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僕はシェムリアップでチェンラゲストハウスに宿を決めた。<br />そこで会った女性3人に「ベンメリア遺跡へ行くから、タケオで人を集めてよ」と、丸投げしておいた。<br /><br />もちろん僕は、旅に出たら、その時々で思いつきを話し、思いつきの約束をする。<br />そしてすぐに、忘れてしまう。<br /><br />「旅先の約束は守らなくていい」というのが、世界旅行法則だからね。<br /><br />だから、ベンメリアへ行こうと話をしたが、誰からも何の連絡もなくても、気にしてない。<br />というか、実は僕自身がそういう話をしたことを忘れていた。<br /><br />チェンラの僕の部屋202号室へ戻ると、ドアの下からメモが差し込まれているのに気が付く。<br />もちろん、「誰か女の子が、僕が有名な世界旅行者みどりのくつした(みどくつ/みど先生)だと知って、夜這いをしたくって、夜はドアの鍵を開けて置いてくださいね⊂二二二(^ω^)二二二つ」というメモだな、と予想する。<br /><br />「面倒だなー(^ω^) 」と、折りたたまれていたメモを開くと、なんと忘れかけていたベンメリアツアーの話だ。<br />「タケオで10人集まりました。1人8ドルです。出発は明朝午前7時半」とある。<br /><br />やはり僕が考えたとおり、タケオに行けば人は集まるものだよ。<br />でも10人というのは多いね。<br /><br />ところで、ある同一の行動を取るグループが初対面で10人にもなれば、これは、盛り上がらないものだ。<br />5〜6人ならば、知らないもの同志が集まっても、一応声を掛け合ったりするのが自然の成り行き。<br /><br />簡単な自己紹介をしても、それを記憶できる。<br />ところが、初対面が10人になれば、よほどの理由がない限り、まとまりは出来ない。<br /><br />もちろん誰か、みんなをまとめる面白い人間がいれば別だけどね。<br />これがわかるのは、僕はもともとユースホステラーだから。<br /><br />京都大学の学生時代は、京都は嵐山の宇多野ユースホステルでギターを弾いて歌を歌い、ホステラーを盛り上げるゲームをしていた。<br />だから、知らない人の集まりを盛り上げるのは慣れている。<br /><br />ただ10人以上になると、1人では難しい。<br />もう1人いると、その2人で組んで、面白いやり取りをして、全体の雰囲気を良くするのは簡単なんだ。<br /><br />例えば、僕がサイクリングで、京都から九州へ帰省する途中、四国愛媛県の宇和島ユースへ寄った時を思い出す。<br />その時も泊まっているのは女の子が多かったよ。<br /><br />これは、ディスカバージャパンで若者が日本中をユースホステルを使って旅をしていた時代。<br />その時代でも、女性の旅行者のほうが多かったんだね。<br /><br />食事のあとで、みんなでゲームをやろうと声をかけても、もちろん僕1人では無理だ。<br />そこに、大阪出身だったかなー、やはりユースホステル慣れした男子学生がいた。<br /><br />彼と2人で、ほとんどが女性の40人くらいの集団を、盛り上げたことがあるよ。<br />それは昔の体力的にも精神的にも元気のあった時代の話。<br /><br />でも、もう歳を取ってしまった(涙)。<br />今度の旅の目的地インドから戻ってきて、ちょっと暇つぶしにシェムリアップの遺跡を見るだけなのに、無理に盛り上げることはない。<br /><br />でも、「誰か話の合いそうな、勘のいいやつがいたら、2人で漫才をして盛り上げて、みんなをまとめてもいいかしら」と、心の底ではでは思わないことはない。<br />それが、ユースホステルのベテランの哀しい習性なんだよ。<br /><br />朝、6時半ごろにチェンラを出て、タケオへ歩いた。<br />タケオの食堂で「野菜ラーメン」を食べて、トイレを済ませる。<br /><br />タケオの前にマイクロバスが停まっていて、出発時間の午前7時半になると、人が集まってきた。<br />その時に、「これはダメだな」と僕は思った。<br /><br />普通、旅慣れた人間は、一緒に行く人がどういう人か興味を持っているもの。<br />だから、出発の15分前くらいには来て、一緒に行く人に声をかけて、挨拶くらいはするものだ。<br /><br />それが、ほとんどは挨拶もせずに、タケオの部屋から出てきて、黙ってマイクロバスへ乗り込むだけ。<br />「社会性のない連中だなー」と、僕は思う。<br /><br />それよりも何よりも、このグループ構成では、とても盛り上がらない、と僕はすぐに悟った。<br />というのは、グループ10人の構成は、男女のカップルが2組、世界旅行者1人、残りは一人旅または2人旅の女性なんだ。<br /><br />つまり、男性が3人、女性が7人。<br />しかもそのうち世界旅行者みどりのくつした(みどくつ/みど先生)以外の男性2人は、一緒に来た女の子にぴったりくっついている。<br /><br />カップルで旅行していても、男性に余裕があれば、男同士でも話は出来る。<br />ただこのツアーに参加した男性は2人とも、モテないタイプだ。<br /><br />モテない男は、やっと見つけた女性に逃げられないように、べったりとくっついている。<br />他の女性に話しかけることなど出来ないし、他の男性とも話せない。<br /><br />それから、モテない男性と一緒に旅行する女性も、モテないものだ。<br />女性の多いグループにカップルが入ると、他の女が自分の男にちょっかいを出さないかと、ぴりぴりしている。<br /><br />「このグループは面白くならないな」と、世界旅行者はすぐに諦めた。<br />まあ、ベンメリアにさえ行ければ、それで僕の目的は達成できるのだから、と退屈な状況を受け入れる。<br /><br />グループは全く盛り上がらず、自己紹介をすることもなく、お通夜のような雰囲気で出発した。<br />僕はタケオで見つけた本を読みながら、バスに乗っていた。<br /><br />しばらく走ると、検問所がある。<br />バスが停まって、係員が乗客の入場券をチェックする。<br /><br />みんな写真入りのアンコールワット入場パスを見せる。<br />ただ1人を世界旅行者先生を除いてね。<br /><br />だって、世界旅行者先生は、アンコールワットの入場券なんかもってないもん!<br />それに、ベンメリア遺跡はアンコールワットとは別で、入場料を払うはずなんだもん!<br /><br />なぜ入場パスがないのかと聞かれる。<br />「僕はベンメリアに行くので、入場パスは持ってません」という。<br /><br />このときにはじめてわかったのだが、このツアーは、他の遺跡にも行くのだそうだ。<br />運転手によると、このバスツアーは、、クバール・スピアン(Kbal Spean)、バンテアイ・スレイ(Banteay Srei)とベン・メリア(Beng Mealea)の3つの遺跡へ行く。<br /><br />クバールスピアンとバンテアイスレイへ行くには、パスが必要。<br />しかし、僕はそのパスを持ってない。<br /><br />それなら簡単、「僕はベンメリアへ行きたいだけだから、他の遺跡には入りません!」と、きっぱり宣言する。<br />運転手と、ゲートの係員が相談していたが戻ってきた。<br /><br />運転手が僕に、「パスなしに遺跡へ入ると罰金を取られるし、ベンメリアだけに入ってください」と言う。<br />僕は「それでいいよ。僕はベンメリアへ行きたいだけだからさ」と返事をする。<br /><br />そうして、マイクロバスはまず、クバールスピアン遺跡へと進みました。<br /><br />【写真】チェンラから6号線を歩いて、タケオへ進む。<br />http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20070711<br />

