ってみたいとは、思いつつ行けないでいます。
旅行記にされたら、是非、拝見させていただきます。
シベック
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