もてない男と、女の多いツアーグループは最悪@シェムリアップ/カンボジア

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2005/11 - 2005/11

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みどりのくつした

みどりのくつしたさん

僕はシェムリアップでチェンラゲストハウスに宿を決めた。
そこで会った女性3人に「ベンメリア遺跡へ行くから、タケオで人を集めてよ」と、丸投げしておいた。

もちろん僕は、旅に出たら、その時々で思いつきを話し、思いつきの約束をする。
そしてすぐに、忘れてしまう。

「旅先の約束は守らなくていい」というのが、世界旅行法則だからね。

だから、ベンメリアへ行こうと話をしたが、誰からも何の連絡もなくても、気にしてない。
というか、実は僕自身がそういう話をしたことを忘れていた。

チェンラの僕の部屋202号室へ戻ると、ドアの下からメモが差し込まれているのに気が付く。
もちろん、「誰か女の子が、僕が有名な世界旅行者みどりのくつした(みどくつ/みど先生)だと知って、夜這いをしたくって、夜はドアの鍵を開けて置いてくださいね⊂二二二(^ω^)二二二つ」というメモだな、と予想する。

「面倒だなー(^ω^) 」と、折りたたまれていたメモを開くと、なんと忘れかけていたベンメリアツアーの話だ。
「タケオで10人集まりました。1人8ドルです。出発は明朝午前7時半」とある。

やはり僕が考えたとおり、タケオに行けば人は集まるものだよ。
でも10人というのは多いね。

ところで、ある同一の行動を取るグループが初対面で10人にもなれば、これは、盛り上がらないものだ。
5〜6人ならば、知らないもの同志が集まっても、一応声を掛け合ったりするのが自然の成り行き。

簡単な自己紹介をしても、それを記憶できる。
ところが、初対面が10人になれば、よほどの理由がない限り、まとまりは出来ない。

もちろん誰か、みんなをまとめる面白い人間がいれば別だけどね。
これがわかるのは、僕はもともとユースホステラーだから。

京都大学の学生時代は、京都は嵐山の宇多野ユースホステルでギターを弾いて歌を歌い、ホステラーを盛り上げるゲームをしていた。
だから、知らない人の集まりを盛り上げるのは慣れている。

ただ10人以上になると、1人では難しい。
もう1人いると、その2人で組んで、面白いやり取りをして、全体の雰囲気を良くするのは簡単なんだ。

例えば、僕がサイクリングで、京都から九州へ帰省する途中、四国愛媛県の宇和島ユースへ寄った時を思い出す。
その時も泊まっているのは女の子が多かったよ。

これは、ディスカバージャパンで若者が日本中をユースホステルを使って旅をしていた時代。
その時代でも、女性の旅行者のほうが多かったんだね。

食事のあとで、みんなでゲームをやろうと声をかけても、もちろん僕1人では無理だ。
そこに、大阪出身だったかなー、やはりユースホステル慣れした男子学生がいた。

彼と2人で、ほとんどが女性の40人くらいの集団を、盛り上げたことがあるよ。
それは昔の体力的にも精神的にも元気のあった時代の話。

でも、もう歳を取ってしまった(涙)。
今度の旅の目的地インドから戻ってきて、ちょっと暇つぶしにシェムリアップの遺跡を見るだけなのに、無理に盛り上げることはない。

でも、「誰か話の合いそうな、勘のいいやつがいたら、2人で漫才をして盛り上げて、みんなをまとめてもいいかしら」と、心の底ではでは思わないことはない。
それが、ユースホステルのベテランの哀しい習性なんだよ。

朝、6時半ごろにチェンラを出て、タケオへ歩いた。
タケオの食堂で「野菜ラーメン」を食べて、トイレを済ませる。

タケオの前にマイクロバスが停まっていて、出発時間の午前7時半になると、人が集まってきた。
その時に、「これはダメだな」と僕は思った。

普通、旅慣れた人間は、一緒に行く人がどういう人か興味を持っているもの。
だから、出発の15分前くらいには来て、一緒に行く人に声をかけて、挨拶くらいはするものだ。

それが、ほとんどは挨拶もせずに、タケオの部屋から出てきて、黙ってマイクロバスへ乗り込むだけ。
「社会性のない連中だなー」と、僕は思う。

それよりも何よりも、このグループ構成では、とても盛り上がらない、と僕はすぐに悟った。
というのは、グループ10人の構成は、男女のカップルが2組、世界旅行者1人、残りは一人旅または2人旅の女性なんだ。

つまり、男性が3人、女性が7人。
しかもそのうち世界旅行者みどりのくつした(みどくつ/みど先生)以外の男性2人は、一緒に来た女の子にぴったりくっついている。

カップルで旅行していても、男性に余裕があれば、男同士でも話は出来る。
ただこのツアーに参加した男性は2人とも、モテないタイプだ。

モテない男は、やっと見つけた女性に逃げられないように、べったりとくっついている。
他の女性に話しかけることなど出来ないし、他の男性とも話せない。

それから、モテない男性と一緒に旅行する女性も、モテないものだ。
女性の多いグループにカップルが入ると、他の女が自分の男にちょっかいを出さないかと、ぴりぴりしている。

「このグループは面白くならないな」と、世界旅行者はすぐに諦めた。
まあ、ベンメリアにさえ行ければ、それで僕の目的は達成できるのだから、と退屈な状況を受け入れる。

グループは全く盛り上がらず、自己紹介をすることもなく、お通夜のような雰囲気で出発した。
僕はタケオで見つけた本を読みながら、バスに乗っていた。

しばらく走ると、検問所がある。
バスが停まって、係員が乗客の入場券をチェックする。

みんな写真入りのアンコールワット入場パスを見せる。
ただ1人を世界旅行者先生を除いてね。

だって、世界旅行者先生は、アンコールワットの入場券なんかもってないもん!
それに、ベンメリア遺跡はアンコールワットとは別で、入場料を払うはずなんだもん!

なぜ入場パスがないのかと聞かれる。
「僕はベンメリアに行くので、入場パスは持ってません」という。

このときにはじめてわかったのだが、このツアーは、他の遺跡にも行くのだそうだ。
運転手によると、このバスツアーは、、クバール・スピアン(Kbal Spean)、バンテアイ・スレイ(Banteay Srei)とベン・メリア(Beng Mealea)の3つの遺跡へ行く。

クバールスピアンとバンテアイスレイへ行くには、パスが必要。
しかし、僕はそのパスを持ってない。

それなら簡単、「僕はベンメリアへ行きたいだけだから、他の遺跡には入りません!」と、きっぱり宣言する。
運転手と、ゲートの係員が相談していたが戻ってきた。

運転手が僕に、「パスなしに遺跡へ入ると罰金を取られるし、ベンメリアだけに入ってください」と言う。
僕は「それでいいよ。僕はベンメリアへ行きたいだけだからさ」と返事をする。

そうして、マイクロバスはまず、クバールスピアン遺跡へと進みました。

【写真】チェンラから6号線を歩いて、タケオへ進む。
http://d.hatena.ne.jp/worldtraveller/20070711

  • チェンラからタケオへ歩く。

    チェンラからタケオへ歩く。

  • ベンメリア遺跡。

    ベンメリア遺跡。

  • タケオの看板。

    タケオの看板。

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